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正社員になるにはどうすれば良い?フリーターや非正規雇用から就職するコツ
更新日
この記事のまとめ
- 正社員就職は、即戦力としてのスキルが求められるので難易度が高い傾向にある
- 正社員になるメリットは、仕事や雇用が安定するが挙げられる
- フリーターから正社員になるには、若者や未経験者を歓迎している企業がおすすめ
- フリーターから正社員になるには、正社員登用制度を活用する
- 正社員になるには就職支援サービスを使うのも一つの手
正社員になるには?フリーターなどの非正規雇用社員から目指せる?
フリーターや契約社員、派遣社員といった非正規雇用社員として働いている人のなかには、「正社員になるにはどうしたらいいの?」「非正規労雇用社員から正社員になれる?」と疑問に思うこともあるでしょう。
結論からいうと、非正規雇用社員から正社員を目指すことは可能です。
以下で詳しく解説するので、参考にしてください。
非正規雇用社員から正社員を目指せる求人はある
フリーターなどの非正規雇用社員から就職を目指せる正社員求人は、数多く存在します。そのため、正社員になりたい方は、「正社員として就職するのは無理なのでは…」と諦めずに行動することが大切です。
フリーターから正社員になれた人の割合
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「大都市の若者の就業行動と意識の変容 -『第5回 若者のワークスタイル調査』から-」をもとに、フリーターから正社員になろうとした人のうち就職できた人の割合を男女別・年齢別にまとめました。
25~29歳 | 30~34歳 | |
---|---|---|
男性 | 66.7% | 75.2% |
女性 | 61.2% | 63.0% |
男女計 | 63.6% | 68.5% |
参照:労働政策研究・研修機構「独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「大都市の若者の就業行動と意識の変容 -『第5回 若者のワークスタイル調査』から-(p.124)」
資料は34歳までのフリーターに限定したものですが、男女問わず、すべての年齢において就職率が6割を超えていることが分かります。「フリーターから正社員になりたい」という明確な意思がある人の場合、就職を目指すことは十分可能であるといえるでしょう。
参照元
労働政策研究・研修機構
大都市の若者の就業行動と意識の変容 -『第5回 若者のワークスタイル調査』から-
正社員経験者向けの求人に挑戦するのは難しい場合も
フリーターなどの非正規雇用社員から、正社員として就職するのが難しい求人もなかには存在します。志望企業が即戦力になる人材を求めている場合、社会人経験の浅い方はほかの応募者に比べて不利になりやすいでしょう。フリーターなどの非正規雇用社員から正社員になるには、専門的なスキルや知識を求められる求人は避けるのが無難です。
フリーターの就職内定率や就職活動のポイントについては、「フリーターの割合は全人口でどれくらい?正社員になるためのコツも紹介」で詳しく解説しているので、ぜひご参照ください。
正社員になりたいのになかなか就職できないときにありがちなパターン
正社員になりたいのになかなか就職できないときにありがちなパターンは以下のとおりです。自分に当てはまるものがないかを確認し、改善策を考えましょう。
- ・就職に対する主体性に欠ける
・スキルや経験が不足している
・自己分析や企業研究が不足している
・一緒に働く姿が想像できていない
「なかなか内定をもらえない…」と感じている人は、応募先企業が求める人物像をよく調べ、企業が求めるものに合ったスキルや強みをアピールすることが重要です。
また、就活に対する姿勢が原因で「一緒に働きたくない」「本当に働く気があるのか」と思われてしまう恐れもあるので、態度にも充分注意しましょう。
非正規雇用社員から正社員になる5つのメリット
フリーターなどの非正規雇用社員正社員になるメリットは多くあります。以下で5つのメリットを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
正社員になるメリット
- 仕事や雇用が安定する
- 給与アップが期待できる
- 福利厚生が充実する
- 仕事の幅が広がりキャリアアップが期待できる
- 社会的信用を得やすい
1.仕事や雇用が安定する
アルバイトやパート、派遣社員、契約社員から正社員になることで、仕事や雇用が安定します。正社員として企業に雇われると無期雇用となり、契約期間が無期限になるからです。そのため、長期的に雇用や給与が保障されます。
一方、フリーターなどの非正規雇用社員を続ける場合は、有期雇用のため正社員ほど雇用や給与が保障されにくい傾向に。不景気になって勤務先の経営状況が悪くなれば、コスト削減のために解雇される可能性もあるでしょう。
「いつまでこの生活が続けられるのか?」という不安がある場合、正社員になればその不安は解消されるので、精神的にもメリットがあるといえるでしょう。
2.給与アップが期待できる
正社員として就職すると、給料が高くなる可能性があります。厚生労働省が発表した「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(6)雇用形態別にみた賃金」によると、雇用形態の違いによる賃金の差は以下のとおりです。
年齢階層 | 正社員・正職員 (男性) | 正社員・正職員 (女性) | 正社員・正職員以外 (男性) | 正社員・正職員以外 (女性) |
---|---|---|---|---|
20~24歳 | 23万2,200円 | 22万4,800円 | 20万2000円 | 18万9,800円 |
25~29歳 | 27万1,400円 | 25万2,600円 | 22万9,100円 | 20万6,800円 |
30~34歳 | 30万7,000円 | 27万200円 | 23万8,100円 | 21万500円 |
35~39歳 | 34万4,800円 | 28万6,400円 | 24万1,100円 | 20万7,600円 |
40~44歳 | 38万200円 | 29万6,600円 | 24万5,600円 | 20万7,600円 |
45~49歳 | 40万6,400円 | 30万4,500円 | 24万5,700円 | 20万4,700円 |
50~54歳 | 42万8,300円 | 31万5,200円 | 26万2,500円 | 20万4,400円 |
55~59歳 | 44万800円 | 31万6,300円 | 26万4,500円 | 20万1,800円 |
参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(6)雇用形態別にみた賃金」
どの年代においても、正社員・正職員のほうが非正規雇用社員よりも給料が高いことが分かるでしょう。また、20代のうちはそこまで賃金格差がないものの、30代、40代と年齢が上がっていくにつれ、差が開いていく傾向があります。55〜59歳のときの給料の差額は、男性で約18万円、女性で約11万円です。
非正規雇用社員のままでいるよりも、昇給・昇格の機会が多い正社員になれば、収入アップの可能性が高まるでしょう。正社員のみにボーナスを支給する会社も多いため、「給与を多くもらいたい」という方が正社員になるには、できるだけ早く正社員就職を目指すのが得策です。
「フリーターの現状とは?企業から見た立ち位置や正社員との違いを解説!」では、フリーターと正社員の給与額や待遇の違いについても解説していますので、ぜひご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
3.福利厚生が充実する
アルバイトやパート、派遣社員といった非正規雇用社員より、福利厚生が充実していることも正社員になるメリットです。正社員になれば、育児手当や住宅手当など、さまざまな福利厚生を受けられる可能性があります。
4.仕事の幅が広がりキャリアアップが期待できる
正社員になると、非正規雇用社員のままでいるよりも任せられる仕事の幅が広がります。たとえば、正社員の総合職であれば、一つの仕事だけではなく幅広い仕事を経験できます。多くの仕事を経験することにより、社会人としての網羅的なスキルも身につけられるでしょう。
逆に、アルバイトやパート、派遣社員、契約社員のままではどれだけ仕事ができたとしても、係長や部長などの役職に就ける可能性はないかもしれません。つまり、非正規雇用社員のまま仕事を頑張っても、キャリアアップにつながりにくいといえます。
将来的にスキルやキャリアアップを目指したい人は、正社員になるのがおすすめです。
5.社会的信用を得やすい
社会的信用を得やすくなるのも、フリーターなどの非正規雇用社員から正社員になるメリットといえます。社会的信用とは、経済力や社会的な地位によって高まるものです。収入や雇用が安定している正社員の社会的信用度は高いといえるでしょう。
また、社会的信用度が高いと、クレジットカードやローンの審査に通りやすくなります。車や家などの大きな買い物をすることを目標に、正社員就職へのモチベーションを高めるのも一つの手です。
正社員になるデメリットとは?
正社員になるデメリットは以下のことが挙げられます。
- ・責任のある仕事を任せられる
・残業や休日出勤をする可能性がある
・会社によっては転勤や異動をする場合がある
正社員は、責任のある仕事を任せられたり、残業や休日出勤をしたりする可能性があるでしょう。また、会社によっては転勤や異動がある場合もあります。応募する前に残業や休日出勤の少ない会社や転勤や異動がない求人を選ぶことも可能なので、自分に向いている働き方を見極めると良いでしょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
正社員になるには?雇用形態別の就活方法
ここでは、「フリーターの場合」「契約社員の場合」「派遣社員の場合」の3つの雇用形態別に、正社員になるための方法を解説します。ご自身の状況と照らし合わせながら参考にしてみてください。
フリーターから正社員になる方法
フリーターから正社員になるには、正社員登用制度を利用するのが方法の一つとして挙げられます。正社員登用制度とは、自社で雇用している非正規雇用者を正規雇用に転換する制度。アルバイトとして働いていた職場で正社員になれるため、環境や業務内容が大きく変わらないのがメリットです。#正社員登用制度を活用する
アルバイトやパート先の正社員登用制度を活用するのも一つの方法です。厚生労働省が発表している「労働経済動向調査(令和5年2月)の概況(p.13)」によると、正社員登用制度がある企業の割合は77%、そのうち正社員登用実績ありと回答した企業の割合は39%でした。勤め先の企業によってはアルバイトやパートで実績を積みながら正社員就職を目指せる可能性があります。今のアルバイト・パート先に愛着がある人は、上司に正社員登用制度があるのか聞いてみるのがおすすめです。
参照元
厚生労働省
労働経済動向調査
正社員登用を活用する際の注意点
正社員登用制度があるからといって、必ずしも非正規雇用社員から正社員になれるわけではありません。正社員登用制度を利用する場合、「アルバイト・パートとして2年以上勤務」といった条件を設けている場合もあるようです。
そのため、正社員登用制度を活用したいと考えている人は、制度の実績や正社員になる条件などを企業に確認しておきましょう。状況によっては、正社員登用を目指すよりも就職活動をして正社員になる方が早い可能性もあります。
契約社員から正社員になる方法
契約社員の方が正社員になるには、「無期転換ルールに申し込む」「正社員登用を目指す」「転職活動をする」といった方法が考えられます。
無期転換ルールに申し込む
契約社員として現在の会社に5年以上勤務したのち、無期転換ルールに申し込む方法があります。厚生労働省の「はじまります、『無期転換ルール』」によると、無期転換ルールとは、有期労働契約が更新されて通算5年を超えた場合に、労働者からの申し出によって無期雇用契約に転換できる制度。アルバイトやパートとして働いている方も対象です。
ただし、無期転換ルールが適用されたからといって、必ずしも正社員になれるわけではありません。労働条件や賃金などは有期労働契約時のものが引き継がれる可能性もあるため、事前によく確認しておく必要があります。
参照元
厚生労働省
有期労働契約者の無期転換ポータルサイト
正社員登用を目指す
現在の職場で契約社員から正社員登用を目指すのも一つの手です。ただし、登用されるための判断基準は企業によって異なります。面接や筆記試験といった試験が設けられている場合や、企業独自の基準を満たしているかどうかをチェックされることもあるようです。興味がある方は、現在の職場で正社員登用が実施されているかどうかとあわせて、試験内容もチェックすと良いでしょう。
転職活動をする
別の会社での正社員就職を目指して転職活動をする方法もあります。「無期転換ルールが適用されるまで時間が掛かる」「現在の職場で正社員登用制度が実施されていない」といった場合は、思い切って行動を起こしてみましょう。
転職活動をする際は、すぐに退職するのではなく、仕事と並行して転職活動を進めるのがおすすめ。転職先が見つからないまま収入が途絶えると焦りが生まれてしまうためです。転職が成功するか不安な方は、このコラムの「正社員になりたい人におすすめの就職支援サービス」で紹介している「ハローワーク」「就職・転職エージェント」といったサービスの利用を検討してみてください。
転職して正社員を目指すなら同じ業界・職種がおすすめ
転職する際は、もともと働いていた業界・職種を選ぶと内定をもらいやすくなります。転職前と同じような仕事に就けば、今まで培ってきた知識やスキルを活かすことが可能だからです。即戦力として働ける人材は教育コストが省けるため、会社にとって魅力がある人材といえるでしょう。
派遣社員から正社員になる方法
派遣社員から正社員になるには、「紹介予定派遣制度を利用する」「派遣先の企業で正社員登用される」といった方法があります。
紹介予定派遣制度を利用する
紹介予定派遣制度とは、派遣先での直接雇用を予定して職業を紹介する制度のことです。職場の雰囲気や人間関係をしっかりと把握したうえで直接雇用される点がメリットといえるでしょう。ただし、以下のような注意点もあります。
- ・双方の合意がなければ直接雇用には至らない
- ・必ずしも正社員として雇用されるとは限らない
紹介予定派遣制度を利用しているからといって、絶対に直接雇用されるという確証はありません。直接雇用されるかどうかは、労働者と企業の双方の合意によって決まるためです。また、直接雇用後の雇用形態も契約社員のまま、ということも考えられます。直接雇用となった場合、正社員になれるのかどうかは事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
派遣先企業で正社員登用を活用する
派遣先で正社員登用を活用する手もあります。業務内容をある程度把握している人を採用することで教育に掛かるコストを減らせることは、企業にとってもメリットです。派遣先で正社員として働きたいと考えている方は、派遣社員が登用制度を受けられるのか、過去に登用された実績はあるのかなどを確認しておきましょう。
正社員登用制度に関しては、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムでも解説しているので、ぜひご一読ください。
正社員になるには?年代別の就活方法
ここでは、年代別の正社員になるための就活方法について紹介します。自分の年代に合った就活方法を学び、参考にしてみてください。
20代
20代は、年齢が若いことからポテンシャル採用されやすく、未経験の仕事にも挑戦しやすいといえるでしょう。求人を出している企業の多くは、できるだけ若い人材を採用し、長く働いてほしいと考えています。
そのため、20代の就活では若さやポテンシャルを強みにしつつ、長期的に働くことをアピールすると良いでしょう。面接官に好印象を与えるために、入社後のキャリアプランや挑戦していきたい仕事などをアピールすることもおすすめです。
30代
30代の就活では、スキルや経験、即戦力などが求められるので、20代より少し難易度が上がる傾向にあります。そのため、未経験の職種や業界に挑戦するより、アルバイトや派遣社員、契約社員として経験した職種で就職を目指すか、勤務先で正社員登用制度を活用するのがおすすめです。
正社員の経験がなくても、応募職種で働いていた経験があるとスキルや実績などをアピールしやすいでしょう。。また、正社員登用制度で正社員を目指す場合、基本的な仕事を把握しているので、即戦力として評価される可能性もあります。
正社員になりたい20代・30代は早めに行動に移そう
正社員になりたいと考えている20代・30代の人はなるべく早く行動に移すことが重要です。前述したように、年齢が上がるほど経験や即戦力を求められるため、就職の難易度も上がりやすい傾向にあります。
厚生労働省の「その募集・採用 年齢にこだわっていませんか?」で募集や採用の年齢制限の禁止を掲げていますが、企業によっては、長期的なキャリアパスの観点から若い年代の求職者を採用する場合があるようです。そのため、正社員を目指している20代・30代の人は、スムーズに就職をするためにも1日でも早く就職活動を始めることをおすすめします。
参照元
厚生労働省
募集・採用における年齢制限禁止について
非正規雇用社員から正社員就職を成功させる6つのコツ
ここでは、非正規雇用社員から正社員としての就職を成功させるためのコツを6つ紹介します。「正社員就職したい」と考える方は、ぜひ実践してみてください。
非正規雇用社員から正社員就職を成功させるコツ
- 自己分析・企業研究をする
- 資格を取る
- ビジネス書やセミナーで勉強する
- 実務経験を積む
- 主体性をアピールする
- 志望動機を前向きに伝える
1.自己分析・企業研究をする
正社員就職を成功させるためには、自己分析や企業研究を行いましょう。「自己分析」とは、今までの経験や考え方を深く掘り下げ、自分の価値観や長所・短所などを知る作業です。自己分析をすることによって、自分がやりたい仕事や向いている仕事が分かります。
「企業研究」とは、志望する企業について調べ、情報収集を行うことです。企業分析を行うことにより、会社の社風や業務内容が自分の意向と合っているかどうか確認することが可能です。
自己分析と企業研究は、説得力のある自己PRや志望動機を作成する際にも役立ちます。正社員になるには必要な準備なので、選考を通過できるようにしっかりと対策しておきましょう。
それぞれの詳しい方法については、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」と「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」を参考にしてみてください。
2.資格を取る
非正規雇用社員から正社員になるには、資格を取得するのもおすすめです。志望する職種や企業で求められるスキルを証明できる資格を取れば、選考で有利になるでしょう。また、資格によっては「資格手当」が付き、給与がアップする可能性もあるため、就職後にも役立てられます。
3.ビジネス書やセミナーで勉強する
仕事に役立つ知識をビジネス書やセミナーから習得し、正社員就職に活かしましょう。正社員になるには、書類審査や面接で、仕事に活かせる能力をアピールして内定を獲得する必要があります。
仕事に役立つ知識を自ら習得すれば、就職したあとに「ビジネス書やセミナーを利用して自主的に学んだ」という姿勢を評価してもらえることもあるでしょう。
4.実務経験を積む
正社員になるには、志望する企業の業務に近い仕事を非正規雇用社員として経験しておくのも一つの手です。実務経験があれば即戦力として活躍できる可能性があるため、就職活動で有利になるかもしれません。
また、正社員になる前に実務を経験しておくことで「思っていた仕事と違った」などのミスマッチを防ぐこともできます。現在非正規雇用で働いている場合は、今の実務経験が活かせる企業の正社員求人に応募すると、採用される可能性が高まるでしょう。
5.主体性をアピールする
非正規雇用社員から正社員になるには、企業から「仕事の戦力になりそう」と思われることが重要です。そのため、主体性や仕事に対する前向きさをアピールできれば、正社員就職が成功しやすくなるでしょう。ただし、過剰に自己主張をし過ぎると逆にマイナスイメージを与えてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
正社員になれる人にはどのような特徴があるのか知りたい方は、「就活に成功する人と失敗する人の特徴!自分はどちらかチェックしよう」もあわせてご覧ください。
6.志望動機を前向きに伝える
正社員への就職を成功させるには、志望動機を前向きに伝えることが重要です。応募先企業を選んだ理由だけでなく、その先の自身の成長や挑戦していきたいことなどを一緒に伝えると、より就職に対する意欲が伝わりやすくなるでしょう。
また、今までの自身の経験や学んだことを、どのように仕事に貢献していけるかを伝えられると、働いている姿をイメージをしやすくなるのでおすすめです。
以下で例文を紹介するので、参考にしてみてください。
例文
「私が貴社を志望した理由は、丁寧な接客技術に魅力を感じたからです。私は、3年間アルバイトとして接客の仕事に携わってきました。お客さまと関わる際は、丁寧な接客と分かりやすい説明を心がけておりました。
以前、接客技術を学ぶために貴社の店舗を利用させていただいた際に、顧客のニーズを深く理解した丁寧な接客を実際に受けて、自身も同じようにお客さまに寄り添った接客をできるようになりたいと感じました。
また、貴社はお客さまのニーズを理解した接客を行うために毎月研修を行っていることから、学べる機会も多く、働きながらさらなるスキルアップを目指せることにとても魅力を感じました。
今までの接客業での経験を活かし、お客さまにとって分かりやすい説明を意識し、貴社に貢献していきたいと思っています」
正社員になるのにおすすめの仕事の特徴
ここでは、フリーターなどの非正規雇用社員から就職しやすい正社員求人の特徴を3つ紹介します。「アルバイトやパートから正社員になりたい」「正社員になるにはどのような仕事が良い?」と考えている方は、以下のような特徴がある求人を探してみてください。
1.若者を積極的に採用している
若者を積極的に採用している企業は、非正規雇用社員から正社員として就職しやすい傾向があります。若者の採用を重視している企業であれば、柔軟性やポテンシャルを評価される可能性が高いためです。若者を積極的に採用している会社は「若者を一からしっかり育ててあげたい」と考え、教育体制が充実していることが多いため、入社後も安心して仕事を進められるでしょう。
とはいえ、前述でも解説したように、労働者を募集・採用する際に明確な年齢制限を設けることは厚生労働省によって禁止されています。年齢を気にし過ぎず、思い立った時点ですぐに就職活動を始めることが大切です。
参照元
厚生労働省
募集・採用における年齢制限禁止について
2.未経験者を歓迎している
求人で「未経験者歓迎」と掲げている会社は、正社員経験がない方も挑戦しやすいでしょう。たとえば、高校卒業後フリーターとして働いている人の場合、アルバイト・パートの経験はあるものの社会人経験はないかもしれません。経験者を歓迎している企業の選考であれば、社会人経験ではなくやる気や将来性を評価してもらえるため、内定を獲得できる可能性が高まります。
3.実力主義である
実力主義の会社であれば学歴はあまり重視されないので、非正規雇用社員から正社員に就職しやすいでしょう。実力主義の会社において、より大切なのは学歴ではなく成果を挙げることです。入社後も実力に基づいて評価される傾向にあるため、成果を挙げれば大卒者より早く出世したり、高い給与をもらったりすることも期待できます。
フリーターから正社員就職するのにおすすめの具体的な業界や職種については、「フリーターは未経験から正社員に就職できる?おすすめの仕事や求人を紹介!」で解説しているので、興味がある方はぜひご覧ください。
正社員になりたい人におすすめの就職支援サービス
正社員になりたい人におすすめの就職支援サービスには、求人サイトやハローワーク、就職エージェントなどが挙げられます。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、フリーターが就活や転職活動時に情報収集をする方法として、以下の就職サービスを使用していることが明らかになりました。
引用:若者しごと白書2024 就職活動・転職活動の情報収集の方法【フリーター】
上記の結果から、求人サイトを使用している人が最も多く、次いで企業のホームページ、就職・転職エージェントを使用しているフリーターが多いことが分かります。
以下でそれぞれのサービス内容について紹介するので参考にしてみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
1.求人サイト
インターネット上にある求人サイトで検索して仕事を見つける方法です。ほとんどの求人サイトが無料で利用できます。非正規雇用社員から正社員になるには、検索条件に「未経験者歓迎」「正社員」を加えて検索すると良いでしょう。
検索にヒットした会社があれば、求人の詳細をしっかり確認してください。求人に対して魅力を感じたら、必要事項を入力・応募して企業から連絡が来るのを待ちます。
2.ハローワーク
ハローワークとは、職業紹介事業を行っている行政機関で、正式名称は「公共職業安定所」といいます。ハローワークの求人は地元の中小企業が多いため、自宅に近い場所で働きたい方におすすめです。また、ハローワークでは履歴書の添削を受けられたり、職業訓練に参加できたりするので、一人で就活をするのが不安な方は利用を検討してみると良いでしょう。
ハローワークの詳細や使い方に関しては、「ハローワークの使い方は?利用の流れとポイントを徹底解説」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
職業訓練を受けるのもおすすめ
正社員就職を目指す人は、職業訓練を受けるのもおすすめ。職業訓練とは、希望する職業に就くために必要なスキルや知識などを習得できる公的制度です。職業訓練には、幅広い職種の訓練があり、受ける訓練によって期間や受講する時期が異なります。
職業訓練を受けたい人は、まずハローワークに相談に行ってみると良いでしょう。職業訓練について詳しく知りたい方は、「ハローワークの職業訓練を受けるには?具体的な内容や受講給付金制度を解説」のコラムもあわせてご覧ください。
3.就職エージェント
非正規雇用社員から正社員になるには、就職エージェントを利用するのもおすすめです。就職エージェントとは、民間の就職支援サービスのこと。アドバイザーが担当につき、マンツーマンで就職に関するトータルサポートを行います。
多くの就職エージェントは無料で利用可能です。就職エージェントに「正社員就職が可能な求人を探してほしい」などの条件を伝えれば、希望に合った求人を紹介してもらえます。
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「正社員になるには?」と考えている人によくある質問
ここでは、フリーターをはじめ非正規雇用社員から正社員になりたいとお考えの方によくある質問を紹介します。多くの人が抱えがちな疑問をピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。
アルバイト・パートから正社員になるにはどうすればいいですか?
正社員になるには、正社員登用制度の活用や転職活動を通して正社員を目指すことをおすすめします。特にアルバイトやパートから正社員登用制度を活用すると、仕事内容や環境があまり変わらないまま正社員を目指せるので、仕事を一から覚える必要がありません。
アルバイトから正社員を目指す人は、「アルバイトから正社員になるには?登用制度や採用されやすい人の特徴を解説」のコラムもぜひ参考にしてください。
正社員になるために必要なことはありますか?
正社員になるために押さえておきたいポイントとして、「早めに就職活動を始める」「自己分析をしっかりと行う」などがあります。「フリーターからの転職で正社員になるためのポイントとは」では、フリーターが正社員就職を成功させるために大切なことを紹介しているので、あわせてご覧ください。
「正社員になりたい理由」の伝え方が知りたいです
正社員になりたい理由を聞かれた際は、自分本位な回答をしてしまわないように気をつけましょう。「どのように伝えれば良いのか分からない…」とお悩みの方は、例文を参考にしてみることをおすすめします。正社員になるには、非正規雇用社員として働いてきたなかで感じたことを踏まえて回答しましょう。また、正社員になってからの展望も伝えると、熱意をアピールできます。
「正社員になりたい理由」の伝え方についての例文は、「正社員を目指す方法を解説!なりたい理由を明確にして就職に成功しよう」のコラムで紹介しているので参考にしてください。
正社員登用されやすい人の特徴は?
「仕事がスムーズにできる」「社内での人間関係が良好」「正社員になりたいという意思がはっきりしている」などが挙げられます。正社員は、長期的に働くことを見込んでいるため、仕事ができることはもちろん、職場での人間関係も重要といえるでしょう。
また、正社員になりたいという強い意思も必要です。ただ正社員になりたいからだけでなく、正社員になって何をしたいのかを明確に伝えられると、正社員登用される可能性が上がるでしょう。
就職活動をしていますが、正社員になれません
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。