簿記1級を就職活動に活かすための3つのテクニックと勉強法

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【このページのまとめ】

  • ・簿記1級は勉強時間700時間、勉強期間約1年を必要とする難関資格である
  • ・簿記1級は幅広い職種で必要とされ、就職や転職に活かせる
  • ・簿記1級だけでなく、就職や転職にはコミュニケーション能力も必要
  • ・就職のために簿記1級を効率よく取得するなら、スクールや通信教育が有効

就職を有利に進めるため、資格取得を考える人もいるでしょう。なかでも、「簿記」は人気のある資格の一つで、特に簿記1級は大いに就職に活かせる資格といえます。
しかし、簿記1級は難関なので、まずは基礎的な3級からの取得がおすすめです。このように、本コラムでは、簿記1級を取得するメリットや、簿記の勉強方法などについて詳しくご紹介。就活のために簿記資格の取得を検討している方は、ぜひご一読ください。

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簿記とは?

簿記とは、企業の経営活動の記録や計算、整理をし、経営成績・財政状態を明らかに示す技能です。簿記を理解すれば、経理に必要な会計の知識だけでなく、基礎的な経営管理のノウハウや分析力を身につけることができます。簿記を勉強することにより、ビジネスの基本であるコストを意識した仕事や取引先の経営状況が把握できるので、経理担当者だけでなく、全ての社会人に役立つスキルといえるでしょう。

簿記1級の9個の特徴

簿記は検定を行う主催団体によって異なり、「日商簿記」「全経簿記」「全商簿記」の3種類があります。その中でも知名度や難易度が高いのが、日本商工会議所の検定「日商簿記」です。
日商簿記は、3級から1級まで設定されており、2級と3級は年3回、1級は年2回試験を実施しています。日商簿記には受験資格がないため、3級を受けずに、2級から受験することも可能です。

1.1回あたりの合格率は10%以下の難易度の高い資格である

簿記1級は、簿記2級に比べて難易度が上がります。試験科目は商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4科目で、100点満点中70点以上の得点が必要です。合格率は10%以下と低く、難易度が高いことが分かります。

2.勉強時間は1年間で約700時間必要である

簿記1級は、簿記2級の知識が完璧という前提で考えても、特に独学であれば約700時間が必要です。700時間という勉強時間は、毎日2時間の学習を1日も休まず継続して約1年間かかる計算です。

3.経済ニュースの理解度が増す

簿記1級レベルの知識があれば、経済新聞や経済誌などのニュースの理解が増すでしょう。経済に関するデータやニュースの理解度が深まれば、国内外の経済情勢を知るだけではなく、業界やライバル企業の動向を推測することも可能です。読み取った情報は、存分に仕事へ活かすことができるでしょう。

4.ほかの資格の受験資格が得られる

簿記1級に合格すると、税理士試験の受験資格が得られるため、公認会計士や税理士などの国家資格への登竜門とされています。
また、税理士試験を受験するためには、基本的に大学卒業、実務経験などの経歴が必要です。しかし、簿記1級を取得していれば、学識要件や事務経験がなくても税理士試験を受けられます。
「将来は国家資格の保有者として仕事を続けたい」「会計事務所で働きながら税理士を目指したい」と考えているものの、税理士の受験資格が無いという方は、簿記1級を取得しておくと良いでしょう。

5.転職や昇進の武器になる

簿記1級を取得すると、キャリアアップのための箔がつく場合があります。転職するとき、給与アップが狙える可能性が高くなるでしょう。中小企業から大企業への転職を考えている方にもおすすめです。また、簿記1級を取得することで、内勤への異動や、早期昇進に繋がる可能性もあります。

6.独立したときに役立つ

簿記や会計の能力は、経営のために必要なもの。起業やフリーランスなどで独立したときに、簿記・会計の能力がないと会計上の問題に対応することができません。
ただ帳簿をつけるためなら、経理を雇ったり会計事務所に依頼したりすれば解決できますが、円滑に運営するためには、経営者自身が簿記1級程度の知識を身につける必要があるでしょう。

7.就活に活かせる

就活の際、簿記1級を効果的に活かせる場面は、大企業の経理部門や会計事務所への応募です。就職・転職ともに簿記1級を取得していることが選考時に有利に働くでしょう。特に倍率の高い大企業では、簿記2級に対して差別化できるうえ、資格取得のための努力や意欲もアピール材料になります。

8.財政状況や経営成績の理解が深まる

簿記の知識を役立てる場面は、経理だけではありません。コスト計算や経営管理、投資先の価値や成長予測も簿記の知識が深く関わっています。直接経理の業務に関わらない経営者やビジネスマンも、簿記1級の知識があれば、取引先や自社の財務状況や経営成績を深く理解できます。

9.積極性や真面目さを評価される

簿記1級は取得のために500〜700時間の学習が必要です。そのための努力や積極性を高く評価されるでしょう。簿記1級に合格した事実は、目標達成のためにコツコツ努力できる真面目さの証明といえます。

簿記1級が活かせるおすすめの4つの就職先

簿記1級を取得した場合、実務経験がなくても転職活動に有利になることがあります。そこで簿記1級の資格を活かせるおすすめの転職先を4つご紹介します。漫然と就職・転職活動をするよりも、ポイントを絞った活動が就職や転職の成功確率を上げるでしょう。

1.上場企業やそのグループ会社の経理課

簿記1級が特に評価されるのが上場企業などの大手企業です。上場会社のグループ企業も同じように有利といえます。その中でも経理課に的を絞ると効率良く就職活動を進めることができるでしょう。

2.コンサルティングファーム

コンサルティングファーム(consulting firm)とは、問題を抱える企業を指導し、課題解決へと導く企業のことを指します。特に財務上の問題をコンサルティングする場合に簿記1級の知識と資格が役に立ちます。財務改善やM&Aを手掛けるコンサルティングファームの求人条件には、簿記1級が必須といえるでしょう。

3.大手税理士法人

簿記1級の資格保持者であれば、実務経験がなくても一般企業の経験を生かして税理士法人への転職・就職が可能です。中小の会計事務所であれば、簿記2級でも十分といえるでしょう。しかし大手税理士法人となれば、簿記1級の資格が有利に働きます。
簿記1級の資格に加え、経理・財務の実務経験があれば、それをアピールすることでさらに就職・転職活動をスムーズにすすめられます。

4.会計事務所

会計事務所への就職は実務経験がない場合でも可能です。もちろん税理士や公認会計士の資格を持っていると有利ですが、未経験者でも一般スタッフとして就職できます。事務職などの一般スタッフであれば、簿記1級の資格で能力をアピールでき、採用されやすくなるでしょう。

簿記1級を就職活動に活かすための3つのテクニック

簿記1級があれば、就職活動が必ず成功するというわけではありません。簿記1級の資格を活かしつつ就職活動を成功に結びつける4つのテクニックをご紹介します。就職活動をしている方は、ぜひ参考にしてください。

1.経理職だけを希望しない

簿記1級の資格にこだわって経理職だけを志望すると、就職先の間口が狭まりチャンスを逃す可能性があります。簿記1級の知識を活かせるのは、経理以外にも総務・人事・企画などがあります。
総務や人事は、人材教育や採用、制度設計・運用、株主総会の対応など雑務全般を担います。企画は、事業経営の企画、設備導入の企画、営業戦略の立案などです。コンサルティングやM&Aを行う企業でも簿記1級の知識へのニーズはあります。
最初から経理だけにこだわらず、就職活動をしましょう。

2.資格ばかりを自慢しない

簿記1級は、希少価値のある重要なアピールポイントですが、実務経験がなければ即戦力として期待できません。むしろ資格よりも実務経験が有利になる場合も多いのです。資格を全面に出してアピールするよりも、「履歴書にそっと書く」「聞かれたら答える」程度にしておく方が良い印象を与えられます。

3.資格はもちろんコミュニケーション能力も必要だと考える

経理の仕事は数字と書類を相手に仕事をしているイメージがありますが、同時にコミュニケーション能力が重要な職種です。記帳などの業務はアウトソーシングがすすみ、派遣社員を指導する立場になることもあります。財務に詳しくない重役や責任者に説明したり、会計上の情報を現場に伝えたり、さらに現場の反発を招かず改善に導いたりする業務も含まれ、そのためにはコミュニケーション能力が必要です。

簿記1級を取得することで評価される6つのポイント

簿記1級は、合格率10%以下の難関資格です。その簿記1級を取得することは、いろいろな場面で評価されることを意味します。どんな場面で特に評価されるかを6つのポイントでご紹介します。

1.就職したいと思う熱心さがある

学業や仕事をしながら簿記1級の資格を取得したことは、仕事に前向きだと捉えられます。スキルアップへの意欲があるとアピールでき、就職したいと思う熱心さがあると感じてもらえるでしょう。

2.会計知識が豊富にある

経理部門への就職や転職に限らず、簿記1級は会計知識が豊富にあることの証明です。たとえばマーケティング担当者であれば、決算書が読め企業の経営状況が判断できることを強みにできます。営業やIT、M&Aなどほかの業務でも重宝されるでしょう。

3.難しい資格を突破する力がある

資格取得までの道のりをあきらめずにやり抜き、見事に難関を突破したという事実は、外からの評価と自分自身が感じる自己評価という2つの面で効果があります。「難しい資格を突破する力がある」という証明とともに自己評価を高めることが可能です。

4.努力を怠らない

簿記1級取得のためには、約700時間の勉強時間が必要です。簿記1級取得は、学業や仕事の合間に、それだけの勉強時間を確保し、コツコツと努力を重ね、怠らなかったことの証明といえるでしょう。

5.物事をよく考えて取り組める

簿記1級の知識があると、簿記の深い部分まで読み込むことができます。「前からこうだったので」と投げられた業務も財務諸表をしっかり分析し、よく考えたうえで判断できるようになるでしょう。

6.物事をポジティブに考えられる

難関資格を取得した事実により、自己評価を高めることができるでしょう。さらに資格があることで、就職や転職活動を有利に進められます。その結果、物事が好転し、さまざまなことをポジティブに考えられるようになるでしょう。あなたの気持ちに余裕がある様子が周囲の人にも伝わり、最終的にあなたへの評価は高まります。

簿記は3級から勉強するのが効率的

先述のとおり、簿記1級の試験内容は難易度が高く、初学者を想定していません。また、1級の学習時間の目安は700時間といわれています。膨大な量を学ばなくてはいけないため、途中で挫折してしまうことも考えられるでしょう。そのため、大学で専門的に学んでいた人や、専門的な知識に自信がある人以外は、比較的難易度が低く基礎的な会計知識を得られる簿記3級から目指すことをおすすめします。

簿記1級を目指すためにおすすめの4つの勉強法

簿記1級は、合格の確率が10%以下の難関試験です。勉強時間も約1年間必要なことから、効率良く勉強を進める必要があります。ここで、簿記1級のおすすめ勉強方法を4つご紹介します。

1.参考書を買って独学で勉強する

簡単ではありませんが、簿記1級は独学でも取得が可能です。必要なテキスト、問題集を購入しましょう。大手予備校が出版している問題集であれば、出題されやすい問題など効率良くまとめられています。ひととおり解き、苦手分野をつぶしていきましょう。本番の2カ月前になったら、過去問題集で本番を想定して演習を解いていきます。最終段階の本番2週間前になった時点で、予想問題集で仕上げていきます。

2.スクールに通って取得する

簿記1級は、難易度が高い上に勉強時間が700時間程度必要です。そのため、モチベーション維持や効率良く学ぶために、スクールに通うのは大きな効果があります。一番のネックは費用ですが、10〜20万円が一般的な相場でしょう。費用を払ったからには一発で合格するという動機づけにもなります。

3.通信講座を利用する

忙しくてスクールに通えない、近くにスクールがない、そんな人におすすめなのが通信講座です。スクールよりも費用が安く、独学では得られないサポート体制もあります。
また、独学と同様に自分の都合の良い時間、場所、ペースで勉強を進められることがメリットです。一方で怠け心に打ち勝ち、モチベーションを維持することも求められます。

4.ほかのメンバーと一緒に勉強してモチベーションを上げる

簿記1級の取得のためには約1年という長期間の勉強が必要なので、モチベーションの維持が必要です。同じように簿記1級合格を目指す仲間とともに刺激し合いながら、モチベーションを上げていきましょう。スクールに通っている人は、同じ教室の仲間、独学の人はSNSで繋がるのがおすすめです。

簿記1級を効率良く取得して就職活動を成功させよう

就職活動のためだけに簿記1級を取得する必要はありませんが、持っていると武器になる資格です。取得までに時間を要する難関資格といえども、短期集中で効率良く勉強を進めましょう。
また、就職活動の際に簿記1級をどのようにアピール材料として使うかも大切な要素です。ハタラクティブでは、状況に合わせたアドバイスで就職や転職のサポートを行っています。未経験の応募や面接対策のサポートもあり安心です。転職・就職を考えている方は、ハタラクティブをぜひご利用ください。

簿記1級に関するQ&A

簿記1級が就活や仕事でどのように役立つのかをQ&A方式で解説します。

働きながら簿記1級を取得できますか?

働きながら合格するのは不可能ではありませんが、勉強時間の確保やスクールへの通学などを考えると難しい側面もあります。しかし、働きながら簿記1級に合格している人がいるのも事実です。オンライン講座もあるので、自分に合った勉強法を見つけましょう。「簿記2級を取得するとどんなメリットがある?」のコラムを読んで、まずは簿記2級から挑戦するのがおすすめです。

簿記3級は就活でアピールになりますか?

簿記3級を持っているというだけでアピールするのは難しいでしょう。しかし、「将来は簿記1級の合格を目指している」「ファイナンシャルプランナーの資格も持っている」など、キャリアプランに沿った目的を説明できれば評価につながる可能性があります。 「その資格は書く、書かない?就活に役立つ履歴書の書き方」のコラムでは、勉強中の資格の書き方をご紹介していますので、参考にしてください。

数学が苦手でも大丈夫ですか?

簿記の試験では、基本的な算数ができれば問題ないとされています。難易度が高いといわれている簿記1級でも出題されるのは高校の数学レベルです。経営成績や財務状況の整理などを学ぶのが目的なので、そのために必要な計算はあっても、難関大学の入試で出るような数学の問題を解くことはありません。簿記の内容については「簿記ってどんな資格?保持するメリットと活用できる仕事」のコラムでも詳しく解説しています。

簿記を面接で効果的にアピールするには

なぜ資格を取得したのかを明確にするのが良い方法です。「なんとなく」では、目的意識がないと思われ評価されない可能性も。「営業のスペシャリストを目指したいので、コスト感覚や財務への理解が必要だと考えた」というように、志望動機と関連した理由があると評価につながりやすいでしょう。「就職活動を有利にする資格とは?」のコラムでは、資格の効果的なアピールについて解説していますので、ご覧ください。 面接対策や履歴書の添削をご希望の方は、ハタラクティブをぜひご利用ください。プロの就活アドバイザーがマンツーマンであなたをサポートいたします。

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