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正社員になるのが怖いと感じる原因を解明しよう!就職しないリスクも解説
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この記事のまとめ
- 正社員になるのが怖いと感じる原因は、面接で自分を上手くアピールできるかという不安
- 正社員になるのが怖い人は、怖いと感じる原因を明確にしてそれに応じた対処を取ろう
- 正社員になるのが怖いからと就職せずにいると、老後への不安が徐々に大きくなる
現在就業していない人のなかには、「正社員になるのが怖い」「正社員として責任を持って働けるか不安」と思っている方もいるでしょう。正社員になるのが怖い原因には、「自分に向いている仕事がわからない」「経歴に自信がない」などがあります。このコラムでは、正社員になるのが怖い人が就活で感じる不安と、その対処法を紹介します。また、就職しないリスクも載せているので、将来に不安がある方はぜひお役立てください。
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正社員になるのが怖い!フリーターが就活で感じる不安とは
正社員になるのが怖いと感じている方のなかには、男性・女性関係なく、就活に対するトラウマや不安を抱えている人も多くいるようです。ハタラクティブの「若者しごと白書2024 3-10.就職活動・転職活動を始めるときの不安度(p.40)」では、フリーターが就活で感じる不安が、以下のようなランキング形式で示されています。
- ・1位:自分の経歴で就職/転職できる仕事があるかが不安だ(69.5%)
- ・2位:選考時に上手く自分を伝えられるか不安だ(67.5%)
- ・3位:自分に向いている仕事(適職)がわからず不安だ(64.0%)
「自分の経歴で就職/転職できる仕事があるかが不安だ」と回答したフリーターが最も多く、約70%でした。選考時に上手く自分を伝えられるか不安に思うフリーターの割合も67.5%と高めです。また、自分に向いている仕事がわからないことを不安に感じているフリーターも6割以上いることがわかります。
不安を募らせる前に行動するのも大事!
フリーターのなかには、「怖い気持ちを抑えて正社員になろうとしたけど無理だった」という人もいます。しかし、「いざ就活を始めてみたら乗り越えられた」と感じる人がいるのも事実です。そのため、やる前から恐怖ばかりを募らせるのではなく、実際に行動することも大切にしてみてください。参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
正社員になるのが怖い理由と就活中の不安を解消する方法
「自分の気持ちや人柄をうまく伝えられないのでは」「自分に合った仕事が選べないのでは」など、正社員になるのが怖い理由は人それぞれ。就活への不安があって正社員になるのが怖い人は、以下の対処法を試してみてください。
不安1.選考時に自分のことを上手く伝えられなそう
選考で自分を上手くアピールできるか不安で正社員になるのが怖い方は、自分の強みを明確にしておきましょう。企業側は、求職者を採用するメリットがあるかどうかを判断しているので、「持っている能力」「身につけた背景」「業務への活かし方」の3つは考えておくのがおすすめです。
それをもとに、「自分の強みをどの業務にどう活かすか」を端的に伝えれば、的外れなアピールになる可能性は低くなります。
不安2.自分に向いている仕事(適職)がわからない
「自分に向いている仕事がわからないから正社員になるのが怖い」という方は、「向いている仕事とは何か」を自分のなかではっきりさせましょう。自分が楽しいと感じる仕事・得意な仕事・やりがいを感じる仕事など、「向いている仕事」の定義を明確にしたら、その定義に合う業務を考えてみてください。
たとえば、「向いている仕事=得意な仕事」と定義した方は、努力しなくても成果を出しやすいことや、人より簡単にできることを探します。それをもとに仕事を選べば、向いている仕事に就ける可能性は高まるでしょう。適職を見つける方法は「適職の見つけ方を解説!好きなことだけでなく得意なことを探そう」のコラムで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
不安3.自分の経歴で就職/転職できる仕事がなさそう
経歴に自信がなくて正社員になるのが怖い方は、求人の探し方を工夫してみましょう。たとえば、求人サイトを使う場合は、フリーワード検索で、自分がコンプレックスに思っている経歴を入れてみてください。正社員未経験の方は「フリーター歓迎」、最終学歴が高卒の方は「高卒歓迎」などと入力して検索すると良いでしょう。そうすれば、検索内容に特化した求人が絞られるので、「自分の経歴では相手にしてもらえないかも…」という不安を軽減できます。
自分で求人を探すのが不安な場合は、就職エージェントのアドバイザーに相談して、経歴に合った求人を探してもらうのもおすすめ。就職エージェントの活用方法は、「就職エージェントとは?利用できるサービスやおすすめの活用方法を解説!」のコラムで解説しています。
不安4.内定が出るまで就活を続ける自信がない
正社員として就職したいものの、「内定を待つことが耐えられない」「内定が出るまで就活へのモチベーションを維持することが精神的に無理」という場合は、ゴールを設定してみてください。たとえば、「△ヶ月後に就職する。それまでに内定をもらえなかったら一旦休む」と決めれば、「内定が出るまで終われない」という精神的な負担からは解放されるでしょう。
そのほか、就活仲間を見つけ、励まし合うことによってモチベーションを維持する方法もあります。就活を続ける自信がない方は、「就活に対してやる気が出ないフリーターはどうしたらいい?対処法を解説」のコラムもチェックしてみてください。
不安5.事前準備が大変そう
「正社員になりたいけど、事前準備が大変そうで不安…」という方は、ハローワークや就職エージェントを利用するのも一つの手です。ハローワークや就職エージェントは、求人紹介や応募、選考対策などをサポートしてくれるので、事前準備に対する不安を軽減できます。
また、就職エージェントのなかには、応募企業とのやり取りや就職後のフォローを行っている所もあるため、「初めての就職活動が怖い」という方も安心です。
正社員で働く自信がない人が、不安を軽減させて就職を成功させる方法は「『就活が怖い・動けない』のは就活恐怖症?不安を感じる理由や対処法を紹介」のコラムでも解説しているので、ぜひご参照ください。
不安6.自由な時間が少なくなりそう
「正社員になると、拘束時間が増える」という理由もあるようです。フリーターの場合は、シフトや休みを自由に決められる点がメリットといえます。プライベートを充実させたい人にとっては、正社員になることが怖いと感じてしまうでしょう。
自由な時間は減るかもしれませんが、給料が上がるにつれて、選択肢が広がるのも事実です。どうしても拘束時間が気になってしまう場合は、比較的勤務時間の自由度がある職場、フレックス制度を設けている企業などを探すのが良いでしょう。
不安7.人間関係への不安がある
正社員として就職すると、上司や同僚などさまざまな立場の人たちと仕事をすることが多くなります。職種によっては、社内だけでなく社外の人とも良好な関係を築く必要があるので、コミュニケーション力に自信がない人は不安に思ってしまうでしょう。
説明会や面接など選考の場で社内の雰囲気をチェックするのがおすすめです。また、コミュニケーション能力を向上させる本を読んだりするのも効果的でしょう。コミュニケーション能力を鍛えるための具体的な対処法をご紹介しているこちらのコラム「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法を紹介」をご参考ください。
不安8.責任が重くなりそう
フリーターと異なり、正社員は責任のある仕事や立場を任される機会が増え、その分の結果も期待されます。フリーターよりも重大な責任がある業務に対してのプレッシャーに耐えられるかどうか心配な人も多いようです。
しかし、重大な責任を持つ業務に就く際には、充実した研修制度を設けている企業もあります。そのような企業でじっくりと自分のスキルを磨いていくことも可能。そのうち自分の明確なキャリアプランが見えてくるかもしれません。
正社員就職が怖い人が知るべきフリーターの就活事情
正社員就職を「怖い」と感じているフリーターは、同じ境遇の人が就活に対してどのようなアクションを起こしているのか、以下で確認しましょう。
正社員になるために現在就活をしているフリーターの割合
ハタラクティブの「若者しごと白書2024 3-1. 現在、就職活動をしているか(フリーター) (p.28)」によると、正社員になるために現在就職活動をしているフリーターの割合は、18.9%です。
また、同調査の「3-4. 就職活動・転職活動を始めたきっかけ(p.31)」では、就職活動を始めたきっかけとして、「金銭的な不自由、不安」「正社員のほうが雇用が安定しているため」と回答しているフリーターの割合が高くなっていました。現在就活しているフリーターのなかには、正社員になるのが怖いと感じつつも、収入や雇用の安定を求めて行動している人もいると考えられます。
将来的に正社員を目指すフリーターの割合
ハタラクティブの同調査「3-4. 就職活動・転職活動を始めたきっかけ(p.31)」によると、「将来的に正社員を希望するか」という質問に対するフリーターの割合は以下のとおりです。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書 4-1.将来的に正社員を希望するか(p.44)」
※調査対象:2023年11月時点で満18歳~29歳のフリーター
将来的に正社員を目指す人の割合は、高卒フリーターが30.8%、大卒フリーターが38.1%と、大卒フリーターのほうが高い結果となっていました。高卒フリーターの割合が低いのは、「高校を卒業後間もない人」も含まれていることが要因として考えられます。高校卒業時の年齢は基本的に18歳なので、20代以降の大卒フリーターに比べて、将来への焦りを感じにくいのが原因でしょう。
一方で、「いいえ」「わからない」と回答している高卒フリーターは約70%、大卒フリーターは約62%という結果でした。同調査の「4-4. 正社員になりたくない理由 (p.48)」によると、フリーターが正社員になりたくないのには「プライベートの時間がなくなりそうだから」「組織に縛られたくないから」といった理由があるようです。そういったイメージから、「正社員になるのが怖い」と感じる人も一定数存在すると考えられるでしょう。
フリーターが正社員を目指す理由
同調査の「04. 今後のキャリアについて(p.44)」では、フリーターが正社員を目指す理由が以下のように記されています。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書 4-3.正社員になりたい理由(47p)」
※調査対象:2023年11月時点で満18歳~29歳のフリーター、回答者数:344人(3つまで回答)
正社員になりたい理由として、「今より多くの収入を得たい」と回答したフリーターの割合が最も高く、79.4%でした。次いで、「長期的に安定して働きたい」「賞与を得たい」という回答が挙がっています。正社員になるのが怖い人は、「正社員就職したら高収入が見込める」「長期的に安定して働ける」と前向きに考えてみるのも一つの手でしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
正社員になるのが怖い人が就職しない3つのリスク
正社員になるのが怖いからといって就職を避けていると、「正社員との給料差が広がる」「老後の不安が大きくなる」といったリスクが生じます。一生フリーターやニートでいようと考えている方は、以下の事態もきちんと想定しておきましょう。
正社員になるのが怖い人が就職しないリスク
- 年齢を重ねるほど就職が難しくなる
- 正社員との給料差が徐々に広がる
- 老後の不安が大きくなる
1.年齢を重ねるほど就職が難しくなる
フリーターやニートの方は、年齢を重ねるほど正社員として就職するのが難しくなります。年齢を重ねるごとに、年相応のスキルや経験値が期待されるようになるからです。
20代のうちは若さやポテンシャルを重視する会社も多くあるので、「今は怖いけど、将来的に正社員就職を考えている」という方は、できるだけ早いうちに行動を起こすのが無難でしょう。「30代フリーターは就職・転職エージェントを使って正社員を目指そう!」のコラムでもエージェントを利用して正社員を目指す方法を紹介しています。
2.正社員との給料差が徐々に広がる
フリーターを続けると、正社員との給料差は徐々に広がっていきます。厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (6) 雇用形態別にみた賃金」によると、20代前半の平均賃金は、フリーターを含む非正社員が19万4,800円、正社員が22万8,700円で、賃金差は約2.5万円です。
しかし、年齢を重ねるごとに賃金差は広がっていき、40代前半になるとフリーターを含む非正社員の平均賃金は22万6,000円、正社員は35万4,600円と、約13万円の差がつきます。今は「正社員になるのが怖い」と感じていても、将来的には正社員との収入差のほうが怖くなる可能性が高いといえるでしょう。
フリーターと正社員の収入差をより詳しく確認したい方は、「フリーターと正社員の収入の違いはどれくらい?就職のためのコツも解説」のコラムをご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
3.老後の不安が大きくなる
正社員になるのが怖い人が就職しないままでいると、老後の不安が次第に大きくなる場合があります。その原因は、前述したように収入差が大きいでしょう。正社員に対してボーナスや退職金を支給する企業は多いですが、フリーターは基本的にいずれも対象外。
また、フリーターは非正規雇用のため雇用期間の定めがあります。企業の判断によって契約が更新されない可能性もあるため、高齢になるとアルバイト先が見つからなくなる可能性もあるでしょう。一方、正社員は無期雇用なので基本的には自分が望む限り働き続けられます。
就職しないリスクをさらに知りたい方には、「就職したくないと悩んだらどうする?考えられる理由や就活以外の道も解説」のコラムもおすすめです。
「一人で就活をするのが不安」「正社員になるのが怖い…」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブに相談してみてください。ハタラクティブでは、プロの就活アドバイザーが、求職者の強みや性格を考慮したうえで求人をご紹介します。
また、応募企業に合った選考対策や企業とのやり取り代行、公開・非公開求人の紹介などをとおして、就活を徹底サポート。サービスはすべて無料なので、就職したくない・自分に合っている業界や仕事がわからないという方も、お気軽にご相談ください。
正社員になるのが怖い人が抱えるお悩みQ&A
「人間関係が不安」「就職後のミスマッチが怖い」といった理由で正社員就職を避けている方もいるでしょう。この項ではそういったお悩みの解決方法をご紹介しているので、ぜひお役立てください。
「正社員になるのが怖い」という気持ちをなくすには?
正社員になるのが怖いという気持ちをなくすには、「なぜ怖いと感じるのか」という原因を明確にして、それに応じた対処法を取る必要があります。たとえば、面接で上手に受け答えができるかわからなくて怖い場合は、質問を想定して事前に回答を用意しておいたり、模擬面接を行ったりするのが効果的でしょう。漠然と「怖い」と思っていても不安は消えないので、一度自分の気持ちとしっかり向き合ってみるのがおすすめです。
人間関係が不安で正社員になるのが怖い…
就職後の人間関係に不安がある方は、事前に職場見学をさせてもらうのがおすすめです。
実際に職場の雰囲気を見れば、自分に合うかどうかをある程度は判別できるでしょう。ただし、すべての企業が職場見学を行っているわけではないので、応募先の企業に確認してみてください。「仕事の人間関係に疲れた!ストレスによる影響と辛くて辞めたいときの対処法」では、実際に人間関係に問題が起きてしまったときの対処法を紹介しているので、人間関係で悩みやすい人はチェックしておきましょう。
正社員以外の選択肢はある?
フリーターや起業、進学、結婚といった選択肢があります。選択後に後悔しないよう、自分が今後どのように生きていきたいのか、ある程度のプランを立ててから選びましょう。就職以外の選択肢は「就職したくない女性の選択肢は?求職活動を行うメリット・デメリットも紹介」のコラムにも載せているので、正社員になるのが怖い人は、ぜひご一読ください。
就職後にミスマッチが起きるのが怖いです
就職後のミスマッチを恐れている人は、試用期間がある仕事を選んだり、正社員登用実績がある会社でアルバイトをしたりするのが良いでしょう。実際に働いてみれば、自分に合うかどうか確かめられ、正社員になってから辞めるというリスクを回避できます。なお、正社員登用制度がある会社に入る場合、制度が存在するだけで機能していない可能性もあるので、「登用実績があるかどうか」もきちんと確認しましょう。自分に合った企業に就職したい方は、就職エージェントのハタラクティブの利用もご検討ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。