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【このページのまとめ】
・職安とは、公共職業安定所の略称
・職安とは、厚生労働省が設置する行政機関のことで、全国に拠点が点在する
・職安とハローワークに違いはなく、同一の施設を指す
・職安では、求人紹介や職業訓練、進路相談、雇用保険の手続きが行える
・職安は求人数が豊富で、特に地域密着型の求人が多いのが特徴
求職活動がうまくいっていない方は職安を利用してみるのも良いでしょう。職安とは、「公共職業安定所」の略称で、一般的にハローワークと呼ばれる国営機関です。職安の拠点は日本全国に点在し、多くの求職者が多岐にわたる就職サービスを利用しています。無料で求人を検索し紹介してもらったり、職業相談を受けたりすることも可能です。就職や転職の際には、転職エージェントなどと併用して、職安を上手に活用していきましょう。
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職安(公共職業安定所)とは、厚生労働省が設置する行政機関のことです。一般的には「ハローワーク」と呼ばれることが多く、各地の職安では職業の紹介や雇用対策が行われています。詳しい職安の特徴を見ていきましょう。
職安は、国民に安定した雇用機会を作るために設置されており、全国各地に拠点が点在しています。多くの求人情報が開示され、職業紹介や就活相談を受けることもできる施設です。職安は年間を通して老若男女問わず多くの人が訪れるオープンな施設です。
職安では、中小企業から大手企業まで、幅広い規模の求人が取り扱われているのが特徴です。求人掲載が無料でできることから、求人サイトよりも求人数が多い傾向にあります。また、地域密着型就職支援サービスである職安には近隣地域の求人が多く集まるので、地元の求人が探しやすいのも特徴です。地域での就活を見据えたアドバイスを受けられるので、転勤を考えていない方や地元で働きたいと考えている方は理想に合った就活が行えるでしょう。
職安のサービスは無料で利用できます。基本的な開所時間は平日の8時30分~17時15分です。しかし、施設によっては土日に開所している場合や利用可能時間が通常よりも長い場合があります。自身の地域の職安の利用時間・曜日を確認しておきましょう。
職安自体は管轄する地域が決められていますが、利用者は住所地に関係なく、どの地域の職安でも利用できます。そのため、仕事終わりに職場近くの職安でサービスを受けることもできるので、居住地付近だと開所時間に間に合わないという方や転職活動の時間がなかなか取れない方でも安心です。
職安を利用する前にどのような求職サービスが受けられるのか確認しましょう。職安で受けられる主な求職サービスを以下にまとめました。
相談員が求職者の相談に応じ、職安の巨大なネットワークから最適な求人を提案します。職安は求人内容の提供や企業先への交渉など、求職活動のサポート体制が充実しているといえるでしょう。また、インターネットからも求人情報を閲覧できますが、利用登録の有無によって閲覧できる情報量が異なるので、求人情報をチェックしたい場合は求職者登録をしておきましょう。
職安では、適職が見つからないという悩みや解雇、賃金の引下げ、いじめや嫌がらせ、パワハラなどの労働問題の相談にも対応しています。求人紹介以外のサービスも受けられるので、就職や転職に関して不安や悩みがある場合は、ぜひ利用してみましょう。
職安は選考対策も実施しており、職務経歴書の書き方講座やセミナーを開催しています、ほかにも、自己分析サポートや面接対策、履歴書の添削なども行っているので、選考に不安がある方は1度職安のセミナーに参加してみると良いでしょう。
希望職種に就くために資格が必要な場合、資格取得のための公的職業訓練を紹介してもらえます。建築や介護、事務、IT、デザインなど幅広いジャンルの資格取得のためのサポート体制が整っており、基本的には無料で受講できるのが大きなメリットです。
職安では求人に応募する際に使用する「紹介状」の発行をしています。紹介状は必須というわけではありませんが、場合によっては、提出しなければマナー違反となってしまうおそれもあるので、なるべく発行してもらうようにしましょう。紹介状は職安の受付に求人票とハローワークを提出して受け取ります。ただし、紹介状があるからといって必ずしも選考に有利になるわけではなく、あくまで求人に応募するにあたり必要な事務手続きの一環だと思っておきましょう。
職安では、雇用保険の手続きや申請ができます。失業中の生活を心配せずに転職活動が行えるように失業等給付金の支給が行われているので、解雇や倒産などで失業してしまった方は利用すると良いでしょう。申請の際は直接足を運ぶ必要があるので、前もって地域の職安の場所を確認しておくと慌てずに済みます。また、申請してすぐに給付が開始されるわけではないので、退職したら早めに申請を行いましょう。
一口にハローワークといっても、新卒向けや若年層向けなどさまざまな種類があります。自身に合ったハローワークを利用しましょう。
新卒応援ハローワークでは、新卒者の就職活動を支援する施設です。大学・短大・専門学校などの学生や卒業者を対象に、各々の状態に応じた支援を行っています。新卒の就職活動を専門とした学卒ジョブサポーターに相談できるので、ハローワークに行きづらいと感じている方は新卒応援ハローワークを利用してみると良いでしょう。
わかものハローワークでは、おおよそ35歳未満の若年者の就職支援を専門に行う施設です。若者が集まり、グループワークを通じて就職活動への悩みを解消する「ジョブクラブ」などを実施しています。
マザーズハローワーク・マザーズコーナーでは、キッズコーナーを設置し、子ども連れでも訪れやすい環境を整えています。保育所などの情報提供や子育てと両立しやすい企業の求人を紹介。子育てしながら就職活動を行っている人を支援しているので、小さなお子さんがいる方におすすめです。
ふるさとハローワークは、別名「地域職業相談室」と呼ばれており、職安が設置されていない市町村の職業相談や紹介を行っています。
氷河期専門窓口とは、雇用環境が厳しい就職氷河期時代に就職活動を行い、現在も不安定な職についている人に向けた支援を行っています。氷河期専門窓口のあるハローワークの所在地を調べてから訪れましょう。
申し込みから職業紹介まで、順を追ったフローを紹介します。初めて職安に行くという方は、利用方法が分からず、戸惑ってしまうことも。利用方法をよく確認してから職安を訪れましょう。
まずは、職安で求職の申し込みをして、利用に必要な「ハローワークカード」を発行してもらいます。求職の場合、特別に必要な持ち物はありませんが、筆記用具やメモを持参すると良いでしょう。職安では、企業と面接するわけではないので、服装も普段着でかまいません。
受付で求職者の申し込みをしたい旨を伝えれば、説明と案内があるので指示に従いましょう。
求職申込書の記入内容は、氏名や学歴、職歴、希望条件など、10分程度で書き終えられる簡単なものです。簡単な職務経歴を記したメモを持参すると良いでしょう。
求職申込用紙を提出したら、その場で「ハローワークカード」が発行されます。
求職者登録を済ませたら、パソコンを使って求人検索をします。受付で、求人情報を検索をしたい旨を伝えましょう。パソコンを使用する際は、必ず番号札を受け取ってください。番号札に書かれた番号のパソコンを使用し、情報を検索します。
パソコンは職安のインターネットサービスに接続されており、企業が出している求人情報の検索が可能です。検索された求人の中から、自分の希望に合う企業を探しましょう。
気になる求人情報が見つかったら、プリントアウトをして窓口へ持っていきます。
窓口に座っている職安の相談員に応募する企業の情報を聞き、希望する条件などを相談しましょう。話がまとまったら、企業に面接のアポを取ったり、書類選考への参加を申し込んだりと、選考フローに進みます。
このタイミングで面接の日時が決まることが多いので、自分のスケジュールをきちんと把握しておくようにしましょう。
企業への応募が済んだら、先述した「紹介状」が手渡されます。紹介状は、書類送付の際や面接を受ける際に必要になるので、失くさないよう注意しましょう。
職安で紹介状をもらった後は、面接を受けるか、指定された書類を揃えて書類選考に応募します。面接の際は、スーツを着用し、社会人として相応しい格好を心がけましょう。万が一、面接の日程に行けなくなってしまった場合は、早めに相手企業に連絡を入れ、別日程の調整をするようにしてください。
求職者にとって便利なサービスが充実した職安ですが、利用する際は注意が必要です。自分に合った条件の求人を見つけるためにも、求人探しのポイントを押さえ、実りある求職活動を実現させましょう。
求人の内容と実際の企業の内情が異なっていたなどのミスマッチが起きないように、応募前には雇用条件をしっかり確認しておきましょう。
職安の相談員に聞くと、業務内容や残業、職場環境について詳しく教えてもらえます。特に給与や待遇についてはよく聞いておきましょう。ボーナスの支給など給与面についてはどうしても聞きにくいかもしれませんが、理想的な働き方を実現させるためにも、妥協せずに確認することが大切です。
就職・転職活動を成功させるために重要なのが、抜かりない情報収集です。職安で求人情報を得たからといって安心せず、企業の情報は自分でもよく調べるようにしましょう。
地元の中小企業でネットに情報が少ない場合は、自身で口コミを集めてみるのがおすすめ。近所の知人や友人に企業のことを聞けば、思ったよりも多くの情報を得られる可能性もあります。ほかにも、SNSで企業の検索をかけてみるのも一つの手です。ただし、ネットやSNSを利用する場合、情報の信憑性はしっかりと見極めましょう。
募集が頻繁で、常に目にする求人には注意が必要です。職場や労働環境、待遇などに問題があり、人材不足に陥っている恐れがあります。優良企業であればすぐに採用が決まることが多いので、頻繁に募集をかけ続けている企業は、それだけの問題を抱えている可能性があることを念頭に置いておきましょう。
職安は求人件数が多く、無料で利用できるところが魅力ですが、効率よく就職・転職活動をするには、多くの求人情報を知ることがポイントになります。職安に求人情報を掲載している企業は地元密着型のところが多いので、近隣他府県の情報をより幅広く知りたい場合や、より多くの情報を集める場合には、就職・転職エージェントの併用がおすすめです。
20代の若手や第二新卒に特化して職業紹介を行っている就職・転職エージェント・ハタラクティブでは、あなたの希望に合った求人をご紹介。アドバイザーと相談しながら就職活動を進められます。また、応募書類の事前添削や面接の対策など、就職・転職活動をサポートするフォローも充実。
職安を利用しつつ、ハタラクティブの登録も済ませておくとより安心でしょう。ぜひ、お気軽にご相談ください!
ハローワークで求職活動中の方に向けて、よくあるお悩みについてQ&A方式で解決していきます。
ハローワークの求人はどんな人に向いている?
ハローワークに登録されている求人数は幅広いため、さまざまな業界や職種から求人探しをしたい方に適しています。また、地域の中小・中堅企業の求人が数多く登録されているので、地元にUターン・Jターンを考えている方にもおすすめ。ハローワークの職員が支援してくれる点も心強いポイントです。ハローワークで就職活動をするときの特徴は、「ハローワークは就職に使える?メリットとデメリット」にも掲載しています。
紹介状を発行されたら、すぐ履歴書を送るべき?
応募しようと考えている企業の応募期日が紹介状に記載されている場合は、期日までに応募すれば問題ありません。何も記載がない場合は、遅くとも1週間を目安に書類を送るのが望ましいでしょう。ハローワークから応募する際の流れは、「ハローワークのサービス内容と利用方法について」でも詳しく解説しています。
ハローワーク経由の応募で掛け持ちはOK?
応募できるのは何社までといった決まりはないので、基本的には複数応募は可能です。
ただし、選考のスケジュール調整や辞退連絡などは自分で行うことになるため、同時に申し込む求人が多いのも考えもの。1社に絞れきれない場合は、ハローワークの相談員に相談し、計画を立てて応募しましょう。ハタラクティブでも、求人応募する際のポイントをお伝えしています。転職を成功させたい方は、ぜひご利用ください。「転職活動で頼れる味方はハローワークだけじゃない?」でも、求人探しのコツを詳しく解説しています。
自分に合いそうな求人が見つかりません
ハローワークの相談員に、自分がやってみたい仕事や求人が多く集まる時期について積極的に問い合わせてみましょう。希望の求人が紹介してもらえるまで根気強く続けるのも良いですが、思い切ってハローワーク以外の選択肢を視野に入れてみるのも一つの手。「仕事が見つからない時に考えてほしいポイント」もあわせてご覧ください。スキルや経験を活かした仕事に就けるよう、ハタラクティブでもサポートしています。
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