就職したくないと思うのは甘え?就活以外の道や将来のためにできることは?

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この記事のまとめ

  • 「就職したくない」という気持ちは甘えではない
  • 就職したくない理由には、「就活に失敗した」「働くことに自信がない」などがある
  • 就職したくない人の進路はアルバイトで働くほか、起業や留学などがある
  • 就職しないことを選ぶのは、社会的信用や安定した収入が得られない恐れも
  • 就職しないことを決める前に、自分の理想の生き方を思い浮かべてみよう

「就職したくない…」「そもそも働きたくない」という方もいるのではないでしょうか。就職したくないと考えるのは悪いことではありません。とはいえ、就職をしない場合「収入面が不安定」「社会的な信用を得にくい」などのデメリットもあります。自分の将来のためにも、前向きに就活を検討してみましょう。このコラムでは、就職したくないとお悩みの方へ、そのように考える理由や選べる進路などについて解説します。

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就職したくないと考えるのは甘え?

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「就職したくない」と考えるのは甘えではありません。就職や転職は自分の将来に関わることなので、仕事に対するプレッシャーから「就職したくない」と考えるのは自然な気持ちの変化といえるでしょう。大切なのは、「就職したくない」という心理とどのように向き合うかです。就職に対するメリット・デメリットを知ったり、将来に向けてできることを考えたりして、自分の気持ちを整理してみましょう。

どのように向き合えば良いか分からない場合は、就職支援サービスを利用し、第三者へ相談するのもおすすめです。詳しくは、このコラムで後述するのでぜひ最後までご覧ください。また、「仕事を頑張れないのは甘え?職場でついていけないときの原因と対処法!」では、仕事を頑張れないときの対処法をご紹介しています。社会人経験があって「就職したくない」とお考えの方は、こちらもあわせて参考にしてみてください。

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就職したくないと考える8つの理由

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ハタラクティブがユーザーを対象に調査した「若者しごと白書2023」によると、高卒・大卒フリーターが正社員にならない理由ランキングは以下のとおりです。

※回答者数:高卒フリーター372人、大卒フリーター297人

順位高卒フリーター大卒フリーター
1位正社員として働くのが厳しいと思ったから(19.9%)正社員として働くのが厳しいと思ったから(20.5%)
2位正社員になる必要性がないから(18.5%)正社員になる必要性がないから(17.2%)
3位その他(13.7%)就職活動がうまくいかないから(15.2%)
4位明確な職業を思い描けないから(9.1%)その他(9.4%)
5位組織に縛られたくないから(8.6%)正社員として求められるスキルを持っていないから(8.8%)

引用:若者しごと白書2023「1-5.フリーターを続けている理由(9p)

以下では、上記を含む8つの「就職したくない」と感じる理由を紹介します。

1.仕事がしたくない

就職したくないと考える人は、そもそも働くことに対して後ろ向きな場合があるようです。たとえば、「頭を使う職業や力仕事が嫌い」「人付き合いが苦手」「とにかく楽をしたい」などの気持ちを抱く人がいます。また、就職したくないと考える人のなかには、正社員の働き方自体にネガティブな印象を抱いていることも。ブラック企業や過労といったネガティブなニュースをテレビやWeb上で目にしやすいのも、要因の一つでしょう。ブラック企業に関しては、「ブラック企業の見極め方は?求人から分かることや面接で注意すべきポイント」でご紹介しています。気になる方はあわせて読んでみてください。

2.組織に縛られたくない

組織に縛られて働きたくないという思いから、就職したくないと考える場合もあるでしょう。高校生・大学生のうちは、会社員として働くことに興味がなく「就職したくない」と思っている可能性もあります。近年は、在宅ワークや動画投稿、配信活動などで生計を立てている人もいるため、その影響で「就職したくない」という考えに至ることもあるでしょう。

3.やりたい仕事や職業が分からない

将来の目標がないまま大学に通っている場合、就職活動の時期になってやりたい仕事・職業が見出せないことがあります。大学で学んだ知識を仕事・職業に結びつけられないと、自分が何をしたのか分からなくなり「就職したくない」と思う場合があるようです。向いている職業が分からない場合は、「自分にできる仕事がわからない原因は?適職を見つける方法を徹底解説」を参考にして、「自分にできること・得意なこと」から仕事や職業を探してみるのも一つの手段です。

4.希望と合致する会社が見つからない

「給与や休暇、福利厚生などが自分の理想とする条件に合わない」「業務内容に興味が持てない」といった理由も、就職したくない原因として挙げられます。このような場合、納得するまで就職活動するか、企業に対して妥協点を見出すか迷うところです。心や金銭面に余裕があれば、より自分の理想と合致する企業に出会えるまで就職活動を続けても良いでしょう。

妥協点を決めるのも大事

給与や業務内容、勤務地などが自分の希望とぴったり合う企業を探そうとすると、徐々に理想が高くなり、応募できる求人が限られてしまう可能性があります。就活期間を長引かせないためには、自分のなかでいくつかの妥協点を決めることも大切です。自分の希望を踏まえて会社を選ぶ方法は、「自分に合った会社の選び方は?注目すべきポイントや失敗しないための注意」で詳しく説明しているので、気になる方はぜひご覧ください。

5.就職活動が上手くいかなかった

新卒時、就職活動が上手くいかずに心が折れてしまう場合もあるようです。就職活動は、エントリーから履歴書・エントリーシートの作成、面接対策まで多くの時間を要します。そのため、なかなか内定に結びつかないと就職へのモチベーションが下がってしまうでしょう。時間をかけて準備したにもかかわらず不採用が続くと、「こんな思いをするならもう就職したくない」という考えに至りやすくなります。

6.働くことに対する自信がない

仕事をすること自体に自信がなく、「就職したくない」と思う場合もあるようです。自分のスキルや経験に自信がなかったり、どのような職業があるか分からなかったりするなど、それぞれ不安があるでしょう。そのようなときは、身近な人や就職・転職エージェントに相談し、自分の不安な点を解消することが大切です。働くことに自信がない方は、「働く自信がないときの対処法!相談先はどこが良い?ニートも卒業できる?」を参考にしてみてください。

7.理想の給与額をもらえる就職先が見つからない

自分の理想を下回る給与は、就職する意欲を低下させる恐れがあるでしょう。「若者が仕事に満足していない理由」で後述しますが、仕事に満足していない理由の1位に「給与」が挙がっています。働くうえで、給与は重要なモチベーションの一つです。特に、フリーターの場合、会社によっては正社員より給与が高いケースもあります。正社員として働いてもフリーターより給与が低かったり、理想の給与が得られなかったりすれば、「就職したくない」と別の道を選ぶこともあるでしょう。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023

8.就活をしたくない

日本の就活制度に違和感を覚え、就活そのものをしたくないと感じる人も少なくありません。就活生全員が同じようなリクルートスーツを着て、髪型や髪色などにも個性がなく、本当の自分を隠している姿に違和感を覚えるのでしょう。また、就活対策で何度も面接対策をしたり、履歴書などの添削をしたりすることを面倒くさいと感じる人もいるようです。

就職したくないときに考えられる7つの選択肢

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ここでは、就職したくない場合に考えられる選択肢を7つご紹介します。以下で紹介するのは一例であり、やりたいことが明確化している人には当てはまらないものもあるでしょう。就職しない場合にどのような選択肢があるのか知りたい方は、参考にしてみてください。

1.フリーターとしてアルバイトで働く

就職したくない場合、フリーターとしてアルバイトをする方法も選択肢の一つです。フリーターであっても、フルタイムで働けば新卒の正社員に近い月収が期待できます。しかし、フリーターは正社員と比べて賞与や昇給がないことが多いので、長い目で見ると賃金に大きな差が生じる可能性があることも念頭に置きましょう。具体的な収入差については、「フリーターと正社員の収入の違いはどれくらい?就職のためのコツも解説」でまとめています。

2.資格を取得する

就職したくない気持ちがある人は、資格を取得してから将来の選択肢を考え直す方法もあります。「就職は考えられないけど○○の分野に興味がある」という場合は、関連する資格を取得してみるのもおすすめ。専門的な知識を習得する課程で、考え方が変わる場合もあるでしょう。就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」では、就職に活かせる資格をご紹介しています。「まずはスキルを身につけてみたい」と考える方は、ぜひご参照ください。

3.フリーランスとして働く

個人事業主(フリーランス)として働けば企業に属する必要がないため、自分の裁量で仕事に取り組めます。「就職したくない」「組織に縛られたくない」「会社員として管理されたくない」と考える方に向いているでしょう。近年では、プログラマーやシステムエンジニア、Webデザイナーなどもフリーランスで働けるようになっています。「一人でできる仕事一覧!正社員求人はある?高収入や在宅の職種もご紹介」では、一人で黙々とできる仕事や職業をご紹介しています。フリーランスとして働ける職種についても解説しているので、興味のある方は読んでみてください。

起業するのも方法の一つ

起業して生計を立てる方法もあります。起業が成功すれば、会社員として働くよりも多くの収入が期待できます。ただし、起業自体はできても会社を存続することが難しい傾向にあるので、しっかりと知識を身につけてから行動に移すようにしましょう。起業に興味のある方は、「自営業として起業するための4つの手順」をご一読ください。

4.休学する

現在学生で、卒業後すぐに就職したくない場合は、休学という選択肢も考えてみてください。休学をすれば、気持ちを切り替えてから「新卒」として就職活動に臨めます。ただし、休学中も就活情報は日々更新されるため、求人サイトに目を通すことは習慣化すると良いでしょう。空いた時間に求人をチェックすることで、思いがけない企業に出会える可能性もあります。

5.進学する

大学院や専門学校などに進学するのも、就職したくないときの選択肢の一つです。進学することで、興味のある分野を極めて専門的な道に進める可能性もあるでしょう。ただし、進学には学費が必要です。また、周囲と比べて年齢が高くなったり、学生としての期間が伸びることでキャリア形成が遅れたりするデメリットもあるので、慎重に検討しましょう。

6.留学する

就職したくないなら、留学をしてみるのも一つの手です。海外留学をして語学力を身につければ、海外の企業から内定をもらえることもあるでしょう。なお、既卒や第二新卒の面接では、大学卒業後に就職しなかった空白期間について聞かれるのが一般的です。留学をしていると、その期間についてポジティブな説明がしやすいでしょう。

7.就活留年をする

学生であれば、就活留年をするのも一つの手です。就活留年とは、留年してもう一度就活を行うことです。就活留年をすることで新卒枠で就活ができたり、じっくりと時間を使えたりするなどのメリットがあります。就活留年に関しては「就職留年とは?浪人との違いやメリット・デメリットを解説」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

就職したくないときの進路についてさらに詳しく知りたい方は、「『就活しない』生き方はアリ?大学生が就職以外で選べる進路を紹介」のコラムもご参照ください。

就職しない道を選ぶ際に注意すること

「就職しない」という道を選ぶ場合、それが自分にとって後悔しない選択であるかどうかを見極める必要があります。以下を参考にして、今の気持ちと照らし合わせてみましょう。

一時的な気持ちの変化ではないか

就職しない道を選ぶ際は、一時的な気持ちの変化ではないかどうか慎重に考えることが大切です。一時的な感情で就職しない道を選ぶと、「周りの友達は昇給しているのに…」「あのとき就活すれば良かった」など、時間が経ってから後悔する可能性があります。就職したくないという気持ちになるのは、就活以外の要素で落ち込んでいることが原因という場合もあるでしょう。軽く運動したり趣味に時間を使ったりして気分をリフレッシュし、もう一度「就職したくない」という気持ちと向き合ってみてください。

就職をしないことへのリスクを理解しているか

就職しないことに対するリスクを理解できているか考えてみましょう。「就職しなくても何とかなる」と楽観的に考えたり、何の対策もないまま就活を辞めてしまうと、収入や社会的信用などの面で将来的に不安定な生活を送ることになりかねません。また、いざ就職しようと考えたときにある程度年齢を重ねていると、正社員のみならず、アルバイトも採用されにくくなる恐れがあるでしょう。自分の将来のためにも、「就職しない」という選択肢には、どのような影響があるのかを把握しておくことが重要です。

今後自分が何をするのか目的があるか

就職しない道を選んだ場合、「今後自分は何をするべきなのか」を明確にしておく必要があります。何の目的もなく、ただ自由に生きたいと思うのも間違っているわけではありませんが、時間はどんどん過ぎてしまいます。これからの人生と向き合いながら、自分がやりたいことややるべきことなど目的をもって行動しましょう。何をすれば良いか分からない、特に何も思いつかない場合は、「△△日までに決める」と具体的な期限を設けると取り組みやすくなります。

正社員として就職しない4つのメリット

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自由な生き方を好む人にとっては、就職をしないほうが幸せに感じる場合もあります。ここでは、就職しないことのメリットを4つまとめました。

1.自由に使える時間が増える

アルバイトやフリーランスなどの道を選べば、一般的な正社員と比べて自由に使える時間が増えるでしょう。正社員として就職すると、基本的に決まった時間に出勤する必要があり、職種によっては休日も固定されています。アルバイトであればシフトや勤務時間の融通が効きやすいため、自分の働きたい時間に働ける点がメリットです。

2.自分のやりたいことに取り組める

前述のとおり、正社員として就職しなければ十分な時間が確保できるため、自分のやりたいことに取り組めます。また、就職をしないのであれば就活をする必要もなく、より自由な時間を得られるでしょう。挑戦してみたかったことや趣味などに集中できることから、就職するよりも有意義な時間を過ごせる可能性もあります。しかし、何をするにもお金が必要になるもの。やりたいことにお金を使って生活がままならなくならないよう、最低限は働く必要があるでしょう。

3.アルバイトの掛け持ちで高収入が見込める可能性がある

個人差はあるものの、会社員よりもアルバイトを掛け持ちするほうが高収入を得られるチャンスがあります。会社員はあらかじめ基本給が定められていますが、アルバイトは働いたぶんだけ収入を得られるため、早朝や夜勤のシフトを選べば高収入を目指すことが可能です。「組織に所属したくない」「普通に就職したくない」と考える方は、アルバイトを掛け持ちして十分な収入を得るのも良いでしょう。「バイト掛け持ちフリーターは税金や確定申告に注意!正社員になるメリット」では、アルバイトを掛け持つメリットやデメリット、掛け持ちに向いている仕事などを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスであれば同世代の倍以上を稼げるケースもある

正社員ではなくフリーランスとして働く場合、スキルや経験次第では同世代の倍以上を稼げるようになるケースもあります。フリーランスは自分で仕事をすればするだけ収入に直結し、正社員で働くよりも収入の伸び率が高いからです。しかし、スキルや経験がないフリーランスは正社員よりも収入が少なくなるでしょう。正社員ではない働き方で高収入を目指したい方は、フリーランスとして独立することも視野に入れてみてください。

4.職場の人間関係に悩まされない

就職しなければ、職場の人間関係に悩まされることが少なくなります。フリーランスで働いた場合、業務の管理はすべて自分で行えるので、周りに気を配るストレスからも解放されるでしょう。また、指示を出されることが苦痛と感じる人は、一人で黙々と作業する仕事や職業が適しているといえます。ただし、フリーランスは外部の人とのつながりがあるので、人間関係のストレスが全く生じないわけではありません。

若者が仕事に満足していない理由

ハタラクティブの「若者しごと白書2023」によると、若者が「仕事に満足していない理由」は以下のとおりです。

※回答者数:男性フリーター82人、女性フリーター138人、男性正社員116人、女性正社員134人

 男性フリーター女性フリーター男性正社員女性正社員
1位給与(36.6%)給与(38.4%)給与(26.7%)給与(40.3%)
2位仕事におもしろみを感じない(18.3%)仕事におもしろみを感じない(18.1%)仕事におもしろみを感じない(23.3%)仕事におもしろみを感じない(20.1%)
3位人間関係の悪さ(12.2%)人間関係の悪さ(15.2%)人間関係の悪さ(9.5%)人間関係の悪さ(9%)
4位働き方の自由度(9.8%)勤務時間(5.8%)成長しにくい環境・勤務時間(7.8%同率)仕事の裁量(6.7%)
5位仕事の裁量(8.5%)仕事の裁量(4.3%)成長しにくい環境(6%)

引用:若者しごと白書2023「仕事に満足していない理由【男女別】(19p)

フリーターも正社員も、1位は「給与」。次いで、2位の「仕事におもしろみを感じない」、3位の「人間関係の悪さ」が挙げられています。仕事の満足度には、人間関係も深く関係していることが分かりました。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023

正社員として就職しない4つのデメリット

ここでは、正社員以外の選択をしたときに発生するデメリットをご紹介します。デメリットを知ると、就職したくない気持ちが変わることもあるでしょう。

1.雇用と収入が安定しにくい

安定した雇用と収入を得にくいのも、就職をしない選択をしたときのデメリットの一つです。たとえば、フリーランスとして安定した収入を得るためには、多くのクライアントと長期契約を結ばなくてはいけません。特に、独立直後は思うように稼げず生活が苦しくなる場合があります。また、フリーターも毎回希望どおりのシフトに入れるとは限りません。勤務先の事情によってはシフトを減らされたり、契約が更新されなかったりする可能性があります。

2.社会的信用を得にくい

正社員として就職をしない場合、社会的信用を得にくいというデメリットがあります。社会的信用が低いと、ローンが通りにくかったり、クレジットカードの審査が通りにくかったりするでしょう。物件の契約や、車のような大きなローンを組むことを検討している場合は、正社員になって社会的信用を得たほうが有利に進みます。

3.人脈を広げにくい

就職しない道を選ぶと、人脈を広げにくくなるというデメリットがあるでしょう。会社に属すると幅広い年代の人との関わりができ、自分の視野が広がったり価値観が変わったりします。フリーターとして働く場合も人との関わりはありますが、正社員として働くと他部署やクライアントとの交流もあるので、より人脈の幅が広がるでしょう。

4.ビジネスマナーが身につかない

基本的なビジネスマナーが身につかないというデメリットも挙げられます。たとえば、電話対応や名刺交換を行う機会が少ないフリーランスやアルバイトに就いている場合は、ビジネスマナーが身につきにくいでしょう。ある程度年齢を重ねてから就職活動することになった場合、基本的なビジネスマナーが身についていないと選考で不利になる可能性もあります。

年齢が高くなるほど就職は難しくなる

一般的には、30代を超えると就職が難しくなるといわれています。30代を超えると、ビジネスマナーや前職での業務経験が身についていることが前提となる場合が多いからです。「就職したくないから」とフリーターを長年続けていると、いざ就職したいと思ったときに苦労する可能性もあります。就職したくないという気持ちが一時的なものであれば、将来について改めて考えてみてください。

ほかにも就職しないことによるデメリットについて知りたい方は、「就職しないとどうなる?正社員以外の生き方のリスクを解説!」や「就職したくない女性の選択肢は?就活するメリット・デメリットも紹介!」もあわせてご覧ください。

就職したくない方向け!将来のためにできる6つのこと

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就職したくない理由が曖昧だと、ほかの道を選んだとしても自分の思うような生活を送れない可能性があります。「就職をしない」と決める前に、以下を読んで将来のためにできることを確認してみましょう。

1.先輩や知人の話を聞く

就職したくないと考えている人は、先輩や知人から仕事や職業の話を聞いてみましょう。楽しそうに働いている人やフリーランスとして働いている人など、異なる立場の人たちから話を聞くのがおすすめです。いろいろな立場の人から話を聞けば仕事や職業に対するイメージが明確になり、自分が就職をするかどうかの判断材料にもなるでしょう。

2.自己分析をしてみる

就職したくない人は、自己分析をして自分の強みや弱み、性格の特徴などを深く理解しましょう。自己分析をすると、「自分がどう生きたいか」や仕事・職業の向き不向きが明確になります。また、自分に合った生き方を選べるようになり、充実した生活を送れる可能性が高まるでしょう。具体的な自己分析のやり方は、「自己分析のやり方が知りたい!ノートを使った簡単でおすすめの方法をご紹介」にてご紹介しているので、気になる方は参考にしてください。

3.自分の好きなことをやる

就職したくないと考えている場合は、一旦就職活動から離れて自分の趣味ややりたいことをやってみるのがおすすめです。自分のやりたいことを精一杯やれば、仮に上手くいかなかったとしても諦めがつき、新たな道へ進む活力が湧いてくるでしょう。ただし、自分の好きなことをやる場合は、期限を決めて取り組むことが大切です。期限を設定しないとダラダラと過ごしてしまい、上手くいかなかったときに切り替えにくくなる可能性があります。

4.社会人としての理想の姿を思い浮かべる

以下の例を参考に、社会人としての理想の姿を思い浮かべてみましょう。

・昼休憩におしゃれなランチに行く
・海外出張をする
・人脈を広げる
・お金を稼いで趣味に費やす
・成績を残して社内で表彰される

働いている自分の理想の姿をイメージすると、就職したくない気持ちが少しずつ変化することもあります。「就職=辛い」ではなく、「就職=自分が成長できる道」と考えてみましょう。

5.10年後の自分を想像する

10年後の自分を想像して、それを実現するために今できることを選択するのも良いでしょう。未来の自分を想像するのが難しい場合は、反対に「10年後に自分がなりたくない姿」を考えてみるのもおすすめです。たとえば、「10年後給料が少なくて生活が苦しい」「毎日残業ばかりでつらい」など、なりたくない自分の姿を考えてみると、そうならないための対処法を考えやすいでしょう。

就職するからこそできることを考えてみよう

就職したくない場合は、就職するからこそできることは何かを考えてみましょう。たとえば、就職をすると毎月一定の収入が手に入ります。「学生のときに手が届かなかった○○を買ってみたい」「貯金をして△△をしたい」など、より具体的に想像すると良いでしょう。

6.一旦就活をしてみる

一旦就活をしてみるのもおすすめです。就職したくない人は、行動を起こすのが億劫になっているだけの場合もあります。一旦就活を始めてみると、自分では気づいていなかった働くことへのやりがいが見つかるかもしれません。また、新卒就活であれば、悩んでいたとしても早めに行動を起こすのが納得いく就職先を見つけるポイントです。新卒就活の時期は人生で一度しかないため、一旦就活だけしてみて、悩みや問題は就活をしながら考えるのも良いでしょう。

就職したくない…理想の働き方を見つける方法

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就職すると、給与がアップしたり実績を築けたりする喜びがあります。そのためには、仕事が継続できる環境選びも重要です。ここでは、就職したくないと考えている人が理想の働き方を見つけるポイントを紹介します。

業界や業種の視野を広げる

就職したくないと考えているのであれば、幅広い業界や業種、職種を検討してみましょう。視野が狭くなっていることにより、「就職したくない…」という気持ちが芽生えてしまっている可能性もあります。視野を広く持つことで、今までは気がつかなかった企業や仕事・職業への魅力、やりがいなどが発見できるでしょう。第二新卒の業界選び!未経験からの転職先におすすめなのはどこ?」では、第二新卒に向けたおすすめの転職先をご紹介しています。「働いていたけれどもう就職したくない」「視点を変えて業界選びをしてみたい」という方に読んでいただきたいコラムです。

自分に合った企業を見つける

自分に合った就職先を見つけるためには、求人票や募集要項をよく確認し、勤務条件や労働環境について調べることが重要です。また、「スーツを着たくない」「髪色や髪型が自由な会社が良い」など、服装や容姿のルールにこだわることも大切。自分の好きな服装や髪型で仕事ができれば、モチベーションを保ちやすくなるでしょう。在宅勤務が可能な企業も増えているため、通勤のストレスから解放されたい方はそのような仕事や職業を探してみるのもおすすめです。

転職エージェントに相談してみる

就職・転職のプロである転職エージェントに、自分の今後について相談をすることも方法の一つです。就職市場の状況や仕事・職業に対する考え方など、生きた情報を取り入れることで自分の選択は正しいのかを判断できるでしょう。転職エージェントでは、就職に関する相談に真摯に向き合ってもらえるので、将来に不安を抱いている場合は一度相談してみてください。

内定が決まったあとに就職したくないと感じた場合は?

内定が決まったものの就職したくないという場合もあるでしょう。そのようなときは、不安な気持ちを割り切って考えたり、納得できるまで就職活動を続けたりするのがおすすめです。正社員として働けるチャンスを逃さないためにも、気持ちの切り替え方法を知っておきましょう。

就職しないことで生じるデメリットを見つめ直す

「やっぱり就職したくないかも…」と思った場合は、そのままの状態でいることでどのようなデメリットがあるかを見つめ直してみてください。デメリットに関しては、このコラムの「正社員として就職しない4つのデメリット」で説明しています。就職は年齢が若いほど成功しやすいので、本当に正社員として働かない道を選んでも良いのか、将来のことと照らし合わせて考えてみましょう。

不安な気持ちを割り切る

働くことに対する不安な気持ちを割り切って考えてみましょう。初めて正社員として働くときや転職して新たな会社に入社するときは、誰でも不安な気持ちになるものです。不安や緊張があるのは、しっかり働こうとしている気持ちの表れだと捉えて前向きに考えると良いでしょう。

納得できるまで就職活動する

自分の気持ちや金銭面に余裕があれば、納得するまで就職活動を続けてみましょう。4月入社に向けた1~3月、下半期のスタート前の8~9月あたりは求人が増える傾向にあります。ほかの企業も受けてみたいと感じる場合は、この時期に焦点をあてて応募するのも良いでしょう。入社してから「思っていた仕事内容ではなかった」「もっと応募すれば良かった」とならないためにも、後悔のない就職活動をすることが大切です。

「就職したくない」「興味のある職種が浮かばない」とお悩みの方は、若年層向けの就職エージェント、ハタラクティブがおすすめです。ハタラクティブでは、就職や転職に関する情報を網羅したアドバイザーがヒアリングを行ったうえで真摯に対応いたします。一人ひとりの適性を見極め、希望に沿った企業をご紹介。サービスの登録・利用は無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

就職したくないときはどうする?不安や疑問に関するQ&A

ここでは、就職したくない人が抱えるいろいろな不安や疑問をQ&A方式で解説します。

就職しない大学生の割合は?

文部科学省の「令和4年度学校基本調査(6p)」によると、大学卒業後に就職しなかった人の割合は25.5%です。就職者の割合が74.5%なので、単純計算で25.5%ということになります。進路の内訳は、大学院への進学や1年未満の有期契約、臨時の仕事への就職などです。そのほか、フリーターやニートになる人もいるでしょう。いずれにしても、新卒で就職しない人は少数派といえます。「就活しない。そこにある選択肢とは?」で、就職以外の選択肢を紹介しているので、ご覧ください。

参照元
文部科学省
学校基本調査-令和4年度 結果の概要-令和4年度学校基本調査の公表について

既卒になると大手企業への就職は難しい?

既卒になれば大手企業への就職難易度は上がるものの、卒業後3年以内の人であれば、新卒扱いにするように厚生労働省から通達が出ているため、新卒枠で就職できる可能性があります。大手企業は給与水準が高く、福利厚生も充実しているので競争率が高いのは事実。大手にこだわらず、自分に合った仕事内容や社風で企業を選ぶのが重要です。「既卒・職歴なしで大手企業に就職できる?内定を得るコツと方法」のコラムを読み、就職活動の参考にしてください。

参照元
厚生労働省
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について

第一志望でなくても就職したほうが良い?

第一志望でなくても興味がある業界・職種であれば就職するのがおすすめです。働いているうちに自分に合った社風や業務だったと思う可能性もあります。また、正社員の職歴は転職の際に有利になることも。第一志望にこだわり過ぎてフリーターになるより、まずは就職してみるのが良いでしょう。仕事選びの参考には「就職の決め手は?複数内定をもらったときの選び方もご紹介」のコラムをご一読ください。

今は就職したくありません…もう少ししてから考えても良い?

就職に年齢制限はないものの、未経験のまま年齢を重ねてしまうと就職しにくくなります。20代は「採用後に教育できる」と考えられ、人柄やポテンシャルで採用されることも。30代になると経験豊富な転職者と比較されるため、未経験では採用されにくくなるでしょう。卒業後の就職も検討したいという方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。若年層の未経験者に向けた求人を数多く扱っています。

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