学校名が変更になったら履歴書の学歴はどう書けばいい?

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この記事のまとめ

  • 学校名が変更になった場合は、旧名で記載したあとにカッコで新名称を書いて補足する
  • 留学した場合学歴欄に書けるのは1年以上のみなので、短期留学は「趣味特技欄」などに別途記載しよう
  • 中退は書かないと経歴詐称になるが、理由は必ずしも書く必要はない
  • 表記を統一する、企業や学校名は略さず正式名称を記載するなどの基本ポイントにも注意する

在学中や卒業後などに母校の校名が変更になった経験を持つ方もいると思います。
在籍していた学校の名称が変更になった場合、履歴書の学歴欄には「自分が在籍していた時の校名」と「現在(変更後)の校名」のどちらを記載するのが正しいのでしょうか。
当コラムでは、学校名の変更や休学、転校といった経験を持つ方に対して学歴の書き方を紹介しています。
ケース別の記載例や学歴・職歴の基本をまとめているので、履歴書に記載する際の参考にしてください。

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学校名が変更したときの履歴書の書き方

運営元の変更や統合などの影響で学校名が変更になった経験を持つ方もいると思います。
名称が変更になった場合、履歴書に新旧どちらの校名を書けば良いのでしょうか。

結論から言うと、履歴書の学歴欄には新旧どちらの名称も書くのが正解です。
書き方は、「旧学校名(新学校名)」とするのが一般的。
「◯◯大学◯◯学部◯◯学科(現△△大学)」のように、在籍時の学校名を先に書いてから変更後の学校名を補足すると良いでしょう。

では、名称変更が在学中と卒業後では書き方は違うのでしょうか。

在学中に変更された場合

在学中に校名が変更になった場合は、入学時は旧名に新名を補足、卒業時は新名のみを記載します。

平成◯◯年4月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 入学(現△△大学)
平成◯◯年3月 △△大学◯◯学部◯◯学科 卒業

卒業後に変更された場合

卒業後に名称が変更された場合は、入学・卒業ともに旧名で書いたあとに新名を補足しましょう。

平成◯◯年4月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 入学(現△△大学)
平成◯◯年3月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 卒業(現△△大学)

過去に在籍していた企業や在職中の企業名が変更になった場合も同様の記載方法で対応することが可能です。
また、市町村合併の場合も同様にカッコで補足しておきましょう。

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ケース別の学歴記載例

では、中退や留学などの場合はどのように記載したら良いのでしょうか。

転校

入学した学校(転校前の学校)の1行下に転校先の学校名と「転入学」を記載し、さらに1行下に卒業した学校(転校先の学校)を記入します。

例:平成◯◯年4月 ◯◯高等学校 入学
  平成◯◯年◯月 △△高等学校 転入学
  平成◯◯年3月 △△高等学校 卒業

学部や学科の変更

同一学校内で学部や学科、課程を変更することを「転籍」と言います。
学部を変更した場合は転学部、学科を変更した場合は転学科と記載しましょう。
例:平成◯◯年4月 ◯◯大学◯◯学部〇〇学科 入学
  平成◯◯年◯月 ◯◯大学△△学部△△学科 転学部
  平成◯◯年3月 ◯◯大学△△学部△△学科 卒業

編入

短大や専門学校を卒業したあと大学の編入試験を受けて大学3年次に入学することを「編入」と言います。

例:平成◯◯年4月 ◯◯専門学校◯◯学部◯◯学科 入学
  平成◯◯年3月 ◯◯専門学校◯◯学部◯◯学科 卒業
  平成◯◯年4月 △△大学△△学部△△学科 編入学(3年次)
  平成◯◯年3月 △△大学△△学部△△学科 卒業

留学

学歴欄に書けるのは、1年以上の留学経験がある場合のみ。
3ヶ月などの短期留学の場合は学歴に記載することはできないので、趣味特技欄などに記載します。

例:平成◯◯年4月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 入学
  平成◯◯年◯月 平成◯◯年◯月まで「国名」「学校名」(アメリカ合衆国◯◯大学など)に留学
  平成◯◯年3月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 卒業

休学

休学の場合は企業側がマイナスイメージを抱きやすいため、理由を明記するのがポイントです。

例:平成◯◯年4月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 入学
  平成◯◯年◯月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 休学
  1行使用して休学理由を記載(病気療養のため、語学留学のため、経済的事情のためなど)
  平成◯◯年3月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 卒業

病気療養や経済的事情が理由の場合は隠さずに正直に記載したほうが良いとされています。
また、病気療養を理由に書く場合は「現在は完治しており勤務に支障はありません」など問題なく勤務できる旨を添えておきましょう。

中退

中退の事実を書かないと経歴詐称になるので必ず記載します。

例:平成◯◯年4月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 入学
  平成◯◯年◯月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 中途退学(中退は略語なので注意)

留学などの前向きな場合や病気療養、経済面が原因で中退した場合は理由を明記します。
人間関係などのトラブルが原因の場合は記載する必要はありませんが、面接に進むと理由を聞かれるのでマイナスイメージを与えない回答を準備しておきましょう。

浪人や留年の場合は入学と卒業年度を照らし合わせれば分かるので一言添える必要はありません。
また、社会人経験後に大学や専門学校などに再度入学した場合は、職歴を除いて学歴欄にまとめて記載します。
学歴だけ見ると数年のブランクがあっても職歴で勤務歴を確認できるので、「空白期間」と認識されることはありません。

学歴・職歴の書き方をおさらいしておこう

最後に、学歴・職歴欄の書き方の基礎を確認しておきましょう。

学歴・職歴の共通ポイント

・表記(西暦と和暦)を統一する
・高校から記載する
・学校名だけでなく学部や学科、専攻コースなども書く
・「高校」「都立」「(株)」など名称を省略しない

学歴のポイント

・応募職種に活かせるテーマを専攻していた場合は一言詳細を加えても良い
 例:平成◯◯年4月 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科 入学
           ◯◯専攻コースに進み、◯◯研究室にて◯◯の研究に専念

職歴のポイント

・古い履歴から時系列に記載する
・部署異動があった場合は異動年月日と部署名を書く
 例:平成◯◯年4月 ◯◯株式会社 入社
           営業部 営業一課に配属
   平成◯◯年◯月 営業部から商品開発部に異動

・退職日が決まっていれば明記し、決まっていなければ「現在に至る」と記入する
・職歴が書ききれない場合は、入社や退社などの基本情報だけを記載して「詳細は職務経歴書に記入」と記す


学歴や職歴は人によって違うため、プロにアドバイスをもらうことをおすすめします。
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