夜勤手当と深夜割増賃金の違いとは?

2017/05/17

【このページのまとめ】

  • ・「夜勤手当」には労働基準法の定めはない
    ・法律で規定されているのは、深夜や時間外労働に対する「割増賃金」
    ・夜勤手当と宿直手当の違いは、業務内容と支払い条件に差あり
    ・日給制の場合は、夜勤手当が含まれている

深夜の時間帯に仕事をするともらえる「夜勤手当」。
このコラムでは、深夜労働に対する給与の支払いをわかりやすく説明します。

◆夜勤手当とは?

雇用主の意思によって支払いの有無を決めることができる手当です。労働基準法での決まりはなく、労働者への支払い義務は発生しません。

深夜帯のお仕事で支払いの発生するものは、「深夜割増賃金」と呼ばれるものです。また、「深夜手当」と言う場合もあります。

【深夜割増賃金とは?】

深夜の時間帯に働く場合に義務付けられている法律です。
深夜と定義されている時間帯は、22時から翌5時までの間。その間に働くと、通常の賃金に深夜割増賃金がプラスされた金額が支給されます。

深夜帯に対する手当以外に、時間外労働(いわゆる残業)をした場合に支払われる割増賃金も法律で定められています。

【割増賃金】

8時間の労働時間を超えた時は、オーバーした時間の基本賃金に25%を加算した額を支給するというもの。さらに、週40時間以上働いている場合も、オーバーした分の労働時間に対して25%増しの割増賃金が発生します。
一般的には「時間外手当」「残業手当」と呼ばれるものです。

【割増賃金の計算例】

下記では割増賃金の計算例を書き出してみます。

・通常の深夜勤務の場合

基本時給に対して25%増しの金額が支払われる

例:時給(1,000円)+ 深夜割増賃金(1,000×25%=250円)= 1,250円

・深夜残業の場合

深夜割増賃金(25%)だけではなく、法定時間外割増賃金(25%)も支払われる

例:時給(1,000円)+ 深夜割増賃金(25%=250円)+法定時間外割増賃金(25%=250円)= 1,500円

・月給制の場合

まずは1時間あたりの時給額を割り出す
→1ヶ月の基本給 ÷ 所定労働時間 = 時給

例:240,000円 ÷ (8時間労働 × 20日=160時間)= 1,500円

割り出した時給に対して、25%を割増したものが残業手当として支給される

例:時給1,500円 +割増賃金(25%=375円)= 1,875円

※勤め先によっては、夜勤手当や深夜手当を割増賃金に換算して支払われているケースもあります。

【その他の時間外手当てに関する定めもチェックしよう!】

・週1回の休日しか定められていない人が休日出勤をした場合は、その日の労働に対して35%増しの割増賃金を支払うことが義務付けられています。

・平成22年度に改正された労働基準法では、時間外労働が1ヶ月に60時間を超えて働いた場合は、オーバーした時間にたいして50%割増した給与を支払わなければならない、とあります。

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※参照元URL:労働基準法/時間外労働の限度に関する基準 http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kantoku/dl/040324-4.pdf
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あなたの働きに対する賃金の支払いは正しいでしょうか?
現社会で労働者の数が増え続けている介護業界に視点をおいて、「夜勤勤務」と「宿日直勤務」について少しお話していきたいと思います。

◆「夜勤勤務」と「宿日直勤務」の違いについて

深夜割増賃金が支払われる夜勤勤務の場合と、そうではない宿日直勤務の場合についてのお話です。

【業務内容の違い】

そもそも夜勤勤務と宿日直勤務では、業務上どのような決まりがあるのでしょうか?

・夜勤勤務の場合

法定労働時間内に働く勤務形態のことです。通常と同じように業務を行うことができます。
条件は、1日8時間・1週間に40時間までの労働時間の中で夜間に勤務すること、と定められています。

・宿日直勤務の場合

会社によっては、宿直・当直・日直ともいわれることがあります。いずれも、非常時に備えて待機する、という意味を持つ勤務形態です。
宿日直勤務では、業務内で行えることが限られています。そのため、見回りや緊急時の対応以外は休むことが可能です。
また、睡眠用の設備が設置されているなどの規定があるため、雇用側は条件を満たした上で労働基準監督署の許可を受けておくこと必要があります。

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※参照元URL:労働基準法/施行規則第20条・第23条  http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22F03601000023.html
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【支払い条件の違い】

夜勤と宿日直、それぞれの賃金についてご説明しましょう。

・夜勤の場合

夜間の仕事は「深夜勤務」として扱われます。そのため、深夜業手当の対象となり、深夜割増賃金が発生します。
深夜勤務とされる時間帯は22時から翌朝5時まで。この時間帯に労働した場合は、通常時給の25%割増賃金が支払われます。

例:22時から翌7時までの勤務をした場合(実働8時間)
(時給1,000円×8時間)+ (深夜割増賃金(25%=250円)×6時間)= 9,500円

・宿日直の場合

宿直手当の支払いは、会社の定めによって支払われます。そのため、深夜勤務の規定でもある深夜割増賃金は適用されません。
当直勤務を行ったときは、基本の賃金に宿直手当がプラスされた金額が支払われます。

当直手当は、その会社で宿日直勤務を行う予定の労働者の賃金を平均したものの3分の1が支払われます。
計算式は、「給与 ÷ 出勤日数 × 1/3 = 宿日直手当額」です。
正社員と非正規社員のどちらも宿日直の勤務が発生する場合は、両者を合算した金額と日数を割り出して3分の1の金額を計算します。
例:(正社員:月給20万+非正規社員:月給5万)÷ 日数(20日+10日)=2,777円

※日給制の場合
上記では、「時給」を前提としたお話をしてきましたが、「日給」の場合は異なります。
日給の金額には、夜勤手当は含まれているのが基本です。

勤務形態によって、深夜にあたる夜勤扱いなのか、簡易的な業務と判断される宿日直扱いなのか異なるといえます。
給与面も大きく変わってきますので、ご自身の勤務形態や手当の有無、正しいかどうかチェックしてみましょう。

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