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フリーターからは正社員になれない?バイトから就職するポイントもご紹介
更新日
この記事のまとめ
- フリーターから正社員を目指すことは可能
- フリーターから正社員になった人の割合は66.6%
- フリーターから正社員になるには、計画を立てて就活をすることがポイント
- 「正社員になれないのでは」と悩むフリーターの方は就職支援サービスの利用も手
「フリーターから正社員にはなれないのでは…」と考えている方もいるでしょう。フリーターから正社員になることは十分可能です。正社員になりたいと思ったら、計画を立てて早めに就職活動をスタートさせることがポイントです。
このコラムでは、フリーターから正社員になった人の割合や、就職を目指すためのポイントを解説します。就職活動の参考にぜひご一読ください。
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フリーターから正社員にはなれない?
フリーターから正社員を目指すことは可能です。しかし、一定の難しさがあるため、選考対策をしっかり行いましょう。
また、企業は未経験の若い人材をポテンシャルで採用する傾向にあるため、フリーターから正社員になるのは、年齢が若い方が有利な可能性があります。
フリーターから正社員になった人の割合は66.6%
では実際にフリーターから正社員になった人はどのくらいいるのでしょうか。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書No.213 大都市の若者の修行行動と意識の変容(p.124)」によると正社員になろうとした人のうち、正社員になれた割合は以下のとおりでした。
引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 大都市の若者の修行行動と意識の変容 図表4-28 男女別・年齢別 正社員になろうとした者のうち、正社員になれた割合(p.124)」
上記の表を見ると、25~34歳で正社員になれた人の割合は、男性が72.0%、女性が62.3%、男女計で66.6%ということが分かります。半数以上が就職に成功しており、30代前半まででは就職が十分に可能であるといえるでしょう。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―
フリーターと正社員の3つの違い
フリーターと正社員の違いは、主に次の3つです。以下で、それぞれ見ていきましょう。
フリーターと正社員の違い
- 給料
- 仕事の責任の重さ
- 勤務時間の自由度
1.給料
フリーターと正社員では、月に同じ時間働いていたとしても給料に差が出るでしょう。フリーターは基本的に時給制や日給制で、勤務時間に応じて給料が支払われます。一方、正社員は月収制が一般的で、毎月支払われる金額が決まっているでしょう。加えて、正社員は場合によって残業手当やボーナスがつくこともあります。
また、フリーターがほとんど昇給しない一方で、正社員は勤続年数や昇進などにより昇給していく傾向があります。よって、若いうちは両者の支給額はそれほど変わりませんが、年々その差は広がっていくでしょう。
2.仕事の責任の重さ
一般的に、仕事に対する責任はフリーターより正社員のほうが重いといえます。正社員は長期で働くことを前提にしているため、フリーターよりも責任の重い業務を任されるでしょう。
また、業務においてもトラブル対応は正社員が行うことが多く、フリーターよりも責任が重い傾向にあるといえます。
3.勤務時間の自由度
勤務時間の自由度は正社員よりフリーターのほうが高いといえるでしょう。正社員は月に働く時間や日数が契約で決まっているうえ、残業が発生することもあります。一方、フリーターの場合は自分である程度働く日数や時間を決められるでしょう。また、基本的に残業も発生しないので正社員より勤務時間は短めであるといえます。
フリーターと正社員の違いについては、「正社員で働くメリットは?デメリットとあわせて紹介」のコラムを参考にしてみてください。
フリーターから正社員になりやすい人の3つの特徴
フリーターから正社員になれる人には、「高いコミュニケーション能力を持っている」「行動力がある」「自分の得意不得意を把握している」といった特徴があるようです。以下で、詳しく解説します。
フリーターから正社員になりやすい人の特徴
- 高いコミュニケーション能力を持っている
- 行動力がある
- 自分の得意不得意を把握している
1.高いコミュニケーション能力を持っている
コミュニケーション能力の高い人は、「職場に馴染みやすい」「ほかの社員と連携できる」と判断され、正社員になりやすいといえます。また、高いコミュニケーション能力があると、面接でも質疑応答や自己PRをスムーズに行えるため、好印象を与えやすいでしょう。
コミュニケーション能力を鍛える方法について、「コミュニケーション能力とは?スキルを鍛える具体的な方法をご紹介!」のコラムで解説していますので、参考にしてみてください。
2.行動力がある
行動力があると、選考をスムーズに進められたり、積極性をアピールできたりするため、フリーターから正社員になりやすいといえます。行動力がある人は自分に必要な情報を積極的に取りに行ったり多くの企業の選考を受けたりと、就職を成功させるために自ら行動を起こせるでしょう。
また、行動力がある様子は「業務にも主体的に取り組める」と判断され、採用担当者から好印象を抱かれやすいといえます。
3.自分の得意不得意を把握している
自分の得意不得意を把握していることで、適性に合った仕事を探せるため、正社員になりやすいでしょう。むやみに求人応募すると、企業が求めるスキルと自分のスキルにミスマッチが起こりやすく、「自己分析や企業研究ができていない」と判断され、採用されにくい場合があります。
また、自分を深く理解していることで適切な自己PRができ、応募書類や面接で良い印象を与えやすいといえるでしょう。
自分の得意不得意を把握する方法は?
自分の得意不得意を把握する方法でおすすめなのは自己分析です。自己分析とは、過去の経験や嬉しかったことなどを思い出し、自分の強みや弱みを理解することです。自分を客観的に見ることで、得意不得意が明確に分かるようになるでしょう。
自己分析については「自己分析とは?実施するメリットや簡単に行う方法をご紹介」をご一読ください。
フリーターから正社員を目指すための4つのポイント
フリーターから正社員を目指す際には、次の4つのポイントを押さえておきましょう。以下で、詳しく解説します。
フリーターから正社員を目指すためのポイント
- 就職活動に前向きに取り組む
- 今後のキャリアプランを考える
- 計画的に就職活動を進める
- 資格取得にこだわり過ぎない
1.就職活動に前向きに取り組む
正社員になれないかもしれないと不安にならず、前向きな気持ちで積極的に就職活動に取り組みましょう。
就活中は書類選考や面接でうまくいかないことも。しかし、その都度落ち込むのではなく、「次の選考に活かそう」という心掛けや「必ず就職先は見つかる」という強い気持ちを持つことが大事です。
2.今後のキャリアプランを考える
正社員になるのをゴールにするのではなく、就職後のキャリアプランも考えておくのが大切です。面接では、「入社後どのように活躍したいか」「どのような業務に携わりたいか」など、具体的なキャリアプランについて聞かれる場合があります。今後のキャリアプランをあらかじめ練っておくと志望動機に説得力が増すうえ、面接で聞かれたときもうまく答えられるでしょう。
キャリアプランの具体例や立て方については「キャリアプラン例や立て方を解説!面接で質問される理由や回答方法も紹介」をご一読ください。
3.計画的に就職活動を進める
正社員を目指す際には、計画的に就職活動を進めるのが大切です。計画を立てずに何となく就職活動を始めると、効率が下がり、フリーター期間の延長につながる恐れがあります。就職したい時期を決めて逆算しながら就職活動を行うと、スムーズに進めやすいでしょう。
4.資格取得にこだわり過ぎない
フリーターの就職活動では、資格取得にこだわり過ぎないのもポイントです。職歴やスキルのなさを気にして資格を取得してから就職活動をしようかと思う人もいるでしょう。しかし、資格取得に時間を費やし過ぎると、希望する企業の採用枠が埋まってしまう恐れも。資格を取得を目指す際は「応募するために必要か」「入社後に取得できないか」などを踏まえて考えるようにしましょう。
フリーターの就職活動を成功させるコツについて知りたい方は、「フリーターから正社員になるには?就職活動の基本や受かりやすい職業を紹介」のコラムもあわせてご覧ください。
フリーターから正社員になりやすい可能性がある仕事
フリーターから正社員になりやすい可能性がある仕事として「販売職」「建設作業員」「営業職」が挙げられます。以下でそれぞれの職種について解説するので、参考にしてみてください。
1.販売職
販売職は、お客さまに直接商品やサービスを売る仕事です。経歴やスキルよりも適性やコミュニケーション能力を重視することが多く、フリーターから正社員になりやすい可能性があるでしょう。話すことが好きな人やアルバイトで接客の経験がある方におすすめです。店舗で販売員としての経験を積むと、店長や本社勤務などにキャリアアップすることも可能でしょう。
販売職の仕事の詳細は「販売職の仕事内容とは?活躍できる場・向いている人について解説」でも解説しているので、あわせてご一読ください。
2.建設作業員
フリーターから正社員を目指しやすい仕事の一つとして、建設作業員も挙げられます。建設作業員とは、住宅や商業施設などの工事をする仕事です。建設業は作業員の高齢化が進んでおり、未経験や無資格から若い人材を積極的に採用しているのが特徴です。よって、フリーターから就職しやすいといえるでしょう。
建設作業員として経験を積みながら資格を取得し、施工管理職を目指すといったキャリアパスもあります。具体的な仕事内容などは「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」のコラムでご確認いただけます。
3.営業職
営業職はお客さまに自社の商品やサービスを売り込む仕事です。営業に必要な商品知識やスキルは、入社後に身につけられる傾向があるため、未経験から挑戦しやすいでしょう。営業職の業務を通じてコミュニケーション力のほか自己管理力、フットワークの軽さなどが身につくでしょう。
「フリーターから正社員になれない」と悩む方におすすめの就活方法
フリーターの方が就職活動をする方法には、「求人サイトを利用する」「就職支援サービスを利用する」が挙げられます。以下で、それぞれ解説します。
求人サイトを活用する
就職サイトは、インターネット上で企業の求人情報を掲載しているサービスです。就職サイトを活用する主なメリットは「いつでも好きな時間に使えること」「求人が自分で選べるうえ、一度に応募できる数に制限がない点」「多くの求人を扱っていること」が挙げられます。
一方で「多くの求人から希望のものを探すのが大変」「企業とのやり取りをすべて自分で行う必要がある」といった点がデメリットといえます。
就職支援サービスを利用する
フリーターの就職活動では、就職支援サービスを利用するのも一つの手です。就職支援サービスとは就職活動を無料でバックアップしてくれるサービスのこと。主な就職支援サービスは、大きく分けて公営のハローワークと民間企業の運営する就職エージェントの2つです。
ハローワークは全国各地に所在し管轄地域の求人を多く持っているのが特徴で、地元で働きたいなど就職したい地域が決まっている人に向いているでしょう。
一方、就職エージェントは運営企業によって扱う業界や支援対象が異なるのが特徴。よって、自分に合ったサービスを選ぶと希望の求人に出会える可能性が高くなるのがメリットです。
自分に合った方法を選んで一刻も早く就職活動に取り組むことが、正社員になるための近道といえるでしょう。転職エージェントの利用法やハローワークとの違いについては「転職エージェントとハローワークの違いを比較!併用は可能?利用方法も紹介」をご一読ください。
「フリーターから正社員にはなれない?」とお悩みの方は、20代向け就職エージェントのハタラクティブをご利用ください。丁寧なヒアリングを行い、一人ひとりに合った求人をご紹介します。
選考書類の作成や面接対策が不安な方も、専任のキャリアアドバイザーが丁寧に添削やアドバイスを行いますので安心です。ハタラクティブのご登録・ご利用すべて無料ですのでどうぞお気軽にお問い合わせください。
フリーターから正社員を目指す人向けのQ&A
フリーターから正社員を目指している方に向け、よくある質問と回答をご紹介します。
フリーターから正社員を目指すのは可能?
フリーターから正社員を目指すことは可能ですが、一定の難しさがあるため、選考対策をしっかり行いましょう。また、年齢が若いうちは、企業がポテンシャルを評価する傾向にあるため、フリーターから正社員になるには、早めの行動を心掛けるのがおすすめです。
フリーターから正社員になれずお悩みの方には、「正社員になれない原因とは?フリーターから就職するためのコツを紹介」のコラムも参考になるでしょう。
アルバイト先で正社員にしてもらうには?
アルバイト先で正社員になりたいという方は「正社員登用あり」と記載のあるアルバイトを探すのがおすすめです。正社員登用制度とは、非正規雇用の従業員を正社員として採用する制度のこと。慣れ親しんだ職場で、そのまま正社員になれる可能性があることがメリットです。
正社員登用制度の利用を希望する際には、事前に制度の有無や実績を確認しておくようにしましょう。
正社員登用について詳しく知りたい方は「アルバイトから正社員になるには?登用制度や採用されやすい人の特徴を解説」のコラムをご覧ください。
フリーターから正社員を目指す際のポイントは?
フリーターから正社員を目指す際には、入社後のキャリアビジョンを持ち、前向きに就職活動を行うことがポイント。計画的に就職活動を進めながら自分が仕事を通じて実現したいことについて考えておくのが大切です。
フリーターから正社員就職を成功させるコツについては「フリーターから正社員になった人の特徴!就職できた人の成功ポイントとは?」のコラムで詳しくご紹介しています。
フリーターですが正社員になれる自信がありません
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。