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履歴書の特技欄の書き方は?趣味との違いや特にないときの対処法
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書の特技欄は、箇条書きで一覧にする書き方だと採用担当者にとって見やすくなる
- 履歴書の特技欄は、応募者の人柄が社風などに合っているかを見られていると考えられる
- 履歴書に書く特技は、できるだけ仕事に関連していて自分をアピールできるものを書こう
- 履歴書に書ける特技がないときは、健康管理や掃除など自分のできることを工夫して書く
- 履歴書の特技欄は、志望度の高さをアピールするため「特になし」と書くのは避ける
「履歴書の特技欄の書き方が分からない」という方もいるでしょう。履歴書の特技欄は、大切なアピール要素の1つです。このコラムでは、履歴書の特技欄の基本的な書き方について解説。また、採用担当者にアピールできる書き方を例文付きで紹介しています。好印象を持たれる特技や避けた方が無難な例もまとめているので、ぜひ履歴書の特技欄を書くときの参考にしてみてください。
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履歴書の特技欄の書き方
履歴書の特技欄の書き方が分からないという方は多いでしょう。履歴書の特技欄を書くときは、ひと目で分かるよう箇条書きにするのが良いとされています。まずは、箇条書きで分かりやすく記載し、必要に応じてエピソードなどを追記しましょう。以下で、履歴書の特技欄の書き方の流れを解説していきます。
1.箇条書きにして文章説明を添える
履歴書の特技欄は、箇条書きで一覧にすると採用担当者にとって見やすく、分かりやすいのでおすすめです。最初に箇条書きにして簡潔に述べたあとに、詳しい文章を添えて説明しましょう。
2.人柄や長所をアピールできるものを選ぶ
履歴書の特技欄は自分の人となりを表現できる絶好のチャンスです。業務に好影響を与えられそうな自分の人柄や長所をアピールしましょう。面接官が話題を掘り下げてくれることで、採用の決め手になる場合もあります。ただし、自慢話になりそうな書き方は避け、簡潔に述べることが大切です。
3.嘘はつかず、正直に書く
履歴書の特技欄に嘘を書くのは避け、本当にできることを書きましょう。自分をよく見せようとして嘘を書くと、面接の際に掘り下げた質問をされた場合や、入社後にその特技を見込まれたときに対応できず、評価が下がってしまう恐れがあります。
- 向いてる仕事なんてあるのかな?
- 避けたいことはあるけれど、
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履歴書の特技欄で採用担当者が見ていることは?
では、採用担当者は履歴書の特技欄から、応募者のどのような部分を見ているのでしょうか。以下で考察していきます。
人柄と社風がマッチしているかどうか
採用担当者は履歴書の趣味・特技欄から、学歴や職歴からは判断できない応募者の人柄について、社風に合うかどうかを判断していると考えられます。ここでアピールに成功すれば、魅力的な人材として好印象を残すこともできるでしょう。
業務に活かせる特技があるかどうか
企業の業務に役立ちそうな特技があるかどうかも、採用担当者の判断材料の1つです。たとえば営業職の場合、団体スポーツが特技である人は体力やコミュニケーション能力に問題がなさそうだと思ってもらえる可能性があります。また、パソコンのスキルがある人はどの事務職場でも重宝され、そろばんや数学パズルが特技と履歴書に書いている人は経理部に高く評価される場合もあるでしょう。
上記のほか、面接のときに会話のきっかけとして使用することで、雰囲気を緩和するアイスブレイクの効果を狙うこともあるようです。
履歴書の意味や目的を理解しているかも確認される
履歴書は、じっくりと読む書類ではありません。応募者の基礎情報を端的に把握するために用意する書類のため、「細かい字でぎっしり書いてある」「文章の切れ目がなく読みづらい」といった書き方では、書類の意図を分かっていないと判断される可能性があります。
特技と趣味の違いとは
履歴書には特技と趣味が同じ欄に指定されていることがあります。特技がほかの人よりも得意であることに対し、趣味は単純に自分の好きなことを指す言葉です。趣味と特技はどのように書き分ければ良いのか、以下で紹介していきます。
特技の例
ピアノや語学、水泳、絵を描くことなどは、特技として分類されます。履歴書に特技として書く際は、賞や級の認定を取れたり、ほかの人から褒められたりするような技術について書きましょう。
趣味の例
読書や映画鑑賞、料理、登山やカメラ、SNS投稿などは、趣味として分類されます。趣味は特技とは違い、純粋に好きで続けていることを書きましょう。その際は、本や映画ならタイトルを挙げ、料理や登山ならどのようなメニューを作り、どこの山に登ったのかなどを具体的に書くと、履歴書を見た面接官が話題を広げやすくなります。
特技は「個人的な活動」と解釈しても良い
ハローワークインターネットサービスで公開されている「応募書類の作り方」では、『応募先企業で活用できる「技能・技術」を記載する方法と、「特技」の意味を拡大解釈して、「趣味」、「スポーツ」、「ボランティア活動」などを含む、<個人的な活動>について記載する方法』があるとしています。ただし、個人的活動を書く場合でも、『<個人的な活動>よりも、「志望の動機、アピールポイント」や「技能・技術」の内容を優先して記載』『<個人的な活動>を記載する場合でも、仕事に関係するものを優先して記載します』とあるため、できる限り仕事に関係しそうな内容を選びましょう。
参照元
ハローワークインターネットサービス
応募書類の作り方
履歴書に書くべき特技と例文
履歴書に書く特技は、自分をアピールできるものを選ぶのが基本です。なかでも人柄が分かりやすいものや仕事に直結して役立つ特技を優先して書くことをおすすめします。以下で、履歴書に記載する際におすすめの特技の種類と例文をまとめました。
人柄をアピールできる特技と長所
履歴書に記載する特技を選ぶ際は、仕事に直結しなくても、特技とその内容から人柄や強みが垣間見えるものがおすすめです。
マラソン
「持久力や根性がある」と判断してもらえる特技の1つです。履歴書を見た面接担当者に好印象を残せる可能性が高いでしょう。
例文:学生時代からマラソン大会では良い順位を取れていました。今でもほぼ毎年地域で開催されるマラソン行事に参加していて、去年は入賞しました。
旅行
行動力や好奇心をアピールできる特技といえます。事前に計画を立てるタイプの旅行なら計画性や情報収集力を、行き先をその場で決めるタイプの旅行なら決断力や物怖じしない姿勢を評価される可能性があるでしょう。
例文:旅行(全都道府県を訪れました。特に好きなのは◯◯県で、理由は△△だからです)
仕事で活用できる特技
仕事内容に直結する特技のほか、ビジネスシーンで活用できる特技も、就職・転職活動の際は好印象を与えるポイントになるでしょう。
アプリ開発
パソコンスキルやマーケティング能力に優れていることをアピールできる特技です。履歴書の特技欄ではひときわ高評価されやすいといえます。
例文:文化祭で校内を謎解きウォークラリーで回る企画を立てたとき、チェックポイントから謎解きサイトにアクセスできるアプリを開発しました。○人が参加し、クラスの企画は文化祭で1位になりました。
一度会った名前と顔を忘れない
人の顔と名前を覚えていられる人は、営業や販売職に向いていると判断されやすいでしょう。ほかのどの部署であってもコミュニケーション能力の高さは不可欠であるため、履歴書で有利にアピールできる特技です。
例文:私は何年も前に会わなくなった人と道でばったり会っても、名前を思い出せます。現在働いている喫茶店に小学校時代に引っ越してしまった友人が入ってきたときもすぐに分かり、話しかけて常連になってもらえました。
履歴書に書かないほうが良い特技はある?
履歴書には、一般的にイメージの良くないものや個人の考え方が大きく出る特技は書かない方が良いとされています。特に、危険性を感じさせる特技は採用リスクが高いと判断される可能性があるため、履歴書に書くのは控えたほうが良いようです。
ギャンブルに関連するもの
競馬やパチンコなど、ギャンブルに関係するものは、一般的に避けるべき話題といわれています。あまり良いイメージを持たれず、給料の使い方などに不安を抱かれる恐れがあるようです。志望企業がギャンブルに関連する業界でない限り、履歴書の特技欄には書かないようにしましょう。
思想、政治、宗教に関連するもの
一般的に思想、政治、宗教に関する特技もタブーとされています。採用担当者がどのような思想を抱いているかは分からないものです。偏った考えを持っていると判断されないよう、話題を出さないように心掛けましょう。そのほか、好きなスポーツチームなども同様に履歴書の特技欄では避けた方が無難な話題です。
危険性を想起させるもの
ビルからビルに飛び移るフリーランニングと呼ばれるスポーツや、猟銃収集、サバイバルゲームなど、一般的に危険性を感じさせるような特技や趣味は敬遠されることが多い傾向にあります。履歴書の特技欄には書かないようにしましょう。
ゲームや漫画など幼稚だと思われる可能性があるもの
ゲームや漫画に関連する趣味や特技が悪いわけではありません。しかし、企業によっては幼稚であると判断される可能性もあるため、社会人として履歴書に書くことは避けたほうが無難でしょう。一方で出版業界やゲーム業界など関連のある企業を志望するなら、ゲームや漫画を通して得たスキルや分析について述べれば、志望度の高さをアピールできます。
履歴書に書ける特技がないときはどうすれば良い?
履歴書に書けるような特技がないという場合も、空白や「特になし」と書くのはできるだけ避けましょう。「採用されたい」という意欲を感じられないほか、「やる気や積極性、協調性がない」などと判断されかねません。以下で、履歴書に書く特技の見つけ方を紹介しているので、参考にしてみてください。
履歴書に書く特技の見つけ方
特技を見つける際は、まずは自分が好きなことや得意なことから探し、その中で仕事に活かせそうなものを選びましょう。これまでに最も経験を積み重ねたものは何か考えてみると、履歴書の特技欄に書ける自分の強みが見えてきます。
小学校から書道を習っていた場合は、きれいな字を書けることが強みになります。また、生活習慣や長く続けていることなど、なにげない普通の一面であっても、書き方次第では仕事に活かせたり、人柄のアピールになったりするなどポジティブに解釈してもらいやすくなるでしょう。「毎朝の散歩を◯年間続けている」「整理整頓が得意」「冷蔵庫にあるもので料理が作れる」など、毎日の生活のなかから「苦にならずに続けていること」「楽しんで行っていること」などをピックアップしてみてください。特技の種類や例文については、「特技の例文と一覧を紹介!履歴書や面接で自己PRにつなげる方法とは」でも紹介しているので、参考にしてみてください。
履歴書の特技欄は採用担当者に自分をアピールするうえで大切な項目です。「どのように書けば採用担当者に伝わるか分からない」という場合は、エージェントに相談してみるのも1つの方法です。
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履歴書の特技欄の書き方に関するFAQ
ここでは、履歴書の特技欄の書き方にまつわるお悩みにQ&A方式で回答していきます。
履歴書の特技欄に書けることがない
「履歴書に書けるような特技がない」と悩んだときには、「めったに風邪をひかない」「早起きできる」など、体調管理面でのアピールがおすすめです。毎日遅刻・欠勤せずに出社できることは採用担当者にとって好印象につながる可能性があります。「面接で特技を聞かれたら?見つからない場合の対処法と答え方を紹介」のコラムのでも特技の見つけ方や例文を紹介しているので、併せて参考にしてみてください。
履歴書の趣味・特技欄に書ける趣味とは?
履歴書に書ける趣味は、塾講師なら「教材研究や受験問題を解くこと」、映画業界なら「映画鑑賞」など、応募する企業の志向や業務に合った内容にするのが望ましいでしょう。ゲームが趣味という方は「履歴書の趣味欄に「ゲーム」は書いてOK?書き方と記入時のポイント」のコラムで書き方について解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
履歴書の特技欄にポジティブシンキングと書いても良い?
ポジティブシンキングは特技というより性格面です。そのため、履歴書の特技欄に書くものは、スポーツや語学など、より技術的なことについて書くことをおすすめします。ポジティブシンキングについては、エントリーシートなどの自己PR欄に記載し、前向きな性格であるとアピールしましょう。
履歴書の特技欄から話題を振られたら、どう答えれば良い?
面接官が特技欄に注目してくれているチャンスなので、具体的なエピソードを展開するなどして、志望度の高さをアピールしましょう。 面接の模擬練習をしたい場合は、「ハタラクティブ」にご相談ください。応募先企業ごとに面接対策を行い、就職活動を最後までサポートします。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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