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就活に失敗してニートになった…考えられる理由と就職成功のコツを解説!
更新日
この記事のまとめ
- 就活に失敗してニートになる理由には、就職のための行動に消極的なことが挙げられる
- ニート期間が長引くほど就職が難しくなるため、就活に失敗しても諦めずに挑戦し続けよう
- 就活失敗後の就職を成功させやすいニートの方の特徴は、ポジティブ思考や行動力があること
- 就活に失敗した理由を明確にし、広い視野で仕事を探したり選考対策を徹底したりしよう
- 就活失敗後、ニート脱却を目指すなら就職支援サービスを活用するのがおすすめ
就活に失敗してニートになると、再び就職を目指すための自信をなくしてしまう方もいるでしょう。ニートから希望する仕事に就ける可能性はあるため、就活に失敗しても諦めずに就職先を探し続けるのがおすすめです。
このコラムでは、就活に失敗したニートの方の割合や、就職失敗後にニートになる主な理由を解説。就職を成功に導くための方法もまとめているので、しっかりと対策を講じたうえで改めて正社員を目指してみましょう。
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就活失敗からニートになった方の就職事情
ここでは、学校卒業後にニートになった方の割合や既卒者の就職率について紹介します。自分の現状を知り、状況を把握するための参考にしてみてください。
就活をしなかった・失敗したニートの方の割合は8.2%
文部科学省の「令和5年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値を公表します。 」によると、大学卒業後に進学や就職をせず、有期雇用の一時的な仕事にも就かなかった人は、2023年3月時点で4万8,642人です。卒業者59万162人に対し就活をしなかった、または就活に失敗したニートの方の割合は8.2%でした。
区分 | 就職や臨時労働をしなかった者(率) |
---|---|
2023年3月 | 8.2% |
2022年3月 | 9.4% |
2021年3月 | 9.6% |
参照:文部科学省「令和5年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値を公表します。(p.6)」
2021年3月の同調査では9.6%、2022年3月は9.4%と、2年前からその割合は減少傾向にあるのが分かります。
参照元
文部科学省
学校基本調査-令和5年度 結果の概要-
ニートを含む既卒を採用した企業の割合は40%
厚生労働省の「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況 Ⅳ 結果の概要」によると、2023年度の新規学卒者採用枠に応募したニートを含む既卒者を採用した企業の割合は40%でした。以下に、過去3年度の調査結果をまとめています。
調査年度 | 新規学卒者採用枠で既卒者を採用した事業所の割合 |
---|---|
2023年度 | 40% |
2022年度 | 38% |
2021年度 | 38% |
参照:厚生労働省「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況(p.14)」「労働経済動向調査(令和5年8月)の概況(p.14)」「労働経済動向調査(令和4年8月)の概況(p.14)」
上記のデータから、既卒者を新卒枠で採用する企業の割合は30後半~40%で推移していることが分かるでしょう。ただし、既卒のなかにはフリーターの方も含まれているため、「ニートのみ」に絞った場合は結果が変動する可能性がある点に注意が必要です。
参照元
厚生労働省
労働経済動向調査:結果の概要
就活に失敗してニートになる主な理由
ここでは、就活に失敗してニートになる主な理由を紹介します。以下に当てはまる人が必ずしも就活に失敗したり、ニートになったりするわけではありませんが、要因の一つとなる可能性はあるでしょう。自身に当てはまるものはあるか、チェックしてみてください。
就活に失敗してニートになる主な理由
- 就職のための行動が遅く応募数も少なかったから
- 就職したい・働きたいという意思が薄かったから
- やりたい仕事や気になる職種が特になかったから
- コミュニケーションに苦手意識があるから
- 自分に自信がもてず自己肯定感が低いから
- 努力したにも関わらず納得いく結果を得られなかったから
1.就職のための行動が遅く応募数も少なかったから
就職するにあたっての準備やスタートが遅かったり、企業への応募数が少なかったりすると、就活に失敗する可能性があります。
特に新卒時の就活は競争が激しいため、就活情報の収集や企業研究に出遅れてしまうと、適切なタイミングでエントリーできないことも。早い段階から計画を立てて、継続的かつ積極的に取り組めなければ、就職のチャンスを逃しやすくなるでしょう。
2.就職したい・働きたいという意思が薄かったから
「就職したい」「働きたい」という意思が薄いと、正社員を目指して意欲的に行動している人と比べて就活に失敗しやすいといえます。働く意欲が低いため、就活に対するモチベーションを維持しづらく、必要な努力が不足してしまうでしょう。
就職への関心が薄れる理由には、生活に金銭的な余裕があったり、働く意味を見出せなかったりすることが挙げられます。
3.やりたい仕事や気になる職種が特になかったから
やりたい仕事や気になる職種が特にないことも、就活に失敗しやすくなる理由の一つです。やりたい仕事がないと、「就職できればどこでも構わない」と考えてしまう傾向にあります。投げやりな気持ちのままでは企業研究や面接対策に真剣に取り組めず、選考を通過しにくくなるでしょう。
4.コミュニケーションに苦手意識があるから
人との交流に苦手意識がある場合、就活に対する大きなストレスから、応募や選考に進むのを諦めてニートになってしまう方もいるようです。面接や採用担当者とのやり取りで精神的に疲弊したり、グループディスカッションで緊張して体調が悪くなったりと、就活自体に苦痛を感じてしまうことが要因と考えられるでしょう。
コミュニケーションへの苦手意識は、対策を知ることで軽減できる可能性があります。「コミュニケーションが苦手…原因や仕事に与える影響は?改善方法も解説!」のコラムでは、対人関係を苦手に感じやすい理由や対処法を紹介しているので、ぜひご一読ください。
5.自分に自信がもてず自己肯定感が低いから
「きっと上手くいかない」「自分にできる仕事はない」など、自信がもてず自己肯定感が低いことも、就活に失敗してニートになる理由として挙げられます。自信がないと自分の長所や強みを見つけるのが難しいため、面接やエントリーシートでの自己アピールが不十分になるでしょう。
自信をもつためには、まず自己肯定感を高めることが重要です。詳しい方法については、「自分に自信が持てない原因とは?自己肯定感を高める方法を紹介」のコラムを参考にしてみてください。
6.努力したにも関わらず納得いく結果を得られなかったから
就活に失敗してニートになる方のなかには、「しっかり準備をして努力もしたけれど、就活全落ちしてしまった」という人もいます。やりたい仕事がはっきりしていて、そのために情報を集めたり選考対策をしたりしても、満足できるような結果を得られなければ挫折してしまうこともあるでしょう。
頑張りが報われなかった場合、「自分はダメなんだ」と思い込んで、ふさぎ込みがちになる可能性があります。
就活に失敗したニートの方が就職を諦めないほうが良い理由
ニートから挑戦できる求人があったり、空白期間が短いほうが社会復帰しやすかったりするため、就活に失敗したニートの方も、就職を諦めずに挑戦し続けましょう。以下で詳しい理由を解説するので、就活を再び始めようと考えている方は、ぜひご一読ください。
未経験者や既卒者歓迎の求人に挑戦できるから
求人を募集している企業のなかには、実務未経験者や既卒者を歓迎しているところもあります。少子高齢化による労働人材不足の解消や、企業の年齢構成を良好なバランスに保つうえで、若い人材は一定のニーズがあるためです。
特に、社会人経験が浅い20代は、スキルや経験よりも人柄や将来性を見込まれる「ポテンシャル採用」が期待できます。職歴に自信がないニートの方や業務未経験の方も、正社員への就職を目指しやすいでしょう。
年齢を重ねると経験やスキルを求められやすくなるから
年齢を重ねるほど即戦力となる経験やスキルを求められやすいことも、ニートの方が就職を諦めるべきではない理由の一つです。30代以降の就活では、専門性の高いスキルや豊富な実務経験、マネジメント能力などが重視される傾向にあります。年齢を重ねると応募できる求人数が減ったり、若い人材が選考のライバルになったりもするため、早めの行動が就職を成功させるためのポイントです。
年齢ごとの就活の傾向は、「就職に年齢は関係ある?ベストタイミングは?20・30代別の傾向も紹介」のコラムで詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。
ニート期間が長引くと社会復帰へのハードルが高まるから
ニート期間が長くなると社会復帰へのハードルが高まりやすいため、そうなる前に行動することが重要です。企業側は空白期間が長いニートの方に対して、「働く意欲が低いのでは」と懸念を抱きやすい傾向にあります。
また、ニートからの就活では、面接で空白期間の過ごし方を聞かれやすいため、何もしていない期間が長いほど質問に答えづらくなることも。空白期間をなるべく短くするには、就職を目指して諦めずに行動しましょう。
空白期間がある場合の就活への影響やプラスに活かすコツは、「フリーターの空白期間は転職にどう影響する?アルバイト歴を伝えるコツも!」のコラムを参考にしてみてください。
就活失敗後の就職を成功させやすいニートの方の特徴
就活失敗後の就職を成功させやすいニートの方には、「ポジティブ思考」や「失敗を認めて諦めずに行動できる」などの特徴があるようです。それぞれの特徴について、以下で詳しく説明します。
就活失敗後の就職を成功させやすいニートの方の特徴
- 物事をポジティブに考えられる
- 自分の失敗を素直に認められる
- 諦めずに就職に向けた行動ができる
- 正しく自己分析できる
- 希望条件や仕事内容にこだわり過ぎない
1.物事をポジティブに考えられる
物事をポジティブにとらえられれば、一度就活に失敗しても「次こそは上手くいく」といったように、何事にも前向きな気持ちで取り組めるでしょう。ポジティブ思考は、ストレスと上手に付き合う際にも有効なため、就職後もストレスを適度にコントロールしながら仕事を続けられる可能性があります。
就職先が決まらず前向きに考えられないという方は、「就活はなんとかなるって本当?ポジティブに考える方法やメリットを解説」のコラムをご一読ください。
2.自分の失敗を素直に認められる
自分の失敗を素直に認め受け入れられる方は、就活失敗後にニートとなった場合も就職に成功しやすいようです。就活での失敗を認めることは反省点の分析にもつながるため、反省をもとに改善した就活を行えば、応募書類や面接をとおして採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
自分の失敗を素直に認めることは、就活のみならず仕事を始めてからも大切です。自己成長を続けるためにも、「失敗は成功のもと」と心掛けておきましょう。
3.諦めずに就職に向けた行動ができる
就活が上手くいかなくても諦めずに行動し続けられる継続力は、就職しやすいニートの方の特徴の一つです。「また失敗するかも…」といった恐怖心からニート生活を続けていると、就職へのハードルが上がってしまう恐れがあります。就活にはある程度の慣れも必要なため、諦めずに行動を続ければ、選考の傾向と対策のコツを掴めるでしょう。
上手くいかず悩むときは、就職を成功させた友人や先輩など、第三者に相談してみるのもおすすめです。
4.正しく自己分析できる
就活失敗後から就職を成功させやすいニートの方の特徴として、「正しく自己分析ができる」ことも挙げられるでしょう。自己分析をしっかり行えば、自分の強みや弱み、得意なことなどを洗い出せるため、ミスマッチを防いで理想の企業に就職しやすくなります。
空白期間の間に自分自身の強みや弱み、興味があること、価値観などを深く考える時間を設けてみましょう。
自己分析の方法は、「自己分析とは?実施するメリットや簡単に行う方法をご紹介」でまとめているので、あわせて確認してみてください。
5.希望条件や仕事内容にこだわり過ぎない
企業に求める条件や仕事内容にこだわり過ぎない姿勢も、就活失敗後の就職を成功させやすいニートの方の特徴といえます。仕事探しの軸を設けることは大事ですが、こだわり過ぎると選択肢が限られてしまい、就職活動が難航してしまう可能性も。「譲れない要素」を中心に、幅広い職種や業界のなかから自分に合った仕事探しを行いましょう。
また、希望条件や仕事内容にこだわり過ぎないことで、新しいチャレンジや成長の機会を逃さず、幅広いキャリアプランを模索しやすくなります。
就活に失敗したニートの方が就職成功に近づく9つの方法
再び就活を検討しているニートの方は、前回の反省点の洗い出しや周囲の人を頼るなどの対策を行い、内定獲得を目指しましょう。以下で、就活に失敗したニートの方が就職を成功させるためのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.就活に失敗した原因を洗い出す
過去に就活に失敗した経験があるニートの方は、その原因をしっかり把握することで次の就活に役立てられるでしょう。就活に失敗した理由の一例として、以下のような内容が考えられます。
- ・就活の準備が不足していた
- ・大企業や人気企業ばかりを選んでいた
- ・業種や職種を絞り過ぎていた
ニートから正社員を目指す際は、準備を万全にしたうえで就活を戦略的に進めていくことが重要です。そのため、前回の就活で失敗した原因はどの要素にあるのか、改善点は何かを洗い出す作業が就職成功のカギになります。
2.就職の目的を明確にする
ニートの方に限らず、就活では「就職する目的の明確化」が欠かせません。「なんとなく働いてみる」「ニート生活に飽きた」などの曖昧な気持ちで就活を始めると、志望動機や自己PRに説得力が生まれず、失敗する原因になり得ます。目的を明確にすることで就活の軸ができるので、就職して何を実現したいのか、将来どのようになりたいのかを考えてみましょう。
就活の軸について、詳しくは「就活の軸とは?大切な理由と答え方の例文を紹介」のコラムをご一読ください。
3.深く考え過ぎず行動を起こしてみる
就職の目的を明確にしたら、深く考える前に一歩踏み出してみるのがおすすめです。あれこれ考え込んでしまうと、心配ごとが増えたり失敗に対する恐怖心が芽生えたりして、行動を起こしにくくなります。
「どうしても動けない」「また失敗するのが怖い」というニートの方は、次項の「就活に失敗したニートの方におすすめの就職支援サービス」で紹介する各種サービスの利用を検討してみしょう。就活のプロからサポートを受けることで、ニート脱却の糸口を見つけられる可能性があります。
4.幅広い視野で就職先を探す
希望する就職先を絞り込み過ぎて就活に失敗した経験があるニートの方は、特定の業界や職種、企業にこだわり過ぎず、視野を広くもつ意識が大切です。たとえば、大手や有名企業を志望している場合、中小企業やベンチャー企業にも目を向けてみましょう。倍率が高く経験やスキルが求められやすい大手や有名企業に比べて、中小・ベンチャー企業では、会社と一緒に成長してくれる将来性が重視されやすい傾向にあります。
初めは興味がもてなくても、業界研究や企業研究を進めていくうちに、気になる仕事を見つけられる可能性も。視野を広げて、興味の対象を増やすことが重要です。
5.周囲の人に自分の強み・弱みを教えてもらう
家族や友人、大学の先輩など、第三者の視点から自分の強みや弱みを「他己分析」してもらうのも効果的な方法の一つ。周囲の客観的な意見を聞くと、自分では気づけなかった強みや長所を知れるでしょう。自己分析と組み合わせることで、自身の認識とは異なる部分を見つけるきっかけにもなり得ます。
他己分析の詳細については、「他己分析とは?やり方や得られるメリットについて解説!」のコラムをご参照ください。
6.書類・面接選考の対策に力を入れる
書類・面接選考の対策を十分に行い、採用担当者を納得させられるような回答を準備しておきましょう。企業は選考をとおして、「なぜ自社を選んだのか」や「働く意欲はあるのか」などを細かく見極めようとしています。企業側の質問の意図を理解し、適切に答えられるよう対策を練ることが、就職を成功に導くポイントです。
また、企業研究を行い、志望する企業で活躍している人の特徴や求められている人材なども確認しておきましょう。企業研究のやり方は、「企業研究とは?その必要性とスムーズに行うコツを知っておこう!」のコラムで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
空白期間について聞かれたときの回答を準備する
空白期間があるニートの方の場合、面接で「空白期間は何をしていたのか」と質問されやすいため、スムーズに答えられるよう回答を準備しておくことが大切です。空白期間を振り返り、「資格取得のために勉強していた」「ボランティア活動に参加していた」といった前向きな取り組みを伝えましょう。ただし、実際にやっていないのに嘘をついてはいけません。
面接での空白期間の答え方は、「半年以上の無職期間はどう説明すればいい?面接での上手な答え方」のコラムでも触れているので、参考にしてみてください。
志望動機や自己PRは自分の言葉で考えよう
志望動機や自己PRの内容は、自分の言葉で本当の思いや価値観をしっかり表現することが重要です。採用担当者は、「応募者がどれだけ真剣に企業や業界に興味をもっているのかを知りたい」と考えています。
自分の言葉で考えた志望動機や自己PRを伝えることで、「本当に自社に入社したいのだな」「業務内容をしっかり理解している」といったプラスのイメージを与えられるでしょう。
「ニートの履歴書の書き方を例文つきで解説!就職活動を成功に導く方法とは?」のコラムでは、志望動機や自己PRの作成方法を詳しく紹介しているので、ぜひご一読ください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
7.就職に役立つスキルを身につける
業務に役立つスキルは就活で有利に働く場合があるため、就職成功に近づきやすくなるでしょう。資格やスキルは、その仕事への興味や基礎知識があることのアピール材料になります。ニート期間をスキル習得の時間に充てられれば、選考で好印象を与えられるでしょう。
スキルを身につけたいのであれば、自分が興味のある資格かつ業務に役立つものを選ぶのがおすすめです。詳しくは「就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」のコラムにまとめているので、参考にしてみてください。
アルバイトから始めてみるのも手
「資格を取得するのは難しいけれど、就活で役立つスキルがない」という場合は、アルバイトから始めてみるのも手です。興味のある分野でアルバイトをすれば、仕事のスキルが身につき、結果として就職に結びつくことがあるでしょう。
将来的に正社員としての就職を目指すなら、あらかじめ「1年以内に就活を再開する」と期間を決めてアルバイトを始めると、メリハリをつけて行動できます。
8.自己肯定感を高めて自分に自信をもつ
ニートからの就職を目指すにあたって、自分に自信をもつことを意識してみてください。就活に失敗した経験があると、周囲と比べてしまったり、自分の弱点ばかりが気になったりして、自信をなくすこともあるでしょう。しかし、就職活動は自分自身のために行うものなので、誰かと比べて落ち込む必要はありません。
自己肯定感が高まって自信をもてるようになると、表情が明るくなったり立ち振る舞いが堂々としたりして、面接でも好印象につながるメリットがあります。「自分を褒める」「ありのままの自分を受け入れる」といった方法で自己肯定感を高め、自信をつけましょう。
9.1人だけで就活をしない
就活失敗を経て再び就職を目指す際は、1人で就活を進めず、就活のプロである就職支援サービスを活用するのがおすすめです。就職・転職エージェントのハタラクティブが調査した「若者しごと白書2024」を見ると、就職活動・転職活動を始めるときの不安度について、「経歴」と「自己アピール」に「不安がある」と答えた正社員・フリーターはどちらも60%以上で、比較的割合が高いことが分かります。
プロのキャリアアドバイザーに相談すれば、自分では気づきにくい新たなアピールポイントを発見できたり、志望動機や自己PRの作り方をアドバイスしてくれたりと、就活を始めるうえで心強い存在になるでしょう。1人では解決できない悩みや就職への不安も相談できるので、問題を一つひとつ解決しながら進められるのも大きなメリットです。
就職支援サービスの詳細は次項で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
就活に失敗したニートの方におすすめの就職支援サービス
この項では、就活に失敗したニートの方におすすめの就職支援サービスを紹介します。やりたい仕事や理想の職場への就職を成功させるためにも、自分に合ったサービスを活用しましょう。
ハローワーク
ハローワークは、就職希望者を支援するための雇用サービス機関です。厚生労働省の運営のもと全国各地に設置されており、求人紹介のほかに職業相談や履歴書の書き方、就職セミナーなどの支援も行っています。
また、業務に役立つ知識や技能を習得できる「職業訓練」を受けることも可能。就業に向けたスキルを無料(テキスト代別)で身につけられるので、実務経験が浅いニートから就活を始める際におすすめです。
ハローワークの支援内容については、「ハローワークが初めてのニートも仕事を探せる!利用方法や支援内容を解説」のコラムもあわせてご確認ください。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
ジョブカフェ
ジョブカフェは、都道府県が主体的に設置している若者向けの就職支援施設です。正式名称を「若年者のためのワンストップサービスセンター」といい、求人紹介や就職セミナー、職場体験、カウンセリングなど、各地域の特色を生かした支援があります。自分に合った仕事を見つけるためのサービスを、1ヶ所でまとめて受けられるのが特徴です。
すべてのサービスは無料のため、ジョブカフェという名前のとおり気軽に利用できるのもメリットといえます。ジョブカフェの概要については、「ジョブカフェはニートも利用できる?ハローワークとの違いとは」も参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
ジョブカフェにおける支援
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーションは、就活に踏み出したい15〜49歳のニートの方をバックアップする支援機関です。厚生労働省の委託を受けた全国の民間団体などが運営しており、通称「サポステ」と呼ばれています。専門スタッフに相談することから始められるので、就活に失敗して勇気が出ない場合も一歩目を踏み出しやすいでしょう。
就労相談以外にも、希望に合わせた仕事の就業体験やビジネスマナー講座などを受けられます。仕事に就いたあとの相談サポートもあるため、正社員としての働き始めに不安がある方も安心です。「サポステとは?就職支援サービスの内容や利用方法を解説」のコラムでは、サポステについてより詳しくまとめています。ぜひご覧ください。
参照元
厚生労働省
地域若者サポートステーション
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントは、応募から内定獲得まで、就活を包括的に支援してくれる民間企業です。キャリアアドバイザーによる個別カウンセリングのもと、一人ひとりの希望条件に合った求人情報を提供してもらえます。
就職市場を知り尽くしたプロから実践的なアドバイスを受けられるので、1人で進めるよりも効率的な就活を実現することが可能です。エージェントによっては、ニートやフリーターに特化しているところもあるため、複数の企業を比較検討してみましょう。
就活失敗から正社員への就職を目指しているニートの方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、ニートやフリーター、既卒などの若年層に特化した就職・転職エージェントです。未経験歓迎や学歴不問の求人を多数扱っているので、「経歴に自信がない…」「特別なスキルをもっていない…」というニートの方も、自分に合った就職先を見つけられます。
本番を意識した模擬面接や応募書類の書き方のアドバイス、強みを引き出す自己分析も一緒に行うなど、専任のキャリアアドバイザーが全面的にサポート。丁寧なフォローを受けながら就活に臨めるため、過去に失敗した経験がある方も安心です。サービスのご利用はすべて無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
就活に失敗したニートの方が抱えるお悩みQ&A
ここでは、就活に失敗したニートの方のお悩みをQ&A形式で解決します。現状に不安がある方は、ニート状態から脱却するためのヒントにしてみてください。
就活に失敗したニートは人生終了って本当?
そのようなことはありません。特に年齢が若いうちは、「応募者のポテンシャルに期待して採用したい」と考える企業も一定数あるため、諦めずに行動することが就職成功のカギといえます。
空白期間は、自分に合った仕事に出会うためのチャンスだと前向きにとらえましょう。その後の就活に向けて、自己分析や企業研究の徹底、資格・スキルの習得に挑戦するのもおすすめです。就活失敗に不安がある方は、「既卒は人生の終わりって本当?ニート・フリーターから就職するコツを紹介」のコラムもご一読ください。
ニート状態から脱却するにはどうしたら良い?
自己分析をとおして就職する目的を明確にし、視野を広げて仕事を探してみましょう。就活の軸をもって新たな業界・職種を見てみることで、興味のもてる仕事に出会える可能性があります。
また、過去の経験から就活への意欲が湧かず、自ら動けない場合は、第三者に頼ってみるのも一つの手です。就職支援サービスを活用すれば、就職相談や適性に合った求人紹介をしてもらえるため、就活に踏み出すきっかけとして役立つでしょう。ニート脱却を目指す方は、「ニートから脱却する方法を解説!就職の流れをチェック」も参考にしてみてください。
新卒で就活失敗後のニート期間は選考で不利になる?
ニート期間が3ヶ月程度であれば、それほど不利にはならないでしょう。ただし、空白期間が長引くほど企業側から就業意欲を懸念される恐れがあるため、長くても半年以内には就活を始めるのがおすすめです。
面接の場では、空白期間中に業務に役立つスキルを身につけていたことや、将来のビジョンを明確に伝えると、働く意欲のアピールにつながります。空白期間を面接で伝える際のポイントは、「空白期間が半年から1年以上あると転職に不利?履歴書にはこう書く!」のコラムをご覧ください。
ずっと引きこもりで就活の始め方が分からない…
自分の興味関心や得意なことを考え、どのような仕事が合っているか、やってみたい仕事は何かを考えてみましょう。興味のある分野が見つかったら求人情報を調べて応募し、履歴書や職務経歴書を作成するといった流れで進めてみてください。
また、就活の際は自己PRや面接の練習も重要です。1人での準備が難しい場合は第三者に頼るのも手なので、できることから少しずつ行動を起こし、就活を始める準備を整えましょう。詳しくは、「ニート向けの就労支援機関は?引きこもりから就職する方法を解説!」のコラムをご参照ください。
「就活に失敗して良かった」と思える可能性はある?
自分と深く向き合う時間が取れて、その結果やりたいことができたり、適職と呼べる仕事に出会えたりすれば「就活に失敗して良かった」と思える可能性があるでしょう。就活に失敗したとしても、「自分に合った企業を見つけるための準備期間だ」と前向きにとらえて、就職を諦めないことが大切です。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーが求職者一人ひとりの就活を丁寧にサポートします。所要時間1分程度の性格から分かる適職診断も受けられるので、お気軽にお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。