卒業見込みと在学中の違い。履歴書の学歴欄の書き方

実際に履歴書を書くときに、どのような書き方をすれば良いか迷った経験がある方も多いことでしょう。
ここでは、「卒業見込み」と「在学中」の違いや使い分け、学歴の書き方を中心にご紹介します。

「卒業見込み」と「在学中」の違い

「卒業見込み」と「在学中」、迷いがちな2つの言葉にも明確な違いがあります。
大学や専門学校の在学中、履歴書の学歴欄にはどのように記入するべきか説明していきます。

卒業見込み

就職活動で新卒採用に応募するときに、「卒業見込み」を使用します。
入社試験時に卒業見込証明書の提出を求められるケースもあるため、卒業がより確かな状況であることが重要です。
必要な単位を取得しており、その年度末に卒業可能であれば「卒業見込み」に該当します。
似たような言葉に「卒業予定」がありますが、「卒業見込み」の方がより卒業が確定的だと捉えられます。
年度末の卒業が確定している状況の場合は、「卒業見込み」と書きましょう。

【例】平成○年3月　○○大学○○学部　卒業見込み
日付は履歴書の提出日ではなく、卒業する時期を記入することが重要です。

在学中

新卒採用ではなく、アルバイト先に応募するときに「在学中」を使用します。
学生の立場として学校に在籍しており、今後もしばらくの間学生生活を続ける場合です。
就職活動では、「在学中」と記入してはいけません。

【例】平成○年○月　○○大学○○学部第3学年　在学中
「在学中」の場合は、現在の日付を記入しましょう。

学歴欄を書くときの注意ポイント

履歴書を書くときには、さまざまなルールがあります。
学歴欄1つ取っても、注意が必要です。
履歴書の学歴欄を記入する際、間違えやすい点や注意ポイントを以下に挙げています。

記入する学歴

就職活動の際とアルバイトの面接を受ける際は、中学卒業の年から記入します。
高校卒業から記入するのは、転職活動中の場合です。
中学校を卒業後、専門学校に進学した人は専門学校の卒業年を記入します。

入学年と卒業年を間違えない

入学年と卒業年に食い違いがないよう、記入前に必ず再確認することをおすすめします。
年度がずれている箇所があると、留年や休学を勘ぐられるケースも。
また、それだけでなく注意力が足りない人だという印象を持たれることにもなりかねません。

経歴は隠さず書く

休学や留年は、どうしてもマイナスなイメージになりやすいのが現状です。
しかし、その理由とプラスになるような言葉を添えると印象をプラスに変えられる可能性もあります。
マイナスなイメージを持たれやすい経歴を正直に書くだけでは、企業側の心に響きません。
たとえば体調不良が理由の場合は、「在学中に○○の手術と入院のため休学。現在は完治しているため、仕事に支障がありません。」との文言を明記しておくと、企業側の安心にもつながります。

年号を統一する

学歴欄の年号を統一していれば、和暦と西暦どちらでも構いません。
注意すべき点は、和暦で「昭和」を「S」、「平成」を「H」と略して書かないようにすることです。
和暦で統一する場合、「昭和」「平成」と正式な年号を記入しましょう。

学校名を略さない

「○○中学校」や「○○高校」など、学校名を略せず正式な名称を書きます。
県立や私立なども同様、都道府県まで詳細に記入することが大切です。

【例】○○県立　○○高等学校　○○学科

履歴書の書き方に悩んだときは

履歴書にはフォーマットがあるため、容易に書けるように思ってしまいがち。
しかし、書き方にはさまざまなマナーやルールがあります。
書き方に悩んだときは、間違いを確実に防ぐためにも就職エージェントに相談することをおすすめします。

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