OJTとはいったい何?研修する側・受ける側のメリットや注意点を解説

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この記事のまとめ

  • OJTとは「職場内での実務を通して学ぶ職業教育」のこと
  • OJTのメリットとは、実際に仕事をしながら効率良く学ぶことができること
  • OJTのデメリットとは、指導者が忙しいときに指導が途切れてしまう場合があること
  • 指導を受ける際は「TPOに応じて柔軟に判断行動すること」を心掛けよう

就職先・転職先企業で「OJT研修を実施する」と言われたら、「いったい何をするのだろう?」と、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
多くの会社で実施されている人気の研修方法だからこそ、その特徴や内容、コツを学んでおくのがおすすめです。このコラムでは、OJTを受ける側はもちろん、実施する側のメリットや上手く実施するためのコツも解説しています。OJTに関して、知識を深めていきましょう。

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OJTとは?多くの会社が重視するトレーニング方法

OJTとは「On the Job Training」の略称で「職場内での実務を通して学ぶ職業教育」という意味です。また、OJTの反対で「職場を離れて行う職業教育」という意味のOff-JT(Off the Job Training)という言葉もあります。一般的には「社外研修」とも呼ばれています。

政府が発表した「令和2年度 能力開発基本調査」によると、正社員に対して計画的なOJTを実施した事業所は59.4%%でした。半数以上の事業所が、OJTを積極的に取り入れていることが分かります。詳しい結果をチェックして聞きましょう。

OJTとは?多くの会社が重視するトレーニング方法1の画像

引用元:令和2年度 能力開発基本調査(p.16)

上記のグラフの通り、正社員に加え、正社員以外両方に実施した企業は19.4%。正社員のみに実施したのは37.1%、正社員以外のみに実施した企業は2.9%という結果になっています。また、正社員の中でも新人・中堅・管理職と職層別の結果は以下のとおりです。

OJTとは?多くの会社が重視するトレーニング方法2の画像

引用元:令和2年度 能力開発基本調査(p.16)

新入社員に向けて実施している事業所がもっとも多く49.4%。続いて中堅社員に実施しているのが34.3%、管理職層となると20.5%と、役職が上がるに連れてOJTの実施率は少なくなっています。

参照元
厚生労働省 
令和2年度 能力開発基本調査

研修制度が充実した会社を探したい方には、「ホワイト企業転職希望者必見!見分けるポイントは?」のコラムがおすすめです。働きやすい会社を見つけるコツを紹介しています。

OJTを行う企業側のメリット・デメリット

OJTは、行う企業・受ける働き手の両方にとって、それぞれメリットとデメリットがあります。まずは、OJTを行う側である企業にとっての、メリットとデメリットをチェックしてみましょう。

【メリット】

OJTを採用する企業側のメリットとして、教育・指導は外部講師ではなく社員が担当するため、教育にかかるコストを大幅に抑えることができるということが挙げられます。
また、一人ひとりにきめ細やかな指導を行うことができるため、習熟度に合わせた対応が可能なのもメリットといえるでしょう。

【デメリット】

企業側のデメリットとして、指導者側の負担が大きいということが挙げられます。自分の任された仕事をこなしながら新入社員に仕事を教えなければならないため、社員の負担は大きいと言えるでしょう。繁忙期で仕事が多い場合などは、新入社員への指導が滞ってしまうこともあるため、指導者としての責任感がストレスになる可能性もあります。

OJTを受ける側のメリット・デメリットとは?

では、OJTのメリット・デメリットはどのようなものが挙げられるのでしょうか。

OJTを受ける側のメリット

仕事を効率良く覚えることができる

前述のとおり、OJTとは職場内での実務を通して学ぶ職業教育という意味です。この方法では実際に仕事をしながら教育を受けることになるので、現場で学びながら効率良く仕事を覚えることができます

人間関係を築きやすい

現場でコミュニケーションをとりながら仕事を学ぶことで自然と連帯感が生まれ、上司や先輩、同期の社員と人間関係を築きやすくなります

業務外の時間に影響が少ない

OJTは実務を通して指導を行うため、「休日や仕事以外の時間に研修を受けなければならない」ということがない点もメリットに挙げられます。

OJTを受ける側のデメリット

指導方法にムラが出る

OJTでは指導者がその時々で変わることが多いという点もデメリットに挙げられます。Off-JT(職場外での研修)のように、会社が一度に新入社員全員を指導するという教育方法であれば、一人ひとりを均一に育成することができますが、OJTでは一度に何人もの社員を指導することができません。
指導者が多忙のときや不在のときには別の指導者に変わることもあるため、指導法にムラが出たり、指導法が自分に合わなかったりすることもあるでしょう。
また、指導者の能力不足が原因で新入社員が仕事に対して不安を感じてしまったり、上司や先輩への不信感を募らせてしまったりということもあるかもしれません。

実際に働き始める前に知識や技術を身に付けたい方には「公共職業訓練とは?コースの種類や受講するメリットを解説!」のコラムがおすすめです。自信を持って転職できるでしょう。

良いOJTの特徴や指導を受ける際のポイント

前述のとおり、OJTでの指導にはメリットとデメリットがあるため、OJTのデメリットを補いながら効率良く指導を受けることが大切です。ここでは良いOJTの特徴と指導を受ける際のポイントについてご紹介します。

良いOJTの特徴

マニュアルが導入されている

Off-JT(職場外での研修)では、会社で決められたマニュアルに沿って教育を行うことが多いですが、OJTはその場の状況に合わせたアドバイスであることが多く、指導内容が指導者によって変わるなど、ムラがあることも。そのため、ある程度マニュアルを用いたOJTであれば、デメリットがカバーされた研修と言えるのではないでしょうか。

指導者へのフォロー体制やチームワークが確立されている

指導者は、新入社員の教育を行うだけではなく、自分の仕事も消化しなければならないため、教育を行うことや自身に課せられた仕事へのプレッシャーにストレスを感じてしまうことも。
指導者へのフォローを怠らず、社員同士で支え合えるような環境の下で行われる研修であれば、実のあるOJTになる可能性は高いでしょう。

指導を受ける際のポイント

TPOに応じて柔軟に判断・行動する

OJTのデメリットにも挙げましたが、指導者が多忙の場合や不在のときは、別の指導者に変わることがあります。マニュアルに沿った指導を行っていない場合、担当する指導者によって教え方が違います。そのため、指導に対して柔軟に判断・行動することが大切です。

積極的に質問をする

現場で実際に働きながら指導を受けるので、分からないことや不安なことがあれば積極的に質問をしましょう。分からないことをそのままにしてしまうと、独り立ちした際に躓いてしまったり失敗してしまったりということがあるかもしれません。指導者としっかりとコミュニケーションをとることで仕事も円滑に進めることができるでしょう。

学ぶ姿勢をしっかりとアピールする

教える側も人間ですから、「聞いているかどうか分からない相手」に、指導を続けるのは辛いもの。
だからこそ、学んでいる姿勢はしっかりとアピールするようにしましょう。教わったことはしっかりとメモを取り、気持ちの良い返事を心掛けてください

困ったときは周囲の人に相談を

教える側と教わる側、両方の相性が、その成果に大きく関わってしまう点も、OJTのデメリットの一つです。実際にOJTがスタートしてみると、「トレーナーの先輩がいつもイライラしている」「ほとんど何も教えてもらえない」と困ることもあるかもしれません。
OJTは、新人を放置するためのシステムではなく、現場で効率良く学ぶための仕組みです。OJTで不安な点や困った点が多いときには、先輩の上司など、身近な人に相談しましょう
OJT研修がうまくいかず、不安で早期離職が頭をよぎったときには「早期離職のストッパー?メリット満載のメンター制度とは」のコラムも併せてご覧ください。メンター制度について詳しく解説しています。

このコラムではOJTとは何なのか、そのメリットやデメリット、指導を受ける際のポイントについて解説しました。入社後の教育制度については気になるところですが、1人で行う就活・転職活動で得られる情報には限りがあるのも事実。そんなときにおすすめなのが就職エージェントです。
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