貿易事務の仕事に役立つ資格とは

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◆貿易事務に求められる能力や経験

貿易事務として働くにはどのような能力や経験が必要なのでしょうか。まずは貿易事務の業務上の特徴を整理して、求められる人物像を掴んでいきましょう。

貿易事務の業務は企業の業態によって幅がありますが、共通していえる特徴は以下の4つです。

・国内外とのやりとりがメイン

・同時にいくつものタスクを抱える

・納期という形で業務の締切が存在する

・専門的且つ重要な書類やデータを扱う

まず、貿易事務で必須なのが語学力ですが、業務上メインで使用するのは英語が多いでしょう。一般的に、TOEICスコアが600~700以上でビジネス英語を問題なく読み書きできるのが目安。

近年ではアジア諸国との取引も増えているため、中国語やベトナム語など多言語スキルを持っている人は評価されやすいのではないでしょうか。

また、国内外の関係者に対して交渉や提案をしていく場面も多いため、相手に合ったコミュニケーションを取れる力も求められるでしょう。業務上、突発的な変更や軌道修正が出ることもあるため、臨機応変に対応できる力も必要です。

マルチタスクでありながら、締切を意識した仕事の進め方が求められる点も貿易事務ならでは。自分の処理能力に応じて、業務の進捗管理やスケジュール管理をする能力が求められます。

そして、業務上重要な書類や申請手続きを行うことが多く、ちょっとしたミスが重大な事故を招きかねないという特性もあるのが貿易事務の仕事。決められた納期に向かって正確な対処ができる人は貿易事務として活躍できるのではないでしょうか。

◆貿易事務に役立つ資格 ~貿易実務検定~

先程、求められる能力として、英語や中国語などの語学力を挙げましたが、それ以外に評価されるものとしてご紹介したいのが貿易実務検定です。貿易に関する経験や知識ごとにA~C級に分かれ、貿易事務を目指す人の登竜門的な検定となっています。

C級からスタートして基礎を固め、実務をしながら上級レベルに挑戦していくのが一般的。実務未経験であれば、まずはC級の取得を目標にスタートしてみると良いでしょう。

C級とB級は出題範囲は同じですが、B級は1つのテーマに対して深い内容の出題が多くなるため、難易度が高くなるようです。A級になると抜粋した信用状から手形を完成させるなど、高度なレベルの問題が出題されます。科目やレベルなど、各級ごとの特徴は以下の通りです。

【科目】

・A級/B級:貿易実務、貿易実務英語、貿易マーケティング

・C級:貿易実務、基礎的な貿易実務英語

【A級】

・レベル:実務経験3~4年以上のレベル。貿易実務で判断業務を担うことができる

・合格基準点:各回毎の基準点(3科目の合計)

・受験料:12,343円

【B級】

・レベル:実務経験1~3年以上のレベル。貿易実務経験者の中堅層

・合格基準点:3科目の合計210点(70%)を基準として試験委員長の定める点

・受験料:7,150円

【C級】

・レベル:実務経験1~3年以上のレベル。定型業務をこなすために必要な基礎

・合格基準点:2科目の合計160点(80%)を基準として試験委員長の定める点

・受験料:5,980円

◆貿易事務に役立つ資格 ~通関士~

通関士とは、決められた国際物流の手続きを輸出入者に代わって行う人に必要な国家資格のことで、年間7000人弱の人が受験しています(最新2016年の受験者数は6997人)。この資格を取得しておくと、メーカーや貿易会社だけでなく、流通業(空運・海運・陸運、倉庫業)にまで活躍の場が広がるでしょう。ここ数年は合格率10%を推移しており、難易度の高い国家資格ですが、前述の業態の企業でキャリアアップを目指すなら取得しておきたいところです。

【試験科目】

・関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る)

・通関書類の作成要領その他通関手続きの実務

・通関業法

【応募資格】

年齢、性別問わず誰でも受験可能。中学卒業レベルの英語力があれば対応できる出題レベル。

【受験料】

3,000円

参照元:税関「第50回通関士試験実施税関別受験者数等」 http://www.customs.go.jp/tsukanshi/50_shiken/50_siken_link1.htm

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