面接で泣くのは緊張のせい?考えられる理由や事前の対策・対処法を解説

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この記事のまとめ

  • 面接で泣くと、面接官からストレス耐性がないと判断されやすい
  • 面接で泣いてしまったら、素直に謝り気持ちを切り替えることで合格の可能性もある
  • 面接で泣かないためには、練習を重ねて雰囲気に慣れることも大切

面接で緊張して泣くと落ちるのでは、と不安な方もいるでしょう。面接で泣くことが不採用に直結するわけではありませんが、その後の対応次第ではマイナスの印象を与える可能性があります。このコラムでは、面接で泣いてしまう理由や対処法のほか、質問への備え方、練習方法といった泣かないための対策を紹介。泣いたときに企業側が見るポイントも説明します。面接官の心理も理解しつつ、十分に対策を立てて面接に臨みましょう。

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不安や緊張のあまり面接で泣いても合否には直結しない

どうしても受かりたいと思えば思うほど緊張し、プレッシャーを感じてしまうのが面接です。面接で極度の緊張や不安を感じて泣きそうになったり、実際に泣いてしまったりする応募者も少なからずいるでしょう。

ハタラクティブの「若者しごと白書2024(P41)」を見ても、全体の60%以上が事前の面接対策や面接でのアピール方法に不安を感じていることが分かります。

不安や緊張のあまり面接で泣いても合否には直結しないの画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024(P41)

面接で泣くこと自体が、不採用に直結するわけではありません。しかし、泣いてしまった理由やその後の切り替え方によっては、ストレス耐性がない、自分をコントロールする能力がないと判断される可能性があります。仕事にも影響が出るのではないかと面接官が採用を躊躇してしまうケースもあるでしょう。

面接に不安を感じるなら、十分に準備をすることが大切です。面接で泣いてしまう理由や泣いてしまったときの対処法を理解し、万全の体制で面接に臨みましょう。

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面接で泣いてしまった求職者に対する面接官の評価

就活に慣れていない人のなかには、面接で泣いたら落ちるのではと不安に感じる人もいるでしょう。面接中に思わず泣いてしまっても、面接に落ちたとすぐに諦めることはありません。その後の行動次第では、面接官によい印象を与えられる可能性があります。企業側の視点も理解して、対策を練りましょう。

一般的に面接の評価には直接関係しない

前提として、面接で泣いたことが内定の合否に直結するわけではありません。面接官は、求職者の1つの側面だけを見て判断するわけではなく、志望動機や自己PRなどを含めて総合的に評価します。面接で泣いたから不採用とはならないため、挽回できるよう対策を立てておくことが大切です。

泣いたあとの立て直し能力を見る

面接で泣いてしまったとき、大切なのはその後の対応です。気持ちを立て直して、面接官の質問に対してはっきり答えていけば、大きなマイナスにはならない可能性があります。

トラブルがあったときに冷静に対応できるかどうかは、採用するうえで重要なポイントです。すぐに気持ちを切り替え、残りの時間でできるだけアピールできるよう意識しましょう。

面接官の反応や言動が気になる方は「面接官が見るポイントとは?合否の決め方や採用したい人の特徴を解説」もあわせてチェックしてみてください。

面接で泣くことが影響を与える可能性もある

面接で泣いてしまうと、ストレス耐性がない、自分をコントロールする能力がないと判断され、仕事にも影響が出るのではないかと面接官が採用を躊躇してしまう可能性もあります。

面接で泣いてしまう6つの理由

面接のときにどうして泣いてしまうのか、原因を知ることから始めましょう。泣いてしまう理由を知ることで、具体的な対策が立てられます。面接で思わず泣いてしまう理由を6つ紹介するので、参考にしてください。

1.志望企業に受かりたい気持ちが強い

受かりたい気持ちの強い企業の面接を受けるとき、思い入れの強さから感極まって泣いてしまうことがあります。悲しい、うれしいといった明確な気持ちを感じたときだけでなく、何か強い感情により感極まると自然に涙が出てしまうのが人間です。

「泣いたってしょうがない」「泣きたいわけじゃない」と分かっていても泣いてしまうのは、絶対受かりたいという強い思いが背景にあるから。受かりたい気持ちが強いあまりプレッシャーを感じて緊張感が増し、泣いてしまうこともあるでしょう。

2.面接に対する緊張や不安が強い

面接に対する不安や緊張が強く、話しているうちに自然と涙が出てしまうこともあります。緊張して泣いてしまうのは、極度なストレスにより感情のコントロールが難しくなるため。

普段は緊張しないタイプでも、面接だけ極度に緊張してしまうこともあります。さらに、失敗したり否定されたりすることを心配し過ぎると、緊張や不安が強くなり泣きたくなってしまうでしょう。

3.面接官の態度や言動が高圧的

面接官がわざと厳しいことをいったり、応募者を困らせるような質問をしたりする、いわゆる圧迫面接も、泣いてしまう原因の一つです。圧迫面接は、応募者のストレス耐性や臨機応変さをチェックするために行うとされています。しかし、ただでさえ不安な面接で、シビアな質問が続けば泣いてしまう人も出てくるでしょう。

圧迫面接の対処について知りたい方は「圧迫面接とは?行われる理由と対処法について知っておこう」を、ぜひ参考にしてください。

4.質問にうまく回答できないことによる不安や焦り

面接官からの質問にうまく答えられないことが原因で泣いてしまう人もいます。十分に事前準備をしたにもかかわらず、思うように答えられず沈黙の時間が続くと、耐え切れずに泣いてしまうこともあるでしょう。思うように回答できないと不安や焦りに繋がり、緊張感が高まるためと考えられます

5.ほかの求職者との比較からくる自己評価の低下

自分よりも優秀だと感じる人と一緒に集団面接を受けたときに、自己評価が低くなり泣いてしまう人もいます。ほかの求職者の自己PRや志望動機、スキルなどを聞いて自分と比較し、自信をなくしてしまうことが原因です。

集団面接やグループ面接を予定している方は「集団面接とグループ面接の違いは?押さえておきたいマナーや流れを解説」を参考に、面接の流れやマナーも理解しておきましょう。

6.過去のつらい体験やトラウマ

面接の場に限らず過去のつらい体験を思い出し、泣いてしまうこともあるでしょう。面接官から受けた質問に回答している最中にも、ふと気持ちが揺さぶられると涙が出てしまう可能性があります。

面接では求職者の価値観を確認するために、過去の挫折体験やつらかった経験を尋ねられることもあるでしょう。回答時に過去を振り返り、つらい体験を思い出すことで思わず涙が出てしまう人もいます。

面接で泣いてしまったときの対処方法

面接中に泣いてしまったら、まずは気持ちを落ち着けましょう。面接官によっては待ってくれることもあるので、冷静になることが大切です。気持ちを切り替えて、その後の質問にしっかり回答できれば、受かる可能性は十分にあります。

泣いてしまった理由を素直に伝える

面接で泣いてしまったら、理由を素直に伝えましょう。求職者が突然泣き出したら、面接官も理由が分からず困惑してしまいます。コミュニケーションを大切にし、意図しない誤解を生まないためにも、しっかり面接官に理由を伝えることが重要です。理由によっては、ポジティブにとらえてくれる可能性があります。

ハンカチやティッシュで拭いて身なりを整える

面接中に泣いてしまった場合は、ハンカチやティッシュで涙を拭き、身だしなみを素早く整えて面接に戻りましょう。涙を拭いて、場の雰囲気を変えることが大事です。

涙で顔が濡れたまま面接を再開したところで、面接官側が気になって集中できないかもしれません。涙を拭くのは身なりを整えるためだけでなく、面接官への気遣いでもあることを覚えておきましょう。

すぐに気持ちを切り替えて質問に回答する

思わず泣いてしまったとしても、すぐに気持ちを切り替えて、面接官からの質問にしっかり回答しましょう。面接はおおよその時間が設定されています。いつまでも泣いていると、自分をアピールできる時間を失うことになりかねません

面接で泣いたからといって、必ず不採用になるわけではありませんが、自分をアピールできなければ、面接官に評価してもらえない可能性があります。泣いたことを否定的に捉えず、その後の質問にしっかり対応してポジティブな評価をもらえるように努めましょう。

面接でうまく話せるか不安に感じている方は「面接がうまくいくか不安…どんなことに気をつけるべき?」をチェックして、面接で気をつけるべきことを参考にしてください。

面接で泣いてしまったときの考え方

面接で泣いてしまったあと後悔したりネガティブになっても仕方ありません。「面接で泣くと必ず落ちる」と決まったわけではないので、結果を待ちつつ気持ちを切り替えて次の選考に向けた準備を行いましょう。

ダメでも次があると考える

面接前から「失敗できない」「絶対受かりたい」といった強い気持ちで本番に臨むと、かえってプレッシャーを抱えてしまう場合があります。「この面接がダメでも次がある」と考えることで、気持ちを落ち着かせましょう

過度なプレッシャーは緊張や失敗のもとです。本来の自分を引き出せるよう、できるだけフラットな気持ちで面接に向かいましょう。

相性があると認識する

面接に落ちる理由は、能力不足だけではなく「企業との相性」も挙げられます。どれだけ能力が高い人でも、採用担当者が「自社にマッチしていない」と判断すれば落ちるものです。

そのため、面接で必要以上に気負う必要はありません。「面接は自分と企業のお見合いみたいなもの」と認識すれば、緊張が和らぐ可能性があります。相性のよい企業を見つけるには「自分に合った会社の選び方がわからない!選ぶ基準や気をつけたいことを解説」も、ぜひ参考にしてください。

面接で泣かないために有効な3つの対策

面接で泣かないためには、準備を徹底することが大事です。面接で泣くのを防ぐためにおすすめの対策を紹介します。

1.練習を繰り返して徹底的に面接対策をする

面接中に回答に詰まって泣くのを防ぐには、面接対策をしっかりすることが大切です。特に、過去の面接試験で泣いたことがある人は、質問への回答を用意することに加え、何度も練習を繰り返して面接に慣れたり自分の心を強くしたりすることも重要です

緊張しやすい人は、家族や友人などに面接官役をしてもらって練習するのも良いでしょう。実際に口に出してやり取りをすることで、頭のなかで考えているよりもスラスラと言葉が出るようになるはずです。何度も口に出して練習を重ねておけば、実際の面接でも落ち着いて回答できるでしょう。模擬面接の詳細な方法については「模擬面接とは?やり方や聞かれることを解説!オンラインでも対策できる?」も、ぜひ参考にしてください。

2.面接当日は心を落ち着かせて緊張をほぐす

面接当日にどうしても緊張してしまう場合は、面接の前にトイレで鏡を見て心を落ち着かせたり、深呼吸をしたりしましょう。鏡の前で笑顔を作り、表情を緩めることも緊張をほぐすのに役立ちます。

入室前には練習してきたことを思い出し「やれるだけのことはやったから大丈夫」と自分に言い聞かせることが大切です。緊張するとつい早口になってしまうので、落ち着いてゆっくり話すよう意識しましょう。面接当日に緊張をほぐすコツは「面接で緊張しない方法と気持ちをコントロールするコツ」のコラムでも紹介しています。緊張しやすい方は、ぜひ参考にしてください。

3.面接のプロであるアドバイザーに相談する

面接準備はしたけれど「これで良いのかわからない」「練習をしたいけど、知っている人だとうまくいかない」と不安な場合は、プロのアドバイザーに相談するのもおすすめです。過去のデータや経験をもとに、志望する企業や業種に合わせて適切にアドバイスしてもらえます。面接に必要な書類の作成サポートや、模擬面接にも対応してもらえるので、自信をつけて面接に臨めるでしょう。

面接に関する悩みを抱えている方は、ハタラクティブの利用も検討してみてください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職支援サービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーがマンツーマンで手厚く支援するので、面接対策に不安がある方も安心して準備ができるでしょう。

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面接で泣くことに関するFAQ

仕事の面接に関してよくある質問をQ&A方式で紹介します。緊張やプレッシャー、不安な気持ちが高まって泣いてしまうことがないよう、ぜひ参考にしてください。

面接官にどのような質問をされるのか不安です。

面接ではよく質問される定番の内容があります。
自己PRや志望動機、中途であれば転職理由など、必ず聞かれるであろう質問に対しては、必ず事前に対策を立てましょう。質問にスムーズに回答できることで気持ちも落ち着いていき、本来の自分の姿で面接を続けられるはずです。「面接練習のやり方を解説!よく聞かれる質問や一人で行う方法は?」では、面接の練習方法を詳しく紹介しています。面接が不安な方は、ぜひ参考にしてください。

絶対に失敗したくないというプレッシャーが強いです。

プレッシャーを抱えていると本来の自分の力を発揮できないおそれがあります。
面接は審査の場ではなくコミュニケーションの場であると意識を変えてみましょう。小さな失敗は誰にでもあることと言い聞かせ、面接中に動揺しないよう気持ちを切り替えることも大切です。

面接という場に緊張してしまいます。

面接環境に慣れるためには、同じような環境下で繰り返し練習することが大切です。
何度も練習を重ねることで、面接当日も過度に緊張するのを防げます。ハタラクティブでは、求職者に向けた面接対策も行っているため、面接環境に慣れたいと考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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