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ヤングハローワークとは?サービス内容や利用方法をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- ヤングハローワークとは、若者に特化した就職支援サービスのこと
- ヤングハローワークの利用対象は、正社員経験がない人や正社員経験が浅い人
- 個別の担当がついたり、年齢制限があったりするのが通常のハローワークとの違い
- ヤングハローワークでは職業相談や求人情報の検索、職業訓練の紹介などを行っている
ヤングハローワークがどのようなサービスか詳しく知らない人は多いでしょう。ヤングハローワークとは、20〜30代の若年層を対象とした就職支援サービスのこと。職業相談や求人情報の検索などを行っています。通常のハローワークとは異なり、個別に担当者がつくので、一人ひとりに適したサポートを受けられるのが特徴です。このコラムでは、ヤングハローワークの概要や利用できるサービス内容などの情報を詳しくまとめました。
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ヤングハローワークとは
ヤングハローワークとは、若者に特化したわかものハローワーク、およびわかもの支援コーナーのことを指します。どちらも正社員を目指している20〜30代前後の若年層を専門的に支援する機関です。
2023年9月時点でわかものハローワークは全国に21ヶ所、わかもの支援コーナーは全国に38ヶ所あります。所在地は厚生労働省のWebサイト「わかものハローワーク・わかもの支援コーナー等一覧」に記載されていますので、気になる人はチェックしておきましょう。
また、一部のハローワークでは、わかもの支援窓口が設けられており、ここでも同様の支援を行っています。わかもの支援窓口の所在地などは、各都道府県労働局か最寄りのハローワークに問い合わせることで確認可能です。「若者ハローワークに年齢制限はある?就職支援の内容やメリットを解説」のコラムでも、ヤングハローワークの利用対象者やサービス内容についてまとめています。
ヤングハローワーク以外に新卒応援ハローワークもある
ヤングハローワークとは別に、新卒応援ハローワークもあります。大学や短大、専門学校などを卒業したばかりの、いわゆる新卒者や、在学中の人、卒業後おおむね3年以内の人が対象です。全国56ヶ所に設置されており、窓口での就職相談・就職支援に加えて、学校とも連携して、専門スタッフによる出張相談やセミナーも行われています。参照元
厚生労働省
ハローワーク
ヤングハローワークと通常のハローワークとの違い
厚生労働省の「わかものハローワーク」によると、ヤングハローワークは通常のハローワークとは違い、正社員経験がない、または正社員経験が浅い人を対象としているようです。ほかにも、以下の違いがあります。
1.年齢制限がある
ヤングハローワークを利用できるのは、仕事を探している、おおむね35歳未満の人です。通常のハローワークは年齢制限を設けていないので、大きな違いといえるでしょう。
ただし、年齢の上限は各地域で異なるので注意してください。各地域の対象年齢については、厚生労働省の、わかものハローワーク・わかもの支援コーナー一覧から地域ごとのハローワークへアクセスすると掲載されているので、確認してみてください。
2.個別の担当者がつく
ハローワークでは固定担当制を設けておらず利用のたびに担当者が変更になるのに対し、ヤングハローワークでは利用者に対して、就職支援ナビゲーターと呼ばれる担当者がつき、個別支援を行います。初回利用時に一人ひとりに支援プランを作成するので、それぞれの状況に応じた活動が可能です。
就職支援ナビゲーターはキャリアコンサルティングの資格を持っている人や、企業の人事や労務管理を経験した人ですので、適切なサポートが受けられるでしょう。若者の就職支援に特化した人材を採用しているのも特徴です。
3.窓口だけで扱う求人を持っている
ヤングハローワークには、Webで公開していない窓口だけで扱う求人情報が用意されています。
もちろん、通常のハローワークと同様に求人票やインターネットでも検索・閲覧が可能です。全国の求人情報を閲覧できるので、地方や地元での就職を検討している方も利用しやすいでしょう。
ヤングハローワークのサービスを受ける方法については「わかものハローワークとは?対象年齢や初めて利用する際の流れを解説!」でも紹介していますので、参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
わかものハローワーク
ヤングハローワークのサービス内容
ヤングハローワークでは、職業相談や求人情報の検索を行うことが可能です。それ以外に、どのようなサービスを行っているのかを、以下で具体的に紹介いたします。
1.職業・就職相談
就職支援ナビゲーターが応募書類の書き方や求人情報検索の方法、就職への不安といった悩みに寄り添い、相談に応じてくれます。マンツーマンで丁寧に指導を受けられるので、通常のハローワークに比べカウンセリング時間が長いのが特徴。
履歴書・職務経歴書といった応募書類の添削や、模擬面接による面接指導も行っており、選考段階ごとに相談できます。
2.求人情報の検索
前述したとおり、ヤングハローワークでは通常のハローワークが保有する全国の求人情報から、希望条件に合った仕事を探せます。ハローワークインターネットサービスを利用すれば、地元企業だけではなく広範囲で検索可能となるため、Uターン・Iターン・Jターンといった希望の相談にも応じます。
Uターン・Iターン・Jターンの違い
Uターンとは、進学などで地元を離れた人が、その後、地元に帰って就職することをいいます。Iターンとは、地元とは全く別のところで就職することです。Jターン就職とは、地元を離れて進学したあと、地元には戻らず、地元近くで就職することを指します。詳しくは、「Uターン就職とは?地方で働く理由や後悔しないためのポイントを解説」のコラムでも紹介しておりますので、併せてお読みください。
3.各種セミナーの開催
就職に役立つ短期集中セミナーやグループワークを開催。セミナーの内容はキャリアコンサルティングや経験交流などで、年間を通して定期的に実施されています。
通常のハローワークにおいても就職セミナーは実施されていますが、より若者や正社員経験のない人に向けた内容が特徴。ビジネスマナーや書類の書き方といった基本から、企業の担当者が訪問して実施する説明・面接会まで幅広く行われています。
セミナー参加時は事前に情報確認をしておこう
個別相談やセミナーの参加には事前予約が必要な場合も。また、セミナーやイベントによっては特定の書類など持ち物が必要なこともあります。サービスを受ける際の段取りは、事前に確認をしておきましょう。4.職業訓練の紹介
ヤングハローワークでは、職業訓練の紹介や職業訓練受講給付金の支給などを行い、仕事に使える実践的なスキルの習得を支援しています。
ハローワークが実施している職業訓練は、失業保険を受給している人を対象とした、公共職業訓練と、受給していない人向けの求職者支援訓練の2種類です。ヤングハローワークを利用する人の多くが、求職者支援訓練の対象となるでしょう。職業訓練については「職業訓練の種類はどれくらい?受講メリットとハローワークで申し込む方法」のコラムで詳しくご確認いただけます。
ヤングハローワークを利用する際の6つの流れ
この項目では、実際にヤングハローワークを利用するときの流れを紹介いたします。
1.登録
まずは最寄りのヤングハローワークに訪問し、受付と登録を行います。このとき予約の必要はありません。登録とガイダンスで1時間ほどかかることが多いようですが、混雑時にはさらに時間がかかることもあるので、余裕を持って訪問しましょう。
2.個別相談
個別相談を受けたい場合、利用機関によっては予約が必要なことも。個別相談を利用するときは、電話もしくは窓口で、相談可能な日程や予約が必要かどうかを事前確認をおすすめします。
3.具体的な求職活動
求人情報検索を中心に、応募書類作成や適職診断、セミナーやグループワークへの参加など具体的な求職活動を行います。
書類作成用のパソコン端末が用意されているヤングハローワークでは、すでに用意されているフォーマットに内容を入れていくだけで書類が完成します。プリントアウトしたり、USBメモリに入れて持ち帰ったりできるところも。作成した書類は添削を受けることもできます。
適職診断を受けた際も、個別相談での結果や過去の経験などを踏まえた、客観的なアドバイスをもらえます。自己分析や今後の就活の方向性に役立てましょう。
4.求人の検索と応募
ヤングハローワークの求人検索や相談員からの紹介で、気になった企業があれば応募します。面接日程の調整や企業への連絡は職員が行ってくれるのがポイント。このときに応募書類の内容や面接に関してのアドバイスも受けられます。
5.紹介状の発行
面接が決まると、紹介状が発行されます。紹介状とは、企業の所在地や面接予定日といった選考にまつわる基本情報が記載されたもので、応募書類と一緒に企業に提出する書類です。提出方法は企業の指示に従ってください。
6.面接を受ける
予定された面接日に企業を訪問し、採用面接を受けましょう。ハローワーク経由で面接を受ける際のポイントや注意点は、「ハローワーク紹介の求人で面接!大切なこと、NGなこと」でまとめています。面接前に目を通してみてください。
ヤングハローワークを利用するにあたっての注意点
ヤングハローワークの求人には、条件が求人票と異なる場合やブラック企業が紛れている場合があるので、注意が必要です。正社員就職を目指すなら、ハローワーク以外のサービスも併用して活用するのも1つの方法といえるでしょう。
条件が求人票の記載と異なる場合がある
掲載されている求人票の条件と実際の条件が異なる場合があります。たとえば、現在募集を行っていないのにも関わらず、求人情報が出ているなどです。また、実際企業の面接に行った際に、ヤングハローワークの求人票に掲載されている雇用条件と異なっていた事例もあるようです。
ハローワークに多い「空求人」とは
空求人とは、採用する予定や意思がないにも関わらず出されている求人のことをいいます。ハローワークに求人を掲載するにあたっては料金が発生しない関係上、「とりあえず出しておく」と考える企業があるのも事実でしょう。詳しくは「空求人とは?掲載される理由と求人情報の見分け方を解説!」でご確認ください。ブラック企業が紛れている可能性もある
ヤングハローワークに掲載されている求人情報がすべて優良企業であるとは限りません。
前述のとおり、企業がヤングハローワークに求人を出すのに費用はかからないため、労働環境や経営状況が悪い企業の求人情報が紛れている可能性も。
内定を受けて、実際に入社してみたところ、企業が雇用保険に加入していない、通勤手当が支給されないといったブラック企業が紛れていることもあるようです。「ブラック企業の特徴とは?入社前に見極める方法と対処法を解説」のコラムでも、ブラック企業について解説しておりますので、合わせてお読みください。
就活ならヤングハローワークと就職エージェントの併用がおすすめ
ヤングハローワーク以外に、就職活動を有利に進められる方法として、就職エージェントがあります。就職エージェントは登録者一人ひとりに担当者がついて、適切なアドバイスを受けながら就職活動を進められるサービス。ここでは、ヤングハローワークとエージェントを組み合わせて活用するメリットについて紹介いたします。
1.閲覧できる求人数がさらに増える
ヤングハローワークと就職エージェントを組み合わせて活用すると、閲覧できる求人情報数が大きく増えます。一般的にハローワークに集まる求人情報は地元の企業や中小企業が中心といわれていますが、エージェントは幅広い企業の求人情報を保有していることが特徴。
さらに、エージェントによっては企業から独占的に公開されている、非公開求人を持っていることも。ヤングハローワークでは見つけられない求人があるなど、選択肢が広がるでしょう。そのため、内定を得られる可能性も上がります。
2.きめ細やかなサポートが期待できる
ヤングハローワークも担当者が付くのでハローワークに比べるときめ細やかな支援が期待できますが、就職エージェントはさらに一歩踏み込んだサポートを実施。
チャットやメッセージアプリで手軽に質問や相談を行えたり、企業情報に長けていたりと、民間企業ならではの、よりきめ細やかなサポートが特徴です。
3.担当者と相談しながら就活を進められる
ヤングハローワークでも担当者と一緒に就活を進められますが、基本的には自分から求人を探したり相談したりといったアクションが必要です。
もちろん、就職エージェントを利用する場合も自分から就職活動を行う必要はありますが、エージェントの担当者は積極的に連絡をくれて、求人の紹介をしてくれます。また、書類提出や面接日程の調整などは基本的にエージェントの担当者が実施するのもポイント。企業に聞きづらいことも担当者が確認してくれます。
ヤングハローワークと併用するエージェントをお探しなら、若年層向けのハタラクティブがおすすめ。就職・転職エージェントのハタラクティブは、20~30代の若年層を対象とした就職支援サービスです。専任の就活アドバイザーが、マンツーマン体制でカウンセリングし、あなたの就職活動をフルサポート。
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ヤングハローワークに関するQ&A
ここでは、ヤングハローワークに関する疑問をQ&A形式で解消します。就活中の方は参考にしてみてください。
ヤングハローワークとハローワークの違いは何ですか?
ヤングハローワークは、わかものハローワークや、わかもの支援コーナーのことを指します。
その名のとおり若年層の求職者を支援するもので、通常のハローワークにはない年齢制限が設けられているのが特徴の1つ。また、正社員経験が少ない人を対象にしている点や、個別の担当者がつく点も、通常のハローワークと異なります。ヤングハローワークでは何ができますか?
職業相談や求人情報の検索など、就活をスムーズに進めるためのサポートが受けられます。
マンツーマンで指導を行ってもらえるので、就活で不安を感じている人にもおすすめです。また、各種セミナーや職業訓練も行っているので、知識やスキルを得たい方にも役立つでしょう。詳しくはこのコラムの「ヤングハローワークとは?」をご覧ください。
ヤングハローワークのサービスは全国一律ですか?
ヤングハローワークで利用できるサービス内容は、地域によって違いがあります。
ほかにはない独自の就活支援サービスを行っていたり、利用可能な年齢制限が高めに設定されていたりと、各地域ごとに特徴があるため、足を運ぶ前に調べてみると良いでしょう。
ヤングハローワークの利用に手続きは必要ですか?
必要です。最寄りのヤングハローワークに訪問し、受付と登録を行いましょう。
予約は不要ですが、ガイダンスを含む手続きには1時間ほどかかることも多いようです。混雑している可能性も考慮し、余裕をもって訪問すると良いでしょう。
ヤングハローワークでの就活がうまく進みません。
ヤングハローワークで自分に合った求人が見つからない、内定を得られない場合は、ほかの求人サービスを併用するのが賢明です。ハタラクティブは民間の就職エージェントですが、若年層に特化した就活支援をすべて無料で提供しています。アドバイザーが内定まで、もしくは内定後もマンツーマンでサポートしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。