- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- ルート配送とはどんな仕事?きついのは本当?向いている人の特徴をご紹介
ルート配送とはどんな仕事?きついのは本当?向いている人の特徴をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- ルート配送の仕事は、契約している店舗や会社に指定の荷物を届けること
- ルート配送がきついといわれる理由は、「単調な作業」「体力を使うこと」などがある
- ルート配送の仕事のメリットは「決まった日に休みを取れる」「適度に人と関われる」
- 道を覚えるのが得意で時間を守れる人は、ルート配送の仕事に向いている
- ルート配送に転職するなら、興味を持った理由や無事故無違反などをアピールしよう
ルート配送に興味はあるものの、向き不向きや働き方の実態が分からない人は多いでしょう。ルート配送とは、荷物を決まった店舗や会社などに届ける仕事。運転だけでなく、積み込み業務も行うのが特徴です。また、長時間労働になりにくく自分の裁量で働けるメリットがあります。
このコラムでは、ルート配送の仕事を詳しく紹介。年収や月給についても解説するので、就職や転職をする際に参考にしてください。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
ルート配送とは
ルート配送とは、指定された荷物を倉庫から車に積み込み、契約している店舗や会社に届ける仕事です。届け先が固定されており、在庫補充のための定期的な配送が中心とされています。また、車の運転業務だけでなく、荷物の積み込みや空になったコンテナの回収も行うことが多いようです。
ルート配送の仕事内容
以下は、ルート配送の具体的な業務内容です。
- ・コンビニやスーパーへの配送
- ・飲食店への食材の配送
- ・メーカーから工場や量販店へ商品を配送
- ・クリーニング店の巡回
- ・店舗における制服やタオルなどの定期交換
配送する荷物は部品・資材や食料品、日用品や衣料品などさまざま。冷蔵・冷凍の食料品を扱う場合は、トラック内の温度管理も行います。
宅配との違い
宅配とは、ルートが決まっておらず、単発で依頼を受けて個人宅や会社などさまざまな場所に配送する業務です。ルート配送との共通点は、短距離・中距離の配送であること。また、配送する荷物も日用品や食料品などで共通しています。
ルート配送ドライバーの1日の流れ
ルート配送ドライバーの業務は、事故防止のためのアルコールチェックや車の点検から始まります。次に、いつものルートに事故や工事、通行止めがないか確認するのも大事な仕事です。
この項では、ルート配送ドライバーの1日の流れと業務内容をまとめました。
時間 | 仕事内容 |
---|---|
午前7時 | ・アルコールチェック ・車両点検 ・点呼 ・道路状況の確認 ・配送する荷物の点検 |
午前7時30分 | ・配送開始 ・荷物の受け渡し、配送先に応じて搬入 ・受領のサインをもらう |
午後12時 | お昼休憩 |
午後13時 | 午後の配送開始 |
午後5時30分 | ・配送完了後、事業所へ戻る ・伝票処理 ・事務作業 |
午後6時 | ・報告書作成 ・業務終了 |
便が分かれる場合は、一旦配送センターに戻り、第2便の準備をする場合もあります。最終便の配送後、日報や業務報告を行い、翌日の確認をして勤務終了です。
ルート配送は3交代制の場合もある
ルート配送ドライバーは、3交代制で勤務する場合もあります。3交代制とは、勤務時間を8時間ごとに早朝・日中・夜間に分け、交代でシフトを組む働き方です。
配送先の顧客に24時間営業の店舗などがある場合は、3交代制で勤務するケースが多いでしょう。
早朝・深夜に働く場合もある
自分が担当する配送先によっては勤務が早朝からスタートすることもあります。「早起きが苦手」「遅刻しそうで不安」という場合は、睡眠時間や生活リズムを見直して対策しましょう。
また、水産物や生鮮食品を扱う場合、早朝までにスーパーや配送センターに届ける必要があるため夜間勤務が中心になります。担当する仕事によって昼夜逆転になるのが、デメリットと感じる人もいるでしょう。
ルート配送のデメリットとは?
ルート配送の仕事は、人によってデメリットに感じることもいくつかあります。
以下でデメリットに挙げられる点を理解し、仕事選びの参考にしてみてください。
1.ルートを回り切らなければならない
ルート配送は、決められた配送先をその日のうちにすべて回り切らなければなりません。ドライバーの事情で配送を翌日に回すことはできないため、その点を「厳しい」と感じる人もいるようです。
しかし、配送先が固定されているので、荷物の量や道路状況を把握しておけば、当日中に回り切れるでしょう。事前にしっかりと準備しておけば、長時間勤務を回避しやすいといえます。
2.スケジュール管理が重視される
ルート配送は決まった時間に荷物を届けることが求められるため、スケジュール管理が重要です。荷物が届かないと仕事ができない店舗もあるので、「多少時間が遅れても問題ない」「少しであれば...」という考えがあると、取引先に迷惑をかけてしまうことも。そのため、常に時間を気にしなければならないのが、ストレスに感じる場合もあるでしょう。
しかし、仕事に慣れれば作業の優先順位をつけたり、隙間時間を活用したりするなど、時間を守るための行動を取れるようになります。最初は時間管理に難しさを感じる可能性もありますが、慣れることで解消しやすくなるので心配し過ぎないようにしましょう。
3.土日に仕事が入ることもある
ルート配送の仕事は配送先の顧客に合わせて勤務するため、土日祝日や年末年始などに出勤することもあります。まとまった連休を取るのが難しい場合もあり、人によってはデメリットと感じるでしょう。
しかし、勤務先によってはシフトの希望を出すこともできるので、応募前に休日休暇の条件を確認しておくのがおすすめです。
4.歩合制による年収アップは見込めない
ルート配送は走行距離や件数が決まっているので、固定給が一般的。そのため、歩合制で稼ぎたい人にとってはデメリットと感じる場合もあります。
しかし、固定給は毎月の収入が安定するためメリットと捉える人もいるようです。また、ノルマが課せられないため、プレッシャーを感じずに働けるのも魅力といえます。
ルート配送の平均年収
職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「ルート配送ドライバー」によると、「運輸業、郵便業」のルート配送員の年収は393万6,000円です。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 雇用形態別にみた賃金(p.1)」によれば、正社員の平均賃金は、月給33万6,300円なので、年収に換算すると403万5,600円。ルート配送ドライバーは平均よりもやや低いものの、おおよそ平均的な収入が期待できるといえるでしょう。
なお、上記の月給や年収には各種手当が含まれていませんが、配送ドライバーに「深夜手当」「資格手当」「役職手当」などを支給する企業もあります。中型・大型の運転免許を取得したり、管理職を目指したりすることで、平均よりも高い年収を狙うことも可能でしょう。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
トップページ
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
5.事故のリスクがある
ルート配送に限らず、ドライバーの仕事には事故のリスクがあります。特に、交通量の多い都会や、道の狭い住宅街がルートだと、事故のリスクが高くなるでしょう。
また、ルート配送では「時間を守らなければ」という焦りや、「いつもの道だから大丈夫」といった安心感が交通事故のリスクを高めてしまう場合も。配送中に事故を起こしてしまうと、職場だけでなく契約先との信頼関係に支障をきたしてしまうので注意が必要です。
6.体力的に厳しい側面もある
荷物の積み込みや搬入は体力的に厳しい側面もあります。重い荷物を扱う場合は腕や腰に負担がかかることもあるため、デメリットと感じる人もいるでしょう。
しかし、積み込みや搬入にもコツがあるので、業務をこなしていけば体に負担をかけにくい方法を見つけられるようになります。また、適切に休憩を取ったり、筋力をつけたりすることで、体力の消耗を軽減できるでしょう。
7.単調な仕事になりがち
ルート配送の仕事は、毎日同じ仕事の繰り返しで単調な業務になりがちというデメリットがあります。毎日決まった場所・決まった荷物・決まったルート・決まった荷主であるため、日々新しい発見や変化を好む方には向かない可能性があるでしょう。
反対に、毎日決まった業務を繰り返すことに安心感を覚えたり、「ルート配送の業務は楽だ」と感じたりすることもあります。
ルート配送はきつい?やめとけって本当?
ルート配送は、仕事が単調になったり、荷物の積み込みのため体力勝負だったりするなど、人によってはきついと感じる場面もあります。そのため「ルート配送はやめとけ」といわれた経験がある人もいるでしょう。しかし、働くうえで大切なのは、自分の適性を理解し、マッチ度の高い仕事を見つけること。ルート配送の仕事に興味がある方はネガティブな意見に惑わされず、まずは自分の適性に合っているか確かめてみましょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
ルート配送の仕事をする8つのメリット
ルート配送の仕事は、未経験者も歓迎されやすいことに加えて「長時間労働になりにくい」「自分の裁量で仕事ができる」などのメリットがあります。一方で、「配送ドライバーの仕事はきついのでは…」といったイメージを持つ人もいるようですが、ルート配送とほかのドライバー職では異なるメリットもあります。
1.未経験から正社員を目指しやすい
ルート配送の仕事は、未経験から正社員を目指しやすいのがメリットの一つ。配送先が決まっているため、配送業務が初めての人も挑戦しやすいのが魅力です。
また、お客さまを乗せて運転するわけではないため、二種免許は必要なく、普通自動車免許があれば応募可能な求人もあります。近年は免許取得支援制度を設けている企業もあり、費用を企業が負担してくれる場合も。「免許を取得するまで転職できない」と決めつけずに、未経験歓迎の求人を探してみるのがおすすめです。
ルート配送の仕事に役立つ資格
ルート配送の仕事では、運ぶ荷物によって運転できるトラックが異なります。就職の際は普通自動車第一種免許を持っていれば問題ない場合が多いようですが、以下の免許を持っていれば選択肢が広がるでしょう。
免許の種類 | 運転できる自動車 | 備考 |
---|---|---|
準中型自動車免許 | 最大積載量4.5トン未満の自動車 | 2017年3月12日の法改正以降に従来の普通自動車免許と中型自動車免許の中間の資格として、新しく設けられた運転免許区分 |
5t限定準中型自動車免許 | 車両総重量が7.5トン未満・最大積載量が4.5トン未満のトラック | 2017年3月12日の法改正によって、新しく準中型自動車免許が新設され生まれた区分 法改正以前に、普通自動車免許を取得していた場合は「5t限定準中型免許」となる |
中型自動車免許 | 車両総重量11トン未満・最大積載量6.5トン未満の中距離輸送向けのトラック | 「19歳以上」「普通免許などを受けていた期間が1年以上」「36時間以上の特例教習を修了」の条件を満たせば取得できる |
そのほか、仕事で活かせる資格は「就職に役立つ汎用性の高い資格とは?企業が求めるスキルを解説」にて、詳しく解説しているのでこちらも参考にしてください。
2.長時間労働になりにくい
ルート配送の仕事は、一般的なトラックドライバーに比べて長時間労働になりにくい点がメリットです。
ルート配送の場合、積み込み場所は配送センターとなっており、配送先や配送時間も決まっているので、勤務終了の時間がある程度固定されます。プライベートな時間もしっかり取れる点は、ルート配送の大きなメリットといえるでしょう。
プライベートを大切にできることを重視する人は多い
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」で正社員の人に「仕事で一番大切にしている価値観」を質問したところ、「プライベートを大切に働けること」が男女ともに1位でした。
そのほか、男女別のランキングは以下のとおりです。
順位 | 男性正社員 | 女性正社員 |
---|---|---|
1位 | プライベートを大切に働けること(36.2%) | プライベートを大切に働けること(39.2%) |
2位 | 自分らしい生活ができること(15.6%) | 人間関係の良い職場環境で働くこと(19.6%) |
3位 | より多くのお金をもらうこと(11.0%) | 自分らしい生活ができること(13.2%) |
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024(p.23)」
男女ともに2位との差が大きく、働くうえでプライベートを大切にすることは非常に重要だと分かります。
ルート配送の仕事は長時間勤務を避けやすいので、転職の理由として「仕事とプライベートを両立させたい」と考えている人は、転職先として検討してみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
3.適度に人との関わりがある
ルート配送のドライバーは複数の配送先を担当するため、毎日多くの人と関わり合いながら仕事ができます。ただし、営業職や販売職のような接客対応を求められることは基本的にありません。適度な距離感を保ちつつ、コミュニケーションを取りながら勤務できることが、ルート配送のメリットです。
また、長距離ドライバーと違って毎日帰宅できるため、家族とすれ違いの生活が続く恐れもないでしょう。「今日は人と会話していない」「ずっと1人で孤独…」といったストレスを感じることは少ない職種といえます。
4.ほかのドライバーと協力できる
ルート配送に対してノルマを課す企業は少なく、ドライバー同士が競争することは基本的にないようです。むしろ、ドライバー同士で情報交換をしたり、業務のコツを教え合ったりしながら働く傾向にあるといわれています。
一般的な長距離トラックでは、ほかのドライバーとコミュニケーションを取る機会は少ないため協力体制が取りにくい場合もあるでしょう。しかし、ルート配送であれば仲間意識を持って良い環境で勤務できる可能性があります。
5.商品を選べば力仕事が少ない
ルート配送は運ぶ荷物によって軽トラックを使うこともあれば、4tトラックを使用する場合も。前述のとおり、荷物によってはルート配送の業務も力仕事になるため、きついと感じることもあります。しかし、商品を選べばそこまで力は必要にはならず、支障なくルート配送の仕事ができるでしょう。
6.自分の裁量で仕事ができる
ルート配送は、正社員だけでなくフリーランスやアルバイト、パートなどさまざまな雇用形態を選べるメリットがあります。アルバイトやパートで短時間のみ働いたり、フルタイムで長時間働いてしっかり稼いだりすることも可能です。
また、フリーランスであれば会社に縛られず自分で仕事を選べることや、転勤の心配がないなどもメリットといえるでしょう。
7.女性も挑戦しやすい
前述のとおり、ルート配送の仕事は残業が少ないため、家事・育児と仕事を両立させたい女性も挑戦しやすいでしょう。会社によっては日勤のシフトのみを希望することも可能です。
また、運ぶ荷物が限定されている職場もあります。たとえば、個人向けの食品配達や医薬品の定期配送など、軽い荷物のみを取り扱うルート配送もあるので、体力に自信がない女性も安心です。
8.やりがいが大きい
ルート配送の仕事では、取引先の担当者と信頼関係を築けたり、感謝を伝えられたりする瞬間にやりがいを感じる方が多いようです。一般的に配送ドライバーは1人の時間が長く、人とのコミュニケーションは少ない傾向にあります。しかし、ルート配送ドライバーは配送先が決まっているので、担当者とコミュニケーションを取れるのがポイントです。
また、スーパーなどに生活必需品を届ける場合、「人々の生活を支えている」と実感できるのもやりがいの一つ。配送全般の仕事内容を詳しく知りたい人は「配送の仕事」にて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ルート配送の仕事に向いている人
ルート配送の仕事は、向き不向きが分かれる仕事です。ルート配送の仕事に向いている人の特徴として、「道を覚えるのが得意」「長時間の運転が苦ではない」などが挙げられます。
以下の、ルート配送に向いている人の特徴が自分に当てはまるかチェックしてみましょう。
1.道を覚えるのが得意
ルート配送の仕事は決められたルートを回って荷物を届けるため、道を覚えるのが得意な方には向いているでしょう。早めに道を覚えればスムーズに仕事を進めやすくなり、業績アップに貢献できます。
2.時間管理が得意
前述のとおり、ルート配送は決められた時間どおりに荷物を届けることが仕事なので、きっちりと時間を守れる方に向いています。「日ごろから時間を意識して行動している」「ゴールから逆算して手順を決めている」といった人は、ルート配送の仕事に早く馴染める可能性が高いでしょう。
3.毎日の運転が苦ではない
配送ドライバーの仕事は、基本的に運転が好きな人に向いています。特にルート配送は、新しい道路を覚えたり、景色が変わったりする楽しさは少ないため、「そもそも車が好き」「毎日の運転も苦ではない」という人におすすめです。
また、配送内容ごとに車の種類が変わる場合もあるため、トラックの大きさが変わっても問題なく運転できたり、万が一のトラブルに対応できる知識があったりする人も適性があるといえます。
4.単調な仕事を大事にできる
ルート配送は配送先や配達物が固定されているため、基本的にルーティンワークです。また、車の点検や荷物のチェックなどは決まった手順を守ることが重要であり、そういった単調な仕事を大事にできる人に向いています。
自分に向いている仕事について知りたい人は「自分に向いてる仕事が分からない!適職の見つけ方とタイプ別のおすすめ職種」のコラムをご覧ください。
ルート配送の仕事に転職するためのアピールのコツ
ルート配送の仕事に転職するためのアピールポイントとして、明確な志望動機は重要です。
以下を参考に、ルート配送の仕事に興味を持った具体的な理由を述べ、プラスの評価を得られるアピールを行いましょう。
なぜルート配送の仕事に興味を持ったのか述べる
ルート配送の仕事を選んだ理由や興味を持ったきっかけ、自分が向いていると感じた点をあわせて、志望動機を明確にアピールしてみてください。また、職種を選んだ理由の説明が難しい場合は、その会社に興味を持った理由から考えてみましょう。
ルート配送は会社によって運ぶ商品や配送先も異なるため、その会社に勤務したいと思った理由を伝えるのもおすすめです。
ルート配送の志望動機の例文
ルート配送の仕事は、お客さまの元へ商品を確実かつ迅速に届けることで信頼関係を深め、会社の顔として重要な役割を果たすものと考えています。営業職で培ったコミュニケーション能力や、スケジュール管理のスキルを活かしながら、顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。
また、御社の「チーム一丸となることで、より大きな仕事ができる」というモットーには強く共感しております。営業の仕事ではチームプレーで成果を上げることを心掛けていたので、ドライバー同士の連携にも貢献したいと考え志望いたしました。
物流のプロフェッショナルとして、お客さまとの信頼を築き上げるために力を尽くし、御社の更なる発展に役立てる人材を目指します。
無事故・無違反の実績があれば伝える
過去に車を運転する業務や宅配の仕事に携わった経験がある人は、無事故・無違反の実績をアピールするのも効果的です。その際、無事故・無違反だった期間は何年間か、そのために工夫したことは何か、といった点を伝えると安全面を徹底できるというアピールになります。
面接で「入社後も規則正しい生活を守り、無事故・無違反に努めます」などと述べることで、安全面を重視して仕事ができると評価され、企業に歓迎されやすいでしょう。
転職時の効果的なアピール方法は「転職時の自己PRはどのように作成したら良い?作り方のポイントを紹介」で詳しく紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
ルート配送の仕事にチャレンジしてみよう
ルート配送の仕事は未経験歓迎の求人も多く転職しやすいため、興味があるならチャレンジしてみるのがおすすめです。求人を探す際は、ホワイト企業に注目してみましょう。
ルート配送に転職する流れ
ルート配送に転職する場合、運送会社や物流会社に応募します。普通自動車第一種免許があれば、経験を問わず応募可能なケースが多いので、興味があるなら挑戦してみましょう。
入社すると研修期間があり、仕事のやり方や安全管理について学びます。さらに、先輩ドライバーの車に同乗して配送ルートや顧客対応などを覚えるのが一般的です。
ルート配送のキャリアパス
ルート配送のキャリアパスとしては、内勤の管理職に昇進する道があります。しかし、管理職の人数は限られるため、資格を取得してスキルを身につけることが重要です。
たとえば、運行管理者や衛生管理者といった国家資格を取得すると、管理職を目指しやすくなります。ドライバーの健康管理や労働管理を行い、安全に配送業務を続けるうえで管理職は必要不可欠な存在です。まずはドライバーとして経験を積み、昇進試験などを経てステップアップを目指しましょう。
ルート配送でホワイト企業の求人を探すには?
ホワイト企業に明確な定義はありませんが、残業時間や離職率、福利厚生などからある程度は判断できます。ホワイト企業といわれる会社の主な特徴は、以下の通りです。
- ・過度な残業がない
- ・有給休暇の取得率が高い
- ・社員の離職率が低い
- ・福利厚生が充実している
また、厚生労働省の「安全衛生優良企業公表制度」の認定を受けているかもホワイト企業を見分ける方法の一つ。この制度の認定を受けている企業は、社員のメンタルヘルス対策や職場の安全管理がされていると判断できます。
特に、配送ドライバーの転職活動ではトラックの性能が古過ぎていないか、安全装置が備わっているかなども判断基準になるでしょう。ホワイト企業を見極めるには求人情報の条件面をしっかりと確認し、懸念点があれば面接で確認しておくのが大切です。
ルート配送の求人票を見ただけでは判断が難しいため、実際に勤務する人に話を聞いたり、職場見学をしたりして、ホワイト企業といわれる特徴があるか自分で確かめるのもおすすめ。また、転職エージェントを利用すれば、職場の実態を把握したうえで求人を紹介してくれるため、ホワイト企業に出会える可能性が高いでしょう。
ホワイト企業の特徴については「ホワイト企業の特徴15選!自分にとって働きやすい会社の見分け方も解説」のコラムで詳しく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
参照元
厚生労働省
安全・衛生
ルート配送の仕事は、車の運転が好きで安全運転ができる方であれば歓迎されやすく、転職することも難しくないといわれています。しかし「自分に合う職種が分からない」、「転職活動を一人で行うのが不安」という方もいるでしょう。そのような場合は、ハタラクティブの利用がおすすめ。ハタラクティブは既卒やフリーター、第二新卒などの若年層を対象に、就職・転職支援を行うエージェントです。
ハタラクティブでは、紹介する求人の情報を事前に詳しくお伝えします。職場の雰囲気や働き方を把握したうえで応募できるため、ホワイト企業に出会える可能性も高められるでしょう。さらに、経験豊富なキャリアアドバイザーが、応募書類のアドバイスや面接対策のほか、面接日の調整といったサポートをマンツーマン体制で実施。「未経験者歓迎」「経験不問」の求人も多く、サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。
ルート配送に関してよくあるQ&A
ルート配送に関して疑問や質問をまとめました。ルート配送の仕事内容が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
ルート配送がやめとけといわれる理由は?
ルート配送の仕事とは、契約している店舗に荷物を届けるため、毎日車の運転が必要です。道を覚えるのが苦手だったり事故のリスクがあったりすることが「やめとけ」といわれる理由でしょう。ほかにも、時間通りに取引先に商品を届けなければいけないので、渋滞の多い都市部などでは十分な休憩が取れないことも理由にあります。
ルート配送の仕事内容がきついって本当?
ルート配送はルーティンワークが中心になるため、単調な仕事にやりがいを感じられない方にとってはきついと感じることもあるでしょう。また、荷物の積み込みも伴うため、力仕事という側面も持っています。仕事には向き不向きもあるため、向かない人にとってはルート配送の仕事がきついと思うようです。
ルート配送の志望動機はどう考えれば良い?
ルート配送の求人に応募する際の志望動機は、自分がなぜルート配送の仕事に応募しようと思ったのかを考えることが大切です。
人によっては「物流を担う人材になりたい」という方や「運転をするのが好きで、毎日車に乗りたいから」という方もいるでしょう。具体的な志望動機の考え方は、「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」のコラムもぜひ参考にしてください。
ホワイト企業に転職するには?
しっかりと企業研究を行うのが大切です。
求人の雇用条件だけでは勤務体制や詳しい仕事内容が分かりにくいため、面接で質問したり、OB・OG訪問を行ったりすることが望ましいでしょう。「自分に合う職種を見極める自信がない」という方は、転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントはあらかじめブラック企業を排除しているうえ、不安な点はアドバイザーから企業側へ質問してもらうこともできます。
「ホワイト企業に転職したい!未経験でも大丈夫?優良企業の見分け方とは」のコラムでホワイト企業の条件を解説しているので、参考にしてみてください。ハタラクティブでは、独自の取材で職場の勤務実態を把握しています。自分に合ったホワイト企業に出会いたい方は、ぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。