わかものハローワークとはどんなサービス?利用内容や注意点を解説

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この記事のまとめ

  • わかものハローワークは正社員を目指す若年層の就職活動を支援する機関
  • 利用には求職者登録が必要で、登録後はインターネットでの求人検索も可能
  • 事前予約すれば、担当の相談員が個別に適職診断や就職プラン作成をしてくれる
  • わかものハローワークは拠点数が限られているので、場所や開庁日を確認する
  • わかものハローワークと民間の就職支援を並行して利用すると、選択の幅が広がる

わかものハローワークをご存知でしょうか。正社員経験が浅い、または経験のない若年層が就職に向けたサポートを受けられる機関です。フリーターやニートの方も訪れやすい場所として、職業紹介や職業訓練などのサービスを提供しています。このコラムでは、わかものハローワークの就職支援や利用の流れについてご紹介します。わかものハローワーク以外の公的支援や民間のサービスとの比較もあるので、就職活動の参考にしてください。

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わかものハローワークってなに?

わかものハローワークとは、全国の主要都市約28カ所に設置されている、正規雇用を目指す「わかもの」向けの就職支援施設です。地域により異なりますが、正社員経験がない、または浅い方のうち、おおむね35歳未満の方が対象とされています。若者の雇用促進を目的に厚生労働省が運営している施設なので、正社員経験者やアルバイト未経験者、ブランクがある方、長期アルバイトやパートとして働いている方など、フリーターやニートの方におすすめです。
わかものハローワークが初めての方は、「わかものハローワークとは?対象年齢や初めて利用する際の流れを解説!」もあわせてご覧ください。

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わかものハローワークの基本情報

わかものハローワークの基本情報の画像

全国に点在している地域密着型のわかものハローワークは、各施設によって開庁日や営業時間などが異なります。平日に開庁しており、土日、祝祭日、年末年始は閉庁しているのが一般的です。地域によっては、在職しながら転職活動をする人向けに土日も開庁している場合もあります。営業時間は、午前9時~午後5時、午前10時~午後6時といった公共施設と同じような利用時間帯を設けているところが多いようです。28カ所の施設ごとに利用日や時間、受けられるサービスなどが異なるため、事前にチェックしておくと良いでしょう。

わかものハローワークでできること

わかものハローワークでは、以下のようなサービスを無料で実施しています。

1.就職相談

予約担当制で、就職支援ナビゲーターと呼ばれる相談員による、適職判断や就職に関する相談への対応、就職プランの作成などの個別支援を受けることが可能です。また、各種スキルを身につけたい方には、職業訓練制度へのあっせんも行っています。

2.職業紹介

全国の企業の求人、若年層募集に特化した求人情報を検索でき、さらに応募の方法、求人探しに関する悩みを窓口で相談できるサービスです。就職後のアフターフォローも行っています。

3.各種セミナー・グループワーク

定期的に行われる、就活に役立つセミナーや企業説明会への参加が可能。応募書類の書き方や模擬面接による対策といった実践型のセミナーや、基本的なビジネスマナー、コミュニケーションアップセミナーなど、各施設によってさまざまなセミナーが開催されています。また、人との交流を通じて就職に通じる経験を養うためのグループワーク活動を開催している施設も。就職支援プログラムの一環として参加率が高い活動の一つです。

4.応募書類作成

履歴書や職務経歴書などの応募書類は採用の可否を判断する材料となり、面接に必要なものです。スタッフによるポイントを押さえた書類の作成方法の紹介や、PCで書類を作るためのサポートも行われています。

5.適職診断

PCを使って、適性評価や適した職業などを調べることができます。一部で実施されているのは、約1時間ほどで診断結果がわかる「キャリア・インサイト」という職業適性診断システムです。企業研究や業界研究を行う前に、適職診断による自己分析を行っておくことで、就職後のミスマッチを防ぐこともできます。

6.心理カウンセリング

就活が長くなると、心理的負担も大きくなるもの。そんな心理面への支援を行うために実施されているのが、心理カウンセリングです。専門家によるカウンセリングを通して、気持ちを切り替えて就活に臨める体制を整えられます。

7.職業訓練

職業訓練では、在職中でも受講できるものや再就職に必要なものなど、個人の必要度に応じて支援を実施。基礎部門ではビジネスパソコンや簿記3級、IT分野ではプログラミング科やアプリ開発、その他には介護福祉や医療事務、美容関係などの職業訓練も受講できます。上記のほかに、ジョブクラブ(応援塾)やマッチング支援、キャリアコンサルティング面接など、施設によって多種多様なサービスも展開中です。
東京では渋谷、新宿、日暮里の3施設が展開されており、新しい一歩を踏み出そうと考える方に、就活の基本から採用までを徹底サポート。早期就職の実現のために、計画的な就活支援を実施しています。

8.就職後のアフターフォロー

仕事が決まって実際に働いてみたら、思い描いていたイメージと違ったという場合もあります。わかものハローワークでは就職が決まった後も相談を受け付けているので、働き始めてからの不安に寄り添ってくれるでしょう。

わかものハローワークで利用できるサービスについては、「ヤングハローワークとは?サービス内容や利用方法をご紹介!」でもご紹介しています。

わかものハローワークと支援サービスとの3つの違い

ハローワークやジョブカフェなど、公的な就職支援施設はほかにもありますが、それらとわかものハローワークは、何が異なるのか詳しく見ていきましょう。主に以下のような違いが挙げられます。

1.ハローワークとの違い

ハローワークは求職者であれば誰でも利用できますが、わかものハローワークは求職者の対象年齢を「35歳未満の正規雇用希望者」と定めています。若者が気軽に足を運べるよう、「入りやすい」をコンセプトにして就職をサポートすることが目的です。そのため、主に20~30代の年齢層の利用者がメインとなっています。わかものハローワークは、求人検索や求人紹介のみに限らず、担当の相談員による就職相談や応募書類の添削、面接対応、内定後のサポートなど、さまざまな個別支援を行っています。また、心理カウンセリングを実施している点も、わかものハローワークの特徴です。

2.ジョブカフェとの違い

ジョブカフェの管轄は各都道府県です。それに対し、わかものハローワークはハローワークと同様、厚生労働省の所管となります。また、35歳未満を対象としているわかものハローワークと同様、ジョブカフェも対象年齢を原則15歳から34歳までとしていますが、地域によっては~29歳、~39歳などさまざまです。さらにジョブカフェはハローワークに併設されている場合もあり、地域性の高い支援体制も特徴として挙げられます。

3.新卒応援ハローワークとの違い

わかものハローワークとは別に、新卒応援ハローワークという機関があります。わかものハローワークの対象者が35歳未満なのに対して、新卒応援ハローワークは学生の就職支援を専門としているのが特徴です。対象は大学院や大学、短大、高専、専修学校などの学生で、卒業生も利用できます。求職活動へのサポートに関しては、わかものハローワークと同様です。新卒応援ハローワークは学校で就職セミナーや面接会といったイベントを開催することもあり、学校と連携した就活支援が強みとなっています。
若者の就活を支援!若年層に特化した2つのハローワーク」でも、新卒応援ハローワークとわかものハローワークについて解説しています。

「わかもの」にターゲットを絞り、開放的で若年層が相談しやすい就職支援施設であるわかものハローワーク。どのような経歴を持った方でも利用できるので、正社員未経験やブランクがある方にもおすすめの施設です。

わかものハローワークを利用するには?

わかものハローワークを利用する際、登録から就職までは、以下のような流れになります。

登録

受付で、通常のハローワークの求職者登録を行います。

個別支援を希望する場合は事前予約が必要

初回の個別支援の際、相談員と就職プランを作成し、それに沿って就活を進めます。

担当相談員による個別支援開始

相談員によるカウンセリングで出た結果をもとに、適性や希望に沿った求人を検索、または紹介を実施。そのほか、応募書類の作成、相談員による添削や模擬面接を行います。

希望の企業への応募

希望する企業が見つかったら、応募書類を送付し、発行された紹介状を持って企業での面接を受けます。個人差もありますが、約2ヶ月間で就職を目指すプランが一般的です。「就活って何から始めればいいの?」「どんな職業が向いているか分からない」という方も、担当の相談員と二人三脚で就活を進められます。

いつでも求人検索はできる

ハローワークインターネットサービスを利用すれば、いつでも求人検索ができます。パソコン、スマホ、タブレットに対応しているので、自宅で好きな時間に仕事を探せるのは便利な機能といえるでしょう。求職者マイページの登録をすると、自分専用のページにログインできます。検索条件を保存したり求職活動の状況を確認したりすることが可能なため、仕事探しがよりスムーズに進むでしょう。

わかものハローワークのデメリット

わかものハローワークにはデメリットもあります。求人情報がハローワークと同じなので、一部の求人に質の悪いものがみられる点です。ハローワークに寄せられた問い合わせには、求人情報を見て応募しようとしたら無効になっていた、求人票に書いてあるのと実際の条件が違っていたという事例があります。企業がハローワークに求人を出すときは無料なので、求人掲載のハードルが低いのも原因の一つでしょう。
上記のようなデメリットもあるので、わかものハローワークで求人に応募する際は、注意して探しましょう。

わかものハローワークを利用するときの5つの注意点

わかものハローワークは若年層向けに支援を展開しているため、若者で正社員の仕事を探している人には通常のハローワークよりも利用しやすい施設でしょう。わかものハローワークを利用するにあたって注意が必要な点がいくつかあるので、ご紹介します。

1.年齢はおおむね35歳未満まで利用可能

わかものハローワークの利用対象者は、おおむね35歳未満となっています。それ以上の年齢であれば通常のハローワークを優先的に利用することになりますので、年齢の線引きに気をつけましょう。

2.休日は基本休み

わかものハローワークが開庁しているのは平日中心です。日曜日と祝日は休みの拠点が多くなっています。土曜日に関しては毎週開庁している拠点もあれば毎週休みの所もあるので、事前に確認が必要です。

3.拠点場所を確認する

わかものハローワークの所在地は全国で約28カ所です。場所によっては住んでいる所から遠い可能性もあるので、利用したい方はお住まいの近くに拠点があるかどうか調べてみると良いでしょう。駐車場が広い拠点は車で来場することも可能ですが、都心では公共交通機関の利用を推奨している拠点もあるので、交通アクセスを調べてから行くのがおすすめです。

4.その他の転職サイトや支援サービスを利用する

わかものハローワークで仕事を探して応募するには、平日の日中にハローワークまで足を運ぶ必要があります。忙しくて時間が取れない場合は、民間の転職サイトや支援サービスを利用する方法もおすすめです。民間のサービスはハローワークには載っていない求人がある点や、面接練習など就職までのサポートが充実している点で優れています。

5.報告・連絡・相談は必ず行う

わかものハローワークで求職活動をするときは、報告・連絡・相談を必ずこまめに行いましょう。仕事探しに限らずビジネス全般に共通することですが、スムーズに物事を進めるためにはコミュニケーションが欠かせません。やりたい仕事のイメージや条件が明確に伝えられると、職業紹介を受ける際に役立ちます。また、仕事探しに行き詰まって悩んだときは遠慮なく窓口に相談しましょう。

わかものハローワークと並行して使いたい4つの支援サービス

わかものハローワークと並行して使いたい4つの支援サービスの画像

開庁日が平日だったり拠点が少なかったりして、わかものハローワークを使うのに都合がなかなか合わないこともあるでしょう。そこで、わかものハローワークと併せて使うと便利な就職支援サービスを4つ挙げます。

1.地域若者サポートステーション

地域若者サポートステーションは通称サポステと呼ばれる機関です。働くことに悩みを抱える若者を対象に相談や就職支援をする機関で、厚生労働省から委託された会社が運営しています。サポステの対象年齢は15〜49歳です。対人関係が苦手だったり職場になじめなかったりといった不安を解決するために、コミュニケーション訓練や就労体験などの支援を提供しています。各都道府県に設置されていて拠点が多いので、比較的利用しやすいでしょう。

2.ジョブカフェ

ジョブカフェは若者が気軽に立ち寄れることをコンセプトに、仕事探しのサポートを1カ所で受けられる場所です。ハローワークに併設されている所もあります。ジョブカフェは46の都道府県にあり、それぞれの地域で就職セミナーや職場体験など特色あるサービスを展開しているのが特徴です。保護者向けのセミナーも開催していて、より若い年齢層の求職者を支援していることが分かります。

3.求人サイト

若い人ほどインターネットを経由して仕事を探す傾向があり、民間の求人サイトで検索する人も多くなっています。ハローワークと異なる点は、 民間の求人サイトに企業が求人を出すときは料金が発生しているということです。求職者にとってはハローワークに載っていない求人に出会えたり、Webから求人の応募ができたりするのでメリットが多いでしょう。

4. 就職エージェント

就職エージェントはハローワークのように自分で仕事を検索しなくても、登録すればエージェントから求人を紹介してもらえるのがポイントです。募集している企業の詳しい情報や面接の傾向を教えてもらえるのも、就職エージェントならではの利点でしょう。無料で利用できますが、仕事探しから選考のスケジュール調整、面接対策まで手厚くサポートしてもらえます。

民間の就職支援サービスの特徴は、一般では公開されていない非公開求人の取り扱いをしている場合があること。そのため、より幅広く就活をすることができます。また、特定の業界の求人を専門に扱うところもあるため、技術職などの専門分野への就職を考えている場合にもおすすめです。

ハタラクティブの就職エージェントサービスの特徴は、さまざまな業界や職種の求人を保有していること。また、若年層を対象としており、正社員未経験やブランクがある方などへの就活支援、人柄重視で採用する企業の求人を多数取り扱っている点も当社ならではの特徴です。さらに強みとして、企業へ実際に取材して情報を得ていることが挙げられます。ハタラクティブで提供しているサービスはもちろん全て無料です。専任の就活アドバイザーによる、個別でのカウンセリング対応から求人紹介、応募書類の添削、面接対策、日程調整、入社後のフォローまで、はじめての就活でも安心してスタートできるよう親身に対応。一人ひとりに合った就活を全力でサポートしています。

ハローワークで仕事を探す人に向けたQ&A

ハローワークの所在地や見つかる求人の種類など、これからハローワークで仕事を探す人が知りたい情報をお伝えします。

ハローワークは誰でも利用できる?

ハローワークでは、どんな人でも仕事を探すことが可能です。失業中の方だけではなく、初めて就職する方、在職中で転職を考えている方も利用できます。ハローワークで提供しているサービスは、パソコン端末での求人検索や窓口での相談、面接対策など。若年層向けに、「わかものハローワーク」「わかもの支援コーナー」を設置しているハローワークもあります。

ハローワークはどこにあるの?

ハローワークは日本全国に設置されているので、自分が足を運びやすい施設を使うと良いでしょう。失業保険の手続きは住居地を管轄するハローワークで行う必要がありますが、求職の申込みや求人閲覧はどこのハローワークでも行えます。ハローワークの詳しい利用方法は、「ハローワークの使い方は?利用の流れとポイントを徹底解説」をご覧ください。

ハローワークにはどんな求人がある?

ハローワークは全国に拠点があり、日本各地の求人が集まっています。地元企業に就職する際はもちろん、IターンやUターンで就職・転職したい場合も活用できるでしょう。ハローワークは民間のサービスと違って無料で求人が掲載できるため、採用コストを抑えたい中小企業の求人が多いのも特徴です。「ハローワークでは県外の求人を紹介してもらえるの?」では、県外への就職を希望している方に役立つ情報を掲載しています。

ハローワークで仕事が見つからないときは?

ハローワークで思うような仕事が見つからないときは、就職・転職エージェントの利用がおすすめです。エージェントは求人提案だけではなく、求職者に代わって企業との連絡・交渉を行うため、効率よく仕事を探せます。また、面接対策や応募書類の添削にも対応しているので、選考に自信がない方も安心です。若年層の就職支援を行うハタラクティブでは、職歴が浅い方や初めて就職する方に手厚いサポートを行っています

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