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就活に対してやる気が出ないフリーターはどうしたらいい?対処法を解説
この記事のまとめ
- フリーターで就活のやる気がでないと感じるのは、就職への不安や準備の難しさが原因
- フリーターを続けていると、将来働きにくくなったり収入が少なくなったりする恐れがある
- 正社員とフリーターとの間に大きな収入格差があることも、就活を始めるべき理由
- やる気を出すためには、エージェントなどにも相談してみることが重要
就活のやる気がでないフリーターの方の原因に、不安や恐怖、準備の面倒さなどが挙げられます。フリーターは自由な働き方のため、正社員に対して否定的な方もいるでしょう。しかし、フリーターを続けることで、将来困る可能性が高まります。正社員にならないリスクを知り、就職に対して前向きな気持ちで取り組んでみましょう。このコラムでは、やる気がでないときの対処法を解説しています。
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フリーターが就活に対してやる気がでないと感じる3つの原因
就活に対してやる気が出ない原因として考えられるのは、「就活や正社員に対する不安」「就活の準備や過程を億劫に感じる」「どんな仕事をすれば良いか分からない」などが挙げられます。フリーターの中には、正社員として働く方がよいと考えているものの、どうしても就活のやる気が出ないと感じている方もいるでしょう。なかなか行動に移せないときは、原因を突き止めることが解決につながります。
1.就活への不安や恐怖
フリーターの中には、就活への不安や恐怖からやる気が出ないと感じる人がいます。特に、これまで就活を一度もしたことがない方は、やり方が分からないことも相まって漠然とした不安を持っているでしょう。
正社員として働いた経験がなければ、責任の大きさや働き方に対して不安を覚えたり、これまでの経歴が評価されないのでは、と考えたりすることも。就活に対するネガティブな気持ちを持っているなら、「ニートからの就活を怖いと思うのはなぜ?理由と克服するコツを紹介!」も併せてご覧ください。就職に不安や恐怖があるフリーターの方は、「就職に不安しかない人へ!乗り越える方法はある?」もおすすめです。
2.書類作成などの準備が面倒くさい
フリーターの方が就活へのやる気が出ない別の理由は、履歴書やエントリーシート、面接の準備などが面倒くさいというものです。
選考では履歴書が必要なうえ、正社員選考では職務経歴書を求められるのが一般的。職歴に対して不安があると、何を書いて良いか分からず就活に対して後ろ向きになりがちです。
また、アルバイトと正社員では履歴書の内容や面接での質問に大きく差があるため、応募する前に自己分析や企業研究を行う必要もあります。アルバイトと同じ感覚で応募しても選考を通過するのは難しいと捉えておきましょう。
「職歴がアルバイトのみの場合はどうする?履歴書や職務経歴書の書き方を解説」では、フリーター向けの書類について解説しています。
3.やりたい仕事が見つからない
フリーターの方が就活したくないのは、やりたい仕事が見つからないことも原因として考えられます。
せっかく就活をして就職するのであれば、自分が一生かけて携わる仕事を見つけたいと思うことでしょう。しかし、一生懸命に企業研究や業界研究を行っても、自分がやりたいと思える仕事が見つからない場合もあります。また、自己分析がうまくいかず、自分にどんな仕事が合っているのかがわからないこともあるでしょう。
しかし、「やりたいことが分からないから」とずっとフリーターを続けるのはリスクが大きくおすすめはできません。フリーターのリスクについては、次項でご紹介しています。
就活にやる気がでない…フリーターを続けるの5つのデメリット
フリーターは、雇用の不安定から仕事を失う可能性が正社員に比べて大きいのがデメリットです。また、あくまでも一時的な雇用のため、年齢を重ねると採用されづらくなるのも事実。収入も、同年代の正社員に比べて大きく差が開くことから、「ずっとフリーターとして生活する」という考えは改めたほうが安心です。フリーターを続けることで起こり得るデメリットについてまとめました。
1.雇用が不安定
フリーターとして働いている方の雇用形態は「アルバイト」や「パート」など、いわゆる非正規雇用なので、雇用契約期間に定めがあります。これまで契約を更新されていても、社会情勢や会社の経営状態、雇用計画などにより突然「更新なし」になる可能性は高いでしょう。正社員は雇用期間の定めがないため、基本的には終身雇用が叶います。
2.社会保障が薄い
フリーターとして働く人の多くがフルタイム勤務と考えられるので、社会保険に加入しているはずです。「フリーターは保険に入れる?国民健康保険と社会保険の違いも徹底解説!」でも解説しているように、社会保険は非正規雇用でも「勤務日時が正社員の4分の3以上」であれば加入できます。しかし、会社によっては非正規を加入させないこともあるでしょう。この場合は違法になるので会社に相談してください。
もし、自身で国民健康保険や国民年金に加入しているなら、社会保険に比べて保障が薄くなります。社会保険は保険料を会社と加入者で折半しているため、将来もらえる年金額が国民年金に上乗せされるイメージです。社会保険だけでなく、福利厚生などの面でも、正社員に比べて不十分なことが多いようです。
3.年齢とともに働くのが大変になっていく
フリーターを続けていく別のデメリットは、加齢とともに働くのが大変になっていく点です。
若いうちはフリーターとして働ける時間を長くすれば、正社員同等か、それ以上の収入を得ることもできるでしょう。しかし年齢を重ねると、若い頃と同じ時間働くのは難しくなると考えられます。企業側も、アルバイトに対して体力や柔軟性を求める傾向があるため、応募してもなかなか採用されない…という可能性もあります。
就活にやる気が出ないからフリーターを続けるという選択をすると、徐々にできる仕事が減っていき、最終的に仕事がまったく見つからないことになりかねません。
いつまでに就活を始めるべき?
いつまでに就活を始めるべきという基準はないものの、できる限り早めに就活を始めるべきです。20代はポテンシャル採用があるため、未経験でも採用される可能性が高いですが、30代になると企業は即戦力を求め、経験やスキルが重視されます。そのため、「いつか正社員になろう」と考えているなら、自分が納得できるキャリアを築くためにも、できるだけ早く動き出すことが重要です。4.社会的信用が低い
フリーターは正社員と比べて収入が安定しないため、将来的に家や車のローンを組むことが難しくなります。金融機関は返済能力を重視するため、フリーターのままでは審査に通らないケースが多い傾向に。その結果、自分が欲しいものを手に入れられず、将来の選択肢が狭まる可能性もあります。「今は大丈夫」と思っていても、いざ必要になったときに困ることが多く、後悔する人も少なくありません。そのため、できるだけ早く正社員を目指すのが賢明です。
5.収入面や能力面で正社員と差がつく
就活のやる気がでないからフリーターでよいと感じている方は、収入面や能力面での差について考えることも重要です。あまり想像できないかもしれませんが、フリーターと正社員とでは、収入面で大きな差があります。
厚生労働省が実施した「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、令和5年における正社員や正職員の賃金が33万6,300円だったのに対し、それ以外の非正規雇用者の賃金は22万6,600円でした。
年齢階級 | 正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 |
---|---|---|
年齢計 | 336,300円 | 226,600円 |
~19歳 | 192,000円 | 170,700円 |
20~24歳 | 228,700円 | 194,800円 |
25~29歳 | 263,600円 | 216,400円 |
30~34歳 | 294,100円 | 221,400円 |
35~39歳 | 327,000円 | 220,500円 |
40~44歳 | 354,600円 | 220,600円 |
45~49歳 | 374,500円 | 217,700円 |
50~54歳 | 394,300円 | 222,200円 |
55~59歳 | 404,800円 | 221,700円 |
60~64歳 | 349,300円 | 256,900円 |
65~69歳 | 312,700円 | 231,700円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(雇用形態別)」
上記の表から分かるように、正社員と正社員以外の賃金の差は10万9,700円です。さらに、正社員は年齢に応じて賃金が上がるのに対し、非正規は全年齢をとおして20万円前後ということも分かります。これは、年齢に応じたスキルや経験が賃金に反映されていないということでしょう。
生涯賃金にすると正社員とフリーターの差は数千万円から1億円程度に上るというデータもあり、格差が非常に大きいことがわかります。さらに、正社員の場合にはさまざまな資格取得を会社が支援してくれて能力面でも向上が期待できますが、フリーターはスキルを磨く機会が少ないため、そこでも格差が生まれる可能性があります。
フリーターを続けるデメリットについてさらに知りたい方は、「フリーターとは?意味やアルバイトとの違いを簡単に解説します!」もコラムをご覧ください。
参照元
厚生労働省
賃金構造基本統計調査
就活のやる気がでないフリーターの3つの対策
フリーターを続けるデメリットについて考えると、就活のやる気がでない状態を打破しなければならないことがわかるでしょう。就活のやる気を出すために何らかの対策を講じなければなりません。
では、就活のやる気がでないと感じているフリーターの方ができる3つの対策をご紹介します。
1.最悪の状況を考えてやる気を出す
やる気がでないと感じているフリーターの方が行うべき最初のステップは、最悪の状況を想像してみることです。
特に20代ののうちは、フリーターを続けていくとどうなるかあまり想像できないかもしれません。しかし、前項で解説したように年齢を重ねるにつれて、フリーターであることのデメリットは大きくなっていきます。正社員として就職した友人は安定した生活を送っているのに対し、賃金や雇用に対して危機感を覚えながら生活する可能性もあります。
社会的信用が低くローンが組めなかったり、結婚したくても仕事の不安定さから難しかったりということもあり得ます。将来に向けて貯蓄をしたくても、賃金の低さから叶わないこともあるでしょう。将来を具体的にイメージしてみると、フリーターを続けるリスクは非常に高いといえます。フリーターの末路については「フリーターの末路はどうなる?タイプ別・年齢別・学歴別にリスクを解説」を参照ください。
2.とにかく何かを始めてみる
就活にやる気がでないと感じているフリーターの方は、小さなことでも行動を起こしてみましょう。
いきなり企業に応募するのは難しくても、求人情報を閲覧するといった小さな目標を達成すると、次の目標を達成するモチベーションになる場合もあります。求人情報を見るほかにも、履歴書を書いてみる、スーツを買ってみる、面接対策について少し勉強してみるなどの目標が立てられるでしょう。
実際に行動してみると、小さなきっかけが行動の原動力になることが期待できます。
副業を始めてみよう
就活にやる気が出ないなら、副業を始めてみるのも一つの方法です。副業を通じてスキルを身につけたり、自分に合う仕事を見つけたりすることで、自然と「この道で正社員を目指したい」と思えるようになるかもしれません。また、副業で収入を得る経験をすることで、働くことへの気持ちが前向きになり、就活への意欲も高まるでしょう。副業を始める理由は人それぞれですが、何か新しいことに挑戦することで、自分の可能性を広げられるのは間違いありません。3.自分の理想像を考える
就活にやる気が出なくても、自分の理想の将来について考えると就職に対して前向きになれることもあります。
自分は将来どんな生活がしたいのか、何を成し遂げたいのかを想像し、就活を行うモチベーションへとつなげていきます。「30歳でステップアップ」「40歳には家を建てる」など、できるだけ具体的に将来像をイメージすると、そのイメージを実現する方法も明確になり、就活がしやすくなるでしょう。
就活のやる気でないフリーターは人の手を借りるべき
いろいろ試してみても変わらず就活へのやる気が出ないと感じるフリーターの方は、人の手を借りるのも一つの手です。
フリーターには就活を経験していない方も多く、冒頭で触れたように「就活」そのものが不安になることもあるでしょう。周囲の就活経験者に話を聞いたり、プロに相談したりして進めるのがおすすめです。
代表的な就活サポート機関
就職の支援機関として代表的なのがハローワークです。国が主導する機関なので、安心して利用できるのがメリット。若年層向けに「わかものハローワーク」や「ジョブカフェ」も展開しているので、自身にとって利用しやすいサービスを選びましょう。ハローワークについては「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」のコラムでご確認ください。
ハローワーク以外だと、民間企業が運営を行う就職支援サービスがあります。求人情報を多数掲載している「求人サイト」のほか、自身の情報を登録すると企業側から打診が来る「スカウト型サイト」なども該当します。しかし、職歴のないフリーターが利用するなら企業選びから内定までを支援してくれる「エージェント型サービス」がおすすめです。転職エージェントについては「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く活用するコツ」を、転職エージェントとハローワークどちらを利用するか悩んだ場合は「転職エージェントとハローワークの違いを比較!併用は可能?利用方法も紹介」を参照ください。
エージェント型サービスは、利用者ときめ細やかに連絡を取りながら、本人の希望や適性に合った求人を紹介してくれます。書類の作成方法や面接対策も行ってくれるので、初めての就活でも安心できるのが特徴。ハローワークに比べてサービスが手厚いので、利用しやすい印象を抱く方も多いようです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。