既卒だと大手企業に入るのは無理?採用の可能性や内定を得るコツを解説!

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この記事のまとめ

  • 大手企業は採用する人数が多いため、既卒者にも入社するチャンスがある
  • 厚生労働省の指針により既卒者を新卒と同等の扱いにする大手企業も多い
  • 既卒でも大手企業の内定を得やすいのは教育機関を卒業してから日の浅い既卒者
  • 既卒者が大手企業で働くメリットは、福利厚生や労働環境が整っていること
  • 既卒者が大手企業の内定を得るには、自己分析や面接対策を入念に行う必要がある

「既卒が大手企業に入るのは無理?」と不安に思う方もいるでしょう。既卒だからといって、大手企業に入れないわけではありません。新卒より工夫は必要であるものの、大手企業の内定を得ている既卒者は多くいます。このコラムでは、既卒者が大手企業の内定を得るコツをご紹介。大手企業に採用される既卒者の特徴も解説していますので、大手企業への就職を目指す既卒者はぜひ参考にしてください。

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既卒でも大手企業に入れる可能性はある!

既卒者でも、大手企業の選考を受けて入社することは可能です。卒業後3年以内の既卒者を新卒と同等に扱う企業も増えていること、大手企業は企業規模が大きく人材が必要なことなどが要因として考えられます。

大手企業なら既卒者も採用対象とされやすい

大手企業は採用する人数が多いため、その分既卒者にも入社するチャンスがあります。大手企業に明確な定義はなく、一般的には知名度が高かったり、業界での売上シェア率が高かったりする企業を指す場合が多いようです。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査(12p)」によると、新卒採用を行っている企業のうち、既卒者を対象としていない企業は27.9%、「3年程度前卒まで」と回答した企業の割合は約25.4%でした。「前年~5年程度前卒まで」で考えると約56.4%と半数以上の企業が既卒者採用をしています。
また、大手企業は事業規模や従業員数が多く、毎年多くの採用を行う傾向があります。以上のことから、既卒者が内定を得られる可能性もその分上がると考えられるでしょう。

参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査

既卒者を新卒と同等の扱いにする企業も多い

昨今では、既卒者を新卒者として採用する企業も多いようです。その理由は、厚生労働省が2007年に示した「青少年の雇用機会の確保等に関して事業主が適切に対処するための指針(抜粋)」にあります。政府は企業に向けて「教育機関を卒業後少なくとも3年間は、新規卒業予定者と同じ求人に応募できるようにすべきものとすること」との指針を示しました。以上のことから、新卒者と同じ基準で既卒者の採用を進める企業も多くあります。
特に大手企業は、柔軟に政府の指針に対応する傾向にあるため、既卒者でも大手企業の内定を得るのは十分可能といえるでしょう。

既卒とは?

既卒とは一般的に教育機関を卒業して1~3年以内の職歴がない人を指す言葉です。卒業後に就活をしている人や、フリーターをしている人も既卒に該当します。既卒者の就職については「既卒とは?新卒との違いや就活のポイントを解説!」のコラムも参考にしてください。

参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~

既卒から大手企業への就職はハードルが高いのも事実

既卒から大手企業への就職はハードルが高いのが事実です。冒頭でも説明しているように、既卒だからといって大手企業への就職ができないわけではありません。しかし、既卒者は新卒者のように周囲の人と同じタイミングでの就職活動ができないため、情報不足から不利な立場になりがちです。「調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査」によると、「新規学卒採用に重点を置いている」割合は約33.2%、「中途採用に重点を置いている」割合は約27.4%、両者に「ほぼ同じ程度に重点を置いている」割合は約32.0%との調査結果があります。

  新規学卒採用に重点を置いている 中途採用に重点を置いている ほぼ同じ程度に重点を置いている
100人未満 22.0% 38.4% 29.8%
100~299人 32.0% 27.1% 34.4%
300~999人 43.0% 16.4% 35.5%
1000人以上 58.0% 7.4% 31.0%
無回答 31.9% 28.1% 31.8%
合計 33.2% 27.4% 32.0%

引用:「調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査(6p)

また、規模の大きな企業ほど新規学卒採用に重点を置く傾向があり、従業員数が1000人以上の「新規学卒採用に重点を置いている」割合は約58.0%、「中途採用に重点を置いている」割合は約7.4%でした。以上のことからわかるように、新卒者を優先的に採用する考えを持っている企業も多いのが実情です。
既卒者が大手企業の内定を得るには、新卒者以上に就職活動に真摯に取り組み、企業へ積極的に自分をアピールする必要があります。「既卒だから大手企業は無理」とマイナス思考になるのではなく、「企業に自分の良さを知ってもらおう」と前向きにチャレンジする姿勢が重要だといえるでしょう。

参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査

既卒でも大手企業の内定を得やすい人の4つの特徴

既卒でも大手企業の内定を得やすい人には、特別なスキルがあったり、企業にアピールできる強みがあったりという特徴があります。また、教育機関を卒業してから日数が経っていない人も、内定を得やすいといえるでしょう。以下で詳しく説明します。

1.特殊なスキルや経験を持っている

特殊なスキルや経験を持っている人は、既卒でも内定を得られる可能性が高いようです。たとえば、英語力やプログラミングのスキルは、就職活動において大きなアピールポイントになります。また、直接業務に活かせる内容でなくても、「海外でボランティア活動に参加」「夏休みに日本一周をした」など、珍しい経験があると採用担当者の興味を引くでしょう。

2.学校を卒業してから日が浅い

教育機関を卒業してから日が浅い既卒者は、卒業してから日数が経っている人より大手企業の内定を得やすいでしょう。既卒には明確な定義は存在しないものの、一般的に卒業後1~3年の職歴がない人とされています。企業は若い人材を進んで採用する傾向にあるため、教育機関を卒業してから日が浅ければそのぶん有利になるでしょう。また、卒業してから数年経っていると、採用担当者は「この間何をしていたんだろう?」と疑問を持つ可能性も。その点、教育機関を卒業して数カ月~1年以内であれば「就活を続けていた」「◯◯の仕事に就きたく、そのための勉強をしていた」などの理由を説明しやすいです。

3.勉学や運動で成果を出している

勉学や運動で大きく成果を出している既卒者は、強みのない人より大手企業の内定を得やすいといえます。たとえば、スポーツで全国クラスの活躍をしていたり、学業の評価が高かったりする人は企業の評価は高くなるでしょう。採用面接では、自分の残した成果を積極的にアピールしてください。

4.やむを得ない理由で既卒になった

既卒になった理由が自分ではどうしようもなかったり、前向きな理由だったりする場合は、就職活動への影響は少ないようです。たとえば、体調不良や卒業後の海外への語学留学が該当します。ただ就職活動をせずに過ごしていたのではないことが伝われば、大手企業の内定を得るのも十分可能でしょう。なお、既卒になった理由を偽って採用担当者に伝えるのはNGです。ネガティブな理由で既卒になった人のなかには、「正直に伝えたら不採用になるのでは?」と不安になり、本当のことを伝えにくいと感じる人もいるでしょう。しかし、採用面接時の嘘が後になって発覚すれば、内定取り消しになる恐れも。面接では、言いにくい内容でも嘘を付かず、言い換えで良い印象を与える工夫をしましょう。

既卒者が大手企業に入社するメリットは?

既卒者が大手企業に入社する主なメリットは、雇用が安定していることです。大手企業は、事業規模も大きく、業界内でのシェア率も高いため経営が比較的安定しています。そのため、安心して働けるでしょう。また、給与や福利厚生が充実していることも多く、仕事をするうえで良い条件が揃っています。教育体制が整っているのも、既卒者が大手企業で働くメリットです。大手企業は社員教育に重点を置いていることも多く、充実した教育体制が整備されています。そのため、職歴がない既卒者も安心して仕事を始められる環境といえるでしょう。なお、既卒者と新卒者を同じ条件で採用する企業は、研修や教育も同じ内容を実施する場合が多いようです。大手企業で働くメリットについては「大手企業とは?基準や定義を紹介!大企業や中小企業との違いも解説」のコラムも参考にしてください。

既卒が大手への就職を目指す際におすすめな業界や職種

既卒が大手への就職を目指す際におすすめな業界・職種は、広告業界や人材業界の法人営業です。これらの業界・職種では、クライアントのヒアリングを行い、必要に応じた商材を提案するため、提案力やコミュニケーション能力が欠かせません。ほかにも、法人営業の仕事では顧客均衡能力や数字を追う力などが必要であり、これらの能力を求める企業は多いです。
いきなり大手企業を目指すのではなく、段階を踏んで、まずは広告業界や人材業界の法人営業の仕事を行いましょう。業務に当たるなかで提案力や数字に対する能力を磨けば、自分の市場価値が上がるため、大手企業に手が届きやすくなると考えられます。

既卒者が大手企業の内定を得る6つのコツ

既卒者が大手企業の内定を得るには、面接対策を入念に行ったり、強みになる資格を取得したりなどの方法があります。また、誰もが知るような有名企業以外にも大手といわれる企業はあるため、視野を広げるのも内定を得るコツです。

1.自己分析をして自分自身を知る

大手企業への就職を目指す既卒者は、まず自己分析を行ってみましょう。自己分析とは、過去の出来事や感情を振り返り、自分自身がどのような人間なのか知る作業です。自己分析を行うと、自分のアピールポイントや向いている職業が明確になり、就職活動がスムーズになるでしょう。大手企業の求人は人気があり、競争率が高くなります。そのため、少しでも採用担当者に良い印象を与えるために自分とマッチした企業を見つけ出し、自分の魅力を最大限アピールする工夫が大切です。自己分析は、企業選びや採用面接をスムーズに進めるために必要なプロセスといえるでしょう。自己分析のやり方は、紙に自分の特徴を書き出したり、Web上の自己分析ツールを使用したりといった方法があります。

2.面接対策を入念に行う

面接対策を入念に行うと、内定を得られる可能性が高まります。既卒者は、新卒者と面接で聞かれる質問が異なる場合も。たとえば「新卒になった理由」や「卒業から今まで何をして過ごしていたか」はよく聞かれる質問です。あらかじめ、聞かれるであろう質問を想定して上手く返答する練習をしておきましょう。

面接ではポジティブな表現にするのが大切

マイナスな内容をそのまま伝えても、採用担当者から良い評価は得られません。たとえば、既卒になった理由が資格試験が不合格で、目標としていた職業に就くのが難しかった場合。ストレートに伝えると、「仕方なく就職に切り替えた」との印象を持たれる可能性があるでしょう。そのため、「資格試験に落ちたことでほかの職種への興味が沸いた」「資格試験には落ちたが気持ちを切り替えて就職活動に望んでいる」など、ポジティブな表現を意識します。

3.仕事に役立つ資格を取得する

仕事に役立つ資格を取得すると、大手企業の内定を得られる可能性が高まります。どのような仕事でも活かせる資格で代表的なものは、英語力を測る「TOEIC」や、Microsoftofficeのスキルを示す「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」です。また、IT業界への就職を目指すのであれば「ITパスポート」、不動産業界なら「宅地建物取引士」と、専門的な資格を取得するとより良いでしょう。

既卒者が就職のための資格を取る際の注意点は「時間をかけ過ぎないこと」です。このコラムの「学校を卒業してから日が浅い」の項目でも説明しているとおり、既卒者は教育機関を卒業してから日が浅い方が、大手内定を得られる可能性が高まります。そのため、資格の取得に時間がかかって就職活動の開始が遅れると、内定が出にくくなる場合もあるでしょう。いくら就職に有利になるとはいえ、なかなか合格できず就職活動に影響が出ては元も子もありません。就職活動のために資格取得を目指す際は、自分の能力や試験勉強にかけられる日数についてよく考えて資格を選ぶのが大切です。

4.採用選考を受ける企業の数を増やす

採用を受ける企業を絞り過ぎないのも、既卒者が内定を得るコツです。大手企業は採用者数が多いとはいえ、給料や福利厚生が充実しているため、応募者も多くなります。そのため、採用選考を受ける企業を絞り過ぎると、内定が一つも得られなくなる恐れも。採用選考の競争率が高いことを考慮し、多くの企業の選考を受けると、その分内定を得られる可能性は上がります。企業に求める条件を減らし、間口を広げてみましょう。「大手企業」が譲れないのであれば、そのほかの勤務地や通勤時間、業界などの選択肢を広げてみてください。

5.有名企業以外にも視野を広げる

既卒者が大手企業の就職を目指すのであれば、有名な企業以外にも視野を広げてみましょう。大手企業は、誰もが知るような有名企業だけではありません。一般的には知名度がなくても、特定の業界では高いシェアを占め、経営状態が安定している会社は多数あります。なかでも、BtoB(Business to Business)といわれる企業間でのやり取りを専門で行う企業は、一般的には知名度がなくても業界内では大手企業として知られている場合があるようです。

6.一度中小企業に就職してスキルを身につける方法も

始めから大手企業を目指すのでなく、中小企業に就職してスキルを身に付けてから大手企業へ転職するのも一つの方法です。始めから大手企業のみに絞っての就職活動は、難易度が高くなります。そのため、同じ業界の中小企業でスキルや経験を積み、成果を出したうえで即戦力として大手企業への転職を目指した方がスムーズな場合も。また、実際に中小企業で働いてみると、良さややりがいが分かり、大手企業へのこだわりが消えていく人もいるようです。就職がいつまでも決まらず年齢を重ねると、さらに大手企業への就職は難しくなります。大手企業を目指した就職活動に苦戦している既卒者は、一旦中小企業で働くのも視野に入れてみましょう。中小企業からの転職に関しては、「大手企業への転職は可能なの?中小にはないメリットなども詳しく紹介!」のコラムでも詳しく触れています。

大手就職を目指す既卒者はエージェントの利用も有効

既卒から大手企業へ就職するためには、転職エージェントを利用するのも有効的な手段です。転職エージェントでは希望に合った求人の提案だけでなく、応募書類の添削や面接対策などにより求職者を全面的にバックアップしています。

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既卒で大手企業への就職を目指す人のお悩みQ&A

ここでは、大手企業への就職を目指す既卒者が抱える悩みを、Q&A形式で解決します。

既卒者でも大手企業へ就職できますか?

既卒者が大手企業の内定を得るのは、努力次第で十分可能です。大手企業は事業規模が大きいため、採用する人数も多くなります。また、既卒者を新卒者と同条件で採用する企業も増えており、努力次第で大手企業の内定を得られる可能性があるでしょう。詳しくは「既卒から大手・優良企業の正社員へ」のコラムを参考にしてください。

既卒者が大手企業に就職するメリットは?

既卒者が大手企業に就職するメリットは、雇用が安定しているため安心して働けることです。また、福利厚生も充実しているため、働きやすいのもメリットでしょう。さらに、大手企業は教育体制が整備されているため、しっかりとした指導を受けられるのも利点です。「大企業と中小企業の違いは?両者に就職するメリット・デメリットもご紹介」では、大手企業で働くメリットについて触れています。

大手企業の内定を得られる既卒者の特徴は?

大手企業の内定を得られる既卒者は、特別な知識や技術を持っていたり、スポーツや学業で結果を残していたりといった特徴があります。また、教育機関を卒業してから日が浅い既卒者も、内定を得やすい傾向にあるようです。詳しくは、当コラムの「既卒でも大手企業の内定を得やすい人の4つの特徴」の項目を参考にしてください。

既卒者は大手企業の面接で何を聞かれる?

既卒者は面接時に「既卒になった理由」や「卒業から今まで何をしていたか」といった質問をされることが多いようです。質問に答える際は嘘を付かず、正直に答えましょう。なお、ストレートに伝えると印象が悪くなりそうな場合は、表現方法を工夫し、前向きな表現で言い換えます。詳しくは「既卒者の面接でよく聞かれる7つの質問とは?成功させるポイントも紹介」の記事を参考にしてください。

既卒者が大手企業の内定を得るコツは?

既卒者が大手企業の内定を得るには、自分自身をよく知るために自己分析をしたり、強みになる資格を取ったりするのが効果的です。また、面接の練習を入念にし、採用担当者に良い印象を与える工夫も欠かせません。ハタラクティブでは既卒者のサポートを積極的に行っていますので、就職活動が不安な方はぜひご相談ください。

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