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プロパーとは?意味と使い方を知ろう!
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この記事のまとめ
- プロパーは、「正規の、本来の」という意味を持つ英単語
- プロパーは、同じ分野でも文脈によって意味の異なる場合がある
- 「プロパー社員」は、非正規外部社員に対する正社員や、新卒入社の社員を意味する
- プロパー社員とほかの社員の間で、人間関係の摩擦が生じる場合もある
- 転職活動の際は、それぞれの職場の雰囲気を把握することが大切
- 職場選びに悩んでいる場合、エージェントを活用するのがおすすめ
「プロパー」の意味はご存知ですか?
プロパーはさまざまな分野で使用されており、ビジネスの場面では3つの意味を持ちます。
このコラムでは、プロパーの意味や使用例、ビジネスで使われる「プロパー社員」の特性などをご紹介します。
「プロパー」とは?
プロパーは、「正規の、本来の」という意味を持つ英単語です。
では、プロパーはどのような場面で使われるのでしょうか。使用例として、以下の5つが挙げられます。
プロパーの使用例
学問分野
たとえば「社会学プロパー」は、文脈によって「社会学本来の」「社会学固有の」「社会学を専攻する人」という意味に。
「社会学プロパーの問題である」と言った場合は「社会学固有の問題である」ことを表し、「社会学プロパーの学生」は「社会学専攻の学生」を表します。
流通分野
「プロパー商品」が例として挙げられます。プロパー商品は、卸売業者から小売業者に卸される正規の商品です。
金融分野
金融機関が独自に行う融資は「プロパー融資」と呼ばれ、信用保証協会の保証付融資に対するものとして使われる用語です。
服飾分野
「プロパー価格」は、安売り・バーゲン価格に対する「正規価格(割引していない価格)」として使われます。
信販分野
他社と提携せずに発行する独自のクレジットカードとして、「プロパーカード」という名称があります。
以上がそれぞれの分野で使用される「プロパー」の意味です。学問分野の「社会学プロパー」のように、同じ分野でも文脈によって意味の異なる場合があります。
プロパー社員の意味
ビジネスの場で「プロパー」は、業界や職場、使う文脈によって意味が異なります。 「プロパー社員」に代表される3通りの意味は次の通りです。
プロパー社員の意味
新卒から在籍する生え抜きの社員
新卒で入社した社員を指し、中途入社の社員や出向社員と区別するために使われます。
※出向社員とは…
もとの会社と契約を結んだまま子会社や関連会社に勤務する社員のこと
非正規社員に対する正社員
派遣社員やパート社員などの非正規労働者と区別するために、正社員を意味する「プロパー社員」が使用されます。
外部スタッフに対する自社社員
特にIT業界では、協力企業や下請け会社などのスタッフと区別する際、自社社員のことを「プロパー社員」と呼びます。
「プロパー社員」と一口に言っても、上記のような様々な意味合いで使われています。
次の項目では、プロパー社員と周囲の摩擦について見ていきましょう。
プロパー社員と周囲の摩擦
仕事において、人間関係の悩みはつきもの。プロパー社員とそうでない社員の間に、良好な関係が築かれている職場もあるようです。
この項目では、生え抜きのプロパー社員に中途社員が抱く不満として、以下の3つをご紹介します。
保守的である
社風にもよりますが、大企業や古参企業などでのプロパー社員には保守的な傾向があり、新しいことにチャレンジしない姿勢を中途入社の社員は不満に思うことがあるようです。また、仕事への意欲が伝わらず、やりきれない気持ちになることも。
プロパー社員を中心としたグループが閉鎖的である
中途入社の社員は、プロパー社員を中心とするグループに入れないことがあるようです。高い志を持って入社したのにも関わらず、人間関係の悩みが深刻になると、仕事へのモチベーションが下がる恐れも。
グループが閉鎖的・排他的である場合、社員同士の信頼関係づくりに支障が出ることになりかねません。
実力のある中途採用社員よりも出世している
長く勤務している社員の方が、自社の内部事情に詳しくなります。企業によってはプロパー社員が上層部から厚遇されたり、経験によらず勤続年数によって昇格・昇給が決まるところも。
このような環境で、中途採用の社員が評価制度に納得できないケースがあるようです。
企業によって状況は異なりますが、中途社員が生え抜きの社員に対して抱く不満は上記のようになります。
働きやすい環境をつくるためには、自分の立場に関わらず、周りを意識した行動が大切です。
転職活動中で「これから企業を選ぶ」という方は、就職後に意欲を持って仕事に取り組めるよう、職場の雰囲気を把握した上で選択するようにしましょう。
プロパーに関する疑問Q&A
「プロパー」言葉に馴染みがなく、うまくイメージできない方は多いようです。ここでは、プロパーに関する疑問をQ&A方式で解決していきます。
プロパー社員のメリットとデメリットを教えて下さい。
プロパー社員のメリットは、ほかの社員との団結力が期待でき、社風にも馴染みやすいことがあげられます。一方デメリットは、1つの企業に留まることで視野が狭くなってしまう点。「プロパー社員の実態に迫ります」では、プロパー社員の魅力をより詳しくお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。
プロパーとほかの社員で、有給休暇の取得状況は変わりますか?
原則、有給休暇はすべての労働者に取得する権利があります。プロパー社員や、契約社員、派遣社員、アルバイト、パートなどの雇用形態に関わらず取得できるということです。ただし、付与される日数は勤務日数と勤続年数により異なります。「使ったことある?有給休暇の基本教えます」で具体的な付与日数を記載していますので、ご覧ください。
プロパーとほかの社員では、待遇やキャリア面で変わるところはありますか?
プロパー社員には手厚い保障や福利厚生などがありますが、そのほかの雇用形態に対してはすべてを適用する会社は少ないようです。特にキャリアに関しては非正規雇用はどれだけ長く勤めても、キャリアとして認められないことも。「正社員のメリットって何?同一労働同一賃金についても詳しくご紹介」では正社員と非正規雇用それぞれで働くメリットとデメリットをまとめています。
プロパー以外のビジネス用語を教えて下さい。
会議を意味する「MTG」、実際の業務を行いながら教育を行う「OJT」は基本のビジネス用語です。購入や契約を指す「クロージング」、優先順位を意味する「プライオリティ」もよく使われるので、覚えておくと良いでしょう。「社会人なら知っておきたい!よく使われるビジネス用語一覧」では使用されることが多いビジネス用語をまとめています。ハタラクティブでもこのようなお悩みを解決しているので、ぜひご利用ください。
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