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パン職とは何?一般職の業務内容や総合職との違いを解説!
更新日
この記事のまとめ
- 「パン職」とは一般職の略称で、転勤の可能性がない補助的な業務を行う職種を指す
- 一般職と総合職で悩むなら、それぞれの違いを理解し自分に合った働き方を選ぼう
- 一般職を目指すには、職種に合わせたスキルをアピールすることが大切
「パン職って何のこと?」と疑問に感じている方もいるでしょう。「パン職」とは、「一般職」を指す就活用語の一つです。「総合職」を支える役割として、効率的な業務が求められます。このコラムでは、一般職(パン職)と総合職の違いや業務内容、給与面などについて詳しく解説します。就活中は募集職種で「一般職」と「総合職」に分かれていることもあるでしょう。参考にして、自分に合った働き方を見つけてみてください。
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パン職とは
パン職とは、「一般職」を指す略称です。就活生など若者の間で使われる就活用語の一つとして使用されています。
一般職とは正社員の区分の1つで、定型的・補助的な業務を行う社員のことです。基本的に本社勤務が多く、転勤はない傾向にあります。詳しくは「一般職とは?総合職との仕事内容の違いや向いている人の特徴を解説」のコラムもご覧ください。
一般職(パン職)と総合職の違い
ここでは、一般職と総合職の違いについて解説します。一般職を目指す方や、総合職と迷っている方は以下を参考にしてみてください。
仕事内容
一般職の主な仕事内容は、業種や企業によって多少異なりますが資料作成や電話対応、データ入力などの事務職の仕事が基本でしょう。細かいタスクや裏方の作業が多いものの、企業全体の業務を円滑に進めるために必要不可欠のポジションといえます。
総合職は、幹部候補として、社内のあらゆる部署を経験するのが一般的です。主に企画や営業、管理などの事務系総合職や、研究や開発などの技術系総合職があり、一人ひとりのキャリアプランによって異なるでしょう。
一般職と総合職の仕事内容の違いについてさらに知りたい方は、「総合職になるには?就職するための方法や一般職との違いをご紹介」のコラムもあわせてご覧ください。
年収
一般職よりも総合職の方が、年収が高い可能性があるでしょう。総合職は仕事の難易度が高く、業務の幅も広い傾向にあります。そのため、ほとんどの企業で一般職よりも総合職のほうが年収が高く設定されているようです。また、前述したように総合職は一般的に、幹部候補としての採用になるため、昇進・昇給しやすく、勤続年数を重ねるにつれて一般職との年収の差も大きくなるでしょう。
なかには、一般職のキャリアアップや昇給を積極的に行っている企業もあります。給料や年収イメージについては求人情報に掲載されているため、職種を選ぶ際に確認しておきましょう。
一般職(パン職)の平均給与
一般職の給与は企業や職種によって異なります。人事院の「令和5年職種別民間給与実態調査 表9 職種別、学歴別、年齢階層別平均支給額(事務・技術関係職種)」によると、一般職と仕事内容が近い事務職の大卒者の平均支給額は、20~23歳で28万2,728円、24~27歳で31万5,667円、32~35歳で37万8,354円です。一見多そうに見えますが、時間外手当を含んだ場合ですので、手取りは記載した額から少し減ることになるでしょう。また、実際には厚生年金や保険が差し引かれます。
参照元
人事院
令和5年職種別民間給与実態調査
仕事に対する責任
一般職と総合職には仕事に対する責任の重さがなる傾向があります。総合職は営業や労務、人事など業務範囲に定めがなく、幅広い仕事内容が特徴です。企業の主軸となる業務を行うため仕事に対する責任が重い傾向にあります。
一般職は基本的に総合職のサポートが中心です。具体的な業務内容は企業によって異なるものの、総合職を支えるポジションであることは変わりません。そのため、大きな責任を伴う仕事は少ない可能性があります。
転勤・異動の有無
総合職は、幹部候補としてさまざまな業務経験を積むため、定期的に転勤が発生する場合もあるでしょう。会社の規模や業務内容にもよりますが、国内だけでなく国外に転勤となる可能性も。また、配置転換や業種転換の際も総合職が異動対象になることもあるでしょう。
一般職は、内勤の事務作業が中心となるため、転勤や異動の可能性は低い傾向があります。そのため、一つの場所でコツコツと働きたい方に向いているといえるでしょう。
一般職と総合職の違いについては、「総合職とは?一般職との違いやキャリア選択のコツを解説!」のコラムもあわせて参考にしてください。
高卒から一般職(パン職)や総合職は目指せる?
高卒から一般職や総合職への就職は目指せます。しかし、企業によっては、学歴に制限を設けていることもあるため、注意しましょう。高卒の方が一般職や総合職を目指す際は、「学歴不問」「未経験歓迎」という記載がされている求人に注目することがおすすめです。、一般職の主な区別や向いている人などについては、「一般職の正社員に高卒からチャレンジできる?仕事内容を解説」のコラムでは解説しているので、ぜひご覧ください。
一般職(パン職)の男女比率は?
厚生労働省の「平成26年度コース別雇用管理制度の実施・指導状況(確報版)」によると、一般職の採用者における男女比率は以下のとおりでした。
引用:厚生労働省「平成26年度コース別雇用管理制度の実施・指導状況(確報版)(2 総合職及び一般職に関する採用及び在職者の状況)(p.3)」
上記の表から、一般職における男女比率は男性が17.9%、女性が82.1%であることが分かります。また、総合職は男性が77.8%、女性が22.2%です。なお、上記のデータは平成26年度のものなので、現在は割合が変わっている可能性があります。参考程度に捉えるようにしてください。
参照元
厚生労働省
雇用における男女の均等な機会と待遇の確保のために
フリーターから一般職は目指せる?
フリーターから一般職を目指すことは可能です。先述したとおり、一般職は特別なスキルや経験は必要ないため、フリーターから目指す人も多くいます。しかし、年齢や経験・スキル、就業意欲といった観点から、フリーターの期間が長いほど就職は不利になる可能性があります。そのため、少しでも早く就職活動を行うのがおすすめです。詳しくは「フリーターから一般職の正社員になるには?おすすめの職種や仕事内容を紹介」をご一読ください。
一般職(パン職)を目指すには
一般職を目指すには、職種に合わせたスキルをアピールすることが大切です。一般職は定型業務をこなしながら総合職のサポートを行う仕事のため、比較的チャレンジしやすいものの、人気があるぶん倍率が高い傾向にあります。しかし、コツコツとした作業が好きな方や臨機応変に対応できる方、事務職の経験がある方などは、自分のスキルや強みをアピールすることで内定を得やすくなるでしょう。
また、企業を選ぶ際は、自分が理想とする働き方や将来の目標、勤務条件をしっかりと明確にしたうえで行うことが大切です。求人情報や企業のWebサイトをよく確認するようにしましょう。
「一般職(パン職)を目指したい」「一人で就職活動するのが不安」という方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層向け就職・転職エージェントです。ハタラクティブでは、丁寧なヒアリングを行い、一人ひとりの性格や適性に合わせた求人を紹介します。「一般職として頑張ってきたけど総合職に転換したい」「どのような総合職の求人があるか知りたい」といったお悩みにも対応。書類添削や面接対策などのサポートも充実しているため、未経験からスタートしたい方も安心です。1分程度でできる、性格を分析して適性を導き出す適職診断も受けられます。
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一般職(パン職)に関するQ&A
ここでは、一般職(パン職)に関するいろいろな疑問や悩みについて、Q&A方式で解決しています。ぜひ参考にしてみてください。
商社の一般職(パン職)の仕事内容は?
商社の一般職の仕事内容は、主に書類作成や管理、発注・出荷業務、取引先とのやり取りなどがあるでしょう。仕事内容は企業によって変わるため、気になる企業があれば求人情報や、企業Webサイトで、情報収集するようにしましょう。商社の仕事については「総合商社とは?主なビジネスや仕事内容を知ろう!就職を叶える方法も解説」をご一読ください。
一般職(パン職)へ転職するのは難しい?
一般職は転勤がないことや業務内容がある程度決まっていることから人気が高く、求人倍率も上昇傾向にあります。そのため、転職する際に一定の難しさがあるでしょう。転職を成功させるには、MOSや簿記検定など、一般職で活かせるスキルを身につけておくのがおすすめです。
詳しくは「一般職へ転職はできない?難しいといわれる理由や総合職との違いを解説!」のコラムもご覧ください。
一般職に向いている人はどんな人?
一般職は、腰を据えて長く働きたい方や、黙々と作業を進めるのが好きな方、ルーティンワークが苦にならない方などに向いているでしょう。
一般職は、総合職を支えながら定型業務をこなしていく作業が中心となるため、地道に努力できる方が活躍できる職種といえます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。