就職に失敗したらどうする?理由や将来の選択肢を知って対処しよう

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この記事のまとめ

  • 本命企業以外や非正規での就職、内定がもらえずに卒業した状態を「失敗」と捉える
  • 就職に失敗してしまう原因は「志望理由」「企業選び」「選考対策」に問題がある
  • 新卒で就職に失敗したときは「就活を続ける」「留年」「進学」などの選択肢がある
  • 正社員就職を狙うなら若いうちに行動を開始しよう

内定がもらえないと「就職に失敗した…」と落ち込むこともあるでしょう。特に、何社も受けている場合は気持ちが沈んでしまうもの。このコラムでは就活がうまくいかずに悩んでいる方に向けて、今後の選択肢や就職に失敗するパターン、挽回方法をご紹介します。失敗を引きずり続けるのは、もう止めにしましょう。このコラムを参考に「内定」に向かってもう一度踏み出してみてください。

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「就職に失敗=人生終わり」ではない!

「就職に失敗したら、人生は終わり」と考えるのは早計です。就職における「失敗」の定義ごとに、その理由を追っていきましょう。

本命の企業に就職できなかった

第一志望の企業に入社できなかったことで、「就職に失敗した」と考える人もいるようですが、本命の企業でなくとも成長やスキルアップが可能です。働き続けるうちに、仕事の楽しさを覚えることもあるでしょう。数年働いてみて「この企業ではやりたいことを実現できない」と思うのであれば、転職という手段もあります。

正社員就職できなかった

派遣社員や契約社員として就職した場合、正社員ではないことに負い目を感じ、失敗と捉える人もいるでしょう。非正規社員は雇用期間に定めがあるので、「この期間で◯◯を身につける」など、ある程度割り切ったうえで経験を積むのも1つの手。契約内容にもよりますが、勤め先で実力が認められれば、正社員に登用されるチャンスもあります。

内定がもらえないまま卒業した

新卒の就活で書類選考や面接に落ち続け、1社も内定がもらえないまま卒業してしまった状態です。実は、内定がもらえていない卒業生は毎年一定数いることが分かっています。
文部科学省の調査によると、令和元年の大学卒業者572,639人中、就職していないのは38,232人(6.7%)。また、パートやアルバイトといった一時的な仕事に就いた人は8,165人(1.4%)います。つまり、卒業者全体の8%以上の人が、正社員になれていないということ。
だからといって、人生がそこで途絶えるわけではありません。新卒での就職に失敗したあとの選択肢については後述します。

参照元
文部科学省
令和元年度学校基本調査

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就職に失敗しても自己否定はしない!

本命企業から内定をもらえなかったり、いつまでも選考が進まなかったりすると、自分の存在そのものが否定された気分になることもあるでしょう。しかし、「就職できない=あなたに価値がない」ということではありません。単純に、その企業にマッチする人材ではなかっただけです。「自分には能力がないんだ」などと悲観せず、自分の能力や適性に相応しい企業を探しましょう。
落ちた社数が多い場合は、選考の段階で何かしらの原因があると考えられます。 次の項目で、当てはまる原因がないか確認してみてください。

就職に失敗する3つの原因

就職に失敗する代表的な原因として、以下の3つが考えられます。

1.志望理由が不明確

なぜその業界・職種・企業で働きたいのか、志望理由が不明確なまま就活をしても、志望動機や自己PRで説得力のあるアピールはできません。「なぜうちの会社を受けたの?」と質問されたときに返答に困るようでは、内定を勝ち取るのは難しいといえるでしょう。
もちろん、会社名を変えればどこでも通用するような抽象的な志望理由も避けるべきです。「それなら他社でも良いのでは?」と思われ、書類選考や面接で落ちる可能性が高くなります。「その会社でしか実現できない目的」を絡めた志望動機とするのが良いでしょう。

2.企業選びが間違っている

企業選びの時点で失敗する場合は、「有名企業だからとりあえず応募する」「おしゃれなイメージの職種だから」といった、先入観や勢いで応募してしまうパターンが多いです。きちんと情報収集しないで応募先を選ぶと、企業の求める人材像と自分の能力や適性が合わず、選考に落ちてしまいます。
また、勤務時間や待遇面だけで選ぶのも失敗する原因の1つ。ほとんどの企業は「自社に貢献してくれる人」を求めています。「待遇が良さそうだから」といった志望理由では、採用担当者の心には響かないでしょう。

3.履歴書の書き方や面接の対策が不十分

応募書類の書き方や面接での受け答えにおいて、基本的なマナーを守るのは最低条件です。「誤字脱字が多い」「敬語の使い方がおかしい」といったことが原因で、選考に落ちることもあります。
また、マナーを守れていたとしても、質問の意図を理解していない的はずれな回答では、採用担当者の印象に残りにくいのが事実。応募書類も面接も、きちんと対策をしていない状態で選考を進めるのは難しいでしょう。

新卒での就職に失敗したあとの選択肢

ここでは、新卒での就職に失敗した場合、その後にどんな選択肢があるのかをご紹介します。

内定をもらった企業に入社し、転職で中途採用枠を狙う

本命以外の企業でしか内定がもらえなかった場合、そのまま就職するのも選択肢の1つ。しばらく働いたあと、まだ第一志望の企業に未練があるなら、中途採用枠を狙って転職する方法がおすすめです。企業に所属することで、社内外でのふるまいが分かったり、基本的なビジネスマナーが身についたりするといったメリットがあります。正社員として経験を積むことは、決して無駄にはなりません。まずは社会に出て働いていてみてはいかがでしょうか。

そのまま就活を続ける

「既卒」として卒業後も就活を続ける方法もあります。既卒とは「大学・高校・専門学校を卒業後、正社員として働いたことがない人」を指す言葉。就活経験のある既卒者は、選考の流れを把握しているので、対策を取りやすいのがメリットです。
既卒の場合、新卒枠ではなく中途採用枠で応募することになりますが、最近では既卒者を歓迎する企業も多く、職種未経験OKの求人が増えています。
既卒採用を行っている企業ではポテンシャルを重視した選考である傾向が強いです。「早めに就職したい」と考えているなら、中途枠を狙って就活を続けましょう。

留年して来年度の新卒枠を狙う

どうしても新卒枠での就職を望むなら、留年して大学に在籍し続けるのも良いでしょう。もちろん、在籍期間が伸びればその分の授業料が必要になります。そのため、金銭面での負担をクリアできる人だけが取れる方法です。
留年はもう一度新卒枠での応募ができることや、大学のサポートを受け続けながら就活ができることがメリット。ただし、面接で「なぜ留年したのか」と問われることもあります。採用担当者が納得する答えを用意しておかないと、スムーズに選考を進めるのは厳しくなるでしょう。

大学院に進学する

留年と同様、経済的なゆとりがあれば、「大学院へ進学する」という選択肢もあります。厚生労働省の調査結果によると、大学院(修士課程修了)の初任給は約24万円、大卒の初任給は約21万円となっています。院卒で就職した場合、ほかの学歴の人とくらべて初任給が高いのがメリットです。
ただし、院に進学するためには試験に合格しなくてはなりません。また、企業は院卒者に対して専門的な知識や高度な技術を求めることが多いです。特に理系はその傾向が強く、応募資格が細かく記載されていることも。試験対策や進学後の研究に真面目に取り組める自信がある人は検討をしてみましょう。

参照元
厚生労働省
令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給

フリーターになる

生計を立てるため、ひとまずフリーターをするという道もあります。このとき、志望業界や希望職種に近いアルバイト先を選ぶと効果的。現場での経験があると、就活の志望動機や自己PRで説得力のあるアピールができます。
ただし、フリーター生活は長引くと就職の機会を失ってしまう可能性もあるので注意。「◯歳まで」「◯◯のスキルが身につくまで」などのように、期限を決めておきましょう。

資格の勉強をする

やりたいことや就きたい職業が決まっているなら、「半年間」「一年間」など期間を決めて、専門資格の勉強に励むのも良いでしょう。
働き始めると勉強に集中する時間が取りづらくなるので、将来的に役立つ資格を手に入れたい人にはおすすめの方法です。

引きこもりやニートになるのは避けよう

就職に失敗したショックで、引きこもりやニートになるのは避けたいところ。一度ニートなると、コンプレックスを感じて人と会うことを避けたり、生活が乱れてしまったりして、社会復帰が難しくなることもあります。引きこもりやニートにならないためは、何かしら行動し続けることが大切です。

正社員就職を狙うなら早めに行動を!

正社員就職を狙うなら、「人柄」や「将来性」を評価してもらえる若いうちがチャンスです。若年層を対象とした求人は未経験OKの職種も多いので、早め早めの行動が大切。
失敗して終わり、ではなく「失敗しないために次はどうするのか」というスタンスに切り替えていきましょう。原因を見直し、対策することで内定への道はきっと開けます。

若年層の就職に強いエージェントを利用しよう

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