CCNAとは?IT企業への就職が有利になる資格についてわかりやすく解説

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この記事のまとめ

  • CCNAとは、ネットワークエンジニア(NE)としての基礎能力を示せる登竜門的な資格
  • CCNAは、実務経験がなくても所持しているだけで大きな強みになる
  • CCNAは誰でも受験できるが受験料が高いのでしっかり対策するのがおすすめ

「CCNAとはどういう資格なの?」「CCNAの資格取得方法を知りたい!」と思う方が多いのではないでしょうか。CCNAとは、シスコ社が実施している技術者認定試験のこと。このコラムでは、CCNAの資格概要から受験勉強の方法まで詳しく解説します。これから就職や転職を考えている方は、ぜひこのコラムを参考にしてみてください。

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CCNAとは?

CCNAとは、ネットワークエンジニアとして基本的な知識やスキルを持っていることを証明できる資格です。「Cisco Certified Network Associate」の頭文字を取って付けられており、ネットワーク機器のシェア率が世界でNo.1である米シスコシステムズが実施するシスコ技術者認定試験のひとつです。
シスコ技術者認定試験は難易度が高い順に以下の5つに分かれており、CCNAは上から4番目のアソシエイトに該当します。

・アーキテクト
・エキスパート
・プロフェッショナル
・アソシエイト(CCNA)
・エントリー

CCNAは最もポピュラーなレベルであり、ネットワークエンジニアの登竜門的な存在。CCNAに受験資格はないため、誰でも取得できます。

CCNAの必要性

CCNAはネットワークエンジニアにおいて大きなアピールポイントになるうえ、世界に通用する資格です。なかには、新入社員にCCNAを求めるIT企業も。入社前に取得することで、ネットワークエンジニアに関する基礎知識があると判断され実務経験がなくても信頼される可能性が高くなります。
ネットワークを主体とするIT業界で認知度の高いCCNAですが、ネットワークやシステムを置いている金融やファッション・医療関係などの業界でも役立つ資格です。IT以外の業界ではまだまだ知名度が低いため現時点では就活に使えないケースもありますが、現場の活躍次第では重宝される社員になることも可能です。

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CCNAの資格概要

CCNAの受験には必須条件がなく、IT経験者から完全未経験者まで誰でも受けられます。IT業界で評価の高いCCNAは、経験がなくても自分の努力により合格可能です。受験料は4万円前後と安くはないため、十分に試験対策しましょう。

CCNAの出題内容は6つの分野

CCNAの出題内容は、「ネットワークの基礎」「ネットワークアクセス」「IP接続」「IPサービス」「セキュリティの基礎」自動化とプログラムアビリティ」の6分野です。それぞれ詳しく解説します。

ネットワークの基礎

「ネットワークの基礎」の分野では、ネットワークの階層であるOSI参照モデルやTCP/IPスタック・基本的なネットワーク機器など、エンジニアとして必要な基礎的な知識が出題されます。

ネットワークアクセス

「ネットワークアクセス」の分野は、スイッチや無線LANの正しい設定方法などが問われます。

IP接続

「IP接続」はルーターに関して、ルーティングの種類や設定方法が出題されます。

IPサービス

「IPサービス」は時刻同期をおこなう通信方式である、NTPに関する知識が重要視される分野です。細かなチューニング方式や、ネットワークを使った通信方式の設定などについて出題されます。

セキュリティの基礎

「セキュリティの基礎」ではセキュリティの種類や考え方などについて知識を問われます。ネットワークとセキュリティは深い関係にあるためしっかりと知識を持っておきましょう。

自動化とプログラムアビリティ

「自動化とプログラムアビリティ」は自動化の影響やツールの理解など、ネットワーク管理の自動化に関する知識が問われる分野です。

CCNAの出題形式は5種類

CCNAは5つの形式で出題されます。選択問題は4つある選択肢から正しいものを1つ選ぶ形式と、6つから複数選ぶ形式があります。なかには「正しくないもの」を回答する問題もあるため、問題文をしっかりと読み込みましょう。
ドラッグアンドドロップ問題という、用意された選択肢から選んでクリックしたまま適切な位置に当てはめる回答形式もあります。回答枠より選択肢が多く用意されているケースでは使用しない項目もあるため、注意が必要です。
そのほか、文章の空欄に文字を入力する穴埋め入力問題や長文から複数出題されるシナリオ問題、準備されたシミュレーションがある環境下で、指示された課題を解決する能力が試されるシュミレーション問題がよういされています。

CCNAの試験時間は120分

CCNAの試験時間は120分。回答する時間配分は合格するための最重要ポイントです。わからない問題は飛ばす決断も必要なので、瞬時に判断する練習もしましょう。
時間がかかる穴埋め問題やシナリオ問題のために、そのほかの問題は数秒で答える必要があります。受験前には本番を意識した時間配分で練習しておくのがおすすめです。

CCNA取得のメリットとデメリット

CCNAの資格を持っておくと、ネットワークエンジニアとして活躍するシステムエンジニア(SE)やプログラマー(PG)といった職種に挑戦できます。SEやPGの求人では「資格」や「実務経験」の有無を問われる傾向があります。実務経験がない場合でも、CCNAの資格を取得していることで採用の可能性が上がる可能性があるのは大きなメリットです。

CCNAの受験料は4万円ほどであり、ほかのIT系資格と比較しても受験料は高め。何度も受け直すのにはコストがかかるものの、未経験者が独学で学ぶのは難しい部分もあるためスクールに通う選択肢も。その場合は資格取得までにはかなりのコストがかかるでしょう。

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CCNAに合格するためのおすすめ勉強方法

CCNA合格にあたって、おすすめの勉強方法を3つ紹介します。自分に合った方法を見つけましょう。

参考書や問題集を使って独学で勉強する

独学で勉強したい方は、参考書や問題集を活用しましょう。CCNA試験対策にはシスコ社が出版する公式の書籍がおすすめですが、2020年に試験内容が改定されているため最新版を購入してください。公式の書籍はCCNAの試験内容に沿って基礎から学べるほか、コストを抑えられる勉強法です。

オンラインサービスやスクールに通って勉強する

わからない部分を講師に確認したい方は、オンラインサービスやスクールに通う方法がおすすめです。効率よく学習を進められるうえ、一緒に学習する仲間や講師に出会えるためモチベーションを維持できます。

公式チュートリアルや練習問題を活用する

CCNAの資格試験を運営しているシスコ社が提供する必須試験項目や推奨トレーニングを活用する方法もあります。サインアップは無料ででき、多くの自習用リソースが活用できます。本番同様の試験形式での回答もできるため、受験前には公式ホームページをチェックしましょう。

CCNAを活用できるネットワークエンジニア(NE)の仕事

CCNAを必須とする職種であるネットワークエンジニア(NE)は、コンピューターネットワークのシステム構築や保守管理などの業務を担う技術者です。システムエンジニア(SE)やプログラマー(PG)と同様、IT業界において無くてはならない存在です。業務について詳しく見ていきましょう。

NEの仕事内容

ネットワークエンジニア(NE)は、快適なネットワーク環境の実現に向けてネットワークシステムをゼロから作り上げる設計を担当します。技術的な知識をはじめ、クライアントからの要望を汲み取るヒアリング力や、予算に応じた最適なシステムを提案するプレゼン力などが求められます。
設計が終わると設計書をもとに、各機器の配置や配線・ソフトウェアの設定といった構築を行います。構築するネットワークの規模に応じて、ほかのNEとも連携を取りながら作業を進めることが重要。また、設計書どおりに構築ができたあとに問題なく動くかどうかの動作確認も行います。
構築したネットワークに障害が起こらないかどうかを監視し、トラブルが起きれば対応する保守、実際に運用を開始してからの拡張や新しい機器の導入など、さまざまな要望に対応することもネットワークエンジニアの仕事です。

ネットワークエンジニアとSE・PGとの違い

IT業界を支えている職種として、ネットワークエンジニア(NE)のほかにも、システムエンジニア(SE)やプログラマー(PG)があります。それぞれの違いは以下のとおりです。

職種ネットワークエンジニア
(NE)
システムエンジニア
(SE)
プログラマー
(PG)
大まかな業務内容ネットワークシステムコンピューターシステムコンピューターシステム
業務詳細・設計
・構築
・保守
・運用
・要求分析、要件定義
・基本設計
・詳細設計
・テスト
SEが作成した設計書をもとにプログラミング

詳しくは「SEの仕事」「プログラマーの仕事の種類はどんなものがある?」のコラムをご覧ください。

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CCNA以外で就活に役立つ資格

CCNA以外にも就活に役立つ資格はいろいろあります。IT以外にも対象を広げ、仕事に応用しやすい実用性の高いものを中心にご紹介します。

MOS

MOSはMicrosoft Office製品の操作能力を証明できる資格です。Microsoft Office製品は以下の5つが代表的です。

・Word
・Excel
・PowerPoint
・Access
・Outlook

MOSは知名度が高く世界に通用する国際資格のため、ほとんどの企業で活用できます。ネット社会において汎用性が高く、取得して損はない資格でしょう。

ITパスポート

ITパスポートとは基礎的な情報処理能力を示す国際資格です。経営戦略やマーケティング・財務などの経営全般に関わる知識や、セキュリティやネットワーク・ITに関する知識など幅広い分野の知識を有している証明ができます。取得を促している企業は多く、ITパスポート資格の所持は大きな強みになります。
ITパスポートについて詳しく知りたい方は「ITパスポートで就職が有利になる?」をチェックしてみてください。

簿記

簿記は企業における経営成績や財政状態を明確にするために必要な資格であり、経営活動の記録・計算・整理などの業務を行います。取得することで、経理事務に必要な会計に関する知識や財務諸表を見る力、経営管理能力などが身につきます。簿記は経理事務に有利な資格であるため、金融や商社・小売り・サービスといった業界で活躍できます。

宅地建物取引士

宅建とも呼ばれる宅地建物取引士は、不動産業界において重宝する資格。物件の売買における法律・税金に関わる知識を活用できます。
宅建はMOSやITパスポート・簿記などに比べ活躍できる業界が限られているため、不動産業界を志望していない人にはおすすめできません。しかし、不動産事務所では所属人数5人に対し1人の宅建所持者を配置しなければならないため、不動産業界を目指す人には有利な資格です。「ニートが宅建の資格を取れば就職できる?試験に受かる勉強法も紹介!」のコラムも参考にしてください。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は高齢者や身体の不自由な人の生活をサポートする人におすすめの資格です。少子高齢社会が問題視されている現代では、介護は需要の高い職種です。介護施設で働くスタッフの需要も増えているため、未経験からでも採用されやすい傾向にあります。資格が無くても介護スタッフとして仕事はできますが、所持しておくことでさらに採用率アップを目指せるでしょう。

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