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フリーターの末路とは?生活に与える影響や回避に向けた就職のコツを紹介
更新日
この記事のまとめ
- フリーターの末路が厳しいのは、雇用の不安定さや収入の少なさが原因
- 一生フリーターのままでいると同年代と差がついたり社会的信用を得られなかったりする
- 「フリーターの末路」をたどらないために必要なスキルには、経済力や情報収集力がある
- フリーターの末路を避けて就職するときは販売職や介護職、警備員などが歓迎されやすい
- フリーターの末路が不安なら、年齢の若い20代のうちに正社員を目指すのがおすすめ
「フリーターの末路はどうなる?」と不安に思う方もいるでしょう。フリーターとしての生活を続けると、就職を考えたときに内定を得にくかったり、収入が増えず老後の生活の余裕がなくなったりする可能性も考えられます。
このコラムでは、フリーターの末路や、回避に向けた就活成功のコツをご紹介。また、フリーターが正社員として就職しやすい職種もまとめています。脱フリーターを図るときは、早めの行動を心掛けましょう。
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「一生フリーター」でいてもなんとかなる?考えられる末路
フリーターは年齢を重ねても収入が増えず、年金の受給額も少ない傾向があります。「一生フリーターでいてもなんとかなる?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、主に収入面の問題から、将来的に生活が厳しくなる可能性が考えられるでしょう。
ここでは、一生フリーターのままでいると考えられる末路について解説します。
1.年齢を重ねるにつれ雇用が不安定になる
フリーターのまま年齢を重ねると、若いときよりも雇用が不安定になることがあるようです。体力があり、今後の成長や活躍も見込める若年層のほうが、企業にとって魅力的な人材として評価されやすいことが理由と考えられるでしょう。
万が一アルバイトを変更したいと考えたとき、経験を考慮してもらえない異業種ではなかなか採用につながらない可能性も考えられます。また、若い年齢の人材が中心の職場では、採用側から「人間関係に馴染めないのでは」という懸念をもたれることもあるようです。
2.解雇されると収入がゼロになるリスクがある
フリーターの末路の一つとして、解雇されると収入がゼロになる可能性が挙げられます。
正社員と非正規社員の主な違いは、労働契約に期間が定められているかどうかです。正社員は無期雇用で基本的に定年まで勤められるのに対して、アルバイトの場合は有期雇用契約のため、契約期間が終了すると退職を求められる場合もあるでしょう。
必要なときに人員を調整しやすいのが、企業側が非正規社員を雇うメリットです。契約期間中であっても会社の業績悪化などにより解雇される場合もあり、解雇されるかどうかの不安は常に存在するといえます。
3.中年フリーターになると正社員の内定を得にくい
将来のために就職活動を始めようと思っても、中年フリーターになると正社員の内定を得にくい可能性があるでしょう。正社員向けの求人は、年齢を重ねるほど経験やスキル、即戦力を求められる傾向にあるためです。
フリーターは正社員に比べると、担当する業務の量や身に付けられるスキルが少ない傾向があるため、いざ就職しようと思っても、年齢に経験やスキルが追いついていない場合も。将来的に就職を考えているなら、中年フリーターになる前に動き出すのが望ましいでしょう。
4.収入が増えず老後の生活の余裕がなくなる
フリーターを続けると、収入が増えず老後の生活の余裕がなくなる恐れがあります。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、フリーターを含む「正社員・正職員以外」の男女別の賃金推移は、以下のとおりでした。
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (6) 雇用形態別にみた賃金 第6図」
正社員の給与は、男女ともに年齢が上がるにつれて上昇している一方で、正社員以外の賃金は年齢を重ねてもほぼ横ばいだと分かるでしょう。また、20代では正社員と正社員以外との賃金差が小さいものの、30代以降は差が大きくなっていることも分かります。
年齢が若いうちはフリーターの収入で生活できていても、将来も同じ暮らしを維持できるとは限りません。体力の衰えや病気によって働けなくなると、生活が困窮する可能性があります。
厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
フリーターは昇給やボーナスの対象にならないことがある
フリーターは昇給幅が少ないため、収入の増加が見込みにくいといえるでしょう。明確な昇給制度が設けられていることが少なく、昇給したとしても時給が数十円、日給が数百円上がる程度な傾向にあります。フリーターとして長く働いても、給与は大きく上がらないのが実情です。
また、フリーターはボーナスの対象にならないことが一般的。正社員が収入アップの機会に恵まれているのに対し、フリーターは働いた時間に応じた収入しか得られないため、両者の年収の差は開いていきます。
フリーターと正社員との生涯賃金の差は大きい
フリーターと正社員の生涯年収の差は、約1億円。独立行政法人労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計 2023 21 生涯賃金など生涯に関する指標(p.300)」によると、大学・大学院を卒業後フルタイムの正社員を60歳まで続けた場合の生涯賃金は、男性が2億4,740万円、女性が1億9,800万円です。
引用:政策研究・研修機構「ユースフル労働統計 2023 21 生涯賃金など生涯に関する指標(p.300) 図 21-1 生涯賃金(定年まで注、退職金を含めない、2022 年)」
一方、大学・大学院を卒業後フルタイムの非正社員を60歳まで続けた場合の生涯賃金は、男性が1億4,010万円で、女性が1億1,920万円となっています。
引用:政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計 2023 21 生涯賃金など生涯に関する指標(p.315) 図 21-4 生涯賃金(非正社員定年まで注、退職金を含めない、2022 年)」
前述したように、体力があり長い時間働ける20代のうちは、フリーターで同年代の正社員と同等の収入を得られる場合もあるでしょう。しかし、フリーターと正社員の賃金差は30代以降開いていき、生涯をとおして見ると大きな賃金格差が生じるといえます。
独立行政法人労働政策研究・研修機構ユースフル労働統計2023 ―労働統計加工指標―
5.年金の受給額が少なければ定年後も働く必要がある
国民年金のみに加入しているフリーターの場合、厚生年金に加入している正社員と比較すると受給額が少なく、定年後も働き続けなければならなくなる可能性もあるでしょう。
年金は、「国民年金」と「厚生年金」の2種類です。「国民年金」は20歳以上60歳未満の日本国民すべてが加入するもので、「厚生年金」は会社員や公務員が加入するという違いがあります。厚生年金に加入している場合、国民年金の受給額にプラスした金額を受け取れるのがメリットです。
国民年金だけで生活が苦しい場合は、定年後も働いて収入を得る必要があり、余裕のある生活を送ることが難しい場合も考えられるでしょう。
条件を満たせばフリーターも厚生年金に加入できる
企業によっては、フリーターが厚生年金に加入できる場合もありますが、「労働時間及び労働日数が、正社員の4分の3以上」といった条件を満たす必要があります。日雇いや短期のアルバイトで条件を満たせず、厚生年金に加入できないフリーターの方もいるでしょう。
日本年金機構の「令和6年4月分からの年金額等について」によると、国民年金の受給額は6万8,000円。一方、厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の受給額は平均で14万3,973円です。厚生年金の受給額は給料や加入期間によって異なるものの、国民年金との差は約7万5,000円となっています。
フリーターから厚生年金に加入する条件を詳しく知りたい方は、「フリーターが厚生年金に加入する条件とは?メリット・デメリットも解説」のコラムをご一読ください。
参照元
日本年金機構
令和6年4月分からの年金額等について
厚生年金保険・国民年金事業の概況
6.経済的な援助を受ける可能性がある
フリーターは収入が限られている場合もあり、家族から経済的な援助を受けることもあるでしょう。実際にお金をもらっていなくても、実家で暮らしている場合は、間接的な援助を受けているといえます。
しかし、家族が退職したり亡くなったりして収入が減少した場合、将来的に生活が困窮する可能性も。そのため、できるだけ早く就職活動を始めることが重要です。
貯金がなくなると生活保護を受けることになる可能性も
将来的に貯金がなくなって生活に困ったときは、生活保護を受けることになる可能性も考えられるでしょう。
生活保護とは、生活が困窮している方に対し、その困窮度合いに応じて国が必要な保護を行う制度を指します。ただし、生活保護を受ける条件は厳しいため、フリーターとしての末路が不安でも、簡単に受給できるとは限りません。
生活保護を受給する条件が気になる方は、「フリーターの将来が不安…続けるリスクと明るく考えるための対処法を解説!」のコラムもあわせてご参考ください。
7.親や家族の介護で苦労する場合がある
フリーターは、自分の生活だけでなく、親や家族の介護で苦労する場合も考えられます。フリーターのままでいると、親の介護が必要になった際、不安定な収入のなか介護を続けなければなりません。
自身の生活費に加えて介護費を支払うとなると、フリーターの収入だけでは厳しいといえるでしょう。
8.賃貸の場合家賃を払えなくなると居住地を失う可能性がある
雇用の不安定さによってフリーターが急に職を失うと、家賃を払えず居住地を失う可能性も考えられるでしょう。管理会社や大家さんに相談すれば、支払い期限を延長してくれる可能性もあります。しかし、仕事がない状態では滞納した家賃を支払うのは困難といえるでしょう。
フリーターの末路について詳しく知りたい方は、「フリーターの末路は厳しい?正社員就職のポイントも解説」も参考にしてみてください。正社員と比較したフリーターの末路を、年齢別で解説しています。
フリーターのままでいる3つのメリット
フリーターのままでいるメリットには、時間や働き方の自由が利く点や、仕事の責任が軽い傾向にある点などが挙げられるでしょう。以下でそれぞれの内容を説明します。
フリーターのままでいるメリット
- 仕事とプライベートの時間を調整しやすい
- 好きな仕事や働き方ができる
- 仕事の責任が軽くストレスも比較的少ない
1.仕事とプライベートの時間を調整しやすい
フリーターのままでいるメリットの一つに、仕事とプライベートの時間を調整しやすいことが挙げられます。フリーターは、自分の予定に合わせて自由にシフトを組めるため、プライベートを優先しやすいといえるでしょう。また、正社員と比べ残業時間や重要な仕事が少ない傾向にあることから、退勤後や休日の予定も調整しやすいのがポイントです。
2.好きな仕事や働き方ができる
フリーターは好きな仕事や、自由度のある働き方を選択しやすいメリットがあります。アルバイトは、正社員に比べて「未経験歓迎」「経歴不問」といった求人が多く、採用過程も短い傾向にあることから、自分の好きな仕事に就きやすいでしょう。
また、働く時間も選びやすいことから、副業やバイトを掛け持ちするなどの自分に合った働き方を選びやすくなります。
3.仕事の責任が軽くストレスも比較的少ない
フリーターは正社員と比較すると、仕事の責任が軽くストレスも少ない傾向にあります。重要な会議や急な呼び出しの機会が少ないということは、精神的な負担の軽減につながるでしょう。
また、退職する際も引き継ぎや退職手続きなどが簡潔に終わりやすいことから、転職をスムーズに行えるメリットもあります。
フリーターのままでいる5つのデメリット
フリーターのままでいるデメリットは、収入や社会的信用度の低さによる生活の不安定さや、周囲との差を感じる点などが挙げられます。以下で、デメリットの詳細をご紹介するので、フリーターを続けるか迷っている人は参考にしてみてください。
フリーターのままでいるデメリット
- 正社員よりもスキルアップがしにくい
- 正社員の友人と話が合わず疎遠になる
- 社会的信用度が上がらない
- 上司が年下になり働きづらさを感じる
- 生活が不安定なので結婚などのライフイベントの実現が難しくなる
1.正社員よりもスキルアップがしにくい
フリーターは、同年代の正社員と比較すると、スキルアップの機会が少ないのが実情です。フリーターは正社員よりも携われる業務範囲が狭く、専門性を問われない業務を任されやすいのが理由として考えられます。
将来的に就職・転職を考えたとき、ビジネスマナーや業務に役立つスキルが身についていないと、なかなか採用につながりにくいリスクもあり得るでしょう。
2.正社員の友人と話が合わず疎遠になる
フリーターを続けると、同年代の正社員と話題が合わなくなり、次第に疎遠になることもあるようです。たとえば、正社員の友人は結婚してマイホームを持ち、ライフステージが変化している可能性もあるでしょう。友人と自分の状況を比較してしまい、フリーターという立場に肩身の狭さを感じることは十分にあり得ます。
また、同窓会をはじめとした同年代の集まりで、周囲が正社員なのに自分だけがフリーターだと悩んでしまうことも考えられるでしょう。
3.社会的信用度が上がらない
フリーターは雇用や収入が不安定な傾向にあるため、社会的信用度が上がらず、世間からネガティブな印象を抱かれることもあります。「賃貸契約やクレジットカードの審査が通らない」「車や家など高額の買い物をする際にローンが組めない」といった日常生活での不便が多くなる可能性も。安定した収入が見込める正社員と比べると、フリーターは日常的な制約があり、描いていたライフプランを実現できない場合があります。
4.上司が年下になり働きづらさを感じる
フリーターを続けると、正社員の上司が年下になる場合があり、働きづらさを感じることもあるようです。年下の上司から指導や叱責を受けることに対し、抵抗を感じる方もいるでしょう。
上司側も、「年上の部下に指示を出しにくい」と感じやすい人もいるため、仕事に支障が出ることもあるようです。職場での人間関係が原因で、仕事を続けにくくなる可能性も考えられるでしょう。
5.結婚などのライフイベントの実現が難しくなる
フリーターの方は、収入や雇用の不安定さから、結婚などのライフイベントを実現するのが難しい可能性もあります。住宅や車の購入、子どもの進学など、イベントごとの出費を考えると、フリーターのままでは結婚に踏み切れないことも。また、生活面の不安から、結婚相手の親に反対されることも考えられます。
すべてのフリーターが結婚できないわけではありませんが、フリーターの経歴が結婚の妨げになってしまう可能性も理解しておきましょう。
フリーターの将来に影響を与える社会情勢
景気の悪化や雇用状況の不安定さが増すと、フリーターの収入や雇用の見通しが不安定になります。また、社会的な孤立や精神的な負担が増大する可能性もあるでしょう。以下では、社会情勢がフリーターの末路に与える影響についてまとめました。
雇用形態と働き方の多様化
非正規社員には、アルバイトだけでなく、派遣社員やフリーランスといった働き方も含まれます。働き方や雇用形態が多様化し、正社員を選ばない方もいるでしょう。キャリアの選択肢は、正社員かフリーターの二者択一ではなく、自分の目標や希望に応じて多様化しています。
ただし、自分の理想の働き方を実現するには、ビジネスで通用するスキルを磨くことが重要です。就職に役立つスキルを身につける方法は、「転職に役立つスキル一覧!ポータブルスキルとそのアピール方法も紹介」のコラムも参考にしてみてください。
終身雇用から実力主義への変化
従来は、新卒で入社して定年まで一つの企業で働く終身雇用が一般的でしたが、近年では転職することは珍しくありません。また、年功序列から実力主義への移行が進み、賃金や役職は実力に基づいて決まる傾向があります。
正社員であっても、安定的な雇用は保証されず、常にスキルアップして自己の価値を示すことが求められることもあるようです。そのため、雇用形態に関係なく、自らのスキル向上が不可欠であるといえるでしょう。
AI技術の発達
技術の進化によって、簡単な事務作業やデータ処理といった仕事はAIに置き換わりつつあります。これは、特にレジ打ちや入力作業を行うフリーターの方に影響を与える可能性が高いでしょう。
一方で、人に感動を与える接客やサービス業は、AIに置き換わりにくいと考えられています。
AI技術の発展でなくなる可能性が高いといわれている仕事については、「将来なくなる仕事って?必要とされる職種と考えるべきキャリアプランを解説」で紹介しているため、参考にしてみてください。
将来の予測は困難なので汎用的なスキルを身につけよう
テクノロジーの発展により、現在は主流のビジネスであっても、将来的に通用しなくなることも考えられます。このような世の中の変化は、フリーターの仕事にも大きく影響を及ぼす可能性もあるでしょう。将来の予測ができないからこそ、自分自身と向き合い、どの時代にも通用する汎用的なスキルの取得を目指すことをおすすめします。
「就職に役立つ汎用性の高い資格とは?企業が求めるスキルを解説」のコラムでは、就活の際おすすめの資格やスキルをご紹介。就活のために資格やスキルを身につけたい方は、ぜひご参考ください。フリーターの末路が気になる方が身につけるべきスキル
フリーターの将来や自分の人生設計を考え、スキルを身につけようと検討する方もいるでしょう。ここでは、「『一生フリーター』でいてもなんとかなる?考えられる末路」で前述したような末路をたどらないためにも、フリーターの方が身につけるべきおすすめのスキルを紹介します。
将来のため、新たなキャリアを模索する際の参考にしてみてください。
経済力
フリーターの末路を回避するためには、経済力が重要です。経済力があれば、将来の不確実性に備えられ、自分の選択肢が広がります。安定した収入源をもつことや賢い貯蓄の仕方を身につけることは、将来への安心感や自立につながるでしょう。
社会的信用
フリーターの末路を避けるためには、社会的信用が不可欠です。金融機関は、返済能力や信頼性を評価してローンの審査を行います。社会的信用があれば、返済能力が高いとみなされ、審査を通過しやすくなるでしょう。
主体性
自分の目標や価値観を明確にし、それに向かって行動する主体性を身につけることも重要です。具体的には、キャリアや職業の選択について周囲の期待や社会の常識にとらわれずに行動できるようになると効果的でしょう。
自分の意志や情熱に基づいて判断し、困難や挫折に直面した際はよく考えて解決策を見つけられるようになれば、「フリーターの末路」といわれる将来を回避できる可能性があります。
行動力
フリーターの末路をたどらないためには、行動力が重要です。行動力があれば、自ら積極的に機会を探し、目標に向かって行動できます。たとえば、「新しい仕事やスキルを学ぶための勉強会や研修に積極的に参加する」「自己啓発書を読んで自己成長に努める」というように、自らの成長やキャリアの発展のために行動できるでしょう。
情報収集力
情報収集力は、フリーターの末路を回避するためには欠かせない力です。自分の将来やキャリアに関する情報を的確に把握し、それに基づいて行動できるでしょう。
たとえば、就職や職業訓練の情報を活用して自分に適した仕事やスキルを見つけたり、助成金や奨学金などの支援制度について情報を得ることで、経済的な不安を軽減したりすることも可能です。労働市場や経済の動向に関する情報を把握すれば、将来のリスクを予測し、対策を講じられるでしょう。
将来を考えるならキャリアプランを明確にすることが大切
「『末路』と呼ばれるような将来は避けたい…」と思うフリーターの方は、自分自身の将来設計を明確にすることが大切です。どのようなキャリアを積んで、どういった人生を送りたいかを見つめ直し、そのキャリアプランを実現する方法を考えることをおすすめします。
社会情勢や技術の発展により、フリーターの収入や雇用はさらに不安定になると考えられているようです。「フリーターの末路」と呼ばれるような将来を避けるためにも、しっかりとキャリアプランを練りましょう。「一人でキャリアプランを考えるのが難しい」「何から始めるべきか分からない」という方は、ぜひプロのキャリアアドバイザーにご相談くださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
フリーターの末路を回避するためのキャリアプラン
キャリアプランとは、「職業人生を計画すること」を指します。フリーターの末路を回避するためには、目標や望む未来を明確にし、そのために必要なスキルや経験を把握することが重要です。キャリアプランを実現するには、具体的な行動計画を立てることも必要になります。
将来的な目標を明確にする
キャリアプランの作成で重要なのは、明確なゴールを設定することです。キャリアプランにおけるゴールとは、将来的な目標や理想の姿を指します。
フリーターの末路を回避するためには、自分が望む未来像を具体的にイメージし、それを目指すための計画を立てましょう。アルバイトの仕事内容にとらわれず、自分が本当にやりたいことや達成したい目標を書き出すのがおすすめです。
節約しつつフリーター生活を続ける
メリットやデメリットを把握したうえでフリーターを続ける場合は、上手に節約することをおすすめします。フリーターとしての収入には限りがあるため、家賃を抑えたり自炊をしたりといった心掛けが必要になるでしょう。
正社員に比べて突然の病気や怪我などの保証が少ない面もあるため、いざというときの備えも大切です。金銭的な蓄え以外に、頼れる人間関係の構築も必要になってくる可能性があります。
雇用や収入を安定させるため正社員になる
フリーターの末路を回避するため、正社員になる道を目指す方法もあるでしょう。将来性を考え、自由さや気楽さより安定性を求めるのであれば、正社員になるのは末路を回避する手段の一つとして効果的です。正社員になれば、企業や職種によっては収入アップが見込め、いざというときの保証もフリーターより手厚い傾向にあります。
自分が求める将来像に迷っている場合は、後述の「フリーターの末路が不安なら正社員就職がおすすめ」もぜひ参考にしてみてください。
専業主婦(主夫)になる道もある
フリーターの末路を回避するには、結婚後に専業主婦(主夫)として家事や育児に専念する方法もあるようです。収入はなくなりますが、配偶者の扶養に入れば社会保険料が免除されたり、扶養者の健康保険に加入できたりといったメリットがあります。ただし、結婚後も収入面やキャリアを考えて共働きを選ぶこともあるようです。専業主婦(主夫)の道を選ぶ際は、パートナーとよく話し合って決めることをおすすめします。
必要な経験・スキルを調べる
フリーターの末路を回避するキャリアプランとして、目標を実現するために必要なスキルや経験を明確にすることが挙げられます。自分が望む仕事やキャリアパスを考え、そのために必要なスキルや経験を洗い出しましょう。特定の職種や業界で求められるスキルや資格、経験を把握し、それに向けて学びや経験を積む計画を立てることが大切です。
現状から理想を実現する方法を考える
フリーターの末路を回避するためには、現在のスキルや経験、知識を客観的に評価し、理想とする職業やキャリアに必要な要素を把握しましょう。そのうえで、自走を実現するための手段や方法を考えます。職業訓練や資格取得、実務経験の積み重ねなど、自己成長やスキルアップのための具体的な行動計画を立てることが大切です。
キャリアプランを見直してできることから始める
フリーターの方が「末路」と呼ばれるような将来を避けるためには、将来設計を行い、今できることから始めるのが望ましいでしょう。将来どのような暮らしをしたいか、どのような仕事をして暮らしたいか、などを一度見直し、自分の臨むキャリアプランを考えることをおすすめします。ゴールが決まれば、現状を分析して「今できること」から始めてみましょう。いきなり目標を実現しようとしても難しいため、一歩一歩着実にステップアップしていくつもりで行動してみてください。
フリーターの末路が不安なら正社員就職がおすすめ
フリーターを続けることに不安を感じるなら、収入と雇用が安定した正社員になるのがおすすめです。特に、20代のうちは正社員採用のハードルが比較的低く、採用の可能性が高いでしょう。
この項では、正社員になるメリットを紹介します。将来的な目標やキャリアプラン設計に悩んでいるフリーターの方はぜひ参考にしてみてください。
就職のハードルが低い20代のうちに正社員を目指そう
20代のフリーターは、ポテンシャルを評価されやすいことから、比較的就職のハードルが低い傾向にあります。そのため、20代のうちに正社員を目指すのがおすすめです。
以下で20代のうちに正社員を目指すべき理由を詳しく解説します。
フリーター期間が長いと就職に不利になる
フリーターの期間が長くなるほど、正社員への就職は難しくなるというデータがあります。独立行政法人労働対策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 『大都市の若者の就業行動と意識の変容』」によると、フリーター継続期間と正社員になれた割合は、以下のとおりです。
引用:独立行政法人労働対策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 『大都市の若者の就業行動と意識の変容』(p.128) 2.フリーター継続期間と正社員になれた割合 図表4‐33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合」
上記のグラフを見ると、フリーター期間が1年以内の人のうち約68%が正社員になっています。一方、フリーター期間が5年以上になると、正社員になる割合は約32%まで落ちていることが分かるでしょう。また、フリーター期間が1年を超えた時点で、正社員になれる割合が減少しています。
このことから、就職するならできる限り早く行動を起こすのが効果的といえるでしょう。
若いうちはポテンシャル採用の可能性がある
フリーターから正社員を目指す場合、ポテンシャルが評価される20代のうちの就職活動がおすすめです。企業の採用担当者は、若い人材に対してポテンシャルを期待している傾向にあります。フリーターが重視されるのは、仕事に対する熱意や将来性、人間性などです。
仕事への意欲をもっている若い人材であれば、未経験であっても積極的に採用する企業もあります。ポテンシャル採用について詳しく知りたい方は、「ポテンシャル採用とは?何歳まで適用される?新卒・中途との違いも解説」のコラムもあわせてご覧ください。
大卒フリーターは高卒フリーターより就職に有利?
フリーターの就活では、学歴より年齢が重視される傾向にあるため、必ずしも大卒が高卒より有利とは限りません。企業によっては、年齢が若い高卒フリーターのほうが採用されやすい場合もあるでしょう。
正社員になってフリーターの末路を回避したいと思っている方は、「フリーターの末路は厳しい?リスクや正社員との比較を解説」のコラムも参考にしてみてください。労働政策研究報告書No.213 「大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―」
正社員就職を目指すフリーターにおすすめの7つの職種
フリーターから正社員を目指すときは、未経験での応募が可能な職種がおすすめです。「未経験可」の職業は、就職後の研修体制や資格取得支援制度が整っている傾向があります。以下でおすすめの職種を解説するので、仕事を選ぶ際の参考にしてみてください。
1.販売職
販売職は学歴や職歴よりも、コミュニケーション能力や積極性が重視されるため、未経験から挑戦しやすい職種です。特に、接客業の経験があるフリーターの方は、アルバイト経験をアピールできる職種といえるでしょう。また、販売職は幅広い業界に求人があるため、自分に合った分野での仕事を探せるのが魅力です。
2.製造スタッフ
フリーターから正社員を目指すなら、製造スタッフもおすすめな職種の一つといえるでしょう。製造業では、未経験者歓迎や年齢不問の求人が展開されています。入社後には、研修や制服の貸与がある場合が一般的のため、社会人経験が浅いフリーターの方に適しているようです。
また、夜勤手当や残業手当が支給される職場があり、高収入も期待しやすいといえます。コツコツとした作業が得意な方や体力に自信のある方は、挑戦してみると良いでしょう。
3.工場作業員
工場作業員はマニュアルが決まっている作業が多いため、未経験から応募しやすい職種です。仕事内容は単純作業や一人で黙々と進められるものが多く、経歴に自信のない方やコミュニケーションが苦手な方にも向いているでしょう。
繁忙期には採用枠を増やす場合もあるので、フリーターから正社員を目指す方におすすめです。正社員登用制度がある工場や、資格取得をサポートしてくれる会社もあるので、未経験からスキルの向上を図ることが可能といえるでしょう。
4.営業職
営業職は実力主義の傾向にあるため、学歴や経歴不問の求人が多く、未経験から挑戦しやすい職種です。コミュニケーション能力に自信のある方や接客業の経験がある方は、採用される可能性が高いでしょう。
ノルマや顧客対応など大変そうなイメージをもたれがちですが、頑張り次第で稼げる職種ともいえます。ルート営業や店舗営業、既存顧客対応、新規開拓営業など、営業職にはさまざまな種類があるので、自分に合った働き方を探しましょう。
5.警備員
商業施設やイベント会場、会社などの警備や誘導を行う警備員も、フリーターにおすすめの仕事です。警備員の仕事は、交通・車両誘導やビル内の施錠、入館者チェックなどを行うこと。未経験募集求人が多かったり、イベントの開催に応じて求人数が増えたりすることから、フリーターも応募しやすい仕事といえるでしょう。
警備員の仕事について詳しく知りたい方は、「警備員の仕事」のコラムもあわせてご覧ください。
6.清掃員
清掃員の仕事もフリーターからの就職におすすめです。清掃員は主に、施設内のトイレや床の清掃、ゴミの収集などを行います。活躍できる場所は、ホテルや病院、学校など多岐にわたるのが特徴です。仕事中は、一人で清掃箇所を担当することが多いので、一人で黙々と仕事をしたい方や会話するのが苦手な方も挑戦しやすいでしょう。
清掃員の仕事については「清掃の仕事とは?仕事内容・やりがい・年収・将来性を解説!」のコラムでも詳しく紹介しているのでご覧ください。
7.IT系の技術職
人材不足のIT業界では、経歴や経験の有無に関わらず採用を行っている企業が幅広くあります。専門性の高い仕事内容でもあるため、入社後の研修や資格取得支援制度が整っていることが多い傾向にあるのが特徴です。
資格を取得し経験を積むことでIT業界内での転職も有利になり、キャリアの向上が図りやすいため、キャリアを積みたいと考えるフリーターにおすすめといえるでしょう。
フリーターの方が未経験から正社員を目指しやすいおすすめの職種は、「フリーターが就職しやすい職種とは?おすすめの職業と業界を紹介」で詳しく紹介しています。やりたい仕事が決まらず困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーターから正社員就職を成功させる8つのコツ
以下では、フリーターから正社員への就職を成功させる8つのコツを解説します。フリーターの末路を不安に感じている方は、回避するのに役立てましょう。
1.思い立ったらすぐに就活を始める
フリーターの長期化を不安に感じたら、すぐに行動を起こすのがおすすめです。「いつか正社員になろう」と思っていても、フリーターを続けているうちに、就職のハードルは上がっていきます。前述のとおり、フリーター期間が1年を過ぎると就職率は下がるため、不安になった時点ですぐに就活を行うことが重要です。
2.就職に役立つ資格やスキルを取得する
就職に役立つ資格には、TOEICやMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)といった汎用性の高いものが挙げられます。また、希望する業界・職種に役立つ資格を選ぶのもおすすめです。不動産関係では宅地建物取引士、IT業界ではITパスポートなどの資格を取得することで、就活での効果的なアピールにつながるでしょう。
資格のほかに、仕事で重視されるスキルを身につけておくのも、就活成功には効果的です。企業や職種によっても異なりますが、基本的なビジネスマナーやコミュニケーション力はどのような職場でも役に立つスキルといえるでしょう。
フリーターの末路回避のために必要な資格を知りたい方は、「フリーターにおすすめの資格を職種別に解説!取得時の注意点や勉強法も紹介」を参考にしてみてください。
3.自己分析や企業・業界研究を徹底する
正社員を目指すときは、自己分析と企業研究に力を入れることが大事です。自己分析では、過去の経験を振り返り、自身の好きなことや強みを洗い出しましょう。自分に合った仕事内容や働き方を把握でき、就職後のミスマッチを防止できます。
適性に基づいて応募したい職種や業界が決まったら、気になる会社のWebサイトや求人情報、ニュースなどさまざまな媒体から情報を収集し、企業研究を行いましょう。企業研究を行うと「希望に合った働き方ができるか」や「自身の強みを活かせる仕事か」などが判断できます。
4.アルバイト先の正社員登用制度を利用する
正社員登用制度を利用するのも、フリーターから脱却するために有効な手段です。正社員登用制度とは、非正規雇用から正社員雇用へ、雇用形態が切り替わる制度を指します。
アルバイト先に制度がなければ、正社員登用制度を導入しているアルバイトへ就業するのも、正社員を目指す方法の一つ。企業によって登用の基準は違うため、正社員登用制度の有無だけでなく、正社員になるための基準を事前に確認しておくことも必要です。
5.派遣社員から始めてみる
フリーターから正社員を目指す場合、派遣社員として働くのも一つの方法です。フリーターとしての生活リズムから一気に正社員の生活へ移行すると、体力や精神的な負担が大きくなる場合があります。派遣社員なら、契約の段階で業務内容や勤務時間を調整できるため、正社員と比べると自由に働けるでしょう。
ただし、非正規雇用のため、雇用が不安定な点は理解しておく必要があります。
6.複数企業に応募する
フリーターからの就職を成功させるためには、複数の企業に応募することが重要です。一つの企業に縛られず、幅広い選択肢をもつことで、自分に合った職場や条件を見つけやすくなります。
また、複数の応募先から内定を得ることで、交渉の余地が生まれ、自分にとってより良い条件での就職が実現しやすくなることも。積極的にさまざまな企業にアプローチするのがおすすめです。
ブラック企業に注意しよう
年齢を重ねると就職先の選択肢が少なくなるため、ブラック企業に就職する末路を迎えてしまう可能性も考えられます。ブラック企業に就職した場合、過度な残業や人間関係が原因で、体調や精神面の不調をきたすことも。収入と生活の両方を安定させるためにも、就職先を選ぶ余地がある20代のうちに、就職活動を行うことが重要です。
7.就職先に関連する知識やスキルを身につける
フリーターから正社員を目指す場合、知識やスキルは必須ではないものの、身につけていれば仕事への意欲や積極性が評価される可能性があります。フリーターがアルバイトやパートで担当する仕事は、正社員に比べて簡易なものが多いため、フリーターのままでは就活に活かせる強みを習得することは難しいでしょう。
スキルを身につけるためには、「プライベートで資格の勉強をする」「将来の希望に沿った内容のアルバイトに積極的に応募する」といった自発的な行動が必要です。特に、資格を取得すると自主的に学んだ姿勢を示せるため、仕事への意欲や将来の伸びしろを感じさせ就活で高評価につながるでしょう。
フリーターの場合、職歴がないため、資格によってスキルを証明できるメリットもあります。
8.1人で不安なら就職支援サービスを利用する
フリーターから正社員への就職に不安を感じた場合は、就職支援サービスを利用するのがおすすめです。ハローワークや就職エージェントでは、担当者からのアドバイスを直接受けられるため、安心して就活を進められます。
自分に向いている仕事が分からない人やどのような仕事があるのか知りたい人は、一度相談を行ってみるのも手段の一つです。以下で、フリーターの方におすすめの就職支援サービスを紹介します。
ハローワークを利用する
ハローワークは、国が設置する公共職業安定所のことです。ハローワークでは、職業相談や求人への応募、応募書類の添削などのサービスを無料で利用できます。
全体の求人数の多さや管轄地域に特化した求人の取り扱いが多いことがハローワークの特徴です。ハローワークは全国に設置されているので、まずは自宅近くのハローワークを探してみましょう。
就職エージェントを利用する
就職エージェントは、民間企業が運営する就職支援サービスです。専任の就職アドバイザーが適性に合った求人を紹介してくれるうえ、応募から就職までをサポートしてくれます。
企業とのやり取りや面接日程の調整などを、アドバイザーが行ってくれることも特徴の一つ。アルバイトと並行しての就活でも準備を怠ることなく、自信をもって選考に臨めます。
フリーターを続けるのが不安なものの、就活のやり方が分からないという方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、20代のフリーターやニートを中心とした若年層の就職を支援する就職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、豊富な求人のなかからあなたに合った仕事を提案いたします。
ハタラクティブでは、応募書類の添削や面接、企業との選考日程の調整など、応募から入社までの就職活動を徹底的にサポート。就職活動に不安を抱いている方も、安心してご利用いただけます。所要時間1分でできる適職診断も含め、サービスはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
フリーターの末路に関するQ&A
ここでは、フリーターの末路に関してよくある質問と回答を紹介します。「将来に対する不安を感じている」「フリーターのままでいても問題ない?」という不安を抱いている方は、ぜひ参考にしてみてください。
30代フリーターの末路はどうなりますか?
生活の困窮やライフプランの実現が難しくなることが考えられます。
このコラムの「『一生フリーター』でいてもなんとかなる?考えられる末路」で解説したとおり、正社員との生涯賃金の差は約1億円です。収入の不安定さから、生活に困窮したり、社会的信用が低いため結婚や住宅購入などのライフプランの実現が難しくなることもあるでしょう。
フリーターの就活で高卒と大卒の違いはある?
フリーターや既卒の状態の場合、新卒採用に比べて学歴の差はないようです。ただし、高卒フリーターのほうが年齢が若いため、有利なこともあります。フリーターからの就職で大事なのは、年齢と仕事への意欲です。学歴を気にせず、積極的に求人に応募してみることをおすすめします。
大卒フリーターの方は、「高学歴フリーターを続けても大丈夫?将来のリスクと就職成功のコツを解説」のコラムも参考にしてみてください。
夢があってフリーターをやめられません
将来性も考慮したい場合は、フリーターでいる期限を決めましょう。夢を諦めきれずに就職しても早期離職になる可能性があるため、「△歳まで」「3年間だけ」と終わりを決めて、それまでは夢に打ち込むのも方法の一つです。ただし、既卒やフリーターからの就職は早いほうが有利という点は念頭に置いておきましょう。
「既卒就活の成功ポイント!プロによる面接対策のコツや実際の体験談をご紹介」のコラムでは、夢を追っていた方の志望動機の回答例をまとめているので、ぜひご一読ください。
フリーターが就職できるのは何歳までですか?
「△歳以上は就職できない」と決まっているわけではありませんが、フリーターが就職しやすいのは主に20代といわれています。30代になると経歴や即戦力を期待されるため、職歴よりもポテンシャルで採用されやすい20代のうちに就職するのが効果的でしょう。
「フリーターとして何歳まで働く?就活開始のタイミングやコツ」のコラムでは、フリーターの就職可能な年齢について解説しているので、ぜひご一読ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。