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就活に失敗したら人生終わり?その後の進路や就職を成功させる方法もご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 就活に失敗しても、その後の人生が終わりというわけではない
- 就活失敗とは、1社も内定が出ないことや希望の企業から内定が出ないことを指す
- 就活失敗のその後は、もう一度就活を行ったりアルバイト先で正社員を目指したりできる
- 就活失敗のその後は、企業研究や自己分析をもう一度徹底するのがおすすめ
「就活失敗のその後はどうなる?」「就職に失敗したら人生終わり?」と考える方は多いでしょう。「就活失敗」とは、内定をもらえなかった場合だけではなく、希望の企業に就けなかったり、入社後すぐに退職してしまったりする場合などが当てはまります。このコラムでは、就活失敗後の進路や、次の就職活動を成功させる方法もご紹介。このコラムを参考に、就活成功を目指しましょう。
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就活に失敗しても人生終わりではない!
就活に失敗したからといって、人生が終わるわけではありません。学生でなくなっても就活を行うことはできるので、過度に自分を責めるのは避けましょう。長い人生で失敗は必ずあると考え、経験を糧にして前向きにチャレンジすることが大切です。
この項では、就活の成功率や失敗したあとにリカバリーが可能である理由を解説します。気持ちを切り替えて、今後の進路を前向きに考えるための参考にしてみてください。
就活に失敗する人の割合
すべての求職者が第一志望の会社に合格したり、正社員として入社できたりしているわけではありません。厚生労働省の「令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」では、2023年3月卒業の大卒者の就職内定率は97.3%。高い数値ではあるものの、就職が叶わなかった人も2.7%いるといえます。
自分だけが就職に失敗したわけではないと考え、あまり深刻にならず気持ちを切り替えることが、就職成功への近道といえるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します
既卒や第二新卒の需要は高い
採用市場において、既卒や第二新卒の需要は高いとされています。厚生労働省の「第7回 今後の若年者雇用に関する研究会資料 図表17 既卒者の募集状況」では、新卒枠で既卒者を募集した会社が2019年時点で70%ありました。また、卒業後の経過期間を2年超や上限なしとする会社が増えており、2010年には64%だったのが、2019年には75%に増加しています。
既卒・第二新卒の需要が高い理由は、採用競争の激化により新卒採用だけでは人材を確保しきれない企業側の事情や、少子化の影響で20代の若い人材のニーズが高いという点が挙げられるでしょう。就活に失敗してその後既卒や第二新卒になっても、就職するチャンスは十分にあるといえます。
就活失敗を繰り返さないためには、内定を得られなかった背景もあわせて分析することが大切です。就活の失敗を振り返ることは、より自分に合った企業や働き方を見つけるチャンスにもなり得るでしょう。詳しくは、「就活の失敗は取り返せる!原因と改善策について考えよう」のコラムをご一読ください。
参照元
厚生労働省
今後の若年者雇用に関する研究会
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- やりたいことが分からない・・・
「就活失敗」と感じる瞬間は?5つの例
就活に失敗してしまった例として「どこからも内定をもらえなかった」「入社後に早期退職してしまった」などが挙げられます。ここでは、就活に失敗してしまったと考えられる理由について紹介するので、確認してみましょう。
1.どこからも内定をもらえなかったとき
就活に失敗したと感じる例の一つは、「どの企業からも内定をもらえなかったとき」です。意欲をもって就活したのに内定ゼロである場合、ひどく落胆してしまうことも少なくないでしょう。また、すでに内定を得ている周囲の友人と比較してしまい、「自分一人だけが就活に失敗している」と不安を感じる可能性もあります。
2.内定はもらっているが希望の会社ではないとき
就活に失敗した状態の例には、「内定はもらえたものの、第一志望の会社ではなかった」というケースも挙げられます。自分の第一志望の会社に採用されなかったとき、就活に失敗したと捉える方は多いようです。
しかし、第一志望の会社でしか自分のやりたいことができないわけではありません。本命の会社でなくても、スキルアップしキャリアを積んでいくことは可能です。気持ちを切り替え、前向きに働き続ければ、仕事の楽しさややりがいを感じられたり、「あのとき頑張って良かった」と思えたりする可能性もあるでしょう。
3.正社員として就職できなかったとき
正社員への就職が叶わず、派遣社員や契約社員などの非正規社員として入社した場合、就活に失敗したと考える方もいます。しかし、スキルや経験を積んでいけば、非正規から正社員への雇用転換を目指すことは可能です。
派遣や契約社員の場合、雇用期間に定めがあるという特徴を活かし、「契約満了までにこのスキルを身につける」と、計画的に目標を立ててモチベーションを維持することで成長していけるでしょう。また、契約内容や会社の方針にもよりますが、成果が認められれば正社員登用のチャンスがあることも。そのため、正社員就職を諦めず、前向きな気持ちを持って仕事と向き合いましょう。
4.入社はしたものの早期離職してしまったとき
内定をもらった企業に入社したものの早期離職をする場合も「就活に失敗した」と感じやすいようです。
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」によると、2019年3月卒の社会人のうち、入社3年目までに離職しているのは大学卒業者で32.3%、高校卒業者では37.0%ほどいることが分かります。なお、2010年から2015年の5年間の入社3年以内での離職率は以下のとおりです。
大卒 | 高卒 | |
---|---|---|
2015年 | 32.0% | 39.2% |
2016年 | 32.8% | 39.5% |
2017年 | 31.2% | 36.9% |
2018年 | 31.5% | 35.9% |
2019年 | 32.3% | 37.0% |
参考:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します 新規学卒者就職率と就職後3年以内離職率」
上記の結果から、卒業年度に関わらず、入社3年以内の離職率はおおよそ3割程度で推移していることが分かります。早期退職は決して珍しいことではないため、必要以上に自分を責めずに「次は自分に合った会社が見つかるはず」と前向きに気持ちを切り替えて転職活動に臨みましょう。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します
5.入社してみたらブラック企業だったとき
入社した会社が「極端な長時間労働やノルマがあった」「サービス残業やパワーハラスメントが横行している」といったブラック企業だった場合も、就活に失敗したと感じる例として挙げられます。
業務時間が長過ぎたり、理不尽な叱責を日常的に受けたりするブラック企業で長く勤め続けることは難しく、無理して働き続けると心身の健康を害してしまう可能性も。このような場合は、自分の心身の状態を見て、転職や休職といった次の行動に移るほうが良いといえるでしょう。
ブラック企業に入社した場合の対応方法は、「ブラック企業の特徴とは?入社前に見極める方法と対処法を解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
就活に失敗する人によくある10の特徴
就活に失敗する人によくある特徴は、「企業研究や自己分析が不十分」「コミュニケーションを取るのが苦手」などです。以下で、就活に失敗する人にありがちな特徴を10個ご紹介します。
1.就活の準備を始めるのが遅い
就活に失敗する原因の一つに、就活の準備を始めるのが遅いことが挙げられます。新卒の場合、就活は大学3年生の3月から始まるのが一般的。しかし、就職に成功している方は就活が一斉にスタートする時期よりも前から準備に取り組んでいます。
たとえば、3年生になった時点で自己分析や企業研究を始めたり、6月から始まるインターンシップに参加したりするなどして、少しでも有利になるように準備を進めているようです。一方、まだ本格的に始まっていないからと何の準備もせずにいると出遅れてしまい、結果として失敗しやすくなります。
2.規模や知名度を重視して企業を選んでいる
企業規模や知名度を優先して大企業や人気企業の選考ばかり受けていると、就活に失敗しやすいといえます。大手企業や人気企業は応募者が多く倍率が高いため、選考のハードルも自然と高くなる傾向があるためです。
選考を通過しにくい人気企業のみを受けていると、内定をもらえる確率が低くなりやすいもの。就活では、企業の規模や知名度にこだわり過ぎず、視野を広くもつことが大切です。
3.企業研究と自己分析が不十分
就活に失敗しやすい人の特徴として、企業研究や自己分析をしっかり行っていないといった点も挙げられます。企業について十分に理解せず、自己分析を怠ったまま面接に臨むと、うまく受け答えできない可能性が高いでしょう。仮に入社できても、「思っていた仕事や環境と違う」「自分には合わなかった」など、ミスマッチを起こすリスクも高まります。
企業研究と自己分析は時間を掛けて行うもの。就活スケジュールを把握し、逆算して早めの準備を心掛けましょう。
4.他人の意見を聞き入れない
ほかの人からの意見やアドバイスを聞き入れずに自分の考えに固執してしまうことも、就活失敗の原因となります。
周囲に相談をしたり、社会人の先輩からアドバイスをもらったりすることは、自分の就活を客観視するうえで大切なこと。他人の意見を柔軟に取り入れ、自分に欠けている視点を補いましょう。
5.理想や目標を高く設定し過ぎている
理想や目標を高く設定し過ぎることも、就活が失敗する原因となります。企業に求める条件を高く設定し過ぎると、応募する企業の選択肢が狭まってしまうためです。また、自分のスキルに見合っていない高過ぎる理想を追い求めると、企業とのミスマッチが原因で内定は遠のいてしまいます。
応募できる企業が少ない場合は、一度すべての条件を見つめ直してみましょう。譲れない条件を2~3つだけに厳選したり、自分のスペックに合わない条件を設定していないか考えたりしてみるのがおすすめです。
6.コミュニケーションを取るのが苦手
就活に失敗しやすい人の特徴として、コミュニケーションを取るのが苦手であることも挙げられます。
就活を効率良く進めるには、ほかの就活生と情報共有をしたり、面接練習を繰り返したりするのが有効です。しかし、コミュニケーションが苦手だとなかなか機会を得られず、対策不足のまま選考を迎えることも。また、コミュニケーションへの苦手意識から、面接でも採用担当者との意思疎通を難しく感じることもあるでしょう。結果として内定を逃しやすくなったり、希望の企業に入社できなかったりと就活に失敗する可能性が高まります。
7.就活のマナーが身についていない
基本的なマナーが身についていないのも、就活に失敗する人によくある特徴の一つです。たとえば、「あいさつができていない」「言葉遣いが乱れている」といった行動が原因で、「入社後に仕事を任せられるか不安」といった懸念を抱かれる恐れがあります。
また、就活では身だしなみも大切なポイント。だらしない服装では、面接官からの第一印象が悪くなってしまいます。就活中はスーツを着るだけでなく、頭の先から爪先までしっかり身だしなみを整えましょう。髪は切りそろえ、ネイルなどはせず、シワのないスーツをまとい、磨いた靴を履くことがマナーです。
8.就活を楽観的に考え過ぎている
「どこかの企業からは内定をもらえるだろう」と楽観的に考えているのも、就活に失敗する人によくある特徴といえます。
前向きな姿勢は大切ですが、なんとかなるだろうという気持ちから準備や対策をせずに就活を進めてしまうことは失敗の元になることも。ポジティブな気持ちをもちつつも、必要な対策や準備は入念に行いましょう。
9.職種や職業に対するこだわりが強過ぎる
特定の職種や職業に対するこだわりが強過ぎることも、就活失敗につながる特徴の一つです。こだわりが多く業界や業種を絞り込み過ぎてしまうと、応募できる企業数は少なくなります。応募企業が少ないと、その分内定を獲得できる確率も低くなり、失敗につながりやすくなるでしょう。
また、職種や業種によっては、専門的な知識や経験、技術が必要となる場合も。それらが不足していれば、いくらこだわりをもって就活を行っても、志望企業からの内定は得にくいといえます。
10.慎重になり過ぎている
就活に慎重になり過ぎてしまうことも、失敗につながる要因となることがあります。
就活は人生を大きく変えるものでもあるため、慎重に行いたいという気持ちになることはあるでしょう。しかし、慎重になって仕事選びの段階で時間を掛け過ぎてしまったり、「この企業に興味があるけど自分のスキルでは受からないだろう」と決めつけてエントリーせずにいたりすると、内定をもらえる可能性も減ってしまいます。応募しなければ内定はもらえないので、慎重になり過ぎず、まずは応募してみることも重要です。
就活へのやる気がない人も要注意
就職に対するやる気がなければ、内定をもらえずに失敗する可能性が高いといえます。求職者のなかには、就職後に自分が何をしたいのか分からず就活のやる気が湧かない方もいるでしょう。そういった方は志望動機や自己PRでアピールする内容にも悩むことが多く、就活へのモチベーションも維持するのが難しいようです。
やる気のなさは態度や声のトーンで採用担当者に伝わりやすいので、目標を見つける努力や働くメリットなどを洗い出すことが大切。就職は自分にとってどのようなメリットがあるのか、もう一度考えてみましょう。
就活が失敗してしまう原因は、「就活に失敗してもなんとかなる?結果が出せない原因やその後の対処法を解説」のコラムでも解説。あわせてチェックし、就活が失敗してしまう理由を把握しましょう。
学歴を強みとして就活に失敗した理由
学歴を強みとして臨んだ就活で失敗してしまう理由は、「理想年収を高く設定し過ぎている」「学歴に最も価値があると思い込んでいる」などです。
学歴が高いからといって、就職に成功するとは限りません。ここでは、学歴が高いのに就職に失敗してしまう理由を解説するので、ぜひチェックしてみてください。
理想年収を高く設定し過ぎたから
理想の年収を高く設定し過ぎると、応募できる企業が限定されてしまい、結果的に内定をもらえる可能性が低くなります。「学歴が高ければ必ずしも年収が高い企業に入れる」とは限らないので、注意が必要です。
年収が高い企業は魅力的に見えますが、公開されている情報どおりの給料を絶対にもらえるともいえません。年収は業績や評価にも左右され、絶対的なものではないため、囚われ過ぎないことが大切です。
学歴に最も価値があると思い込んでいたから
「学歴こそが最も価値がある」と思い込んでしまうことも、就活が失敗してしまう原因になります。学歴自体の価値を高く見積り過ぎていると、企業の条件を高く設定し過ぎたり、学歴以外のアピールポイントを明確にしないまま選考に臨んだりする恐れがあるからです。
仕事をするうえで求められる能力には、コミュニケーション力や分析力など、学歴以外にもさまざまあります。そのため、学歴のみを長所としても、企業からの好印象を得ることは難しいでしょう。学歴以外に仕事で活かせるポイントを明確にし、アピールすることが大切です。
就活失敗のその後の9パターンの進路
就活に失敗したあとの進路としては、「就職浪人」「留年」などがあります。ほかにも公務員を目指したり、バイト先や派遣先で正社員を目指したりするなど、さまざまな進路を選ぶことが可能です。
たとえ就活に失敗したとしても、その後の人生には幅広い可能性や選択肢があることを覚えておきましょう。
就活に失敗したあとの具体的な進路について以下で詳しく解説しているので、確認してみてください。
就活失敗のその後の進路
1.就職浪人
就活に失敗したら、いわゆる就職浪人として、卒業後も就活を続ける選択肢があります。就職浪人とはいわゆる既卒のことで、卒業後も就活を続けている方のことです。
厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」によると、2010年には「学校を卒業してから3年以内は新卒枠で応募受付できるようにすること」という指針が出されたため、既卒者が応募できる求人も多く見受けられます。就活の失敗を乗り越え、就活を行っていることにポテンシャルを感じてくれる会社もあるので、前向きな姿勢で継続しましょう。
参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!
心身が疲弊しているときは一旦休むのもアリ
就活に失敗し、心身ともに疲弊してしまう方もいるでしょう。そのようなときは、思い切って就活を休むのも一つの方法。一旦休んで疲れた身体と心を癒やし、就活に役立つ勉強をしたり、就職が有利になる資格を取得したりするのもおすすめです。
焦って妥協した会社に就職したり、就職すること自体を諦めたりしても良い結果には結びつきにくいもの。急がば回れというように、一度休んで就活が有利になる方法を考えてみましょう。
2.留年
在学中に就活に失敗したその後に、あえて留年して翌年も「新卒者」として就活を行う方法もあります。一般的に「高学歴」や「難関」といわれる大学に在学している場合、卒業するよりも留年して「高学歴の新卒」という点をアピールポイントの一つとして再び就活に挑戦するほうがメリットが大きいこともあるようです。
ただし、新卒として就活できる一方で、学費など金銭面の負担が大きいデメリットが考えられるので、よく検討する必要があるでしょう。
高学歴を活かすのであれば早めの就活を!
高学歴を活かして就活を行うのであれば、早めに行動することがおすすめ。高学歴であっても、年齢を重ねると、正社員として採用してくれる企業は少なくなる傾向にあるためです。フリーター期間が長くなり過ぎないよう、できるだけ早めに行動を起こしましょう。
「高学歴フリーターを続けても大丈夫?将来のリスクと就職成功のコツを解説」のコラムでは、高学歴の人が正社員になる方法をまとめています。就活に失敗してしまった高学歴の人は、あわせてご覧ください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
3.公務員を目指す
就活に失敗して就職浪人や留年するなかで、公務員に挑戦することも可能です。
公務員は学歴や経歴に関わらず「公務員試験に合格した人」が対象なので、しっかりと対策を行えば就職できるのがメリットといえます。ただし、職域や自治体によって年齢に上限を設けていることもあるため、既卒就活や転職で公務員を目指す方は注意してください。
4.進学・留学する
大学院や専門学校などに再び進学すれば、改めて新卒として就活に挑戦するチャンスが得られます。ただし、進学はあくまでも「学び」が目的。単に学生期間を伸ばしたり、新卒という肩書を求めたりする目的で進学すると、学業に励むことを困難に感じる場合もあるでしょう。ほかにも、「周囲の新卒者に比べて年齢が高くなる」「カリキュラムに応じた学費が掛かる」「入試対策が必要」という点も忘れてはいけません。
また、留学という進路も選択肢のうちです。留学で気をつけたいのは、「1年以上の正規・交換留学が学歴として認められる」という点。正規留学とは、現地の学校に入学して学生と同じ授業を受け、専門分野の単位・学位を取得する留学のことです。語学留学やボランティア留学は、正規留学ではありません。たとえば、3年間語学留学をしていても学歴として履歴書に書けるわけではないので、注意しましょう。
5.起業・フリーランスとして働く
就活に失敗したら、起業する選択肢もあります。起業するメリットは、働き方の自由度が高いことや努力次第で高収入を得られる可能性がある点。ただし、会社を興したあとに経営を安定させるためには事業資金や人脈、経営ノウハウなどさまざまなものが必要となります。リスクが高いため、起業する場合はしっかりと準備や対策を行ってから挑むのが良いでしょう。
就活失敗後にフリーランスとして働く方も少なくありません。フリーランスとして働きやすい職種として挙げられるのは、システムエンジニアやWebデザイナー、Webライターなど。これらはプログラミングやSEOなどの知識が必要ですが、自分には無理だと思う前に、働き方の選択肢にしてみましょう。
6.バイト(フリーター)
就活に失敗したあと、フリーターになる方もいます。生活するうえでは、家賃や食費、光熱費などが必要になるため、収入を得るためにフリーターとしてアルバイトをしながら、就活を続けると良いでしょう。正社員に比べて収入や雇用は不安定ではあるものの、パートやアルバイトをしながら生活することも可能です。また、企業によっては、正社員登用制度を利用して非正規雇用から正規雇用への転換を目指せる場合も。アルバイト求人をチェックする際に、制度が導入されているかや登用実績はあるかなどを確認しておくことをおすすめします。
フリーターにおすすめの職種や就活のポイントは、「大卒フリーターの割合は?就職活動の進め方やおすすめの職種もご紹介」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
7.知人のつてで就職する
知人のつてをたどって、仕事を紹介してもらえないか頼んでみることも一つの方法。就活に失敗してしまったことを正直に話すことで、企業を紹介してもらえる可能性があります。
企業によっては紹介による採用を重視しているところもあるほか、内定を辞退した人がいて補充要員を探している場合も。周りの方に相談してみることで、思いがけない選択肢が見つかることもあるでしょう。
8.派遣社員から正社員を目指す
派遣社員として就職し、正社員を目指すことも進路の一つです。派遣会社に登録し、派遣された企業での仕事ぶりが認められれば、正社員として働くことを勧められる場合もあります。自分の仕事に丁寧に取り組んで成果を出すことで、正社員への道が開ける可能性があるでしょう。
就活に失敗したあとの進路については、「就職に失敗した原因とは?その後の進路や内定獲得のポイントを解説」のコラムでもご紹介しています。自分の進路に悩んでいる場合は、こちらもあわせてチェックしてみてください。
就活に失敗したその後にニートや引きこもりになることも
就活失敗のショックや挫折感により、ニートや引きこもりになってしまう方も一定数いるようです。一度引きこもってしまうと、再び外に出る勇気をなくしてしまい、人と会うことも避けがちになったり、生活リズムが崩れたりする恐れがあります。
以下で、ニートや引きこもりから脱して就職するための方法を解説しているので、ぜひお役立てください。
ニートや引きこもりから就職するための方法
ニートを脱出するためには段階があります。まずは生活習慣を改善することから始め、周囲の人との会話も増やしてみましょう。いきなり正社員就職するのに不安を感じる方は、アルバイトに挑戦してみるのも手です。
就活失敗後、「この生活を続けたくない」「なんとか就職したい」と思うニートの方は、以下で解説するニート脱出の方法をぜひ試してみましょう。
生活習慣を改善する
起床・就寝時間を固定する、朝・昼・晩の食事の時間を決めるなどして、生活習慣を整えましょう。
ニート生活が続くと、夜型の生活になったり食事のタイミングが不規則になったりしがちです。生活習慣が乱れると体調を崩しやすくなるほか、働き始めた際に今の生活とのギャップを感じて疲れやすくなります。
正社員として就職すると就業時間が決まっていることが多いため、規則正しい生活に整えておきましょう。
周囲の人と積極的に会話する
家族や親しい友人など、信頼できる周囲の方と積極的に会話を交わし、人と接することに慣れていきましょう。就職して働く場合、程度の差はあれ、周囲とコミュニケーションを取りながら業務を進めていく必要があります。
引きこもっていたことで、人とのコミュニケーションに不安を覚えていると、ニート脱出が難しくなる恐れも。そのため、まずは身近な人とのコミュニケーションを図ってみてください。
アルバイトから始めてみる
「働きたいけれど、いきなり正社員になるのは不安…」という方は、自分のペースで働けるアルバイトからスタートするのがおすすめです。
アルバイトは未経験からもチャレンジしやすく、基本的に勤務日数・時間に融通が利くのが魅力。アルバイトとして働けば、業務の知識やビジネスマナー、コミュニケーションスキルを磨くこともできるでしょう。
ニートから正社員への就職を目指している方は、「ニートの定義とは?フリーターとの違いや就職を目指す際のコツも解説」もあわせて参考にしてください。
就活失敗後の次の就職を成功へ導く8つの方法
就活で失敗しても次の就職で成功するには、「大企業ばかり選ばない」「経験を積んだあとに転職する」などの方法があります。一度失敗してしまった場合、同じように就活を行っても、また失敗してしまう可能性も。大切なのは、同じ失敗を繰り返さないよう失敗の原因を分析し、それに合わせた対策を取ることです。
ここでは、就活で失敗してしまった場合、次の就活を成功に導く方法をご紹介します。
就活失敗後の次の就職を成功へ導く方法
1.理想にこだわり過ぎない
一度就活で失敗した場合、次の就活では理想にこだわり過ぎないように注意しましょう。このコラムの「理想や目標を高く設定し過ぎている」で述べたように、就活がうまくいかなかった原因は、自分のスキルに対して求める条件が高過ぎたことが考えられます。
年収や労働条件などの理想だけではなく、職種や業種の理想についても「自分の能力に見合っているか」という視点から、再度検討を行いましょう。
2.採用されやすい求人に応募する
就活失敗後、正社員を目指して引き続き就活をするのなら、既卒やフリーター、未経験を歓迎としている求人に応募しましょう。特に、未経験者を積極的に採用している求人は専門的な知識やスキルを求められないことが多く、コミュニケーション能力や働く熱意を上手くアピールできれば採用されやすいからです。
なお、即戦力を求める中途採用では社会人として働いた経験が必要とされることが多いので、アピールできる経験や実績がない方は避けたほうが無難でしょう。仕事内容と会社情報をしっかり確認したうえで就職活動を行うのがポイントです。
3.既卒や第二新卒の強みを活かす
就活に失敗したあと、既卒や第二新卒として再度就活している方は、年齢や熱意をアピールしましょう。若く柔軟性があり、特定の会社のやり方に慣れきっていない人材は、会社から歓迎されるようです。
また、就活に失敗したという苦労を乗り越えようと努力している姿を、高く評価してくれる会社もあります。「正社員になることへの強い意欲がある」とアピールし、内定を勝ち取りましょう。やる気や熱意のある人材を欲しがっている会社は多くあるので、自分の強みを活かして、フリーターとして得たスキルや、第二新卒として学んだことをポジティブにアピールするのがポイントです。
既卒就活を成功させるためのポイントは、「既卒就活の成功ポイント!プロによる面接対策のコツや実際の体験談をご紹介」のコラムで詳しく解説しているので、こちらもあわせてご一読ください。
4.大企業ばかり選ばない
競争率の高い大企業や人気企業ばかりを選ばずに、中小企業やベンチャー企業も選択肢に入れることも検討しましょう。「規模や知名度を重視して企業を選んでいる」で述べたように、大企業を狙って就活し失敗してしまった場合は、選択肢を広げてみる必要があります。
なかには、自分の興味のある分野に挑戦できたり福利厚生が整っていたりする中小企業やベンチャー企業も。視野を広くもち、就活を進めましょう。
地元に戻るのもアリ
都会での就活がうまくいかなかった場合は、地元に戻ってみるのも良いでしょう。就職する地域を広く考えることで、より幅広い企業の求人に応募できるようになります。
また、地域に根ざしている企業では、その地域出身の人材を求めている場合も。その点でも、地元での就活は有利に進められる可能性があるといえます。
5.経験を積んだあとに転職する
理想の企業に就職できなかった場合は、ほかの企業で経験を積んだあとに転職するのも一つの方法です。社会人としての基本マナーを身につけることや同業種の企業で経験を積むことは、転職の際に有利に働くことがあります。
「第一志望から内定をもらえなかった」という場合でも落ち込み過ぎず、まずは内定をもらえた企業に入り、経験を積んだうえで理想の企業に転職することも検討してみましょう。
6.バイト先や派遣先の正社員になる
就活失敗後、アルバイトや派遣といった非正規雇用で働いている方の場合、バイト先や派遣先の正社員になることを検討するのも良い方法です。勤務先の正社員登用に関する基準や要件を満たせば、非正規雇用から正規雇用への転換が可能になります。
正社員登用制度を導入しているかや、登用の基準は企業によって違うため、事前に確認しておくと良いでしょう。正社員登用制度について詳しくは、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムをご一読ください。
7.資格を取る
就職に有利な資格や、希望する業種に関連する資格を取るのもおすすめの方法です。専門的な知識があることのアピールになるだけでなく、資格取得のために努力した姿勢を企業から評価してもらえるでしょう。また、特定の業種や職種では、資格をもっていることが必須条件の場合もあるため、取得しておくことで就職先の選択肢が広がる可能性があります。十分に調べたうえで、就活に役立つ資格を取得しましょう。
しかし、資格取得を優先して空白期間が長引き過ぎてしまうとマイナス評価につながりかねません。取得までに必要な期間も踏まえて、資格勉強を始めるかどうかを考えてみてください。
8.就職・転職エージェントに依頼する
自分1人では就活を成功させる自信がない場合は、就職・転職エージェントに依頼するのも効果的です。就職・転職エージェントとは、民間企業が運営する求職支援サービスのこと。担当者がつき、応募する会社選びや履歴書の添削、面接練習などのサポートを行ってもらえます。就活のプロから客観的なアドバイスをもらえるので、前回就活に失敗した原因を明らかにしたうえで的確な対処法を講じることができるでしょう。
今後の進路や就活のやり方に困っている場合は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブのご利用対象は、20代のフリーターや既卒、第二新卒といった若年層。扱う求人の多くが未経験歓迎や学歴不問です。人柄やポテンシャルを重視する企業もご紹介できるので、経歴に自信がなくてもご安心ください。自己分析の深堀りや書類の書き方、面接練習などはキャリアアドバイザーと一緒に進められます。また、1分程度で行える適職診断も利用可能です。これらすべてのサービスは無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
就活失敗のその後に関するQ&A
ここでは、就活失敗のその後に関するよくある疑問について解説しています。就活に関する後悔や引きこもりからの就活についても触れているので、今後の進路に迷っているという場合はぜひチェックしてみてください。
就活失敗したことを後悔する気持ちが消えません…
就活に後悔がある場合は、再び就活するときに同じ失敗を繰り返さないためにも記録しておくと良いでしょう。
入社した会社でミスマッチを感じたりパワハラが原因で「就活に失敗した…」と後悔している場合は、もう一度就活を行うのも手。その場合は、「就活で後悔しないためには対策が重要!転職時の注意点なども解説」のコラムを参考に、後悔しない就活をする準備をしてみてください。
就活失敗した女子におすすめの進路は?
卒業後も就活を続ける就職浪人や、新卒として再度就活を行うために留年するといった選択肢が考えられます。そのほかに、公務員を目指したり起業したりするのも、就活失敗後の進路として挙げられるでしょう。
どの進路を選択したとしても、後悔しないように慎重に考えるのが重要です。就活失敗後の進路は、このコラムの「就活失敗のその後の9パターンの進路」でまとめているので、参考にしてみてください。
就活に失敗して引きこもりになったら人生終わりですか?
引きこもりから正社員就職を目指すことは可能なので、落ち込み過ぎないようにしましょう。引きこもりの方が就活する場合、「未経験者歓迎」「経歴不問」といった求人を選ぶのがおすすめ。そのような条件で求人を出している企業のなかには、未経験者向けに入社後の研修や資格取得の支援体制を整えている企業も多くあるためです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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