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トラックドライバーの年収は高い？低い？年齢別と車種別の平均給料を紹介

トラックドライバーの年収は高い？低い？年齢別と車種別の平均給料を紹介

更新日2024/03/13

この記事のまとめ

トラックドライバーの平均年収は全体で450万円ほど
トラックドライバーの年収は年齢や企業規模、運転距離や車種で異なる
トラックドライバーの年収をあげるためには長距離ドライバーを目指そう

「トラックドライバーの年収はどのくらい？」と疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。平均して約450万円ですが、年齢や車種、企業規模によって差があります。このコラムでは、年齢別・車種別・企業別に分けた平均年収と、給料をあげる方法を分かりやすく紹介します。現在トラックドライバーとして働いている方、今後転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

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トラックドライバーの平均年収
トラックドライバーの仕事内容
トラックドライバーで年収1,000万は目指せる？
トラックドライバーの年収をアップさせる方法
トラックドライバーの年収に関するFAQ

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トラックドライバーの平均年収

トラックドライバー全体の平均年収は、およそ450万円ほどです。ここでは、年齢・車種・企業規模に分けて平均年収を紹介します。

年齢別の平均年収（大型トラック運転手）

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、大型トラック運転手（営業用大型貨物自動車運転者）の年齢別平均年収は以下のとおりです。
※年収は「月給×12＋賞与その他」で算出

年齢	月給（円）	賞与その他（円）	年収（円）
全体合計	366,400	376,900	4,773,700
20～24歳	311,600	262.,700	3,739,200
25～29歳	351,100	272,600	4,485,800
30～34歳	364,800	335,400	4,713,000
35～39歳	369,000	406,000	4,834,000
40～44歳	377,500	417,300	4,947,300
45～49歳	381,100	420,500	4,993,700
50～54歳	377,500	407,800	4,937,800
55～59歳	373,900	407,000	4,893,800
60～64歳	335,600	289,100	4,316,300
65～69歳	304,800	161,400	3,819,000
70歳～	285,400	137,200	3,562,000

引用：e-Stat「令和４年賃金構造基本統計調査　一般労働者職種」

大型トラック運転手の平均年収は、1番高いのが45〜49歳の499.3万円、次に高いのが40〜44歳の494.7万円です。40代をピークに、徐々に給料が下がっています。

しかし、厚生労働省の「平成24年賃金構造基本統計調査」によると、10年前の大型トラック運転手の平均年収は415.3万円です。令和4年度の平均年収は476.9万円のため、給料は増加傾向にあることが分かります。

年齢別の平均年収（中小トラック運転手）

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、中小トラック運転手（営業用貨物自動車運転者（大型車を除く））の年齢別平均年収は以下のとおりです。
※年収は「月給×12＋賞与その他」で算出

年齢	月給（円）	賞与その他（円）	年収（円）
全体合計	329,800	421,800	4,379,400
～19歳	240,900	154,800	3,045,600
20～24歳	283,300	390,100	3,789,700
25～29歳	304,700	429,200	4,085,600
30～34歳	321,000	454,000	4,306,000
35～39歳	336,300	538,900	4,574,500
40～44歳	339,600	464,700	4,539,900
45～49歳	354,600	487,800	4,743,000
50～54歳	345,700	429,600	4,578,000
55～59歳	335,000	400,700	4,420,700
60～64歳	288,500	255,400	3,717,400
65～69歳	264,000	119,900	3,287,900
70歳～	233,300	96,700	2,896,300

引用：e-Stat「令和４年賃金構造基本統計調査　一般労働者職種」

中小トラック運転手の平均年収は、1番高いのが45〜49歳の474.3万円、次に高いのは50〜54歳の457.8万円です。全体の平均年収は437.9万円と、大型トラック運転手の477.3万円より低いことが分かります。

車種・企業規模別の平均年収

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、トラックの車種・企業規模別の平均年収は以下のとおりです。

大型トラック運転手

企業規模	月給（円）	賞与その他（円）	年収（円）
10～99人	359,600	292,300	4,607,500
100～999人	379,100	388,800	4,938,000
1000人以上	366,000	715,900	5,107,900

中小トラック運転手

企業規模	月給（円）	賞与その他（円）	年収（円）
100～999人	337,400	275,100	4,323,900
10～99人	307,100	218,400	3,903,600
1000人以上	348,800	867,000	1,284,600

引用：e-Stat「令和４年賃金構造基本統計調査　一般労働者職種」

この表から、中小トラック運転手よりも大型トラック運転手、さらに企業規模が大きくなればなるほど給料が高くなることが分かります。給料をあげたい方は、企業規模の大きい会社で大型トラック運転手として働くのがいいでしょう。トラック運転手になる方法を知りたい方は「トラック運転手になるには？仕事内容や年収・おすすめの求人をご紹介」のコラムも参考にしてください。

参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査

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トラックドライバーの仕事内容

トラックドライバーの仕事は、車種によって移動距離や仕事内容が異なります。詳しく解説していきましょう。

大型トラックドライバー

大型トラックドライバーは、依頼を受けている荷物を荷卸し場所まで運ぶのが主な仕事です。長距離を走ることが多いため、トラックの中で睡眠をとることもあります。体力のいる仕事ですが、1人で運転している時間が長く、人間関係のストレスが少ない仕事といえます。

中型トラックドライバー

中型トラックドライバーも、大型トラックドライバー同様に荷物を荷卸し場所まで運ぶのが主な仕事です。車中泊が必要なほど長距離移動は少なく、基本的に1日で完了する移動距離です。また、フォークリフト免許を持っている人は、フォークリフトでの荷揚げ、卸し作業を兼任するケースもあります。

小型トラックドライバー

小型トラックドライバーは、大型・中型トラックが運んだ荷物を各エリアの集配所へ配送したり、一般家庭へ宅配したりする業務が主な仕事です。普通自動車免許で運転できる車種があり人気の高い職種です。詳しいトラック運転手の仕事内容を知りたい方は「トラック運転手の仕事内容は？給料や勤務時間もご紹介！」のコラムも参考にしてください。

健康状態が良くないとトラックドライバーになれない？

自家用車よりも大きなトラックが事故を起こせば、人の命に危険を与える可能性が高まります。そのため、ドライバーが運転中に発作や意識障害などを起こさないように健康状態の管理は非常に重視されているといえます。既往歴や持病がある場合は、事前に企業にきちんと申告しておきましょう。履歴書にある健康状態の書き方を詳しく知りたい方は「履歴書の健康状態はどう書く？既往歴や持病がある場合の書き方をご紹介」のコラムも参考にしてください。

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トラックドライバーで年収1,000万は目指せる？

トラックドライバーは、高収入のイメージもあり年収1,000万円稼げるという情報が出ていたこともあります。しかし、実際はトラックドライバーで年収1,000万円を稼ぐのは難しいといえます。理由は1990年に貨物自動車運送事業法が施行され、運送事業の運営が見直されたから。貨物自動車運送事業法では健全な事業を行うために、以下の項目に条件を設けています。

・営業所
・車両数
・車庫
・休憩、仮眠施設
・運送資金

事業内容が見直されたことで運送業界に参入する人が増加し、トラック配送業者間の競争も激しくなりました。これまで以上に運賃の値下げ競争が進み、トラックドライバーの収入は減ってしまいました。さらに、年収1,000万円を目指すには長時間労働が必要になりますが、優良な企業が労働時間に関して厳しくなったことも、年収1,000万円を稼ぐのが難しくなった要因のひとつです。

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トラックドライバーの年収をアップさせる方法

トラックドライバーの年収をアップさせるためには、どうしたらいいのか気になる方も多いはずです。ここでは、年収をアップさせるための2つの方法を解説します。

長距離ドライバーになる

長距離ドライバーは移動距離が長いため、勤務時間が夜間になることもあります。労働基準法第37条第4項では、午後10時から午前5時の間に労働が発生した場合、通常の25%の賃金が支払われることが定められています。そのため、夜間に勤務することがある長距離ドライバーは、ほかのトラックドライバーと比較して給料が高い傾向にあります。

資格を取得する

中小型トラックを運転しているドライバーは、大型免許を取得して車種を変更すると給料があがる可能性があります。また、取得していると有利な資格は以下の通りです。

・運行管理者資格
・整備士資格
・リフト免許
・けん引免許

企業によっては、免許取得の費用を負担してくれる場合もあるため確認してみましょう。

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トラックドライバーの年収に関するFAQ

ここでは、トラックドライバーの年収に関するよくある質問をまとめました。

トラックドライバーの平均年収はいくら？

トラックドライバーの平均年収は、約420万円です。運ぶ距離や車種、企業規模などの条件で異なり実際は大きな差があります。一般的には、企業規模の大きい大型トラックドライバーの給料が高い傾向にあります。

トラックドライバーになるにはどんな企業に就職すべき？

トラックドライバーになるためには運送会社・宅配会社・物流会社・引っ越し会社に就職します。大型トラックドライバーになるためには大型自動車運転免許、中型トラックドライバーになるためには中型自動車運転免許の取得が必要です。

トラックドライバーには体力が必要？

トラックドライバーはトラックの運転以外に、荷物を積んだり降ろしたりする作業もあります。狭い車内に長時間座り続け移動するため、健康で体力のある人の方がトラックドライバーに向いているといえます。

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