2018/08/02
【このページのまとめ】
・議決権のある株式の保有割合や実質的な経営権の掌握によって、親会社と子会社が決まる
・大手子会社はネームバリューがあるため、社会的信用が得やすい
・大手子会社は倒産しづらい傾向にある
・親会社よりも子会社の方が就職しやすい反面、昇進が頭打ちになる可能性もある
就職先として人気のある大手企業。就職できれば喜ばしいものの、経験やスキル面で及びそうにない…という方が多くいると思われます。
しかし、大手企業の子会社であれば、可能性として期待できるかもしれません。大手子会社の概要およびメリットとデメリットについて見ていきましょう。
大手企業の子会社について考察する前に、まず、子会社の概要について知識を得ておきましょう。
子会社とは、次の2つのいずれかにより設立されたものを指すことが多いようです。
・会社の事業部を法人化して作った会社
・資本関係をもって新たに設立した会社
さらに、株式の持ち分や資金の配分などにも基準が設けられているとのこと。
下記に2つのパターンを紹介します。
例1)A社の株式50%をB社が所有していると、AはBの子会社
例2)B社はA社の株式を40%しか保有していないが、資金や決裁の面でBに裁量権がある場合は、AはBの子会社
つまり、議決権のある株式の保有割合や、実質的な経営権の掌握によって、親会社と子会社の立ち位置が決まると言えるでしょう。
子会社と聞くと、ネーミングのイメージから、零細企業を思い浮かべる方がいるかもしれません。しかし、子会社といえども従業員が多数在籍しているところは数多くあるようです。
では、子会社の定義や立ち位置が明らかになったところで、就職した際のメリットとしてどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
・親会社のネームバリューが大きいため、子会社の知名度も高い
・親会社に比べると受験者が少ないので就職しやすい
・倒産する可能性が低い
・親会社と同等の福利厚生が期待できる
・対外的な信用を得やすい
上記のように、大手子会社への就職は、多くのメリットがあげられます。
また、社会的な信用度が高いということは、車や家など高価な買い物をする際のローン審査に通りやすいでしょう。ライフステージの変換期に備えて将来図を描きやすくなります。
世間一般的に、物事にはメリットだけではなくデメリットも存在するのが常だと言われているようです。大手子会社に就職後、こんなはずではなかった…ということがないよう、デメリット部分についても見ていきましょう。
・一定以上のポジンションを得ると、以降は昇進しづらくなる
・親会社の経営方針に左右されやすい
・親会社に比べると、給与が少ない
転職や就職を考えている方のなかには、大手子会社のようにできるだけメリットの多いところを望まれる人がいるかもしれません。
目標を掲げることは素晴らしいことですが、上記のようなデメリットも認識して就活をしたほうが良いと思われます。視野が広がるうえ、ミスマッチによる早期退職を避ける効果も期待できるでしょう。
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