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全商資格は履歴書に書かない方が良い?効果的にアピールできる書き方を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 全商の資格は履歴書に書いても問題はない
- 履歴書に全商などの資格や検定を書く際は正式名称で書き、略称では書かない
- 複数の簿記資格を取得している場合は日商は3級、全経と全商は2級以上を目安に書こう
- 取得している免許や資格が応募職種に関係ない場合は書かないほうが良い
- 履歴書に書ける免許や資格を持っていない場合は、自己PRや志望動機でアピールしよう
「全商の資格を持っているけれど、履歴書には書かない方が良い?」「どのような資格を書くべき?」など、履歴書に書く資格について悩んでいる方もいるでしょう。資格は基本的に履歴書に書いても問題はないですが、書かない方が良い場合もあります。このコラムでは、履歴書に資格を書く際のポイントをご紹介。資格を正しく履歴書に記載することで、しっかりと企業にアピールできます。
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全商の資格は履歴書に書かない方が良いって本当?
「全商の資格は高校生のための検定試験であり、就活の履歴書には書かない方が良い」と一部ではいわれていますが、履歴書に書いても問題はありません。評価に影響もないため、資格を取得しているなら書いておいても良いでしょう。
就活における簿記の評価については、「簿記の資格は転職に活かせる?レベルや役立つ仕事もご紹介!」もあわせてご一読ください。
履歴書の免許・資格欄を書く際に注意べき5つのポイント
履歴書の免許・資格欄を書く際に注意べき5つのポイント
- 正式名称で書く
- 取得順に書く
- 簿記資格を複数取得している場合の書き方
- 免許・資格を書かない方が良い場合もある
- 趣味系の資格や検定も役立ちそうなら書く
履歴書の免許・資格欄の基本的な書き方や注意すべきポイントを紹介します。自己アピールするための書き方のコツをつかめば、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
1.正式名称で書く
免許や資格、検定の名前は「英検」「宅建」のような略語を使わず、正式名称で記入する必要があります。以下に、代表的な資格や検定の正式名称をいくつか挙げているので、確認してみましょう。
- ・普通自動車免許→普通自動車第一種運転免許
- ・英検→実用英語技能検定
- ・漢検→日本漢字能力検定
- ・宅建→宅地建物取引主任者
- ・日商簿記→日本商工会議所簿記検定
- ・全商簿記→全国商業高等学校協会主催簿記実務検定
- ・全商情報処理検定→全国商業高等学校協会主催情報処理検定試験(必ずビジネス情報部門・プログラミング部門か記載する)
- ・全商電卓検定→全国商業高等学校協会主催珠算・電卓実務検定
- ・MOS→Microsoft Office Specialist
全商検定の場合、「全国商業高等学校協会主催」の文言が必須です。記載が漏れると別の検定に合格したことになるので、注意しましょう。
長過ぎる場合の省略方法
資格や検定の名称が長過ぎる場合は、1つの資格名に対して二行使って書いても問題ありません。
また、誰にでも確実に伝わるような知名度の高い資格であれば略称表記で良しとされることもありますが、基本的には正式名称で書くように意識しましょう。
「履歴書に資格が書ききれない!免許はどう書く?基本の記載方法と注意点」でも、資格を履歴書に書ききれない場合の対処法を解説しているので、ご覧ください。
2.取得順に書く
履歴書に免許・資格を書くときは、取得順に書くのが一般的です。多くの免許や資格を持っている場合には、応募職種に関連するものから記入するのも1つの方法といえます。
このとき注意すべきなのは、試験を受けた月ではなく免許証や合格証明書などが交付された月を書くという点です。また、年月は履歴書のすべての欄で西暦か和暦どちらかに統一して記入しましょう。
3.簿記資格を複数取得している場合の書き方
全商簿記のほかに、知名度と評価の高い日商簿記を取得していれば日商簿記を優先して書きましょう。全経簿記と全商簿記しかない場合は、全経簿記を書いておけば問題ありません。
日商は3級から、全経と全商は2級以上を目安に書く
一般的に企業へアピールできる基準としては、日商簿記なら3級、全経簿記と全商簿記なら2級以上を目安に書くことが重要になるので意識しておきましょう。
履歴書に簿記資格を書く場合、一定の基準をクリアしておかないと評価の対象にならない可能性があるので、注意が必要です。
4.免許・資格を書かない方が良い場合もある
多くの免許や資格を持っていても、応募する業種や職種に関連性のないものを履歴書に書くのは控えた方が良いでしょう。採用担当者が応募者の志向に疑問を持つことも考えられるからです。
また、あまりに幅広い分野の資格を書き過ぎていると、「やりたいことが定まっていない」と捉えられる可能性もあります。
5.趣味系の資格や検定も役立ちそうなら書く
趣味系の資格や検定でも、仕事に役立ちそうな場合は記載しましょう。たとえば、飲食店の仕事であれば野菜ソムリエ、旅行業界であれば世界遺産検定などです。その場合は免許・資格欄に記入しましょう。
仕事に関連性がなさそうであっても、自己アピールとして記入したい場合は趣味の欄に書くのも1つの手です。応募する業種や職種によって書くべきか書かないべきか、どの欄に書くかといったことを決め、採用担当者に好印象を持ってもらえる履歴書に仕上げましょう。
資格を持っていない場合はどうする?
資格は応募者のスキルを判断するための材料の1つですが、無資格であることがマイナス評価につながる可能性は低いと考えられます。では、資格を持っていない場合、履歴書にはどのように記入すれば良いのでしょうか。
空欄にはしない
資格を持っていない場合でも、何も書かないということは避けましょう。何もないのであれば、「特になし」と記入して問題ありません。
勉強中のものも書いて良い
履歴書を作成する時点で取得していなくても、勉強しているものがあれば履歴書に書くことが可能です。試験日が決まっているのであれば、「△月取得予定」と記入し、勉強中のものは「△△の資格取得に向け勉強中」と記入します。ただ、勉強しているというのは誰にでも書けることであるため、試験を受ける時期などを書いて取得に前向きなアピールを行いましょう。
「就活や転職で資格はいらない?選考に与える影響とは?」では資格が選考に与える影響を解説しているので、あわせてご覧ください。
履歴書に書かない方が良い4つの資格
履歴書に書かない方が良い4つの資格
- 趣味で取得した仕事と無関係の資格
- 認知度が低過ぎる資格
- レベルに合っていない資格
- 業務に関連していない資格
資格を持っていても、何でも履歴書に書けば良いというわけではありません。
ここでは、履歴書に書かない方が良い4つの資格を紹介します。履歴書に書く資格情報で悩んでいる人は参考にしてください。
1.趣味で取得した仕事と無関係の資格
履歴書に書くべきではない資格情報の1つ目は、趣味をきっかけに取得した仕事と無関係の資格です。たとえば、ペン字や漢字検定などは、専門的な知識を要する業務に必要な資格ではないため、職種によっては全く無関係な場合もあります。
仕事の内容と無関係な資格でも履歴書に書きたいという場合は、話材として趣味の欄に書いておきましょう。採用担当者によっては目に留まる可能性があるのでおすすめです。
2.認知度が低過ぎる資格
履歴書に書くべきではない資格情報の2つ目は、認知度の低過ぎる資格です。「その資格で何ができるの?」と疑問を持たれるくらい認知度の低い資格は、評価の対象となりにくいので注意しましょう。
3.レベルに合っていない資格
履歴書に書くべきではない資格情報の3つ目は、レベルに合っていない資格です。特に自身のレベルを低く見せるような資格は、低評価につながる恐れがあるので注意しましょう。
一般的には、最終学歴に見合った資格情報だけ書くのが無難です。大卒にも関わらず、中学生レベルの資格情報を書くのはやめておいた方が良いでしょう。
4.業務に関連していない資格
履歴書に書くべきではない資格情報の4つ目は、応募した企業の業務に全く関連していない資格です。業務に関係ない資格を書いてしまうと、採用担当者に「その資格を活かせる企業で働くべきでは?」と思われる可能性があるため、注意しましょう。
履歴書にどのような資格を書くべきか悩んでいる方は、「履歴書の資格欄の書き方は?記載する順番や免許との違いも解説」も参考にしてください。
免許・資格以外の部分でも自己アピールはできる
免許や資格を持っていない場合でも、落ち込む必要はありません。志望動機や自己PRで十分にアピールができるからです。免許や資格がなくても、知識やスキルがあれば高評価につながる可能性があります。仕事に対する熱意やアルバイトでの実績、努力したことなどを履歴書だけでなく面接でもアピールすると良いでしょう。
「特技の例文と一覧を紹介!履歴書や面接で自己PRにつなげる方法とは」では、特技を使った自己PRの方法を解説しています。ぜひ参考にしてください。
履歴書の書き方が分からない、資格がなく自信がないとお悩みの方には、就職支援サービスの利用がおすすめです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。