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履歴書の資格欄に「なし」と書いても良い?正しい書き方やポイントを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書に書く資格がない場合は「特になし」と書く
- 履歴書に書く資格がなしの場合も、空欄のまま提出するのは避ける
- 履歴書に書く資格は、応募企業の業務内容に合ったものを選ぶのがポイント
- 履歴書に「資格なし」と記載していても就職や転職は可能
- 履歴書でアピールしやすい資格は「MOS」「色彩検定」「ITパスポート」など
資格がない方は、「履歴書に『特になし』と書いても良いの?」「空欄のまま応募企業に提出しても良いの?」と悩むこともあるでしょう。履歴書に書く資格がない場合「特になし」と書いても問題ありませんが、空欄のまま提出するのは避けるのがマナーです。このコラムでは、「資格なし」の方が履歴書を書くときのポイントを紹介します。また、履歴書でアピールしやすい資格も紹介しているので、ぜひご覧ください。
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「資格なし」の履歴書の書き方
履歴書に記載できる資格がないときは、「特になし」と書いて問題ありません。「資格なし」の場合でも、履歴書に空欄があるまま応募企業に提出するのはマナー違反とされています。なぜなら、履歴書の資格欄が空欄だと、採用担当者は「書き忘れ」なのか「資格がない」のかを判別できないからです。
履歴書の資格欄に「特になし」と書いて提出するのが不安な方は、以下のポイントを参考にしてみてください。
勉強中や取得見込みの資格を書く
現時点では「資格なし」で履歴書に書ける保有する資格や免許(運転免許など)がなくても、取得に向けて勉強している資格や取得見込みの免許がある場合は、資格欄に記載して履歴書でアピールしましょう。
履歴書の提出までに資格を取得できなくても、「資格取得に向けて努力している」ことがアピールポイントになる場合があります。効果的なアピールをするポイントは、応募企業の業務内容に関連する資格を書くことです。
勉強中もしくは取得見込みの資格を履歴書に書くとき、資格の受験予定日や取得予定日が分かる場合は、資格名のあとにカッコ書きで記しましょう。
- ・△△資格取得に向けて勉強中(令和△年△月△日受験予定)
・△△資格 取得見込み(令和△年△月取得予定)
「履歴書に「特になし」と書くのはNG?印象の良い書き方を解説」では、採用担当者に好印象を持ってもらうためのポイントなどを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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履歴書の「資格・免許欄」の書き方5つのポイント
履歴書の資格・免許欄を記入するときのポイントは、「正式名称で書く」「応募企業に合わせて選ぶ」「優先順位をつける」ことなどです。ほかにも、「免許→資格の順で書く」「『以上』の文言は入れない」などのポイントがあります。
履歴書の資格・免許欄は、以下5つのポイントを押さえて正しく記入しましょう。
1.資格・免許名は正式名称で書く
履歴書の資格や免許名は正式名称で記入しましょう。なぜなら、履歴書では「重要な書類に必要な事項を正しく記入できるか」という一般常識が問われるからです。そのため、資格や免許に限らず、履歴書に記入する文言はすべて正式名称で記入しましょう。
資格や免許の略称を正式名称と勘違いしている場合もあるので、正しい名称をしっかりと確認してから記入することをおすすめします。
代表的な履歴書に書ける資格一覧の正式名称
履歴書に書ける資格一覧のうち、代表的な資格の正式名称を下記にまとめました。運転免許については「運転免許の正式名称を記載例つきで解説!履歴書への適切な書き方を知ろう」で種類などを詳しく解説していますのでご覧ください。なお、教員免許については卒業した学校や指導できる学校によって異なります。「教員免許の正式名称を解説!小学校や中高までの一覧と履歴書への書き方」のコラムで詳しく解説しているので、併せてご確認ください。
通称 | 正式名称 |
---|---|
運転免許 | 普通自動車第一種運転免許 ※AT限定の場合は記載 |
英検 | 実用英語技能検定△級 |
漢検 | 日本漢字能力検定 |
簿記 | 日商簿記検定試験△級/日本商工会議所簿記検定試験△級 |
秘書検 | 秘書技能検定 |
2.応募企業の業務内容に合った資格を書く
履歴書に資格を書くときは、応募企業の業務内容に活かせるものを選びましょう。企業側が履歴書に書かれた資格を見て主に評価するポイントは、「業務で役に立つかどうか」です。
仕事に関係ない資格を履歴書に書いても間違いではありませんが、どれほど優れた資格を持っていても業務に関係なければ評価されないことも。資格取得までの過程を評価する企業もありますが、基本的には「応募企業の業務内容に合った資格自体が評価される」と考えておくのが良いでしょう。
履歴書に簿記3級を書いても良い?
簿記にかかわらず、取得している資格であればすべて記入自体は可能です。経理の仕事を希望している場合はアピール要素の一つになります。ただし、取得難易度の低い資格や級を記載することに難色を示す企業があるのも事実。取得難易度の低い資格であれば、履歴書にあえて書かないことも一つです。簿記なら、実務的な内容を身につけられる2級以上を取得していると企業から評価されやすくなるでしょう。簿記が選考に与える影響については、「簿記は就職で役に立たない?何級から有利になる?資格が活かせる仕事も紹介」のコラムでご確認いただけます。
3.資格や免許が多い場合は優先順位をつける
保有している資格や免許が多い場合は、履歴書の枠に収まるように優先順位をつけて書いてください。「自分が1番アピールしたいことは何か」「企業にメリットがある資格や免許は何か」などの基準を設けて選ぶのがポイントです。
「普通自動車運転免許」「原動機付自転車運転免許」など、自分が持っている資格や免許をすべて書くと、応募企業にとっては何が重要なのか分かりづらく効果的なアピールにならない可能性があるので注意しましょう。
資格や免許が書ききれない場合
資格や免許を履歴書の枠内に書ききれない場合、別紙に書いて履歴書に貼付する方法もあります。ただし、企業によっては「履歴書のフォーマット以外での記入を認めない」としている場合もあるので、できるだけ枠内に収めて書きましょう。4.資格より免許を先に書く
履歴書の資格および免許欄では「免許」→「資格」の順で、取得年月が古い順に書くのがマナー。年月に「受験日」を書かないように注意しましょう。また、取得年は和暦・西暦のどちらでも問題ありませんが、履歴書内で統一してください。
5.「以上」の文言は入れない
資格・免許欄では、「以上」と書く必要はありません。履歴書で「以上」と書く目的は、学歴や職歴の書き足しや改ざんを防ぐためです。そのため、履歴書においては「以上」の文言を主に学歴・職歴欄で使用します。
履歴書の資格・免許欄を記入するときのポイントは「履歴書に資格が書ききれない!免許はどう書く?基本の記入方法と注意点」内でも紹介しています。併せてご参照ください。
資格なしでも就職・転職できる?
「資格なし」でも、就職や転職は可能です。たとえば、「高校生でアルバイトはしたことがあるが、履歴書に書ける免許や資格はなし」「新卒入社のための就職活動に際して履歴書に書ける免許や資格なし」などが挙げられます。特に、転職の場合は資格よりも実務経験やスキルを重視されることが多いため、就職や転職の前に焦って資格を取得する必要はありません。
ただし、企業の応募資格欄に「要普通自動車運転免許」や「△△の資格をお持ちの方に限ります」などと書かれていることもあります。その場合は、資格や免許を取得しないと選考を受けられない可能性があるため注意してください。
「応募条件を満たさなくても採用されるチャンスはある」では、応募資格を満たしていない場合の対処法などを紹介しています。「履歴書に書く資格がなくて困っている」「応募条件の資格なしだけど選考を受けたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
履歴書でアピールしやすい4つの資格
履歴書でアピールしやすい資格は、事務系であれば「MOS」、クリエイティブ系であれば「色彩検定」など職種によって異なります。「資格なし」を気にしている方は、以下の資格取得を検討してみましょう。「就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」でも就職に有利な資格を紹介していますので参考にしてください。
1.MOS:事務系の仕事
事務系の仕事に就くとき、履歴書でアピールになるのは「MOS」の資格です。MOSとは、マイクロソフトオフィススペシャリストの略称。MOSの資格を保有していれば、エクセルやワードといったマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できます。
また、資格取得によってスキルが身に付くため、業務や作業効率が向上するというメリットも。MOSは、世界で通じる国際資格とされているので、取得しておいて損はないといえるでしょう。
2.色彩検定:クリエイティブ系の仕事
クリエイティブ系の仕事に就く場合は、履歴書で「色彩検定」の資格をアピールするのがおすすめです。色彩検定とは、色に関するあらゆる知識や技能が問われる検定試験。色彩検定の資格取得によって身につけた知識は、「ファッションやインテリアのコーディネート」「プレゼンの資料作り」「クリエイター職におけるデザインの配色」など、さまざまな場面で活用できます。
3.ITパスポート:さまざまなジャンルの仕事
ITパスポートの資格はあらゆる分野の仕事に役立つとされているため、履歴書での効果的なアピールになります。ITパスポートとは、ITの基礎的な知識が証明できる国家資格のこと。「i パス」とも呼ばれます。
ITに関する知識は、どのような業種や職種においても必要です。今後、グローバル化やITの高度化が進む中で、「IT力」を持った人材の需要はさらに高まるでしょう。ITパスポートは受験資格がないため、興味を持った方はぜひ挑戦してください。
4.TOEICや英検
最後に、TOEICや英検といった語学系の資格もおすすめです。TOEICは990点満点のうちの点数がでるので、自身の英語力を具体的に伝えられる材料になるでしょう。さらに、留学経験がある場合は「オーストラリアに2020年から1年間語学留学」などアピールすると、点数や資格以上に語学力をアピールできます。
「資格なし」から就職を成功させるには
資格を取得する際は、「資格を取ること」だけが目的にならないようにしましょう。資格の取得は、あくまでも自分の夢やスキルアップを叶えるための手段であり、目的ではありません。
「履歴書に書く資格なし」でも焦らず、自分がやりたい仕事を見つけてから、必要であれば資格を取得するようにしましょう。
資格・免許欄をはじめ、「職歴欄や志望動機、自己PRの文章に自信がない」「履歴書での効果的なアピール方法を知りたい」という方は、就職支援サービスの活用がおすすめです。フリーターや既卒、第二新卒向けの就活エージェント「ハタラクティブ」では、マンツーマンで就職や転職をサポートしています。
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履歴書に書く「資格なし」に関するFAQ
新卒の就職活動や転職活動で、資格の履歴書への書き方にお悩みの方もいるでしょう。資格なしの場合、履歴書にどのように記載すれば良いか悩む場合も。こちらでは、就活・転職時の資格についての疑問点にQ&A方式で回答していきます。
履歴書に資格なしと書かないために資格を取りたいです
面接でアピールできる資格を取得しておくのは良い行動です。
しかし、資格なら何でも良いわけではありません。希望の企業がどのようなスキルや経験を求めているのか調査し、就職後に活かせる資格を取得しましょう。「就活や転職で資格はいらない?選考に与える影響とは?」のコラムもご確認ください。
応募条件に記載されている資格を持っていません。
応募条件として記載されている資格がなければ、基本的に応募資格はないと考えましょう。
ただし、求人情報や資格の内容によっては、資格取得者が優遇となっているだけで必須とはしていないケースもあります。まずは求人情報の詳細をチェックして、資格なしでも応募可能か確認しましょう。なお、看護師など資格保有者でないと業務が行えない資格もあるので注意が必要です。
履歴書に資格なしと書いても大丈夫?
希望の企業が資格必須でない限り問題ありません。
資格がない場合は面接でほかの部分をアピールしましょう。たとえば、転職の場合はこれまでのスキルや経験がアピール要素です。数値に表せる実績や評価を持っていれば、面接時にアピールしましょう。「「資格なし」は転職で不利になる?年代別のアピールポイントを解説!」のコラムでも、資格の有無と就活の関係を説明しています。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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