「同上」の正しい意味と使い方を解説!履歴書に記載する際の注意点とは

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この記事のまとめ

  • 同上とは、「上記に伝えた内容と同じ」という意味
  • 同上は履歴書の住所欄や連絡先、帰省欄などに用いられる
  • 同上は何回も使わない、ふりがなをふらないなど使用時には6つの注意点がある
  • 同上の使い方だけでなく、相手に熱意が伝わる内容になっているかも見られている

同上は「上記に記した内容と同じ」であることを示す言葉です。同上を使えば手間が省けるうえ、書類も見やすくなりますが、履歴書を書く際にどの程度使用して良いか迷う方も多いでしょう。このコラムでは同上の意味をはじめ履歴書で使って良い部分、使用時の注意点、具体的な書き方例をまとめました。同上の使い方以外にも、採用担当者が応募者に会いたくなる履歴書作成方法についても触れています。就活中の方はぜひご覧ください。

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同上とは?

同上とは、「上に述べた内容と同じである」という意味を持つ言葉です。そのため、同上が使用できるのは、上下で連なった項目のみが対象になります。

履歴書で使用する意味

「同上」は履歴書やエントリーシートといった就活時の書類にも用いることできますが、これらで使って良いとされているのは、主に「住所欄」「連絡先」「帰省欄」のみ。たとえば、市販の履歴書には「現住所欄」「連絡先欄」が設けられているのが基本です。しかし、今住んでいる場所と連絡先が同じだと、何回も同様の内容を書くことになります。
内容が同一の場合は重複して書く必要性が特にないうえ、同上を使用すると見やすくなるため、適度に使用しましょう。

ただし、「緊急連絡先欄」は、「会社側から緊急の要件があり、履歴書に記載されている連絡先につながらない場合」に使用する項目です。実家暮らしであれば「同上」でも家族と連絡を取れるはずですが、もしひとり暮らしをしていて、緊急時につながらない内容を記載してしまうとトラブルの元。安易に「同上」を使わず、「緊急時に自分に連絡がつかない場合」に備えた連絡先を記載してください。

「同上」と「同左」の違い

「同上」と「同左」は同じ意味で使われます。履歴書やエントリーシートなどは左から読み書きするタイプが主流です。もし書類の左側に記載したのと同じ内容を、右側でも書きたい場合は「同左」と書いても大丈夫なので、うまく活用していきましょう。

「同上」を使うのは失礼になる?

本来「同上」は省略としての意味合いが強く、正式な書類に使用するのは失礼であると考えられています。履歴書も正式な書類のため、失礼にあたるのではと不安になる方も。しかし、履歴書では先述したとおり、限定した欄であれば使用しても問題ありません。

「同上」を英語で表すと?

「同上」を英語で表現すると「same as above」です。口語やラフな場面では「ditto」と使うこともあるようですが、履歴書やエントリーシートなどの正式な書類では「same as above」が適しています。
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同上を使うときの6つの注意点

履歴書やエントリーシートで、同上・同左を使っても問題ないものの、使い方によっては採用担当者からの印象を悪くしてしまうことも。同上・同左を使うときの注意点をまとめたので、参考にしてください。

1.元の文は正確に書く

元となる、上または左に位置する文は正確に記載してください。もし間違った内容を書いてしまっていると、後々のトラブルにつながりかねません。特に住所は都道府県やマンション名を省略しがちなので、丁寧に、正確に記載してください。

2.学歴・職歴欄には使わない

同上・同左が使えるのは先に挙げた項目が基本です。
学歴や職歴欄も繰り返し同じ内容を書くことから、使ってもよさそうと思う方もいるでしょう。しかしこれらに使用すると「手を抜いている」「恩のある学校・会社名を省略するのは失礼にあたる」と思われることも。マナー違反と思われないよう、使用は控えましょう。

3.「〃(てんてん)」は使わない

パソコンで「同じ(おなじ)」「繰り返し(くりかえし)」「点々(てんてん)」と打つと出てくる記号「〃」も同上という意味で使われます。「チョンチョン」「ノノ字点(ののじてん・ののてん)」という名称でも呼ばれる記号です。
同じ意味を持っていても、公式な場では使用不適切とされているため、履歴書やエントリーシートでは使わないようにしてください。

4.何回も使用するのを避ける

同上・同左は何回も使用すると履歴書の空白が目立つうえ、手抜きに感じられます。先に挙げた、住所や連絡先といった欄以外では使用を控えた方が良いでしょう。

5.スペースに注意する

「真ん中に書いた方が良いのかも」と考え、左端にスペースをあけたり、「同 上」というように文字と文字の間にも余白を入れたりする人は多いようです。しかし、実際には左側や文字間にスペースがあると読みにくく、左詰めで書いたほうが見栄えがよくなります。

6.ふりがなはふらない

住所欄や連絡先欄の上部には「ふりがな」と書かれており、記載内容にふりがなをふるのが基本です。けれども、履歴書にふりがなを求める理由は、読み違いや読み方が分からないことで割かれる時間を減らすことにあります。同上・同左を使用した場合は、すでに記載されているものと同じ内容を示すため、ふりがなは必要はありません。また、「同上」そのものにもふりがなは必要ないので、注意しましょう。

具体的な同上の書き方例

書くときのポイントはつかめても、実際に書こうとすると迷うこともあるでしょう。
下記の書き方例をご参考にしてください。

【現住所欄・連絡先の同上書き方例】

(現住所)
 ふりがな :とうきょうとしぶやくよよぎ
 現住所  :〒000-0000
      :東京都渋谷区代々木◯丁目◯番地◯号 ◯◯マンション204号室

(連絡先)
 ふりがな :
 連絡先  :〒
      :同上

(電話番号)
自宅電話番号:000-0000-0000
携帯電話番号:同上

「会ってみたい!」と思われる履歴書とは

同上を使うか使わないかより重要なポイントなのは、担当者が「この人物に会ってみたい」という気持ちになる履歴書を書くことです。
たとえば採用担当者は、文字自体のきれいさよりも、丁寧に書かれているかを重視することが多い傾向にあります。もちろん字が上手いと文が読みやすく好印象を残せる可能性は高まりますが、誤字脱字に気をつけて一文字ずつ丁寧に書けば、熱意や意欲が伝わるでしょう。
応募数が多いほど比較対象も増えるので、履歴書が見づらいだけで「不採用」とされ目を通してもらえないことも。行間や文字間にも気を配り、まずは手に取ってもらえるようにすることが大切です。
できるだけきれいに書けるよう、時間や気持ちに余裕を持って取り組んでください。

また、履歴書を書く前には、企業研究をしっかり行いましょう。会社が求める人物像を掴んだうえで、就職後に活かせる能力や経験をアピールすることも、就職を成功させるポイントです。
志望動機や自己PRはほかの会社で準備した内容を使いまわすのではなく、応募先の企業のニーズに合った内容にするよう心がけましょう。
競合他社でもいえる志望動機はなるべく避け、その応募先企業だからこそいえる動機を書いてください。
採用担当者の心を掴めるよう、自分の言葉でアピールできるようにしましょう。

履歴書は、相手に見せるものなので、客観的に見てもらうことも大切です。
人に見せることで、自分では気づかなかった修正点を見つけられます。
ハタラクティブでは、就活アドバイザーが履歴書の書き方やコツをアドバイス。履歴書を書くとき、自分ひとりでは不安、言葉の使い方が合っているか分からないという方は、ぜひご利用してください。
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