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デスクワークの仕事とは?メリット・デメリットやお悩み解消法も紹介!
更新日
この記事のまとめ
- デスクワークと一口にいっても事務や受付、SEなどさまざまな職種がある
- デスクワークのメリットは、体力面の負担の少なさや生活サイクルが安定することなど
- デスクワークのデメリットは、眼精疲労や腰痛など健康リスクが高まることが挙げられる
- デスクワークの求人には未経験から応募できるものもある
デスクワークとは具体的にどのような仕事なのか、気になる方もいるでしょう。デスクワークは座りながらパソコンで行う作業が中心のため、体力的な負担が少ないことが魅力です。一方で、デスクワークならではの支障もあります。このコラムでは、デスクワーク志望の方や現役デスクワーカーの方に向けて、デスクワークの仕事やメリット・デメリットを解説。よくあるお悩みの解消方法も紹介しているので、ぜひご覧ください。
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デスクワークとは?
デスクワークとは、机に向かって行う仕事です。主にパソコンを用いる業務で、事務職に限らず、プログラマーやライター、Webデザイナーなど机に向かってクリエイティブな作業をしている職種も該当します。外出せずに社内で働く事務職を指す場合は、「オフィスワーク」という言葉も使用することが多いでしょう。
デスクワークに必要な能力やスキル
デスクワークでは1日中机で作業するため、集中力を保つ能力が必要でしょう。また、前述したように、デスクワークでは多くの場合パソコンを使用するため、転職前からPCスキルを磨いておくのがおすすめです。職種に応じて求められるパソコンスキルのレベルは異なりますが、特にWordやExcelといった基本的な文書・表作成ツールは必須といえます。PowerPointやPhotoshopなども扱えれば対応できる業務の幅も広がり、応募可能な求人も増えるでしょう。
デスクワークの職種10選と仕事内容
デスクワークと呼ばれる職種には、一般事務や営業事務、経理事務、総務など、さまざまな種類があります。外に出る仕事ではないことから体力面での負荷も少ないため、デスクワークは人気の職業です。「未経験歓迎・OK」とする求人もあり、未経験者も応募できることが多いでしょう。ここでは、デスクワークに分類される職種やその仕事内容について紹介していきます。デスクワークに興味を持っている方は参考にしてみてください。
1.一般事務
一般事務の仕事内容には、データの入力から電話対応、郵便・宅配便の発送、来客対応まで幅広く業務に含まれることがあります。一般事務の仕事は多岐にわたるため、さまざまな業務に臨機応変に対応する能力が求められるでしょう。
2.営業事務
営業事務もデスクワークに含まれます。営業を担当している方やその業務の事務的サポートやバックアップを行う仕事です。一般事務と同じようにデータ入力や電話対応などが主な仕事になりますが、営業を直接支えるため自分の業務を通じて会社の売り上げに貢献している実感を得やすいのが特徴といえるでしょう。営業事務については、「営業事務とは?一般事務との違いや仕事内容を解説」もぜひご参照ください。
3.経理事務
経理事務は名前のとおり、経理に関わるデスクワークが主な仕事です。会社の売り上げや給与・予算の計算及び管理など、会社のお金に関する事務仕事を行います。税金や保険料に関する業務も担うため、仕事にはより細やかな正確さが求められるでしょう。
4.人事事務
新入社員の採用や育成に関する仕事のほか、既に在籍している社員の評価や異動などに関わる業務を行います。会社全体の発展及び、社員の能力を伸ばすためにはどうすれば良いかを考えなければならないため、物事を広い視野で見る力が特に必要とされるでしょう。
5.総務
総務とは、会社に必要な業務を幅広く担当する仕事です。たとえば、備品の管理や発注、在庫の整理、会社で行うイベントの運営・広報などが業務の一部として挙げられるでしょう。総務の仕事は一括りにするのが難しく、会社によって担当する業務は異なる場合があります。
6.貿易事務
貿易事務もデスクワークで、輸入や輸出に関わる貿易関係の仕事を担当する事務職です。貿易に関する知識はもちろんのこと、語学力も必要とされるため、専門的なスキルがなければ業務をこなすのが難しい職種といえるでしょう。貿易事務について詳しくは、「貿易事務の仕事」をご覧ください。
7.秘書
秘書もデスクワークに該当する仕事です。主な業務内容は、会社内で地位のある多忙な上司をサポートすること。電話やメールの対応、スケジュールの調整、書類作成などをこなし、上司の仕事が円滑に進むようにしなければなりません。上司の行動を先回りし、仕事を進めやすい環境に整えておく気遣いが必要とされます。秘書については、「秘書に向いてる人の特徴を紹介!仕事内容の一覧や求められるスキルも」でも詳細を確認できるのでチェックしてみてください。
8.OA事務
伝票処理やデータ入力、会議資料作成などパソコン操作を基本とする仕事です。「OA」とは「Office Automation」のことであり、コンピュータ技術を利用して事務部門の業務を効率化するという意味。電話対応やファイリングなどを行う通常の事務職よりもパソコンスキルを求められる傾向にあります。
9.コールセンターオペレーター
お客さまの問い合わせに電話で受け応えるデスクワークの仕事です。対応した内容をパソコンに入力する場合もあるでしょう。直接お客さまからの喜びの声を聞けることでやりがいを感じられることが多いようです。お客さまが何を求めているかを理解し、的確かつ迅速に答える必要があるため、相手の声に耳を傾ける姿勢が大切なポイントになるでしょう。
10.ITに関わる仕事
ITに関わるデスクワークの仕事として、システムエンジニアやプログラマー、Webデザイナーなども挙げられます。システムエンジニアは、クライアントの要求を基にシステム開発や設計を行う仕事。プログラマーは、プログラミング言語を用いてシステムやソフトウェアなどの製品開発を行い、WebデザイナーはWebページ全体のデザインやレイアウトをする仕事です。いずれも専門的な知識や技術、センスが必要な仕事といえるでしょう。
このように、デスクワークと一口にいってもさまざまな種類があります。デスクワークへの就職や転職を検討している方は、自分がどの仕事に就きたいか、どのような職種が向いているかを考えてみることが重要です。そのうえで自己分析や企業研究を重ねることが、採用への近道となるでしょう。
デスクワークの5つの特性
デスクワークの5つの特性
- パソコン作業は必須
- 電話対応が必要になる場面が多い
- 長時間の座り仕事になる
- ルーティンワークが多い
- 仕事の正確さが求められる
ここでは、デスクワークの5つの特性についてご紹介します。一般的なデスクワークのイメージとは違う部分もあるため、デスクワークの仕事を選ぶ前に確認しておきましょう。
1.パソコン作業は必須
デスクワークにおいて、パソコン作業は必須条件となることが多いでしょう。デスクワークの求人を見ても「基本的なパソコン操作ができる方」という記述が目につきます。パソコンへの拒否感がなくタイピングができる程度で良いのか、WordやExcelなどのオフィスソフトを使いこなせるところまで求められるのかなど、企業によって必要な能力の基準はさまざまです。就活でアピールできるパソコンスキルについて知りたい方は、「基本的なPCスキルとはどこまで?履歴書の記載方法とスキルの身につけ方」もぜひご参照ください。
2.電話対応が必要になる場面が多い
デスクワークでは、電話対応が必要なこともあります。重要な取引先企業の相手とも話す機会があるため、基本的なビジネスマナーは身につけておく必要があるでしょう。たとえば、「電話は3コール以内に受話器を取る」「相手が名乗る前に自分から会社名と氏名を伝える」などです。電話対応は難しいことではないと考えられ、企業によってはマニュアルや教育などがなく、入社して間もないうちに任されてしまうこともあります。
3.長時間の座り仕事になる
デスクワークは、長時間座ってパソコンで業務をこなすことがメインの業務になります。移動の多い営業職や、1日中立ち仕事になるショップの販売員などと比べると、体力的な負担は少ない仕事になるでしょう。
4.ルーティンワークが多い
職種によって業務内容は変わりますが、一般事務や総務といったデスクワークの場合、ある程度仕事が定型化される傾向にあるようです。基本的に同じような作業を繰り返すルーティンワークが多いため、指示やマニュアルに沿って目の前の仕事を適切に処理していくことが得意な方に向いているでしょう。ライターやWebデザイナーなど、クリエイティブな職種に必要な創造力はあまり求められません。ルーティンワークについては、「ルーティンワークとは何?向いてる人の特徴や具体的な仕事の例をご紹介!」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
5.仕事の正確さが求められる
作業の正確性が求められるのも、デスクワークの特性の一つです。先述したように、事務職であれば指示に沿って進める定型業務が多いため、作業を正確にこなす集中力が重要になります。1日中座り仕事で変化が少ない作業が多いなか、いかに集中力を切らさず、正確に効率良く業務をこなせるかが求められるでしょう。人間は誰しも間違うことはありますが、それでもミスをしない正確性やミスをなくしていける注意深さが必要になります。
デスクワークに向いているのはどんな人?
ここでは、デスクワークがどのような人に向いているのかをご紹介します。一般的には、下記のような特徴に当てはまる人がデスクワーク向きといえるでしょう。
- ・細かい作業をコツコツすることが好き
- ・パソコンでの作業が好き
- ・座り仕事が好き、慣れている
- ・根気強い
- ・集中力が高い
- ・物事を正確に進められる
反復作業が多いデスクワークに向いているのは、忍耐力や集中力があり、細かい作業の正確性が高い人といえます。また、業務によっては他の部署や職種との連携が必要となる場合もあるため、ある程度のコミュニケーション能力も求められるでしょう。
新卒も在宅でのデスクワークに就ける?
新卒で正社員未経験の方が、いきなり在宅でデスクワークに就くことは難しい傾向にあるでしょう。社会人経験がないことに加え、仕事の目的や進め方、使用ツールなどの理解が不十分のため、採用担当者に会社が求めるパフォーマンスを発揮できない可能性を懸念されやすいからです。在宅の仕事にはある程度の経験と信頼性が求められるもの。そのため、まずは「正社員として社会人経験を積む」「志望職種のスキルを身につける」などしてから在宅でのデスクワークを目指すと、就職しやすくなる可能性があります。
デスクワークのメリット・デメリットは?
デスクワークの仕事にはメリットがあればデメリットもあります。ここでは、デスクワーク特有のメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
デスクワークのメリット
デスクワークのメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- ・体を使うことが少なく体力的な負担は軽め
- ・空調の効いた室内での仕事であれば快適に働ける
- ・タイピングスキルが向上する
- ・就職/転職に役立つポータブルスキルが高まる
- ・定時退社やカレンダーどおりの休みが多く生活サイクルが乱れにくい
- ・勤め先や職種によっては在宅で働ける可能性もある
デスクワークは座り仕事のため、体力の負担が少ないことは大きなメリットの一つです。季節を問わず快適な室内で仕事ができること、カレンダーどおりの休みで生活サイクルが安定することも働きやすさの理由に挙げられます。また、デスクワークはパソコンを扱う業務のため、仕事を通じてタイピングスキルも高められるでしょう。
デスクワークのデメリット
上記のとおり、デスクワークにはさまざまなメリットがあります。しかし、デスクワークならではのデメリットも存在しているのです。
- ・眼精疲労や肩こり、腰痛、足のむくみなどの不調が出やすい
- ・空調の効き過ぎにより体が冷えて体調を崩すこともある
- ・座ったままの時間が多く、運動不足になりやすい
- ・電話対応が苦手な人にはつらい場合がある
デスクワークの人には、体調に関する悩みが出やすい側面も。長時間同じ姿勢で仕事を続けることから生じる体調不良は、個人差があるものの、そのままにしておくと徐々に悪化してしまう恐れもあります。また、デスクワークの職種には電話対応が求められることが多いため、電話対応が苦手だと職種によっては仕事がつらいと感じてしまう場合もあるでしょう。
デスクワークの代表的な職種である事務職のメリット・デメリットについては、「事務員の仕事内容とは?事務職との違いや向いている人の特徴を紹介」のコラムでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
デスクワークのつらい悩みを解消する8つのコツ
デスクワークのつらい悩みを解消する8つのコツ
長時間のデスクワークによって引き起こされる可能性がある体調不良を解消するために、ぜひ試してほしい対策方法をご紹介します。ここでは、今からでも気軽に始められる簡単な方法を8つまとめてみました。
1.クッションを使って姿勢を整える
クッションを使って姿勢を整えることで、腰への負担が軽減される場合があります。椅子に座る際は猫背にならないよう、耳・肩・骨盤が一直線になることを意識しましょう。また、デスクワークの際に足を前に投げ出す、足を組むなどは血行不良の一因になることも。膝が90度から100度になるような姿勢が理想のようです。
2.タイマーをセットして定期的に体を動かす
血行不良を解消するために、定期的に体を動かすクセをつけましょう。デスクワークでは、気付いたら同じ姿勢のまま数時間が経過していたということがありがちです。そのため、1~2時間おきを目安にタイマーをセットし、階段の登り降りや屈伸、背伸びなどを心掛けると良いでしょう。職場環境からタイマーをセットすることが難しい場合は、自分のおおよその体感で時間を決めて体を動かしてみてください。
3.ブルーライト対策をする
デスクワークの際にパソコンから発せられるブルーライトは眼への負担が大きいため、これについても対策するのがおすすめ。具体的には、ブルーライトカット機能のあるメガネをかける、ディスプレイにブルーライトカット用のシートを貼る、目薬をさすなどの対策が有効とされているようです。人間は集中していると瞬きの回数が減り、そこからドライアイになってしまう場合もあります。特に目薬はドライアイにも効果が期待できるでしょう。
4.適度な水分補給にはタンブラーがおすすめ
むくみを予防するためには適度な水分補給が効果的なようです。デスクワークの場合、飲み物を入れる容器はタンブラーがおすすめ。保温性と保冷性の両方を兼ね備え、口広で洗いやすいため水筒と比べると室内での使い勝手が良いでしょう。
5.夏のエアコン対策にひざ掛けをする
夏場のエアコンで体を冷やし過ぎて体調を崩すことがないよう、デスクワーク中はひざ掛けを使いましょう。常温やホットの飲み物を飲むのも効果的です。冷えを我慢すると頭痛や肩こり、風邪などの体調不良を招きかねないので、しっかりと対策しましょう。
6.過度な間食を控えるにはノンシュガーのドリンクが有効
仕事中の過度な間食を減らすためには、ノンシュガーのドリンクを飲むのが効果的です。甘さを感じながらも糖分を抑えられるため、肥満対策につながります。飲み物では満たされないという場合は、ガムを噛んだりカロリーの少ないスルメやナッツ類を食べると良いでしょう。
7.グッズがなければ軽いストレッチでもOK
上記で紹介したグッズがない、仕事中できることに制限があって対策がしづらいという場合は、軽いストレッチだけでもOKです。デスクワークで起きやすい体へのリスクを軽減するためにも、仕事終わりや休日に運動の習慣をつけることを心掛けましょう。
8.机の高さを調整してみる
体にあった机の高さにすることで、デスクワークによる体への負担が軽減できる対策になります。高さが合っているか確認する方法として、まず机の天板に両手を置きましょう。背筋を伸ばし腕を垂直に下ろしたときに、ひじの角度が直角になれば理想の高さといえます。机の高さを調整することが難しい場合は、椅子にクッションを敷くなどして床に足がつく範囲で変えてみるのも一つの方法です。
デスクワークの求人は多い?
仕事内容がデスクワークの求人は多くあります。なかには未経験者を歓迎している求人もあるため、「デスクワークの経験がないと採用してもらえないのではないか?」と応募を諦める必要はありません。ただし、経験者を優遇する企業が多いのも事実。また、魅力的な条件の求人ほど競争率も高い傾向にあるでしょう。そのため、このコラムの「デスクワークに必要な能力やスキル」でも解説したように、ある程度のスキルを身につけて少しでも応募できる求人を増やしたり、採用の可能性を上げたりできるよう努力することも大切です。
就職エージェントの求人紹介サービスを活用するのも手
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こんなときどうする?デスクワークに関するお悩みQ&A
デスクワークの仕事が気になっている方もいるのではないでしょうか。ここでは、想定されるデスクワークに関する疑問をQ&A方式で解決していきます。
デスクワークにはどんな職種がありますか?
デスクワークに分類されるのは、一般事務や経理事務、人事事務など主に事務系の職種です。また、コールセンターオペレーターやプログラマーなども該当します。デスクワークの職種について詳しく知りたい方は、このコラムの「デスクワークの職種10選と仕事内容」を参考にしてみてください。
デスクワークの主な仕事内容を教えてください。
デスクワークの主な仕事内容は、一般事務であれば書類整理やデータ入力、メール・電話対応など、経理事務の場合は伝票の整理・作成の業務が加わるなど、職種によってさまざまです。「デスクワーク」と一口にいってもその幅は広いので、求人を探す際は業務内容が自分に合っているかどうかよく確認しましょう。
デスクワークのメリット・デメリットは何ですか?
デスクワークには、体力的な負担が軽い、ワークライフバランスが取りやすい、社内で快適に働けるといったメリットがあります。「体力に自信がない」「プライベートも大切にしたい」という方に向いているといえるでしょう。ただし、目の疲れや腰痛などの不調が出やすい、体力的な負担が少ない分運動不足になりやすいなどのデメリットもあります。詳しくは、「デスクワークのメリット・デメリットは?」をご覧ください。
デスクワークの仕事には未経験から就けますか?
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