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デスクワークの仕事とは?メリット・デメリットやお悩み解消法も紹介!
更新日
この記事のまとめ
- デスクワークとは、机に向かって行う業務全般のこと
- デスクワークには、事務やIT系技術職、秘書などがある
- デスクワークのメリットは、体力面の負担の少なさや生活サイクルが安定することなど
- デスクワークのデメリットは、眼精疲労や腰痛など健康リスクが高まることが挙げられる
- デスクワークの求人には未経験から応募できるものもある
デスクワークとはどのような仕事なのか、気になる方もいるでしょう。デスクワークとは、パソコン作業のように机に向かって行う仕事を指します。体力的な負担が少ない反面、腰痛やむくみなど体調に気をつけなければなりません。このコラムでは、デスクワークの職種や具体的な仕事内容、メリットデメリットを解説。また、未経験から就職する方法についてもまとめました。デスクワークへの就職を検討している方は参考にしてください。
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デスクワークとは?どんな仕事なのかを解説
デスクワークとは、机に向かって行う仕事です。主にパソコンを用いる業務であり、「事務職」「IT系技術職」「秘書」などが該当します。
デスクワークはパソコン作業が中心
デスクワークは基本的にはパソコン作業となるため、PCスキルが求められます。企業によって必要な能力は変わりますが、事務職であればタイピングスキルは必要です。
仕事で求められるPCスキルについては、「基本的なPCスキルとはどこまで?履歴書の記載方法とスキルの身につけ方」のコラムで解説しています。デスクワークの求人を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
デスクワークはオフィスワークの一つ
外出せずに社内で働く事務職を指す場合は、オフィスワークといわれることも多いでしょう。オフィスワークとは、事務的な仕事全般を指す言葉です。そのため、デスクワークもオフィスワークの一つといえます。
デスクワークの対象である事務従事者には女性が多い
厚生労働省の「令和4年版働く女性の実情」によると、デスクワークの対象である事務従事者の仕事は、女性の雇用者数に占める割合が最も多い職種です。以下では、2022年の雇用者数に占める職業別の割合を男女別にまとめました。
女性 | 男性 |
---|---|
事務従事者(29.7%) | 専門的・技術的職業従事者(18.1%) |
専門的・技術的職業従事者(20.5%) | 生産工程従事者(17.1%) |
サービス職業従事者(18.1%) | 事務従事者(16.8%) |
参照:厚生労働省「(4 職業別雇用者数、p.16)」
男性の事務従事者は3位ですが、1位との差は1.3%と僅かです。デスクワークは、男女ともに選ぶ人が多い職種といえるでしょう。
参照元
厚生労働省
白書、年次報告書
代表的なデスクワークの職種11選と仕事内容
デスクワークの仕事には、事務系やオペレーターなどが該当します。ここでは、代表的なデスクワークとその仕事内容について紹介するので参考にしてください。
1.一般事務
一般事務とは、パソコンを使ったデータ入力や書類作成など、基本的な事務作業を行う仕事のことです。郵便・宅配便の発送や来客対応なども業務に含まれることがあります。
一般事務は、どの企業でも必要となる仕事を行う役割です。仕事は多岐にわたるため、さまざまな業務に臨機応変に対応する能力が求められるでしょう。事務の仕事については、「事務の仕事内容とは?求められるスキルや働くメリット・デメリットを解説!」のコラムでも解説しているので参考にしてください。
2.営業事務
営業事務とは、営業で発生する事務作業やバックアップを行う仕事です。一般事務と同じようにデータ入力や電話対応などが主な業務内容。加えて、営業職が利用する資料の作成や請求書作成などを行う場合もあります。
営業を直接支えるため、業務を通じて会社の売り上げに貢献している実感を得やすいのが特徴といえるでしょう。営業事務については、「営業事務とは?一般事務との違いや仕事内容を解説」もぜひご参照ください。
3.経理事務
経理事務は、経理に関するデスクワークを行う仕事です。会社の売り上げや給与・予算の計算など、会社のお金に関する事務仕事を行います。税金や保険料に関する業務も担うため、仕事にはより細やかな正確さが求められるでしょう。
4.人事事務
人事や採用、育成に関する業務を行う事務を人事事務と呼びます。具体的には、新入社員の採用や育成、在籍している社員の評価や異動などが業務内容です。
会社全体の発展や社員の能力を伸ばすためにはどうすれば良いかを考えなければならないため、物事を広い視野で見る力が特に必要とされるでしょう。
5.総務
総務とは、会社に必要な業務を幅広く担当する仕事です。たとえば、備品の管理や発注、在庫の整理、会社で行うイベントの運営・広報などが業務の一部として挙げられるでしょう。総務の仕事は一括りにするのが難しく、会社によって担当する業務は異なる場合があります。
6.貿易事務
貿易事務は、輸入や輸出に関わる貿易関係の仕事を担当する事務職です。貿易事務は英語の専門用語が使われるため、ある程度の語学力があるのが望ましいでしょう。
貿易事務の仕事については、「貿易事務の仕事とは?やりがいや必要なスキル、将来性について解説」のコラムも解説しています。語学力を活かしてデスクワークをしたい方におすすめの仕事です。
7.金融事務
金融事務は、銀行や証券会社といった金融関連の企業における事務職です。たとえば、銀行の窓口業務やメール・電話での問い合わせ対応、口座開設の手続きなどを行います。金融関連の仕事は、デスクワークのなかでも高い正確性が求められるのが特徴です。そのため、真面目で几帳面な人に向いているでしょう。
8.秘書
秘書も事務作業が多く、デスクワークに該当します。電話やメール対応、スケジュールの調整、書類作成などをこなし、上司の仕事が円滑に進むようにしなければなりません。
秘書の役割は、社長などの上司が円滑に業務をこなせるようにサポートすることです。上司の行動を先回りし、仕事を進めやすい環境に整えておく気遣いが必要とされます。秘書については、「秘書に向いてる人の特徴を紹介!仕事内容の一覧や求められるスキルも」でも詳細を確認できるのでチェックしてみてください。
9.OA事務
OA事務とは、伝票処理やデータ入力、会議資料作成などパソコン操作を基本とする仕事です。「OA」とは「Office Automation」のことであり、コンピュータ技術を利用して事務部門の業務を効率化するという意味を持ちます。
電話対応やファイリングなどを行う通常の事務職よりもパソコンスキルを求められる傾向にあるので覚えておきましょう。
10.コールセンターオペレーター
コールセンターオペレーターとは、お客さまからの電話対応をメインに行う仕事です。通販の注文や困ったときのサポートセンターに電話すると、コールセンターオペレーターにつながります。
コールセンターは電話対応だけではなく、対応した内容をパソコンに打ち込まなければなりません。タイピングスキルやコミュニケーション能力など、複数の能力が求められるデスクワークだといえます。コールセンターの仕事内容については、「コールセンターの仕事」のコラムをぜひ参考にしてください。
11.ITに関わる仕事
ITに関わる仕事は基本的にパソコンを使うことが多く、デスクワークの一つといえます。技術職の場合、クライアントとの商談や交渉はありますが、そのほかは基本的にデスクワークとなるでしょう。
なお、IT関連の仕事は、デスクワークのなかでも特に専門的な知識や技術、センスが必要な仕事といえます。
このように、デスクワークと一口にいってもさまざまな種類があります。デスクワークへの就職や転職を検討している方は、自分がどの仕事に就きたいか、どのような職種が向いているかを考えてみることが重要です。そのうえで自己分析や企業研究を重ねることが、採用への近道となるでしょう。
デスクワークによくある9つの特徴
デスクワークの仕事を目指す前に、特徴を把握しておきましょう。よくある9つの特徴を紹介するので、自分にあう仕事かどうか選ぶ際の参考にしてください。
1.パソコン作業は必須になる
パソコンやITの普及により、どの企業でもデスクワークの仕事でパソコン作業は必須となっています。求人に「基本的なパソコン操作ができる方」と書いてあるケースは多くありますが、企業ごとに求めるパソコンスキルのレベルが違うので確認しておきましょう。タイピングができれば良い企業もあれば、専門的なソフトを使いこなせるスキルを求められる企業もあります。
2.電話対応が必要になる場面が多い
デスクワークでは、電話対応が必要なこともあります。重要な取引先企業の相手とも話す機会があるため、基本的なビジネスマナーは身につけておく必要があるでしょう。
電話応対の基本マナーとしては、「電話は3コール以内に受話器を取る」「相手が名乗る前に自分から会社名と氏名を伝える」などがあります。電話対応は難しいことではないと考えられ、企業によってはマニュアルや教育などがなく、入社して間もないうちに任されてしまうこともあるので就職前に学んでおくのが望ましいでしょう。
3.長時間の座り仕事になる
デスクワークは、長時間座ってパソコンで業務をこなすことがメインの業務です。移動の多い営業職や、立ち仕事になるショップの販売員などと比べると、体力的な負担は少ない仕事になるでしょう。
4.肩こりや腰痛になりやすい
デスクワークは同じ姿勢でパソコンに向かう時間が長いため、肩こりや腰痛、足のむくみなどが発症しやすいといわれています。長時間同じ姿勢でいると血の巡りが悪くなり、体調不良につながる場合もあるので、適宜ストレッチなどを行うのがおすすめです。
5.ルーティンワークが多い
デスクワークの場合、ルーティンワークが多くなる傾向にあります。データ入力、電話対応など、会社に必要な基本的な業務を繰り返すからです。
「指示に沿って決められたことをしたい」「マニュアルどおりに動くのが得意」という方には、デスクワークが向いています。一方で、「創造性のある仕事がしたい」「自分のやり方で仕事をしたい」という方には、あわない可能性があるでしょう。
ルーティンワークってどんな仕事を指すの?と気になる方に向けて、「ルーティンワークとは何?向いてる人の特徴や具体的な仕事の例をご紹介!」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
6.仕事の正確さが求められる
作業の正確性が求められるのも、デスクワークの特性の一つです。事務職であれば指示に沿って進める定型業務が多いため、作業を正確にこなす集中力が重要になります。
1日中座り仕事で変化が少ない作業が多いなか、いかに集中力を切らさず、正確に効率良く業務をこなせるかが求められるでしょう。人間は誰しも間違うことはありますが、それでもミスをしない正確性やミスをなくしていける注意深さが必要になります。
7.カレンダーどおりに休める場合が多い
デスクワークの職種では、カレンダーどおりに土日祝日は休める場合が多いでしょう。営業職や販売職といった、顧客相手や店舗勤務の仕事はシフト勤務が多いですが、事務職は固定勤務が中心です。
保険会社やコールセンターなどでは土日勤務の可能性もあるので、求人票の勤務形態を確認しましょう。
8.在宅勤務のケースもある
パソコンさえあればどこでもできる仕事も多く、在宅勤務ができる場合もあります。「テレワークが良い」「場所を問わずに働きたい」と考えている方に向いているでしょう。
ビデオ通話やオンライン会議を取り入れる企業もあり、出社する必要がない業務も増えてきています。在宅で働きたい場合には、デスクワークに目を向けてみるのもおすすめです。
新卒も在宅でのデスクワークに就ける?
新卒で正社員未経験の方が、いきなり在宅でデスクワークに就くことは難しい傾向にあるでしょう。新卒は社会人経験がなく、仕事の目的や進め方、使用ツールなどの理解が不十分だからです。最初から在宅勤務の場合、必要なスキルや知識を学ぶ機会を得にくくなります。新卒だからこそ、上司が直接教えながらレベルアップしてほしいと考える企業も多く、在宅勤務は少ないでしょう。在宅勤務を目指している方は、「在宅でできる仕事はどんな種類がある?自宅で働く方法や求人の探し方も解説」のコラムも参考にしてください。
9.専門スキルが身に付けられる
デスクワークのなかでも、経理事務や金融事務、IT系の仕事は専門スキルが身につきやすいでしょう。就職の時点で専門スキルが問われるかどうかは企業によりますが、就職後は知識を身につけることが求められます。
そのため、働きながら専門スキルが身につくので将来の転職に役立つことも。ゆくゆくはフリーランスになる道も考えられます。
デスクワークのメリット・デメリット
デスクワークの仕事にはメリットがあればデメリットもあります。ここでは、デスクワーク特有のメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
デスクワークのメリット
デスクワークは体力的な負担が少なく、未経験歓迎の求人も多いことから挑戦しやすいのがメリットです。また、求人数も多いので、自分に合った働き方を選びたい人にも向いています。
体力に自信がなくても仕事に就ける
デスクワークは体力の負担が少ないため、病気やケガの影響で立ち仕事が難しい人も働きやすいでしょう。また、季節を問わず快適な室内で仕事ができること、カレンダーどおりの休みで生活サイクルが安定することもメリットの一つ。家庭の事情で就業時間を固定させたい人も続けやすい仕事といえます。
未経験から挑戦しやすい
デスクワークの職種には未経験を歓迎する求人も多く、就職が初めての人にも挑戦しやすいでしょう。たとえば、パソコン操作やメールのやり取りといった事務職の基本的なスキルは、専門知識がなくても習得しやすいため、先輩社員の指導によって早く仕事に慣れることが可能といえます。
求人が豊富
デスクワークは業界を問わず必要な職種なため、求人数が多い傾向にあります。そのため、働き方や福利厚生などの希望に合わせて、豊富な選択肢から応募先を選べるのもメリットです。
また、求人数が多ければ採用される確率も高まるので、就職のしやすさにもつながります。
デスクワークのデメリット
デスクワークは体力の負担が少ない反面、長時間の座り仕事であることがデメリットとなる側面もあります。また、就職先によっては電話応対が多い場合もあるので、その点をネガティブに感じる人もいるでしょう。
体調への悩みが出やすい
デスクワークのデメリットは、体調への悩みが出やすい点です。前述のとおり、同じ姿勢で仕事をすることが、肩こりや腰痛などを引き起こす原因になる可能性もあるでしょう。
身体を動かさないと筋肉が固まり、血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなると凝りや痛みが発生し、動くのが億劫になって悪循環に陥る場合も。実は肉体労働と同じくらい、身体へのケアが必要な仕事といえます。
電話応対が苦手な人にはデメリット
コミュニケーションが苦手な方は、電話応対がデメリットと感じる場合もあります。電話は相手の顔が見えないため、感情が分かりにくく不安を感じる人もいるでしょう。しかし、慣れればうまく対応できるようになり、苦手を克服できる可能性もあります。
デスクワークの代表的な職種である事務職のメリット・デメリットについては、「事務職とは?種類や仕事内容を解説!向いている人の特徴も紹介します」のコラムでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
デスクワークに向いている人の特徴
デスクワークは細かい作業が続くことがあるため、集中力や正確性が求められます。デスクワークへの向き不向きを確認しておくとミスマッチを防げるのでおすすめです。
デスクワークに向いている人の特徴
- 細かい作業をコツコツすることが好き
- パソコンでの作業が好き
- 座り仕事が好き、慣れている
- 集中力が高い
- 物事を正確に進められる
- 人と関わるのが得意
細かい作業をコツコツすることが好き
デスクワークは、重要書類やお金を管理したり、スケジュール調整を行ったりすることが多いため、細かい作業が好きな人に向いています。デスクワークの職種は、企業においてサポート役と位置づけられるのが一般的。細かい作業をきちんとこなすことで、組織全体の生産性向上にも貢献できます。
パソコンでの作業が好き
データ入力やメール応対、経理処理など、デスクワークの大半はパソコン作業です。そのため、パソコンに向かっているのが好きな人に向いています。
また、パソコンの機能をうまく活用したり、新しいツールを見つけたりするのが好きなら、作業の効率化にも貢献できるでしょう。
座り仕事が好き、慣れている
座り仕事が好き、または慣れている人はデスクワークが苦になりません。じっとしていることが苦手な人にとって長時間の座り仕事はつらい可能性がありますが、好きな人であれば快適に働けるでしょう。
集中力が高い
細かい作業には、長時間の集中力が必要です。事務職では同じ作業を繰り返し行う場合もありますが、ミスのないように進めることが求められます。集中力を維持し、注意深く作業を進めるのが得意な人は、デスクワークに向いているでしょう。
物事を正確に進められる
多くの事務職では、複数のタスクを同時にこなすのが一般的。期限を守りながら、毎日の作業をスムーズに進めるためには正確性が重要です。
また、人事事務や秘書といった職種では、機密情報を扱う場合もあります。些細なミスが大きな問題につながる可能性もあるため、物事を正確に進められる能力が必要です。
人と関わるのが得意
デスクワークは、業務によってほかの職種や部署との連携が必要です。たとえば、営業事務であれば営業職や取引先との連携が欠かせず、指示を仰ぐ場面も多くなります。また、総務事務や人事事務は社員からの問い合わせや相談を受けることも多いため、コミュニケーション能力が重要です。
そのほか、経営陣に報告や相談をする場合もあるので、情報を正確に伝えたり、話を傾聴したりして良好な関係を築く能力が求められます。
デスクワークに向いていない人の特徴
デスクワークに向いていない人は、パソコンが苦手な人や身体を動かしたい人などが挙げられます。また、仕事の特性上、シングルタスクが得意で、複数の作業を進める際に集中力が続きにくいという人も向いていないでしょう。
パソコンが苦手
パソコンを使った作業が苦手だと、デスクワークに対して辛いと感じてしまう可能性があります。前述のとおり、デスクワークは業務時間の大半をパソコンに向かって過ごすことになるので、苦手意識があるとストレスになってしまうでしょう。
ただし、「苦手だけれどできるようになりたい」という意欲があるなら、挑戦してみるのも選択肢の一つ。前向きに勉強すれば、パソコンスキルを身につけるチャンスといえます。
座るより身体を動かすほうが好き
デスクワークは、「外に出て気分転換がしたい」「身体を使って仕事がしたい」という人にも向いていない可能性があります。コミュニケーションを取るのはメールやチャットが中心という職場もあるので、「対面で話したい」「話を聞きに行きたい」という人にとってはもどかしさを感じることもあるでしょう。
ただし、総務部で社内イベントを開催したり、人事部で採用業務を担当したりする場合は、身体を動かす場面も増え、コミュニケーションも対面が多くなります。デスクワークにも多種多様な業務があるので、自分に合った働き方を選ぶのが大切です。
シングルタスクが得意である
前述のとおり、デスクワークは複数のタスクを同時に進めることが多いため、シングルタスクが得意という人には向いていない可能性があります。
たとえば、データ入力をしているときに会議の準備を頼まれたり、急な来客があったりすることも珍しくありません。シングルタスクが得意な人は、作業が途切れてしまうことにストレスを感じる場合もあります。一つのことに集中するのに長けているため、マルチタスクには適さない恐れがあるでしょう。
集中力があまり続かない
デスクワークは長時間の座り仕事で作業が単調になりやすい側面もあるため、集中力が続かない人には向いていないといえます。また、マルチタスクだからこそ、一つ一つの作業にミスがないよう集中力が求められることも。短時間で業務が入れ替わったとしても、集中力を持続させる能力が必要です。
デスクワークのつらい悩みを解消する9つのコツ
長時間のデスクワークによって引き起こされる可能性がある体調不良を解消するために、ぜひ試してほしい対策方法をご紹介します。ここでは、今からでも気軽に始められる簡単な方法を9つまとめてみました。
1.腰痛にならないようクッションで姿勢を整える
デスクワークで腰痛に悩まされる場合は、クッションを使って姿勢を整えましょう。椅子に座る際は猫背にならないよう、耳・肩・骨盤が一直線になることを意識してください。
また、デスクワークの際に足を前に投げ出す、足を組むなどは血行不良の一因になることも。膝が90度から100度になるような姿勢が理想です。
2.タイマーをセットして定期的に体を動かす
血行不良を解消するために、定期的に体を動かすクセをつけましょう。デスクワークでは、気付いたら同じ姿勢のまま数時間が経過していたということもありがちです。
1〜2時間おきを目安にタイマーをセットし、階段の登り降りや屈伸、背伸びなどを心掛けると良いでしょう。職場環境からタイマーをセットすることが難しい場合は、自分のおおよその体感で時間を決めて体を動かしてみてください。
3.ブルーライト対策をする
パソコンから発せられるブルーライトは眼への負担が大きいため、対策するのがおすすめ。ブルーライトカット機能のあるメガネをかける、ディスプレイにブルーライトカット用のシートを貼る、目薬をさすなどの対策が有効とされているようです。
人間は集中していると瞬きの回数が減り、そこからドライアイになってしまう場合もあります。特に目薬はドライアイにも効果が期待できるでしょう。
4.適度な水分補給にはタンブラーがおすすめ
むくみを予防するためには適度な水分補給が効果的といわれるので、デスクに飲み物を置くと良いでしょう。デスクワークの場合、飲み物を入れる容器はタンブラーがおすすめ。保温性と保冷性の両方を兼ね備え、口広で洗いやすいため水筒と比べると室内での使い勝手が良いでしょう。
5.夏のエアコン対策にひざ掛けをする
デスクワークは身体を動かす機会が少ないため、手足が冷えやすいです。特に夏場のエアコンで体を冷やし過ぎて体調を崩すことがないよう、デスクワーク中はひざ掛けを使いましょう。常温やホットの飲み物を飲むのも効果的です。
冷えを我慢すると頭痛や肩こり、風邪などの体調不良を招きかねないので、しっかりと対策しましょう。
6. 過度な間食を控えるにはノンシュガーのドリンクが有効
仕事中の過度な間食を減らすためには、ノンシュガーのドリンクを飲むのが効果的。甘さを感じながらも糖分を抑えられるため、ダイエットにもつながります。
デスクワークは仕事中に飲食ができるため、消費カロリーは少ないのについ食べ過ぎてしまう人もいるようです。しかし、座りっぱなしで間食が増えると身体に負担がかかる可能性もあります。飲み物では満たされないという場合は、ガムやカロリーの少ないスルメ、ナッツ類を食べると良いでしょう。
7.定期的に軽いストレッチをする
デスクワーク中でも、定期的に軽いストレッチを行うのがおすすめ。デスクに座ったまま首や肩を回すほか、トイレにいくついでに体を伸ばすのもいいでしょう。また、デスクワークで起きやすい体へのリスクを軽減するためにも、仕事終わりや休日に運動の習慣をつけるのもおすすめです。
8.長時間の作業がきつい場合は机の高さを調整する
「デスクワークで身体がきつい」と感じたら、机の高さを変えてみましょう。体にあった机の高さにすることで、体への負担が軽減できます。
高さが合っているか確認する方法として、まず机の天板に両手を置きます。背筋を伸ばし腕を垂直に下ろしたときに、ひじの角度が直角になれば理想の高さです。机の高さを調整することが難しい場合は、椅子にクッションを敷くなどして床に足がつく範囲で変えてみましょう。
9.便利グッズで快適な環境を作る
デスクワークの仕事環境を快適にするために、便利グッズを活用するのもおすすめです。たとえば、机上のモニター台やフットレスト、リストレストなどを使うと、少しでも身体の負担を軽くできます。また、休憩中にホットアイマスクを使ったり、小型マッサージ機で足のむくみを解消したりするのもおすすめ。デスクワーク向けの便利グッズは豊富にあるので、Webサイトで検索してみてください。
デスクワークの求人を見つけるには
仕事内容がデスクワークの求人は、数多く募集されています。未経験者を歓迎している求人もあるため、「デスクワークの経験がないと採用してもらえないのではないか?」と応募を諦める必要はありません。
ただし、経験者を優遇する企業が多いのも事実です。また、デスクワークはもともと人気が高く、魅力的な条件の求人ほど競争率も高い傾向にあるでしょう。自分に合いそうな求人を見つけて就職を成功させるには、自己分析と企業研究が大事なポイント。1人で対策を行うのが不安な場合は、就職・転職エージェントに相談するのもおすすめです。
自己分析でアピールするスキルを決める
まずは自己分析で、デスクワークの仕事に役立つスキルを洗い出してみましょう。採用されるためには、仕事で求められるスキルをアピールすることが大切です。面接でのアピールに成功すれば、経験の有無にかかわらず採用されるチャンスがあります。
また、自己分析は「デスクワークに向いているか」「どの職種が合いそうか」といったことを把握するためにも重要です。「自己分析の方法9選!就活や転職を成功させるためのやり方を解説」のコラムを参考にして、実践してみてください。
企業研究でミスマッチを避ける
自己分析で就職の方向性が決まったら、企業研究を行いミスマッチを避けるための情報収集を行いましょう。希望する職種に就職できたとしても、職場の雰囲気や社風が合わなければ長く勤めるのは難しくなります。企業のWebサイトや会社説明会、OB・OG訪問などさまざまな方法を駆使して、実態を把握するのが重要です。
就職・転職エージェントを利用する
希望条件に当てはまるデスクワークの求人がなかなか見つからないときは、就職・転職エージェントを利用して求職するのも選択肢の一つです。エージェントは非公開求人を持っていることもあるので、自分で求人を探すより効率よく、条件の良い情報を教えてくれる可能性も。
さらに、就職・転職エージェントでは、就活ノウハウを持つアドバイザーから自分の経歴や悩みに合った求人を紹介してもらえます。応募する企業が決まったら、応募書類の作成や面接対策などのサポートも受けられるのが一般的。より効率的な就活が行える可能性があるため、1人での就活に不安や悩みを抱いている方におすすめです。
デスクワークへの就職成功エピソード
ここでは、ハタラクティブを利用してデスクワークへの就職に成功した人の体験談を紹介します。
事務補助の臨時職員から教育現場の事務職へ
短大を卒業後、故郷の支庁で事務補助として働いていたA.Iさん。短大では教員の二種免許を取得しており、教育の仕事に興味を持っていました。しかし、教育実習で”表に立って教えるより、裏方として教育者をサポートするほうが自分に合っていると思った”という経験から、事務の仕事にも興味を持っていたそうです。
そのため、支庁の仕事に魅力を感じたものの、臨時職員のため年に6カ月しか働けず、同じ事務職でも「もっとやりがいのある仕事がしたい」と感じるようになったといいます。
経歴に不安を感じてハタラクティブに登録
A.Iさんは大手の転職サイトに登録しましたが、どう動いたらいいのか分からないと思っていたときに、「第二新卒」「未経験」を対象にしているハタラクティブを知り登録に至ります。
結果的に、学習塾の事務職として、紹介予定派遣での勤務が決まりました。
”教育の現場で仕事をしたいという気持ちが強くて、その想いをくんで就活アドバイザーの方が紹介してくれたのが、今回の塾でした。”
A.Iさんの場合、登録から面接までが4日間と短かったものの、就活アドバイザーによる日程調整やフォローがありがたかったとのこと。”とにかく行動を起こすことが大切です。転職エージェントに話すだけで不安は減るし、状況は大きく変わっていく”と感じているそうです。
A.Iさんの体験談は「短大卒の22歳が手に入れた”憧れ”の『教育業界 事務』の仕事」で詳しく紹介しています。そのほかの体験談も「みんなの就職エピソード」でご覧いただけますので、参考にしてみてください。
デスクワークへの就職を検討している方は、ハタラクティブにご相談ください。若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブでは、キャリアアドバイザーがマンツーマンで就職・転職活動をサポートします。既卒や第二新卒、フリーターを対象としているため、未経験から正社員を目指したい方にも安心です。
まずはカウンセリングを行い、キャリアの希望や悩みなどをお聞きします。また、自己分析を一緒に行い、デスクワークに活かせる強みを見つけるためのサポートも可能です。条件に合った求人のご紹介から、履歴書の添削・面接対策まで丁寧に実施するので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。