プロパーとは?ビジネス用語としての意味と使い方を知ろう!

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この記事のまとめ

  • プロパーとは、「正規の」「本来の」という意味を持つ英単語のこと
  • プロパーは、同じ分野でも文脈によって意味が異なる場合がある
  • 「プロパー社員」は、正社員や新卒入社の社員を意味する
  • プロパー社員とほかの社員の間で、人間関係の摩擦が生じる場合もある
  • 転職活動の際は、それぞれの職場の雰囲気を把握することが大切

「プロパーとはどういう意味?」「何を表す言葉なのか知りたい」という人もいるでしょう。「プロパー」はビジネス用語の1つで、分野によって少しずつ意味が異なります。このコラムでは、プロパーの意味や具体的な使用例、ビジネスで一般的に使われる「プロパー社員」の特性などをご紹介します。また、非正規社員がプロパー社員に抱きがちな不満や対策方法についてもまとめているので、参考にしてください。

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​​「プロパー」とは?

プロパーは、英語で「正規の、本来の」という意味を表します。ビジネスで最も多く使われるのは、社員に対して使用するときでしょう。「プロパー社員」といい、企業が直接採用した新卒社員を表します。ほかの企業を経て入社している中途採用の社員や出向社員と区別する場合に使用する言葉です。

単に正社員を指すこともある

「プロパー社員」という言葉を使用していても、新卒から在籍している社員に限らず、すべての正社員を指す用途で使用している会社もあるようです。この場合は非正規社員や派遣社員と正社員を区別するのが目的といえます。

プロパーの使用例

「プロパー社員」以外のプロパーの使用例には、どのようなものがあるのでしょうか。以下では、分野別にプロパーの具体的な使用例をご紹介します。

学問分野

学問分野では、「社会学プロパー」というような使われ方が挙げられるでしょう。「社会学プロパー」の意味は、「社会学本来の」「社会学固有の」「社会学を専攻する人」など文脈によって異なるようです。たとえば、「社会学プロパーの問題である」といった場合は「社会学固有の問題である」ことを表し、「社会学プロパーの学生」は「社会学専攻の学生」を表します。

流通分野

流通分野では、「プロパー商品」が使用例として挙げられます。プロパー商品とは、卸売業者から小売業者に卸される正規の商品のことです。

金融分野

信用保証協会の保証がなく、金融機関が独自に行う融資のことを「プロパー融資」といいます。

服飾分野

「プロパー価格」は、「正規価格(割引していない価格)」という意味で使われます。

信販分野

他社と提携せずに発行する独自のクレジットカードのことを「プロパーカード」といいます。

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プロパー社員が会社にもたらすメリット

「新卒で入社した正社員」を指すプロパー社員は、企業にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。企業によっては、「プロパー社員は、中途採用で入社した社員と比べて会社に多くのメリットをもたらす」と考えているケースもあるようです。以下では、プロパー社員が会社にもたらすメリットについて解説します。

社内の人脈が広い

プロパー社員は、中途社員よりも社内の人脈が広いことが多いようです。特に、規模の大きな会社では新卒採用の人数が多い傾向にあるため、プロパー社員には「同期」が多く存在するといえます。また、新卒時から長く勤めていれば、研修などでより多くの先輩や上司と関わる機会もあり、部署ごとに知り合いがいることも珍しくないでしょう。社内の人との繋がりが多いほど他部署との連携が取りやすく、コミュニケーションコストを抑えられる可能性があります。そのため、「プロジェクトチームに一人でもプロパー社員がいれば、コミュニケーション面で大きな支えになる」と考える企業は少なくないようです。

愛社精神が培われている

新卒採用に力を入れている企業の中には、年功序列を重んじる傾向が見られるケースも少なくないようです。年齢・在籍年数とともに順調に昇格・昇進する企業であれば、プロパー社員が会社に対して愛着を持っていたり信頼度が高かったりすることもあるでしょう。愛社精神は、仕事ぶりや成果として現れやすいため、結果として会社全体の成長や収益の向上につながる可能性が考えられます。

プロパー社員と周囲の摩擦

仕事において、人間関係の悩みはつきもの。プロパー社員とそうでない社員の間で良好な関係が築かれていない職場もあるようです。以下では、中途社員が生え抜きのプロパー社員に対して抱く不満として考えられるものを3つ紹介します。

保守的である

社風にもよりますが、特に大企業や歴史ある企業などでは、プロパー社員に保守的な傾向があることも考えられます。そのような企業の場合、新しいことにチャレンジしない姿勢を中途入社の社員が不満に思うケースがあるようです。

プロパー社員を中心としたグループが閉鎖的である

中途入社の社員は、プロパー社員を中心とするグループに入りにくいと感じることがあるようです。人間関係で悩んだりトラブルがあったりすると、仕事へのモチベーションが下がる恐れも。閉鎖的・排他的な傾向がある場合、社員同士の信頼関係づくりが難しくなる可能性も考えられるでしょう。

実力よりも勤務年数が評価される

新卒採用を重視し、年功序列を導入する企業であれば、中途社員よりもプロパー社員の方が上層部から厚遇される可能性が考えられます。また、企業によっては成果ではなく、勤続年数によって昇格・昇給が決まるところも。このような環境で、中途採用の社員が評価制度に納得できないケースがあるようです。

プロパー社員と中途社員との摩擦が少ない職場を選ぶには?

プロパー社員と中途社員との摩擦が少ない企業では、以下のような対策をとっているケースもあるようです。

・プロパー社員と中途社員の交流頻度を増やす
・同年代の中途社員をプロパー社員がサポートできる仕組みを構築している
・プロパーや中途など勤務年数に関係なく平等で透明性のある評価制度を設けている

「プロパー社員か否か」という理由だけで正当な評価を受けられないのは残念なこと。転職者として会社を選ぶときは、上記の3点に注目して転職先を探してみると良いでしょう。また、中途入社の社員が多数活躍しているような企業を選ぶのもおすすめです。

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プロパーに関する疑問Q&A

「プロパー」という言葉に馴染みがなく、うまくイメージできない方は多いようです。ここでは、プロパーに関する疑問をQ&A方式で解決していきます。

プロパー社員のメリットとデメリットを教えて下さい。

プロパー社員のメリットは、ほかの社員との団結力が期待でき、社風にも馴染みやすいことがあげられます。一方デメリットとして、1つの企業に留まることで視野が狭くなりやすい点が考えられるでしょう。「プロパー社員とはどんな意味?出向社員や中途社員とは違う?」では、プロパー社員の魅力をより詳しくお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。

プロパーとほかの社員で、有給休暇の取得状況は変わりますか?

原則、有給休暇はすべての労働者に取得する権利があります。プロパー社員や契約社員、派遣社員、アルバイト、パートなどの雇用形態に関わらず取得が可能です。ただし、付与される日数は勤務日数と勤続年数により異なります。「有給休暇とは?消化は義務?付与日数とタイミングを解説」で具体的な付与日数を記載していますので、ご覧ください。

プロパーとほかの社員では、待遇やキャリア面で変わるところはありますか?

プロパー社員を含む正社員には手厚い保障や福利厚生などがあることが多いですが、そのほかの雇用形態に対してはすべてを適用する会社は少ないようです。特にキャリアに関しては、非正規雇用としてどれだけ長く勤めても、昇給・昇格が難しいケースも。「正社員のメリット・デメリットとは?派遣や契約社員についても解説!」のコラムでは、正社員と非正規雇用それぞれで働くメリットとデメリットをまとめています。

プロパー以外のビジネス用語を教えて下さい。

会議を意味する「MTG」、実際の業務を行いながら教育を行う「OJT」は基本のビジネス用語です。購入や契約を指す「クロージング」、優先順位を意味する「プライオリティ」もよく使われるので、覚えておくと良いでしょう。「知っておきたいビジネス用語は?よく使われる言葉を一覧で紹介」のコラムでは、使用されることが多いビジネス用語をまとめています。ハタラクティブでもこのようなお悩みを解決しているので、ぜひご利用ください。

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