東証一部上場とは?正しい意味や企業メリットにも言及

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この記事のまとめ

  • 上場とは、株式市場で自社の株を自由に売買できるように登録すること
  • 東証一部に上場するには、厳しい審査をクリアーしなければならない
  • 東証一部に上場すると会社の知名度があがるうえ、資金調達が容易にできる
  • 一部上場の企業は、一般的に優良だと評されているため、従業員に対しても社会的信用が高い
  • 「優良」の基準は個々人によって違うため、就職や転職をする際は自分が求めるものを明確にすることが大切
 

株に興味がなくとも、東証一部上場、という言葉自体は耳にしたことがあるという方は多いと思われます。
難しく感じるかもしれませんが、社会人の一般常識として、株式の仕組みをある程度は知っておくほうが良いでしょう。今後の仕事探しにも大いに役立ちそうです。

東証一部とはどのようなものなのか、上場とはどういう意味なのか、ということをまず押さえましょう。そのうえで、東証一部上場が企業へもたらすメリットについて考察していきます。

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東証一部上場とは

東証一部上場とは、東京証券取引所の市場第一部に上場していることを表します。つまり、東京証券取引所のし上第一部で株取引が出来るということ。証券取引所に株式を公開するため、自由に売買できるようになり、より多くの投資を受ける機会を得られます。また、企業の知名度アップや信頼性の向上にもつながるでしょう。

上場とは

自社の株をもっと多くの人に自由に売買してもらえるよう、証券取引所の株式市場に登録することを「上場」と言います。上場した会社は創業者独自の物ではなくなり、公のものへと移行することが大きな変化箇所です。
上場により、会社は資金調達が容易になるうえ知名度がアップ。ビジネスへの追い風となることが期待できます。

東証一部とは

冒頭にも述べましたが、東証一部とは、証券取引所が運営している株式市場のことです。
日本には東京、名古屋、福岡、札幌に証券取引所があり、それぞれの取引所が複数の株式市場を運営しています。
東京証券取引所では、東証一部、東証二部、ジャスダック、マザーズを運営。株式市場のランクは、東証一部をトップとし以下の通りです。

1.東証一部
2.東証二部
3.ジャスダック
4.マザーズ

ランクが高いほど、上場の審査基準が厳しく設けられています。そのため世間一般的には、東証一部に上場する会社は優良だと認識される傾向にあるようです。
多くの会社は、まず東証二部に上場を申請します。証券取引所の審査に通過すると、東証二部に上場。その後、さらに厳しい基準を満たすと、東証一部へ変更することが可能になります。

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東証一部に上場するメリット

既にいくつか述べてきましたが、上場するメリットについて、より具体的に見ていきましょう。

資金の調達が効率的に行える

東証一部に上場するということは会社の経営が安定している、と投資家から認識されます。そのため、数多くの投資家が安心して株を購入。資金集めが効率的に行えます。

知名度が向上する

東証一部に上場すると、テレビや新聞などに会社名が挙がるようになります。そのため、経済に詳しくない人でも「聞いたことがある」と認識し、世間的な知名度がアップすることにつながるでしょう。

会社のステータスが高まる

従業員にとって、東証一部上場の会社に勤めているということは社会的信用を得られるうえ、仕事に対するモチベーションも高まります。ひいては、会社自体の業績アップにつながり、さらに評判が高くなるかもしれません。
会社にとっても箔がつくため、優秀な人材が集まりやすくなるでしょう。

東証一部上場は優良企業なのか?

東証一部上場している会社は大企業が多く、一般的に優良企業だと言われています。給与が高く、福利厚生が充実、倒産の心配もほぼ無しというイメージでしょう。
事実は、おそらくイメージ通りだと思われますが、それでも従業員のなかには不服な人がいる可能性もあります。自分が生きていくうえで優先する事柄を挙げたときに、必ずしも東証一部の会社で勤務しなくても良いという方にとっては、「優良」と映らないでしょう。
むしろ、ミスマッチが生じるかもしれません。

就職や転職を考えている方は、自分が仕事や余暇に求めるものを明確にすることが大切だと思われます。そのうえで、就職転職活動をすると、自分に合う仕事が見つけやすいでしょう。

自分に適した仕事を探す際、自力や縁故で頑張るのも良いですが、就職転職支援のエージェントを利用すると効率的です。ハタラクティブでは、既卒・第二新卒・フリーター・ニートを対象に、就活アドバイザーが丁寧にご対応します。
就職転職に関わる些細なお悩みでもかまいません。お気軽にご相談ください。

東証一部上場を知るQ&A

上場企業かどうかは、就職先を決めるうえでの一つの基準になります。ここでは、東証一部上場の意味やそのメリットをまとめました。

「東証一部上場」ってどんな意味?

東証一部上場とは、東京証券取引所の市場第一部に株式を公開し、自由に売買可能な状態にすることを指しています。企業が上場するには一定の基準を満たす必要がありますが、東証一部は国内の株式市場の中で最も審査が厳しいことで有名。上場している企業は2,188社(2020年12月25日時点)で、大企業や有名企業が多いのが特徴です。

企業が上場するメリットは?

第一のメリットは、株式を売って多額の資金を調達できることです。また、上場すると会社の知名度が上がり、取引先を拡大できる、優秀な人材を確保しやすくなる、などの利点もあります。働く従業員にとってのメリットは、上場企業に勤めることで社会的な信頼が得られる、潤沢な資金を使った大規模な事業に関われる、といったものがあるでしょう。

非上場企業にもメリットはある?

非上場企業には、株主の意見に左右されずに会社を経営できる、株式を公開していないので買収されるリスクがない、などのメリットがあります。このようなメリットから、あえて上場しない大企業もあり、非上場であっても知名度が高い企業は少なくありません。

就職するなら上場企業が良い?

大きなプロジェクトに携わりたい、優秀な仲間と一緒に働きたい、などの希望がある人は、上場企業に向いているでしょう。ただ、就職にあたっては社風との相性や業務内容も大切な要素になるので、「上場しているから」という理由だけで就職するとミスマッチが起こってしまいます。 自分に合った企業の選び方は、「どんな企業に応募する?会社の選び方教えます」も参考にしてください。

中小企業に就職するメリットは何?

中小企業には、任される仕事の範囲が広い、意思決定にスピード感がある、アットホームな雰囲気の中で働ける、などのメリットがあります。若いうちから裁量を持って仕事をしたい人や、早く成長したい人は中小企業に向いているでしょう。 自分に合った就職先をお探しの方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。

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