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ニート脱出におすすめのバイトは?正社員として就職できる?
更新日
この記事のまとめ
- ニートがバイトをするときにおすすめなのは、通いやすくシフトの融通が効く仕事
- ニートのバイト探しには求人サイトやハローワーク、エージェントの活用がおすすめ
- バイトの面接でニート期間について聞かれたら、ポジティブな理由で説明する
- ニートからアルバイトをはじめて慣れたら、正社員就職も検討してみよう
「ニートからバイトをしたい」「おすすめのバイトが知りたい」という方もいるでしょう。ニート生活は、他人とコミュニケーションを取ったり体を動かしたりする機会が少なくなりがちなので、最初は自分のペースで働けるバイトがおすすめです。このコラムでは、ニートにおすすめのバイトや、ニートから正社員を目指す方法も解説。将来に向けた一歩を踏み出すために、ぜひ参考にしてください。
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ニートにおすすめのバイトの特徴とは?
ニートから社会復帰する第一歩として、アルバイトをしてみようと考える方は多いでしょう。ニートからアルバイトに挑戦するときは、自分の状況や適性に合った仕事を選ぶと、働くことに早く慣れる可能性があります。
「せっかく働くなら、時給の高い仕事が良い」「待遇が良いバイトにしたい」という金銭面の希望に当てはまるバイトのみに絞ると、応募できる求人が少なくなってしまう恐れも。バイトを探すときは時給以外の条件も確認し、できるだけ多くの選択肢をもちましょう。ニートにおすすめのバイトの特徴を3つご紹介しますので、参考にしてみてください。
1.通いやすいバイト
ニートからバイトに挑戦するなら、出勤が億劫にならないよう、自宅から通いやすいバイト先がおすすめです。ただし、近ければ良いというわけではありません。欠員が出たときに近いからと急な呼び出しがあったり、休日の外出中にバイト先のスタッフや利用客とばったり会ったりする可能性があり、「仕事とプライベートを分けたい」という場合はストレスを感じてしまう恐れも。
ニートからのバイト選びでは、自宅や生活圏内から少し離れた場所で、通勤が苦にならないような距離がおすすめです。
2.シフトの融通が効くバイト
これまで外に出る習慣がなかった場合、急にフルタイムで働くことは容易ではありません。自身の心と身体の健康のためにも、無理のない範囲のシフトで働ける職場を探しましょう。
シフトの希望がとおりやすい職場で、週2~3日、1日3~4時間程度の勤務から始めてみるのがおすすめです。シフトの融通が効く職場なら、慣れてきてから勤務時間や日数を増やせる可能性があるでしょう。
3.難しい作業がないバイト
ニートからのバイト選びでは、自分にとって負担になる作業が少ない仕事がおすすめです。人と話すことに苦手意識があるならコミュニケーションが少ない仕事を選んだり、体力に自信がなければ力仕事は避けたりするなど、選び方を工夫しましょう。
自分に合わない仕事内容を選ぶと、短期間で退職してしまうことも考えられます。長期的に続けられそうな仕事を選んでみましょう。同じ業務内容でも、忙しさや雰囲気は会社や店舗によって異なるものです。可能なら、応募する前に職場まで足を運び、自分が馴染めそうな雰囲気かチェックしてみましょう。
「ニートからバイトを始めるのが怖い」という方には、「ニートはバイトが怖い?面接の不安解消法とおすすめ職種をご紹介」のコラムがおすすめ。「怖い」と感じる理由や対処法について解説しています。
ニートにおすすめ!バイト探しの方法
実際にニートからアルバイトに応募したいと感じても、どのような方法で探せば良いか分からない方もいるでしょう。ここでは、おすすめの方法を2つ紹介します。
1.アルバイト検索サイト
インターネットのアルバイト求人サイトは手軽にアルバイトを探せるため、ニートからアルバイト先を探すのにおすすめです。スマートフォン用のアプリを用意しているサービスも多いので、いくつか利用してみましょう。
サイト・アプリによっては、職種や業種、時給だけでなく、「駅から徒歩△△分圏内」「スタッフの仲が良い」「服装・髪型自由」「まかないがある」など、さまざまな条件からもアルバイトを検索できます。
2.ハローワーク(公共職業安定所)
ハローワークというと、正社員の求人のみを扱うイメージをもつ方もいるでしょう。しかし、ハローワークはパートやアルバイトなどの非正規雇用の求人情報も扱っています。
また、ハローワークでは、職業相談や履歴書などの書類の添削、面接指導といった就職支援を受けることも可能です。そのため、初めての職探しに不安のある方にもおすすめ。詳しくは「ハローワークが初めてのニートも仕事を探せる!利用方法や支援内容を解説」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ニートならではのバイトへの不安を解消しよう
ニートからのアルバイトでは、働くことに対する不安が発生するものです。新たな環境で働き始める場合には、不安を感じるのも無理はないでしょう。ニートからアルバイトに挑戦する際にありがちな不安と、おすすめの解消法を紹介していきます。
1.仕事を継続できるか不安
仕事を長く続けられるか不安なら、心身の負担にならないバイトを選ぶのがおすすめです。前述した「通いやすさ」や「仕事内容」といった項目ごとに求人情報を比較検討し、自分にとってストレスの少ない働き方について考えてみてください。
「ニートが働きやすい職種とは?おすすめの仕事をご紹介!」のコラムを参考に、働きやすい職種の特徴を意識して、ニートから継続して働きやすいバイトを選ぶのも良いでしょう。
2.体力がもつか不安
ニート生活が長く、自宅に引きこもりがちだった場合は、急に働くと身体に大きな負担がかかります。おすすめの働き方は、週に2~3日程度、短時間のバイトから始めることです。まずは、働きに出ることに慣れましょう。
3.仕事を覚えられるか不安
難しい仕事内容を覚えられるか不安という場合は、清掃や梱包、倉庫作業などといった単純作業の職種がおすすめです。また、自分が日常生活でよく利用する店舗でのアルバイトは、仕事のイメージがつきやすいもの。働くうえでの負担やギャップが少なく済むため、ニートから働き始めるのにおすすめといえます。
4.人間関係に不安
ニートからアルバイトをする際には、バイト先の同僚との人間関係に不安を感じる方もいるでしょう。その場合、コミュニケーションが少ない仕事を選んでみてください。個人で作業を進めるタイプの仕事なら、職場の人とのコミュニケーションをそれほど必要としないでしょう。
5.精神面で不安
ニート生活が長く、「働けるか不安」「仕事でミスしないか怖い」というように、精神面でバイトに対する不安を感じている方は、好きなことを仕事にしてみましょう。本が好きなら本屋や図書館、音楽が好きならカラオケボックスなど、自分のモチベーションを維持できそうな業種からバイトを探してみるのがおすすめです。
6.未経験で採用されるか不安
面接を受けたものの結果が不採用だと、「どこにも採用されないのでは」「このままニートを脱出できないのでは」と不安に陥ってしまう方もいるでしょう。そのようなときは、落ち込むよりも「縁がなかっただけ」と割り切って考えるのがおすすめです。
アルバイトの選考では、経歴よりも人柄ややる気を重視して採用する職場も多くあります。不採用になっても「より自分に合う仕事がある」とポジティブに考え、次に進みましょう。
ニートから社会復帰するためのバイト!おすすめ14種
ニートから始めるバイトとしておすすめの職種を14個紹介します。それぞれメリットを挙げているので、「自分にもできそう」と思うものがあれば、積極的に探してみてください。
ニートから社会復帰するためのおすすめバイト!
1.コンビニ店員
店舗数の多いコンビニなら、通勤しやすいエリアで応募先を探しやすいでしょう。シフトの融通が効く場合が多いので、近所にコンビニがある方は検討してみてください。
コンビニ店員として働くには、多くの利用客やスタッフとのコミュニケーションが必要になります。ニート生活が長くコミュニケーションに自信がない場合は、早朝や深夜など、来客の少ない時間帯を狙うのも手です。
2.スーパー店員
コンビニと同じく、店舗数が多いスーパーを選べば、通いやすい職場を探せるでしょう。スーパーにもよりますが、レジ担当、野菜担当、肉担当など、仕事内容を分業している場合もあります。その場合、覚える業務内容は限られるので、アルバイトに初めて挑戦するニートの方にもおすすめです。
3.商品モニター
商品モニターとは、特定の商品やサービスを実際に利用して、企業に感想や意見を伝え、謝礼をもらうアルバイトです。スマートフォンがあれば参加可能で、ノルマがないことも多いので気楽に始めやすいでしょう。食品やサプリメント、スキンケア商品などさまざまな商品を試せます。勤務時間の規定がなく、出勤する必要もないため、外に出て働くことに抵抗があるニートの方におすすめです。
4.キッチンスタッフ
利用客とのコミュニケーションが少ないおすすめのバイトとして、飲食店のキッチンスタッフが挙げられます。簡単な調理や盛り付け、皿洗いなど、比較的習得しやすい作業がメインなので、ニートから始めやすい仕事といえるでしょう。なかには従業員にまかないを支給したり社割が活用できたりする職場もあるため、働きやすい環境が整っているといえます。
5.ポスティングスタッフ
ポスティングスタッフとは、ポストにチラシを入れていくバイトです。人と話す必要がなく、自分のペースで仕事に取り組めるので、ニートから始めるバイトとしておすすめでしょう。
ただし、歩合制の会社の場合、労働時間と報酬が見合わない場合があるため、時給制・日給制の会社がおすすめです。体力に不安がある方も、近所の散歩がてらお金を稼げると捉え、挑戦してみると良いでしょう。
6.工場の軽作業員
工場は、基本的に一人で取り組む作業が多いアルバイトです。周囲とコミュニケーションをとる機会が少ないので、ニートから働き始める場合にもハードルは低めといえます。弁当や惣菜の盛り付け、製品の組み立て、商品にシールやおまけをつける作業など、工場によって作業内容はさまざまです。
工場での仕事については、「工場に就職するメリットを紹介!仕事内容と向いている人の特徴も解説」も参考にしてみてください。
7.郵便局の仕分け
郵便局には、はがきや封筒などの郵便物を仕分けるバイトがあります。郵便局の仕分けも、比較的コミュニケーションが少ないことが特徴の仕事です。コンビニやスーパー同様に店舗数が多いため、通いやすい職場が見つかるでしょう。
採用される可能性を上げるなら、年賀状シーズンの年末年始に応募することをおすすめします。この時期は短期スタッフの大量募集がかかるので、ニートから採用される可能性が高くなるでしょう。
8.出前配達
自転車やバイクに乗って出前の配達をするバイトも、ニートから始めやすいバイトの一つ。商品受け渡しの際に人と接しますが、基本的には商品を受け渡しするだけで、コミュニケーションは少ないでしょう。自分で労働量を管理でき、勤務エリアも近所に限定できるので、自分のペースで働きたいニートの方にはおすすめです。
9.漫画喫茶やネットカフェのスタッフ
漫画喫茶やネットカフェのアルバイトは、接客業ではあるものの、利用者と話すのは入退店のタイミングのみであることがほとんどです。受付や会計の方法は決まっているため、求められるコミュニケーション力はそれほど高くないでしょう。漫画やパソコンが好きなニートの方なら、好きなことを仕事にできるのでおすすめです。
10.セルフガソリンスタンドのスタッフ
セルフガソリンスタンドのスタッフは、利用者自身が給油を行うため、接客することは少ないといえます。コミュニケーションが少ない仕事を求める方にとっては働きやすいアルバイトでしょう。
ただし、お客さまが操作に困っている場合は、コミュニケーションが必要になります。車やバイクが好きなニートの方にもおすすめのバイトです。
11.清掃員
清掃のバイトも、ニートの方におすすめの仕事の一つ。人と会話する機会が少ないため、ニートから始めやすいでしょう。オフィスや店舗が休みになった深夜や休日に作業するパターンと、日中に掃除をするパターンがあります。自分が働きやすい時間帯に仕事ができるかは、応募前に確認しておきましょう。
12.本屋の店員
本屋の店員も、ニートから挑戦するのにおすすめのバイトです。小売業の中では比較的コミュニケーションが少ない職場であるため、静かな環境で働けます。本が好きな方は、ぜひ検討してみてください。
13.警備員
警備員と一口にいっても、工場や建設現場の交通誘導を担うスタッフ、商業施設や駅などの巡回をするスタッフ、イベントの警備スタッフなどさまざまな仕事があります。
工場内の巡回をする警備員のバイトはコミュニケーションが少ないため、ニートからアルバイトを始めるうえで周囲との関係構築に不安がある方におすすめです。夜勤の有無について、就業前によく確認しておきましょう。
14.データ入力スタッフ
パソコン作業が得意なニートの方は、決められたフォームにデータを入力する仕事も検討してみましょう。「集中力がある」「黙々と作業するのが得意」という方におすすめの仕事です。ただし、職場によっては電話対応や来客対応を兼任することもあるため、担当業務について事前に確認しておくと安心でしょう。
ニートからはじめるのにおすすめのバイトについては、「ニートにおすすめのアルバイト18選!探すときの方法や面接のコツを解説」のコラムでも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
女性のニートにおすすめのバイトとは?
すでに女性が多く活躍している職場は、挑戦しやすい可能性があります。女性が働きやすい職場環境や制度が整っている企業も多いため、チェックしてみましょう。
1.コールセンタースタッフ
女性のニートにおすすめの仕事として、コールセンターのスタッフがあります。顧客からの問い合わせの電話に対応するバイトなので、コミュニケーション力が必要です。ただし、対応はマニュアル化されていることが多く、慣れれば問題なく対応できるでしょう。服装や髪型を自由とする職場が多いのも魅力です。
コールセンターの仕事は「コールセンターの仕事内容とは」でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
2.接客スタッフ
小売店の接客スタッフは、女性スタッフの割合が高い傾向にあるため、挑戦しやすい仕事の一つ。特に、女性服を扱うアパレル店員は狙い目です。ファッションが好きなニートの方は、アパレル店でのバイトを検討してみましょう。
3.梱包のような単純作業スタッフ
工場勤務の仕事には、梱包作業をはじめとする軽作業も多いので、力仕事に自信がないという場合におすすめです。体力的に負担が少なく、ニートから取り組みやすいアルバイトといえます。
ニートからバイトへ!採用されるコツ
ニートの方は、アルバイトの面接にハードルの高さを感じる場合もあるでしょう。面接で好印象を与えるコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.履歴書は嘘偽りなく書く
履歴書は嘘偽りなく事実を記入しましょう。バイトの選考に受かりたいからといって、ニート期間をごまかした嘘の経歴を書くことはおすすめできません。面接で矛盾が生じたり、うまく説明できなかったりするなど、面接がうまくいかない恐れがあるためです。たとえ面接を乗り切ったとしても、経歴詐称が明らかになれば不採用になる可能性があります。
2.面接対策を万全にする
バイトの面接で良い結果を残すためには、面接対策がおすすめです。自己紹介や長所・短所、ニート期間についての質問や志望動機は多くの面接で問われるため、しっかり答えられるように準備しておきましょう。
回答内容を考えておくだけでなく、実際に声に出して話す練習もしておくことをおすすめします。練習する際は、話し方や仕草の癖にも気をつけましょう。
志望動機はシンプルにする
志望動機を考える際は、「なぜバイトをしようと思ったのか」と、「なぜその仕事を選んだのか」の二点はを明確にしておきましょう。難しく考える必要はありません。「自分でお金を稼ぎたい」「働くことに慣れたい」「仕事のスキルを身につけたい」といったシンプルな理由でOKなので、しっかりと説明できる状態で選考に臨みましょう。
素直に回答する
バイトの面接では、自己PRや長所・短所、これまでの経歴などが問われます。先述のように、「ニートの経歴を少しでも良く見せたい」からと、嘘をついたり話を盛ったりすることはおすすめしません。嘘の回答は、正直にネガティブな内容を伝えるよりも悪印象につながります。
面接でついた噓がバレた際のリスクについては、「面接で嘘をついてしまった?バレたらどうなる?考えられるリスクとは」のコラムもご覧ください。
ニート期間についてはポジティブに回答する
ニート期間や前職の退職理由について聞かれた場合は、ポジティブな回答を心掛けましょう。ニート期間がある場合、バイトの面接で「仕事をしていない期間は何をしていましたか?」という質問を避けては通れません。
嘘はNGですが、ただ「ニートでした」と答えると良い印象にならないでしょう。「資格の勉強をしていた」「創作活動に取り組んでいた」「家の仕事を手伝っていた」など、嘘にならない範囲でポジティブな回答を準備するのがおすすめです。
前職の退職理由を会社のせいにしない
「なぜニートになったのか」など、前職を退職した理由を問われることもあります。退職理由を聞かれた場合は、前職の悪口を言わないようにしましょう。たとえ会社に落ち度があったとしても、悪口を言うと「気に入らないことがあるとすぐに辞めてしまうのでは」といったマイナスな印象を与えかねません。
事実を淡々と伝えるに留め、「今回のアルバイトは続けてくれそうだ」と前向きに評価してもらえるように意識しましょう。
面接で退職理由を聞かれる目的を理解しよう
面接で退職理由を聞かれるのは、「採用しても前職と同じようにすぐ辞めてしまわないか」を確かめるためです。「自分のやりたいことができる環境ではなかったから」など、面接官の理解を得られそうな回答を準備しておきましょう。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
3.面接当日はマナーに気をつける
面接当日は、時間を厳守し、身なりを整えて面接に臨みましょう。アルバイトの面接では、一般的な就職活動よりカジュアルな服装でも問題ありません。スーツを着る必要はありませんが、汚れやシワが目立たず、派手過ぎない清潔感のある服装を選びましょう。髪型や手先も、面接官が見ているポイントです。
真面目に働く印象を与えるためにも、時間は厳守してください。遅刻はもちろん悪印象になりますが、早く到着し過ぎることも先方に迷惑となります。面接時間の5~10分前に到着すると良いでしょう。
面接のマナーについては、「面接の流れやマナーを受付・入室・退室の場面別で解説!」のコラムでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
ニートがアルバイトを始めることのデメリット
アルバイトは採用までのハードルが低く、ニートから社会復帰を目指す最初の一歩として魅力的です。しかし、アルバイトにはデメリットもあるので、理解したうえで働き方を選ぶのが良いでしょう。ニートからアルバイトを始める際のデメリットを解説します。
ニートがアルバイトを始めることのデメリット
- キャリアが積めない
- 低収入になりやすい
- 正社員に就職しにくくなる
1.キャリアが積めない
アルバイトには、正社員の補佐として責任の少ない仕事を任せることが一般的です。つまり、何年アルバイトで働き続けても、スキルアップや出世、昇進が見込めないというデメリットがあります。将来「正社員を目指したい」というタイミングが来たときに、経験やスキルが不足していると判断される可能性があるでしょう。
2.低収入になりやすい
アルバイトを始めると、収入を得られるようになります。しかし、同年代の正社員と比較すると、アルバイトの収入は高いとはいえません。生涯年収で見ると、その差はより大きくなってしまうでしょう。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「若年者の就業状況・キャリア・ 職業能力開発の現状 ③ -平成29年版「就業構造基本調査」より-」によると、正社員とパート・アルバイトの年齢ごとの年収は、以下のように推移しています。
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「資料シリーズ No.217 若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「就業構造基本調査」より―(p.38)」
20代では男女ともに、正社員とパート・アルバイトの年収には大きな差がありません。しかし、年齢が上がるにつれてその差は大きくなり、45歳から49歳の年収では400万円~500万円ほどの差が生まれています。
3.正社員に就職しにくくなる
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「大都市の若者の就業行動と意識の変容-「第5回 若者のワークスタイル調査」から-」によると、正社員になろうと試みたフリーターのうち、実際に正社員になれた人の割合は下記のとおりです。
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容-「第5回 若者のワークスタイル調査」から-(p.124)」
2021年度の調査によると、正社員になれたのは、男性の72.0%、女性の62.3%であることが分かります。ニートからアルバイトを始めてフリーターになっても、その後正社員に転職することは容易ではないようです。ニートからアルバイトを始める際は、「どのくらいアルバイトとして働くか」「アルバイトではなく正社員就職を目指すか」という点も検討するのが良いでしょう。
フリーターの割合や就職率については「フリーターの割合は全人口でどれくらい?正社員になるためのコツも紹介」で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
資料シリーズ No.217 若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「就業構造基本調査」より―
労働政策研究報告書 No. 213「大都市の若者の就業行動と意識の変容-「第5回 若者のワークスタイル調査」から-」
ニートから正社員へ!バイトからのステップアップ
ニート生活を脱したいと思っている場合、将来的に正社員としての就職を検討するのもおすすめです。一人で正社員就職を目指すのが不安な場合は、第三者の力を借りて効率的に就活を進めましょう。
1.アルバイトに慣れたら正社員も検討しよう
まずはアルバイトをしてニート生活を脱し、精神的・体力的に慣れてきたら、正社員へのステップアップを検討してみましょう。アルバイト先によっては、正社員登用にチャレンジできる可能性もあります。
正社員は、アルバイトよりも高待遇で安定して働ける雇用形態です。雇用期間に定めがないため、経済面や老後の心配なども軽減されるでしょう。アルバイトを通して仕事への意欲が高まってきた際には、ぜひ正社員としての就職を目指してみてください。
正社員のメリット・デメリットは「正社員のデメリット・メリットとは?派遣や契約社員についても解説!」で紹介しています。
2.ニートからバイトではなく正社員を目指す
正社員になるには、ニートからアルバイト経験を積むことは必須ではありません。未経験の場合、やる気や人柄を重視して正社員採用している会社もあるので、ニートから正社員を目指すことは可能です。
ただし、「ニートからいきなり一人で就活するのは不安…」という方もいるでしょう。そのような場合は、専門的な支援が受けられる就職・転職エージェントの利用をご検討ください。ハタラクティブは、高卒や既卒、第二新卒、フリーターからの就職を支援する若年層向けのエージェントです。学歴や経験を問わないおすすめの求人も紹介できるので、経歴に自信がない場合も安心して利用できます。
専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで書類選考や面接対策をサポートするため、就職活動に慣れていない場合もスムーズに就活対策を進められるでしょう。1分程度でできる適職診断も利用できるので、まずは気軽にご相談ください。
ニートが抱えやすい就活のお悩みQ&A
ニートから就職して働きたいという思いを抱えつつも、なかなか現状を変えられず悩んでいる方もいるでしょう。ニートの方に想定されるお悩みを、Q&A方式で解決していきます。
仕事探しの方法を教えてください
ニートから仕事を探すには、ハローワークや就職エージェントを活用する方法がおすすめです。ハローワークは窓口とインターネットサービスの両方で求人探しができ、就活にブランクがある方も使いやすいでしょう。エージェントは求人紹介だけでなく、面接対策や企業とのやり取り代行などサポートが充実しているのが魅力です。詳しくは、「ニートから正社員になれる?おすすめの職種や就職活動のポイントをご紹介」をご覧ください。
何を基準に仕事を探せばいいですか?
自分に合った仕事を見つけることが大切です。 自分の適性を考えず焦って就職してしまうと、入社してからミスマッチが起き再びニート生活に陥ってしまう恐れも。 苦手なことや得意なことを明確にし、自分が無理なくできることを基準に仕事を探してみましょう。詳細は、このコラムの「ニートにおすすめのバイトの特徴とは?」をご参照ください。
ニートが始めやすい仕事はありますか?
ニートから始めやすいのは、「通いやすく、自分の適性に合う仕事」です。コミュニケーション力に不安がある場合は、あえて人との接触機会が少ない仕事から始めてみると良いでしょう。おすすめのバイトについては、このコラムの「ニートから社会復帰するためのバイト!おすすめ14種」でご紹介しています。
面接でニート期間を正直に伝えるべき?
ニート期間はごまかさず、正直に伝えましょう。 「職歴詐称とは?応募書類の書き方・注意点とバレたときのリスクを解説」でも解説しているとおり、嘘をつくと、辻褄が合わない状況に陥ったときにバレてしまう恐れがあります。嘘がバレれば、職場にいづらくなるだけでなく、経歴詐称として処罰の対象になる恐れも。ニート期間を前向きに捉え、ポジティブに伝える工夫をすることが大切です。若年層向けエージェントのハタラクティブでは、キャリアアドバイザーがマンツーマンで就活をサポートしています。ぜひご活用ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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