正社員になるにはどうすれば良い?フリーターからの就職を成功させるコツ

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「フリーターから正社員になるにはどうすれば良い?」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。フリーターから目指せる正社員の求人は存在します。特に、若者を積極的に採用している会社や、未経験者を歓迎している会社であれば就職しやすいでしょう。このコラムでは、非正規雇用者が正社員の求人を見つける方法や、就職を成功させるコツを紹介します。ぜひ、内定を掴み取るための参考にしてみてください。

この記事のまとめ

  • フリーターから就職できる正社員の求人は存在する
  • 即戦力としてのスキルが求められる正社員求人は、フリーターから就職するのが難しい
  • フリーターから正社員になるには、若者や未経験者を歓迎している企業がおすすめ
  • 正社員になるには就職支援サービスを使うのも一つの手
  • フリーターが正社員になるには、早めに就職活動に取り掛かることが大切
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正社員になるには?フリーターが就職できる求人は多い

フリーターから就職できる正社員の求人は、数多く存在します。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「大都市の若者の就業行動と意識の変容 -『第5回 若者のワークスタイル調査』から-」をもとに、フリーターから正社員になろうとした人のうち就職できた人の割合を男女別・年齢別にまとめました。

 25~29歳30~34歳
男性66.7%75.2%
女性61.2%63.0%
男女計63.6%68.5%

引用:労働政策研究・研修機構「独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「大都市の若者の就業行動と意識の変容 -『第5回 若者のワークスタイル調査』から-(124p)

男女問わず、すべての年齢において就職率が6割を超えていることが分かります。「フリーターから正社員になりたい」という明確な意思がある人の場合、就職することは十分可能であるといえるでしょう。「正社員として就職するのは無理なのでは…」と諦めずに行動することが大切です。

参照元
労働政策研究・研修機構
大都市の若者の就業行動と意識の変容 -『第5回 若者のワークスタイル調査』から-

フリーターから正社員になるには難しい求人もなかにはある

フリーターから正社員として就職するのが難しい求人もなかには存在します。志望企業が即戦力となり得る人材を求めている場合、社会人経験の浅いフリーターはほかの応募者に比べて不利になりやすいでしょう。フリーターから正社員になるには、専門的なスキルや知識を求められる求人は避けるのが無難です。
フリーターの就職内定率や就職活動のポイントについては、「フリーターの割合は全人口でどれくらい?正社員になるためのコツも紹介」で詳しく解説しているので、ぜひご参照ください。

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フリーターが正社員になる5つのメリット

フリーターが正社員になるメリット

  • 仕事や雇用が安定する
  • フリーターよりも給与が高くなる可能性が大きい
  • 福利厚生が充実している
  • 仕事の幅が広がりキャリアアップも期待できる
  • 社会的信用を得やすい

フリーターがアルバイトやパートを辞めて正社員になるメリットは多くあります。以下で5つのメリットを解説しているので、「今はフリーターとしてアルバイトをしながら楽しく生きられているから大丈夫」と思っている方は、ぜひ参考にしてください。

1.仕事や雇用が安定する

アルバイトやパート勤務から正社員になることで、仕事や雇用が安定します。正社員として企業に雇われると無期雇用となり、企業は社員を簡単に解雇できないからです。そのため、長期的に雇用や給与が保障されます。
一方、フリーターとしてアルバイトやパートをする場合は正社員ほど雇用や給与が保障されません。不景気になってバイト先の経営状況が悪くなったら、コスト削減のために解雇される可能性もあるでしょう。「いつまでこの生活が続けられるのか?」という不安が常に頭をよぎるフリーターの方もいるようです。正社員になればその不安は解消されるので、精神的にもメリットがあるといえるでしょう。

2.フリーターよりも給与が高くなる可能性が大きい

正社員として就職すると、フリーターのときよりも給料が高くなる可能性があります。厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(6)雇用形態別にみた賃金」によると、雇用形態の違いによる賃金の差は以下のとおりです。

年齢階層正社員・正職員(男性)正社員・正職員(女性)正社員・正職員以外(男性)正社員・正職員以外(女性)
20~24歳22万1,900円22万円20万6,100円18万8,200円
25~29歳26万2,200円24万7,100円22万6,300円20万1,700円
30~34歳30万1,600円26万3,800円23万3,800円20万2,300円
35~39歳34万1,800円28万3,300円23万3,300円20万2,200円
40~44歳37万700円29万4,200円24万4,300円20万2,200円
45~49歳39万5,900円30万400円24万円20万1,600円
50~54歳42万1,400円30万7,400円24万1,000円20万円
55~59歳43万1,000円31万400円24万7,300円19万9,800円

引用:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(6)雇用形態別にみた賃金

どの年代においても、正社員・正職員のほうが非正社員よりも給料が高いことが分かります。20代のうちはそこまで賃金格差がないものの、30代、40代と年齢が上がっていくにつれ、差が開いていく傾向があるようです。55~59歳のときの給料の差額は、男性で約18万円、女性で約11万円となっています。また、非正規雇用のフリーター(アルバイトやパートなど)よりも昇給・昇格の機会が多い正社員になれば、収入アップの可能性が高まるでしょう。正社員のみにボーナスを支給する会社も多いため、「給与を多くもらいたい」というフリーターの方が正社員になるには、30代までを目安に正社員就職を目指すのが得策です。
フリーターの現状とは?企業から見た立ち位置や正社員との違いを解説!」では、フリーターと正社員の給与額や待遇の違いについても解説していますので、ぜひご覧ください。

参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況

年金支給額も増える

将来の年金支給額が増えるのも、フリーターから正社員になるメリット。フリーターは基本的に国民年金のみの加入にとどまるのに対して、正社員の場合は国民年金と厚生年金の両方に入るためです。将来的に十分な額を受け取りたいと考えるのであれば、正社員になって厚生年金に加入しておいたほうが良いでしょう。

3.福利厚生が充実している

アルバイトやパートより福利厚生が充実していることも正社員になるメリットです。正社員になれば、国民保険だけではなく社会保険に加入できたり、育児手当や住宅手当が受けられたりと、さまざまな福利厚生が充実しています。そのため、手取りがフリーターと変わらなかったとしても、正社員のほうが生活費を少なく抑えられる傾向にあるようです。
また、旅行会社に勤めている場合、社員割引を使って旅行ができるなど、アルバイトやパートには無い会社独自の福利厚生もあります。

4.仕事の幅が広がりキャリアアップも期待できる

正社員になると、フリーターよりも任せられる仕事の幅が広がります。逆に、アルバイトやパートのままではどれだけ仕事ができたとしても、係長や部長などの役職に就ける可能性はありません。つまり、アルバイトやパートのまま仕事を頑張っても、キャリアアップにつながりにくいということです。
正社員の総合職であれば、一つの仕事だけではなく幅広い仕事を経験できます。多くの仕事を経験することにより、社会人としての網羅的なスキルも身につけられるでしょう。長期的にスキル・キャリアアップを目指したい人は、フリーターから正社員になるのがおすすめです。

5.社会的信用を得やすい

社会的信用を得やすくなるのも、フリーターから正社員になるメリットといえます。社会的信用とは、経済力や社会的な地位によって高まるもの。フリーターよりも収入や雇用が安定している正社員のほうが、社会的信用度は高いといえるでしょう。
社会的信用度が高いと、クレジットカードやローンの審査に通りやすくなります。車や家などの大きな買い物をすることを目標に、フリーターから正社員就職へのモチベーションを高めるのも一つの手です。

フリーターから正社員になるデメリット

フリーターから正社員になるのには、「仕事上の責任が大きい」「拘束時間が長い」といったデメリットもあるようです。また、自分の意に沿わない転勤や部署異動を命じられることに不満を感じる可能性も。入社後のミスマッチを回避するためにも、メリットとデメリットの両方をしっかりと把握したうえで自分にはどちらの働き方が合っているかを考えましょう。詳しくは、「正社員のメリット・デメリットとは?派遣や契約社員についても解説!」のコラムをご一読ください。

正社員を目指すフリーター向け!おすすめの仕事の特徴

ここでは、フリーターから就職しやすい正社員求人の特徴を4つ紹介します。「アルバイトやパートから正社員になりたい」「正社員になるにはどのような仕事が良い?」と考えている方は、以下のような特徴がある求人を探してみてください。

1.若者を積極的に採用している

若者を積極的に採用している企業は、フリーターから正社員として就職しやすい傾向があります。若者の採用を重視している企業であれば、柔軟性やポテンシャルを評価される可能性が高いためです。若者を積極的に採用している会社は「若者を一からしっかり育ててあげたい」と考え、教育体制が充実していることが多いため、入社後も安心して仕事を進められるでしょう。
とはいえ、労働者を募集・採用する際に明確な年齢制限を設けることは厚生労働省によって禁止されています。年齢を気にし過ぎず、思い立った時点ですぐに就職活動を始めることが大切です。

参照元
厚生労働省
募集・採用における年齢制限禁止について

2.未経験者を歓迎している

求人で「未経験者歓迎」と掲げている会社は、フリーターの方も正社員就職しやすいでしょう。高校卒業後フリーターとして働いている人の場合、アルバイト・パートの経験はあるものの社会人経験は乏しいことがほとんど。しかし、未経験者を歓迎している企業の選考においては、経験ではなくやる気や将来性を評価してもらえるため、内定を獲得できる可能性が高まります。

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3.実力主義である

実力主義の会社であれば学歴はあまり重視されないので、フリーターから正社員就職しやすいでしょう。実力主義の会社において、より大切なのは学歴ではなく成果を挙げることです。入社後も実力に基づいて評価される傾向にあるため、成果を挙げれば大卒者より早く出世したり、高い給与をもらったりすることも期待できます。

フリーターから正社員就職するのにおすすめの具体的な業界や職種については、「フリーターは未経験から正社員に就職できる?おすすめの仕事や求人を紹介!」で解説しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

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【パターン別】正社員になるための就活方法

ここでは、「フリーターの場合」「契約社員の場合」「派遣社員の場合」の3つのパターン別に、正社員になるための方法を解説します。ご自身の状況と照らし合わせながら参考にしてみてください。

フリーターから正社員になる方法

フリーターから正社員になるには、正社員登用制度を利用するのが方法の一つとして挙げられます。正社員登用制度とは、自社で雇用している非正規雇用者を正規雇用に転換する制度のこと。アルバイトとして働いていた職場で正社員になれるため、環境や業務内容が大きく変わらないのがメリットです。制度の概要について以下で解説しているので、ぜひご一読ください。

正社員登用制度を活用する

アルバイトやパート先の正社員登用制度を活用するのも一つの方法です。厚生労働省が発表している「労働経済動向調査(令和5年2月)の概況(13p)」によると、正社員登用制度がある企業の割合は77%、そのうち正社員登用実績ありと回答した企業の割合は39%でした。勤め先の企業によってはアルバイトやパートで実績を積むことで正社員として就職できる可能性も。今のアルバイト・パート先に愛着がある人は、上司に正社員登用制度があるのか聞いてみるのがおすすめです。

参照元
厚生労働省
労働経済動向調査

正社員登用制度の注意点

正社員登用制度があるからといって、必ずしも非正社員から正社員になれる訳ではありません。正社員登用制度を利用する場合、「アルバイト・パートとして2年以上勤務」といった条件を設けているケースも多いようです。そのため、正社員登用制度を活用したいと考えている人は、制度の実績や正社員になる条件などを企業に確認しておきましょう。状況によっては、正社員登用を目指すよりも就職活動をして正社員になる方が早い可能性もあります。

契約社員から正社員になる方法

契約社員の方が正社員になるには、「無期転換ルールに申し込む」「正社員登用を目指す」「転職活動をする」といった方法が考えられます。

無期転換ルールに申し込む

契約社員として現在の会社に5年以上勤務したのち、無期転換ルールに申し込む方法があります。厚生労働省の「はじまります、『無期転換ルール』」によると、無期転換ルールとは、有期労働契約が更新されて通算5年を超えた場合に、労働者からの申し出によって無期雇用契約に転換できる制度のこと。アルバイトやパートとして働いている方も対象です。
ただし、無期転換ルールが適用されたからといって、必ずしも正社員になれるわけではありません。労働条件や賃金などは有期労働契約時のものが引き継がれる可能性もあるため、事前によく確認しておく必要があります。

参照元
厚生労働省
有期労働契約者の無期転換ポータルサイト

正社員登用を目指す

現在の職場で契約社員から正社員登用を目指すのも一つの手。なお、登用されるための判断基準は企業によって異なります。面接や筆記試験といった試験が設けられている場合や、企業独自の基準を満たしているかどうかをチェックされることもあるようです。興味がある方は、現在の職場で正社員登用が実施されているかどうかとあわせて、試験内容もチェックしておくと良いでしょう。

転職活動する

別の会社での正社員就職を目指して転職活動をする方法もあります。「無期転換ルールが適用されるまで時間が掛かる」「現在の職場で正社員登用制度が実施されていない」といった場合は、思い切って行動を起こしてみましょう。
とはいえ、すぐに退職するのではなく、仕事と並行して転職活動を進めるのがおすすめ。転職先が見つからないまま収入が途絶えると焦りが生まれてしまうためです。転職が成功するか不安な方は、「正社員を目指す人におすすめの就職支援サービス」で紹介している「ハローワーク」「就職・転職エージェント」といったサービスの利用を検討してみてください。

転職して正社員を目指すなら同じ業界・職種がおすすめ

転職する際は、もともと働いていた業界・職種を選ぶと内定をもらいやすくなります。転職前と同じような仕事に就けば、今まで培ってきた知識やスキルを活かすことが可能。即戦力として働ける人材は教育コストが省けるため、会社にとって魅力がある人材といえるでしょう。

派遣社員から正社員になる方法

派遣社員から正社員になるには、「紹介予定派遣制度を利用する」「派遣先の企業で正社員登用される」といった方法があります。

紹介予定派遣制度を利用する

紹介予定派遣制度とは、一定の雇用期間を経たあとに派遣先の企業から直接雇用される制度のことです。職場の雰囲気や人間関係をしっかりと把握したうえで直接雇用される点がメリットといえるでしょう。ただし、以下のような注意点もあります。

  • ・双方の合意がなければ直接雇用には至らない
  • ・必ずしも正社員として雇用されるとは限らない

紹介予定派遣制度を利用しているからといって、絶対に直接雇用されるという確証はありません。直接雇用されるかどうかは、労働者と企業の双方の合意によって決まるためです。また、直接雇用後の雇用形態も契約社員のまま、というケースも考えられます。直接雇用となった場合、正社員になれるのかどうかは事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

派遣先企業で正社員登用される

派遣先で正社員登用を目指す手もあります。業務内容をある程度把握している人を採用することで教育に掛かるコストを減らせることは、企業にとってもメリットです。派遣先で正社員として働きたいと考えている方は、派遣社員が登用制度を受けられるのか、過去に登用された実績はあるのかなどを確認しておきましょう。正社員登用制度に関しては「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムでも解説しているので、ぜひご一読ください。

正社員を目指す人におすすめの就職支援サービス

正社員を目指す人におすすめの就職支援サービスの画像

ここでは、正社員を目指して就職活動をする際に使える支援サービスを3つ紹介します。それぞれメリットが異なるため、併用して利用するのもおすすめです。

1.求人サイト

インターネット上にある求人サイトで検索して仕事を見つける方法です。ほとんどの求人サイトが無料で利用できます。非正規雇用から正社員になるには、検索条件に「未経験者歓迎」「正社員」を加えて検索すると良いでしょう。
検索にヒットした会社があれば、求人の詳細をしっかり確認してください。求人に対して魅力を感じたら、必要事項を入力・応募して企業から連絡が来るのを待ちます。

2.ハローワーク

ハローワークとは、主に職業紹介事業を行っている行政機関で、正式名称は「公共職業安定所」です。ハローワークの求人は地元の中小企業が多いため、自宅に近い場所で働きたい方におすすめ。また、ハローワークでは履歴書の添削を受けられたり、職業訓練に参加できたりするので、一人で就活をするのが不安な方は利用を検討してみると良いでしょう。
ハローワークの詳細や使い方に関しては「ハローワークの使い方は?利用の流れとポイントを徹底解説」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

3.就職エージェント

非正規雇用の方が正社員になるには、就職エージェントを利用するのがおすすめです。就職エージェントとは、民間の就職支援サービスのこと。アドバイザーが担当につき、マンツーマンで就職に関するトータルサポートを行ってくれます。多くの就職エージェントは無料で利用可能です。就職エージェントに「フリーターから正社員就職が可能な求人を探してほしい」などの条件を伝えれば、希望に合った求人を紹介してもらえます。

まずは会社選びの参考に

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高卒者が正社員になるには?就職を成功させる6つのコツ

高卒者が正社員になるには?就職を成功させるコツ

  • すぐに行動に移す
  • 自己分析・企業研究をする
  • 資格を取る
  • ビジネス書やセミナーで勉強する
  • 実務経験を積む
  • 主体性をアピールする

ここでは、非正規雇用の方が正社員としての就職を成功させるためのコツを6つ紹介します。「正社員就職したい」と考える方は、ぜひ実践してみてください。

1.すぐに行動に移す

正社員として就職したい方は、早めに就職活動をしましょう。「若い人材を一から自社で育てたい」と考える企業は存在するからです。
独立行政法人労働政策研究・研修機構が調査した「大都市の若者の就業行動と意識の変容ー『第5回 若者のワークスタイル調査』からー(128p)」をもとに、「男女別フリーター継続期間と正社員になれた割合」を以下にまとめました。

 1年以内1~2年2~3年3~4年4~5年5年以上
男性74.7%64.2%68.9%69.0%51.4%44.3%
女性64.6%58.8%47.5%55.8%28.8%24.5%
合計68.8%61.2%56.6%61.1%37.9%32.3%

参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「図行4-33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合(128p)

男女ともに、フリーターの継続期間が1年以内の場合、6割以上の人が正社員就職している一方、5年以上の人の多くは正社員になっていないことが分かります。特に、フリーターの継続期間が4年を過ぎるのを機に、正社員就職率が大きく下がる傾向があるようです。正社員になるには、フリーターの継続期間が短いほうが就職しやすいといえるでしょう。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―

2.自己分析・企業研究をする

正社員就職を成功させるためには、自己分析や企業研究を行いましょう。「自己分析」とは、今までの経験や考え方を深く掘り下げ、自分の価値観や長所・短所などを知る作業です。自己分析をすることによって、自分がやりたい仕事や向いている仕事が分かります。「企業研究」とは、志望する企業について調べ、情報収集をすること。企業分析を行うことにより、会社の社風や業務内容が自分の意向と合っているかどうか確認することが可能です。
自己分析と企業研究は、説得力のある自己PRや志望動機を作成する際にも役立ちます。正社員になるには必要な準備なので、選考を通過できるようにしっかりと対策しておきましょう。それぞれの詳しい方法については、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」と「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」を参考にしてみてください。

3.資格を取る

非正規雇用の方が正社員になるには、資格を取得するのもおすすめです。志望する職種や企業で求められるスキルを証明できる資格を取れば、選考で有利になるでしょう。また、資格によっては「資格手当」が付き給与がアップする可能性もあるため、就職後にも役立てられます。

4.ビジネス書やセミナーで勉強する

仕事に役立つ知識をビジネス書やセミナーから習得し、正社員就職に活かしましょう。正社員になるには、書類審査や面接で、仕事に活かせる能力をアピールして内定を獲得する必要があります。仕事に役立つ知識を自ら習得すれば、就職したあとに「ビジネス書やセミナーを利用して自主的に学んだ」という姿勢を評価してもらえることもあるでしょう。

5.実務経験を積む

正社員になるには、志望する企業の業務に近い仕事をアルバイト・パートで経験しておくのも一つの手です。アルバイト・パート先で積んだ実務経験があれば企業にとって即戦力となるため、就職活動で有利になる可能性があります。現在非正規雇用で働いている場合は、今の実務経験が活かせる企業の正社員求人に応募すると、採用される可能性が高まるでしょう。

6.主体性をアピールする

非正規雇用の方が正社員になるには、企業から「仕事の戦力になりそう」と思われることが重要です。そのため、主体性や仕事に対する前向きさをアピールできれば、正社員就職が成功しやすくなるでしょう。ただし、過剰に自己主張をし過ぎると逆にマイナスイメージを与えてしまう可能性もあるため、注意が必要です。正社員になれる人にはどのような特徴があるのか知りたい方は、「就活に成功する人と失敗する人の特徴!自分はどちらかチェックしよう」もあわせてご覧ください。

正社員になるには入念な準備をすることが大切

非正規雇用から正社員になるには、採用されやすい求人を探したり、自己分析・企業研究をしたりするなど、入念な準備が必要です。また、「正社員になりたい」と気持ちが固まっている場合は、早めに行動しましょう。このコラムを参考にして、正社員就職のための準備に取り掛かってみてください。

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「正社員になるには?」と考えている人によくある質問

最後に、フリーターから正社員になるには?と考えている人によくある質問を紹介します。多くの人が抱えているであろう疑問をピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

アルバイト・パートから正社員になりやすい職種は何?

営業や販売、事務、介護、ドライバー、コールセンターなどが挙げられます。特に営業職は慢性的に人手不足の傾向にある職種なので、アルバイトやパートから正社員就職しやすいといえるでしょう。営業職は、自分の成果が給与へ直接的に反映されやすいのも特徴です。営業職について詳しく知りたい人は「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」を参考にしてください。

「正社員になりたい理由」の伝え方が知りたいです

正社員になりたい理由を聞かれた際は、自分本位な回答をしてしまわないように気をつけましょう。「どのように伝えれば良いのか分からない…」とお悩みの方は、次の例文を参考にしてみてください。「正社員だからこそ携われる業務にもチャレンジしたいからです。非正規では担当できなかった仕事にも、正社員としての責任を持って取り組み、これまで以上に会社の力になりたいと考えています」。正社員になるには、非正規として働いてきたなかで感じたことを踏まえて回答しましょう。また、正社員になってからの展望も伝えられると、より熱意が伝わりやすいようです。

正社員になる条件はありますか?

必須の条件があるわけではありません。しかし、正社員になるために押さえておきたいポイントとして、「早めに就職活動を始める」「自己分析をしっかりと行う」などがあります。「フリーターからの転職…正社員になるためのポイントとは」では、フリーターが正社員就職を成功させるために大切なことを紹介しているので、あわせてご覧ください。

就職活動をしていますが、正社員になれません

就職活動をしているものの、なかなか正社員になれない場合、就職活動のやり方が間違っている可能性があります。一人で就職活動をしていて結果が出ないと、ネガティブになってしまうこともあるでしょう。そのようなときは、就職・転職エージェントのハタラクティブにぜひご相談ください。専任のアドバイザーが就職活動の方法や企業選びのコツをアドバイスし、現在抱いているお悩みや問題の解決をサポートいたします。

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