正社員が辛いのは責任の重さが理由?対処法や得られるメリットを解説!

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この記事のまとめ

  • 「正社員が辛い」とされるのは、仕事の質や責任感が問われるのが理由のひとつ
  • 「正社員が辛い」と感じたら、肩の力を抜いて頑張り過ぎない日を作ってみよう
  • 時短や在宅勤務制度を活用して働き方を変えると、辛い気持ちが軽くなる場合もある
  • 正社員には辛い側面もあるが、収入の安定やスキルアップなどメリットが豊富
  • 職場が変われば仕事が楽しくなる可能性もあるため、転職を検討するのもおすすめ

「正社員は仕事が辛い」「会社に行きたくない」と悩む方もいるでしょう。正社員は派遣社員やパートに比べて責任が重く、働き方や人間関係の複雑さなど、悩みが多いというイメージも。 このコラムでは、正社員が辛いといわれる理由や、辛さを軽減する方法を解説します。また、正社員だからこそ得られるメリットについてもまとめたので、参考にしてください。

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なぜ正社員は辛いのか

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正社員が辛いといわれるのは、パートやフリーター、派遣社員と比較して働き方や仕事内容が大きく異なる部分があるためです。この項では、厚生労働省の「令和4年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況」をもとに、正社員が辛いとされる理由を解説します。

仕事量が多い

同調査の「第1図 就業形態別にみた強い不安、悩み、ストレスの内容別労働者割合(p.14)」によると、正社員が強いストレスを感じる理由で最も多いのが「仕事の量」です。パートやアルバイト、派遣社員や契約社員は、正社員の指示のもと仕事をするのが一般的。そのため、仕事量も勤務時間に合わせて調整されていることが多いでしょう。

しかし、正社員は目の前の業務をこなしながら、企画書の作成や予算計画の策定など、多種多様な仕事を行わなければなりません。経費精算や稟議書作成といったこまごました事務作業が担当する場合も多く、非正規社員と比べて残業が発生しやすくなります。特に、パートや派遣社員から正社員になった直後は、仕事量の多さが辛いと感じる場合があるようです。

正社員はワークライフバランスを取りにくい場合もある

正社員は仕事量が多く働き方の自由度も低いため、私生活との両立が難しい場合があります。パートやアルバイトは多くの場合シフト制で、勤務日や時間は自分の裁量で決めることが可能です。すべての希望が通るとは限らないものの、自分の働き方を選びやすいといえるでしょう。
それに対し正社員は、基本的に会社の定める就業時間に従わなければならないうえ、業務の都合で残業や休日出勤をすることもあります。プライベートを充実させたかったり、家庭をもっていたりする場合は、そのような働き方が辛く感じる場合もあるようです。

責任が問われる

同調査の結果によると、正社員がストレスを感じる理由の第2位は「仕事の失敗、責任の発生等」でした。パートやアルバイト、派遣社員、契約社員は雇用期間に定めがあり、比較的責任が軽い仕事を任されることが多くなりがちです。

しかし、正社員は長期で働くことを前提に採用されているので、任される仕事の責任も重くなります。トラブルがあったときには正社員が対応しなければならず、「正社員は精神的に無理」というイメージを抱いてしまう場合も少なくないようです。

仕事の質を求められる

同調査で正社員がストレスを感じる理由の第3位は、「仕事の質」でした。パートやアルバイト、派遣社員や契約社員は担当する業務がある程度決まっており、それを着実にこなすのが役割です。一方、正社員は与えられた業務をこなすだけでなく、質の高い仕事をしなければなりません。たとえば、「どうしたら顧客満足度を高められるか」「商品の品質向上には何が必要か」といったことを、自ら考えて行動することが求められます。

また、正確性や問題解決能力、計画性、業務達成率においても、非正規社員に比べて高い能力が必要となるでしょう。仕事の質や達成度によって評価が決まるため、プレッシャーを感じてしまう場合もあるようです。

参照元
厚生労働省
令和4年 労働安全衛生調査(実態調査)結果の概要

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「正社員が辛い」と感じたときに試すこと

正社員を続けるのが辛いと感じたら、自分でできることを見つけて実践してみましょう。勢いで辞めてしまうと後悔してしまう恐れもあります。正社員として無理なく働ける心構えをもつためにも、まずは以下の対処法を試すのがおすすめです。

1.仕事への向き合い方を変える

「もっと成長しなくては」「成果を上げなければ」と自分にプレッシャーをかけ過ぎてしまう場合は、仕事に対して肩の力を抜いてみましょう。「失敗しても良い」「今日は早く帰ろう」と、100%の力で働かない日を作るのも方法のひとつです。周りに迷惑をかけない程度に手を緩めることで、辛い気持ちが和らぐこともあります。

2.ストレスを解消する方法を見つける

多忙で身体が疲れていると、好きな仕事でも辛いと感じてしまうことも。仕事を辞めたくなるほど辛くなる前に、ストレス解消法を見つけて少しずつ発散しておきましょう

たとえば、会社帰りにカフェに寄ったり、軽く運動したりするなど、できる範囲で行うのがおすすめです。「ストレス発散できない人の特徴とは?解消法や予防策も解説!」のコラムで、ストレス解消法を紹介していますので、参考にしてみてください。

3.仕事の負荷を軽くしてもらう

仕事量が多くて辛いときは、上司に相談して負荷を軽くしてもらいましょう。その際、「締め切りに間に合わないので、●●と△△の仕事を分担して欲しい」など、具体的に説明するのがポイントです。1人で抱え込むと結果的に会社や顧客に迷惑をかけてしまう恐れもあるため、周りの力を借りる姿勢もときには必要といえます。

働き方を変えて正社員の辛さを軽減しよう

ストレス解消法を試しても辛いと感じる場合は、働き方を変えてみる必要があるでしょう。この項では、正社員として仕事を続けるために、働き方を変える具体的な方法を解説しますので、参考にしてみてください。

異動や配置転換の希望を出す

仕事内容や人間関係が原因で辛いという場合は、異動や配置転換の希望を出す方法があります。その際、現在の業務や上司について不満を述べるのは避けるのが無難です。「もっと△△のスキルを磨きたい」といった、ポジティブな理由を伝えましょう

ただし、会社の状況や制度によって、希望が通らなかったり、異動までに時間が掛かったりするケースもあります。必ずしも思うようにいくとは限らない点は把握しておきましょう。

時短社員になる

ワークライフバランスが取れないためストレスが溜まっている場合は、時短社員になるのも手です。特に、育児・介護中の社員は、短時間勤務への切り替えが、育児・介護休業法で認められています。厚生労働省の「育児・介護休業法のあらまし」によると、制度の概要は以下のとおりです。

 育児介護
対象者3歳に達するまでの子を養育する労働者(日々雇用は除く)対象家族を2週間以上、常時介護する労働者(日々雇用は除く)
事業者に義務づけられた措置短時間勤務の措置(1日原則6時間)を義務づけ
3年間で2回以上利用できる次のいずれかの措置を義務づけ
1.短時間勤務制度
2.フレックスタイム制
3.始業・終業時刻の繰上げ・繰下げ
4.介護費用の援助措置

引用:厚生労働省「育児・介護休業法のあらまし(2)短時間勤務制度(所定労働時間の短縮措置)(法第23条)(p.3)
育児・介護休業法のあらまし(1)介護休業(法第11条~第15条)(p.6)

「育児と両立できなくて正社員が辛い」という場合は、いきなり辞めるのではなく、まずは時短社員として仕事を続ける道を探ってみましょう。なお、会社によっては、育児・介護等の理由がなくても制度として短時間勤務を認めている場合もあります。
ただし、上表に当てはまる場合でも、労使協定により適用除外とされた労働者は短時間勤務を利用できない場合があるため注意が必要です。

参照元
厚生労働省
育児・介護休業法について

在宅勤務で働く

「疲れが溜まって辛い」「苦手な人と会うのが辛い」という場合は、在宅勤務で働くのも良いでしょう。通勤がなくなるだけでも、身体の疲れが軽減される可能性があります。また、人間関係のストレスから解放され、仕事に集中しやすくなる効果も期待できるでしょう。

ただし、会社が在宅勤務を認めていない場合や、「週3日以内なら可能」などのルールを設けている場合があるため、事前に確認が必要です。「未経験も在宅ワークの正社員になれる?仕事内容と給与についても解説」のコラムで、在宅勤務の導入率などを紹介していますので、ご覧ください。

転職を検討する

自分でできることを一通り試しても「辛い」という気持ちが変わらないなら、転職を検討するのもおすすめです。「自分に正社員は無理だった」と悩みがある場合も、職場が変われば仕事が楽しくなる可能性もあります。仕事内容や職場の雰囲気、人間関係や働き方などの悩みが今の会社では解消されないようなら、転職を検討しましょう。

転職エージェントを利用しよう

正社員を辛いと感じて転職するなら、転職エージェントに相談するのがおすすめです。転職エージェントでは、就活事情に詳しいキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、仕事の悩みや転職に関する不安などを丁寧に聞いてくれます。また、応募先企業について事前に詳しく説明してくれるので、自分に合った職場を見つけやすくなるでしょう。

転職エージェントの利用方法については「転職エージェントの賢い使い方を解説!基本の流れと使い倒すコツ」のコラムで詳しく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。

転職エージェントは企業研究にも効果的

職場の雰囲気や人間関係は、入社してみないと分からないことが多いでしょう。しかし、転職して再び「会社に行くのが辛い」という事態は避けたいもの。転職エージェントは採用担当者から職場の実態を直接聞けるため、転職サイトでは分からない詳しい事情を把握するのに効果的です。企業研究の難しさを感じている場合は、プロの力を借りて転職を成功させましょう。

辛くても魅力が多い正社員のメリットとは

正社員は辛い側面もありますが、そのぶんメリットが豊富です。将来に渡って安定した生活を送りたいという希望があるなら、パートや派遣社員よりも正社員のほうが向いているといえます。仕事の責任が重い背景には、どのようなメリットがあるかを理解しておきましょう。

収入が安定する

正社員になるメリットのひとつが、収入面での安定性です。アルバイトやパート、派遣社員は時給で働くことが多いので、毎月決まった給料がもらえるわけではありません。病気やケガなどやむをえない事情であっても、仕事を休むとそのぶんだけ給料は減ってしまいます。

一方、正社員は固定給が一般的で、病気の場合は有給休暇や傷病手当を使うことも可能です。毎月の収入が安定するので、経済的に自立した生活が送れるようになります。

固定給定給で働く契約社員なら正社員と変わらない?

契約社員の雇用条件は会社によって異なりますが、固定給の場合は毎月決まった収入が得られるため、正社員と同様に収入が安定しているように感じるでしょう。しかし、契約社員は雇用期間に定めがあり、満了日に契約終了となる可能性も。また、契約更新の際に雇用条件が変わり、固定給から時給制へ変更となる場合もあります。

社会的信用度が高い

正社員と非正規社員では待遇が異なり、そのため社会的な信用度にも差があります。非正規社員は雇用も収入も不安定なため、クレジットカードやローンの審査で思うような結果が得られないこともあるでしょう。

その点、正社員は会社が身分を保証していることになり、各種審査に通りやすくなります。結婚やマイホーム購入などを考えているなら、正社員になったほうが可能性の幅が広がるといえるでしょう。

非正規社員に比べて生涯賃金が高い

正社員と非正規社員の年収の差は、年齢を追うごとに開いていきます。若いうちは正社員もそれほど高収入ではないため、掛け持ちでアルバイトをするフリーターとは大きな差がないことも。しかし、正社員は経験を積んだりスキルを身につけたりすることで昇給でき、将来的に非正規社員とは大きな差が生じる可能性があります

また、住宅手当や配偶者手当といった各種手当は、正社員のみが対象という場合も多いでしょう。正社員は賞与も高額になりやすく、非正規社員との生涯賃金の差は1億円を超えるといわれています。「フリーターから正社員になるには?就職活動の基本や受かりやすい求人を紹介」のコラムで、フリーターと正社員の給料の差について詳しく解説していますので、ご覧ください。

正社員として成長しよう!

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正社員は非正規社員に比べて、仕事で大きく成長できる可能性が高いといえます。最初は「責任の重さに耐えられない」と思っても、難しい仕事をこなすうちにできることが増え、楽しさを感じるようになるでしょう。

大きな仕事を任されて成長する

正社員は責任の重い立場で働くからこそ、知識やスキルを蓄積でき、成長のチャンスも生まれます。重要な仕事を任されることで熱意や意欲が増し、「さらに大きな仕事をしてみたい」「成果を上げたい」と思うようになるものです。
また、仕事への思い入れが強くなれば、そのぶん成功したときの達成感も自然と大きくなり、それまでの苦労や困難がすべて報われたと思えることもあるでしょう。

スキルが身について成長する

非正規社員はルーティンワークが中心なのに比べて、正社員は専門知識やスキルが必要な仕事を任されるのが一般的です。最初はうまくこなせず、「正社員が辛い」「もう辞めたい」と思う場合も。しかし、ひとつひとつの仕事を乗り越えるうちにスキルが身につき、成長している自分に気づくでしょう

また、成長すれば昇給や昇格といった形で評価され、見返りもあるのが正社員の魅力のひとつです。さらに、将来の転職にも、正社員で身につけたスキルや知識が役立ちます。
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「正社員の仕事が辛い」との悩みに関するFAQ

ここでは、「仕事が辛い」と感じている正社員の人や、これから正社員を目指すうえで不安がある人の悩みをQ&A方式で解消します。

正社員は責任が重くて怖いと感じてしまいます…

経験を積めば仕事の楽しさを感じられるようになるので、怖がり過ぎずに挑戦してみるのがおすすめです。大きな仕事を任されたり、何かあったときに責任を問われたりするのはプレッシャーを感じるものですが、ひとつひとつ乗り越えることで対処法が身につきます。「仕事の責任とは?重いと感じる場合の対処法と当事者意識の大切さを解説!」のコラムで、責任感を持つメリットや対処法を紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。

正社員は夜勤を任されやすいというのは本当ですか?

夜勤には、不測の事態に備えて正社員を配置するのが一般的です。そのため、職場全体で正社員の人数が少ない場合、夜勤に当たる確率が高くなるでしょう。しかし、「正社員は夜勤が多くて辛い」という意見がある一方で、手当がついたり、昼間の時間を有効に使えたりするといった利点も。「夜勤手当と深夜手当の違いは?適用時間や深夜割増賃金の計算法も解説」のコラムで夜勤のメリットを紹介していますので、ご一読ください。

共働きで正社員を続けるのは辛いでしょうか…?

辛いとは限りません。共働きは家事の分担やスケジュール調整など難しい側面もありますが、パートナーと工夫すれば両立も可能でしょう。また、共働きは世帯収入が増えるため、経済的な余裕が生じやすいといった良い面もあります。「現代の共働き世帯の割合ってどれくらい?」のコラムで、共働きの実態を紹介していますので、参考にしてみてください。

自分に合った職場を探すにはどうしたら良いですか?

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