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【このページのまとめ】
急な体調不良や家庭の事情で、出勤当日に早退することもあるでしょう。しかし、急用だから、体調が優れないからと自分勝手に早退するのはマナー違反。では、どのように伝えるのが良いのでしょうか。このコラムでは、早退が許される理由やマナーを守った伝え方、早退した翌日の対応についてまとめています。給与や有給についても言及していますので、早退について詳しく知りたい方はご参考にしてください。
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出社したその日に会社を早退する、主な理由は体調不良でしょう。そのほか、考えられる具体的な理由を以下に挙げました。
誰でも、通勤中や勤務中に急に体調が悪くなったり、もともと体調を崩していて悪化したりするでしょう。
体調が優れないと仕事のパフォーマンスが下がりますし、注意散漫となりミスをする可能性も。周囲に心配をかけたり、人にうつしたりすることも考えられます。
結論から述べると、早退や欠勤に値する具体的な数値はありません。そもそも、「体調が悪い」と感じる基準は人それぞれ。一般的には「37.5℃」が発熱の基準とされていますが、平熱の高さや症状は人により違うので、あくまでも目安と捉えてください。
具体的な数値や基準がないので、自身が辛いと感じたら早退して問題ないでしょう。
体調を崩して病院に行きたいというのも、早退の理由になります。
自宅療養で治る、翌日や退勤後に受診できるといった場合もありますが、体調不良を長引かせれば仕事に影響が出るもの。可能であれば早期に受診し、体調を整えましょう。
急に自宅の設備点検が行われる、どうしても役所や銀行に行く必要があるといった急用を理由に早退する方もいるようです。
頻度としては低いですが、自宅の水漏れなどで大家さん・管理会社に呼び出されることも。いずれも「急を要する用事」なので、きちんと説明すれば早退は可能です。
学校や保育施設からの呼び出し、同居家族の体調不良、親族の不幸など、家庭・家族の事情も早退理由になります。
家庭内のことはプライベートなので、会社側も必要以上に追求することはないようです。
「仕事が暇」「帰りたい」といった、一般的には許されない理由で早退したいときは言い方がポイントになります。
まずは、許されない早退理由にはどのようなものがあるか、以下で確認しましょう。
業務が落ち着いていたり、自分が抱える案件がなかったりすれば仕事は少なく「暇」になります。しかし、いくら暇だからといって早退は許されないことがほとんどです。
帰宅時間に雨が降ると帰るのが大変だから、と自分勝手な理由の早退も認められません。例外として、天候の変化によって体調が悪くなったり、交通機関に影響が出る可能性があったりすれば早退が許可されることもあるようです。
翌日のことを考えずに飲酒し、二日酔いで辛いというのは自己管理ができていない証拠。飲酒するのは悪いことではありませんが、翌日のことも考えて適度に楽しみましょう。
「なんとなく仕事に身が入らない」「早く帰りたい」と思うのは普通のこと。しかし、理由もなく「早く帰りたいから」と早退するのは、責任感や社会人の自覚に欠ける行動です。
上記以外にも、「買い物やコンサートに行きたい」「帰ってゲームがしたい」など、許されない理由で早退したいときは伝え方が重要になります。
柔軟な考えを持つ会社や、従業員に理解が深い上司であれば素直に理由を伝えて問題ないこともあるようですが、一般的にはそのまま伝えても許容されません。
推奨はできませんが、どうしても早退したいときは体調不良や家庭の事情など、相手が納得できる理由を伝えましょう。
早退理由に嘘を述べたら、「SNSの投稿」や「退社後の行動」に注意が必要です。
たとえば、体調不良を理由に早退したのに、「遊園地に行った」「コンサートに行った」などの投稿をすれば嘘がバレる可能性は高め。自分で投稿しなくても、同行者やタグ付けで判明することもあるでしょう。
会社の近くをウロウロしていたり、繁華街で買い物をしたりするのも危険。会社を出ても、どこで社内の人に会うか分かりません。
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「遅刻や早退はしない」「欠勤は避ける」のは社会人として当たり前のことですし、体調管理も仕事の一貫。
しかし、前述したように、いくら気をつけていても体調を崩したり、インフルエンザなどの感染症にかかったりします。無理をして仕事をしても、周囲に迷惑をかけるだけでしょう。
体調を崩している、家庭の事情、どうしてもずらせない用事など、やむを得ない理由で早退するのは、決して悪いことではありません。
また、誰でも「仕事に行きたくない」「休みたい」「早く帰りたい」と考えてしまうときはあるもの。ときには適切に休息をとり、ストレスを発散することで仕事のパフォーマンス向上につながります。
だからといって、正当な理由なく仕事を休んだり、サボったりして良いわけではありません。自分がいないことで全体の業務が大幅に遅れるときや、商談の約束がある場合など、それぞれの仕事にとって大切な時期はできる限り早退を避け、責任を持って仕事に取り組んでください。
早退で気になるのが、給料の扱いでしょう。早退時の給料がどうなるかは、会社や給与形態によって異なります。
・時給制…最も分かりやすいのが時給制。働いた時間に応じて給与が支払われるので、早退して勤務に当たれなかった分は支給されません。
・歩合制…契約件数など業績に応じて給与額が決まる歩合制も、仕事ができなければ業績にならないので「働けなかった分は減る」と考えて問題ないでしょう。
・日給制…1日あたりの給与額が決まっている日給制は、「ノーワーク・ノーペイの原則」に則り、日給を時給換算して早退後を減給する方法が基本です。
・月給制…早退をしても給与額に影響が出ない場合と、相当する額を減給する場合があります。
いずれの給与形態の場合も、対応については社内規定や就業規則、契約書に記載されているので確認しておきましょう。
そもそも有給休暇とは、事前に申請が必要な休暇です。この定義から考えると、申請無しでいきなり有給休暇は使用できません。
しかし、企業よっては特別措置として当日の欠勤や早退に有給休暇を使えることも。また、1日単位の取得が基本ですが、半日や1時間単位の有給を認める例もあるようです。
とはいえ、当日の早退に有給休暇を当てるのは、基本的に難しいこと。急な用事や体調不良は仕方ありませんが、通院や私用など事前に予定が分かっているなら、余裕を持って休日申請や有給申請を行いましょう。
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ここでは、早退をするときのマナーと方法についてご紹介します。以下を参考に、適切な方法で早退を伝えましょう。
早退するときの上司への報告は、「早退してもよろしいでしょうか?」など伺いを立てる形で行います。「早退するので、対応をお願いします」など早退を勝手に決めるのは良くありません。またこの際に、体調が思わしくない、家庭の都合でどうしても早退しなければならないといった具体的な理由をきちんと伝えます。
早退することで自身の仕事を誰かが代行したり、業務が滞ったりと、少なからず周囲に影響を与えます。
一刻も早く会社を出たい状態だったとしても、「早退します」のそっけない一言だけではマイナス印象に。事情を説明して誠実な態度を見せれば、周囲も理解を示してくれるでしょう。周囲に対して「ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません」などお詫びの気持ちを伝えます。
併せて、必要に応じて自分の仕事の引継ぎを行いましょう。その日に終わらせなければならない業務は同僚などに頼みますが、相手の負担にならないよう最小限の仕事をお願いする配慮が必要です。
内容が複雑な場合は、口頭で伝えたうえでメールでまとめた文章を送るといった工夫をしましょう。
多少体調が悪くても、自分が中心となる取引先との約束の場には同席したいもの。しかし、どうしてもお客様との約束が守れそうにないときは、延期や別日程にできないかを相談し、場合によっては代理の人を立てる判断をします。
相手に「自分との約束は大して重要ではないのか?」と思われないためにも、その場に行けない理由を正直に説明し誠意のある対応を心がけましょう。
早退を報告するのは、直接話すのが基本です。特に、上司には自分の口できちんと説明します。
上司が離席や外出していて直接言えない場合は、電話を使用。メールは相手に伝わっているか確認できないのでなるべく避けましょう。
欠勤や遅刻は電話での連絡が基本ですが、会社によってはメールのみでの報告が可能なところも。勤め先のルールをあらかじめ確認しておきましょう。
また、急を要すのに上司に電話がつながらずに報告できなければ、着信履歴を残したうえで「先程お電話しましたが繋がりませんでしたので、メールにて失礼いたします」と前置きを入れた連絡メールを入れるなど、状況に応じて使い分けます。
早退した次の日や、出勤できるようになった日には、周囲に感謝を伝えて休んだ分を挽回する姿勢を見せましょう。
体調が回復するなど仕事に戻ったときは、早退によって迷惑をかけたことのお詫びも兼ねて、周囲に改めて感謝を伝えましょう。
仕事を引き継いでくれた人やフォローしてくれた人には丁寧に感謝を伝え、打ち合わせの日程を変更してくれた取引先や顧客には、直接会えなければメールでお詫びを伝えます。
休んだ分を挽回したり、周囲にやる気を伝えたりするためにも、仕事には真摯に取り組みましょう。仕事に対してやる気のない態度では、早退に協力してくれた周囲の人を落胆させますし、信頼を失って仕事を進めづらくなることも。それだけでなく、信頼を失うと本当に休みたいときに休めなくなる恐れがあります。
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繰り返しになりますが、体調不良による早退・欠勤はゼロが理想。風邪などは日ごろの健康管理で対策できますが、体調が悪くなったり身内に不幸があったりと、やむを得ない事態が発生するのは仕方がないこと。そんなときには社会人としてマナーのある行動で対処し、周囲の理解を得てた上でお休みできるように努めましょう。
「会社はなにがあっても休まない」「体調が悪くても出社するのは当たり前」といった考えを持つ人もいるようですが、体調が悪いときは大事をとって休むのがマナーです。たとえ上司が体調不良で出勤していても、周囲への影響を考えて休みましょう。
たとえば、普段から仕事に真面目に取り組む人と、サボり癖のある人が「早退したい」と申し出たとき、周囲が納得してくれるのどちらでしょうか。
サボり癖がある人が「早退したい」と言っても、「またサボろうとしている」と思われてしまいますが、仕事に真面目に取り組む人なら憶測されずに許可される可能性は高いでしょう。そのため、普段から節度ある行動を意識し、社内で信頼関係が構築することが大切です。
体調不良ややむを得ない理由にも関わらず欠勤や早退が認められない会社や、会社としては認められているのに上司が許可してくれないといった場合は、転職を検討しましょう。
欠勤や早退を認めない会社はブラック企業に当てはまる可能性がありますし、上司を変えるのは難しいもの。自分にとって不利な状況で働き続ければ、いずれ心身に影響を及ぼすことも考えられます。
自分にとって快適な働き方を叶えるなら、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
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会社を早退したいときは、何を判断基準にすれば良いのでしょうか?ここでは、早退・欠勤をする際の手順や、会社に行きたくないときの対処法をご紹介します。
会社を早退することはできる?
体調不良や家族の急病など、やむを得ない理由があれば当日の早退が認められる場合がほとんどです。また、役所の手続きや通院などの予定がある場合は、あらかじめ上司に事情を伝えて早退を認めてもらいましょう。事前に早退が分かっていれば、有給休暇を申請することも可能です。
体調不良で早退するときの目安は?
具合が悪くて仕事が手につかないとき、体調不良による不注意で周りに迷惑をかけそうなときは、早退した方が良いでしょう。特にインフルエンザなどの感染症が疑われる場合は、周囲の人のためにも早退するのがマナーです。大事な取引や会議があって、少しだけ体調が悪いという場合は、何とかその時間だけ乗り越えてみるという考え方もあります。早退するときの心がけは、このコラムの「早退するときのマナーと手順」を確認してください。
会社を休みたいときはどうすれば良い?
体調不良などの事情で出勤できない場合は、電話で上司に連絡しましょう。電話では、休む理由を伝えるとともに、自分が受け持っている仕事の進捗状況を説明し、誰かに代わってもらう必要がある場合は誰に依頼するのかも伝えます。会社によっては欠勤時の連絡先や連絡方法が決まっているので、事前に社内のルールを確認しましょう。 「会社を休む時こそ礼儀正しく!電話連絡の基本マナーとは?」では、電話連絡のタイミングや例文をご紹介しています。
会社に行くのが辛いときの対処法は?
出勤前にカフェに寄るなど、いつもと違う時間を過ごしてリフレッシュしましょう。退勤後にプライベートの予定を入れるのもおすすめです。毎日仕事に行くのが辛い…という方は、辛さの原因を洗い出して、上司に相談するなどの行動に移しましょう。仕事内容や職場環境が合わない場合は、転職する道もあります。 転職エージェントのハタラクティブでは、会社が辛い方の相談を受け付けているので、ぜひご利用ください。
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