転職理由を面接で聞かれたら本音を伝える?前向きさを示す書き方の例文とは

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この記事のまとめ

  • 面接で転職理由を聞くのは、ミスマッチを防いだり意欲を見たりしているため
  • 転職でよくある理由は、「給与面」「労働環境」「人間関係」が多い
  • 転職理由を伝えるときは、ネガティブな内容でもポジティブな言葉に変換する
  • 未経験職だと給料が下がる可能性があるが、成果型の会社は収入アップが見込める

面接や履歴書で転職理由を伝えるにはどうしたらよいか悩んでいる方は多いでしょう。人間関係や給料面の不満などネガティブな理由で転職する場合は、伝え方に注意が必要です。このコラムでは、本音をうまく伝える方法や転職理由の具体的な書き方、やりがいと給与面のどちらを選ぶべきか悩んだときの対処法などもご紹介します。転職したくて踏み出せずにいる方はぜひ参考にしてください。

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面接で転職理由を問う意味

転職面接で退職の理由を問うのは、「自社とのマッチ度」「人柄」を確認するため。
転職活動の面接ではほとんどの会社で「転職理由」について質問されるため、意図を確認しておきましょう。

ミスマッチによる早期退職を防ぐため

採用の選考や人材育成には時間もコストもかかるため、早期退職をされると会社側のデメリットが大きくなります。転職活動を行っている理由が、もしも志望企業でも起こり得る内容であれば早期退職される可能性が高いと判断できるでしょう。
自社との考え方の方向性や業務の進め方などの相性もチェックし、長く勤められる人材か確認しています。

人柄や意欲を見ている

人柄や意欲も注目されるポイントです。たとえば、「以前は個人での働きが中心だったが、これからはチームで働きたい」と考える人の場合、協調性に長けている可能性が考えられます。また、キャリアに関する理由で転職に踏み切っているのであれば、積極性や成長性も期待できるといえるでしょう。

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転職理由の統計

「よくある転職理由」は男性と女性でそれぞれの統計がでているため、こちらで確認してみましょう。データは2018年のもので、「定年・契約期間の満了」と「その他(出向などを含む)」を除いています。

男性の転職理由ランキング

1.給与収入が少ない(10.2%)
2.労働条件が悪い(10.0%)
3.職場の人間関係が好ましくない(7.7%)

女性の転職理由ランキング

1.労働条件が悪い(13.4%)
2.職場の人間関係が好ましくない(11.8%)
3.給与収入が悪い(8.8%)

このように、男性は比較的、条件面が主な転職の理由であるのに対して、女性は労働条件面と人間関係面が要因となっています。
しかし、その差はそれほど著しくなく、性別を問わず収入や労働環境、人間関係が主要であることが分かるでしょう。

参照元
厚生労働省
平成30年雇用動向調査結果の概況-「転職入職者が前職を辞めた理由」

転職理由を伝えるときのポイント

勢いで転職活動をはじめて失敗しないためにも、転職理由を伝える際のポイントをご紹介します。
転職を成功させるために、しっかりとプロセスを経て、落ち着いて1つずつ行動していきましょう。

転職理由を明確にする

まずはじめに、転職理由を明確にしましょう。いわゆる「就活の軸」がブレていると、「どこの会社でも良いのでは」と思われてしまいます。
また、転職理由と、面接の際に問われる志望動機や自己PRなどの質問の答えに一貫性がないと矛盾が生まれ、信用を失う可能性も高くなるでしょう。
志望企業を選ぶ時点でミスマッチが防げるという効果もあるため、転職を考えたら「なぜ転職したいと思ったのか」を深堀りし、「どんなところで働きたいか」を明確にしてください。

本音はネガティブな内容でも前向きな理由に変換する

前項で給料や労働条件の悪さなどが要因で転職を考える人が多いとお伝えしましたが、ネガティブな理由の場合はそのままの言葉で話すのは避けましょう。人間関係を理由にすると、「コミュニケーション力が不安」と判断されることもあります。
「こんな会社で嫌だった」という思いを、「こんな会社で働きたい」という前向きな気持ちに変換してみるのが良いでしょう。たとえば、「給料に不満があった→評価体制に不満があった→キャリアプランが明確な場所で働きたい」という風です。
変換した内容は、相手にどのような印象を与えるかを意識しながら確認してください。
ただし、嘘の転職理由は、実際の面接で転職理由について踏み込んだ質問をされたときに矛盾が生じたり、うまく説明できなかったりすることがあるため避けましょう。
また、どうしてもネガティブな理由になってしまう場合は、話をネガティブなまま完結させず、「今後はどうしていきたいと考えているか」を含めて伝えると、好印象につながります。

退職・転職理由の書き方と例文

こちらでは、具体的なポジティブな転職理由の書き方とその例を合わせてご紹介していきます。

退職・転職理由の書き方

最初に、なぜ退職・転職しようと思ったのか結論を書きます。続けて、そう思った理由について具体的な出来事を詳しく紹介してください。最後に、「自分のこんなところが志望企業にマッチしている」と分かるような、志望企業で働いた場合のイメージや活かせるスキル、実現したいことなどを添えて締めます。
このように転職理由は、論理的に組み立てて述べるのがコツ。内容や志望動機・自己PRとの一貫性があることも大切です。
結論・具体的なエピソード・締め・志望動機・自己PRで内容にブレがないか、確認してください。
また、200~300文字程度が一般的とされているため、文字数も一緒にチェックしておきましょう。

人間関係が原因の場合の例文

転職の理由は、チームに貢献できる場所で働きたいと思ったからです。前職は個人の成績を重視している会社だったため、ともに働く社員は仲間というよりもライバルという意識が高い環境で、協力し合う機会が少ない傾向にありました。個人の頑張りはもちろん必要ですが、それを互いに認め、高め合える仲間がいることが、業績アップにもつながっていくと考え、退職を決意しました。そんな中、貴社の「チームワークを大切にしている」という理念に惹かれ、貴社でなら自分の目指す働き方が実現できると思い、応募いたしました。

評価や待遇が不満の場合の例文

私はチャレンジできる環境で働きたいと思い、転職に至りました。前職では企業の成長や売上アップを目指し、自分も会社の力となって活躍したいと考え努力し、資格取得などにも挑戦してきました。しかし、前職は年功序列の社風で、若手は活躍する機会を与えてもらえない環境でした。貴社のWebサイトで「実力主義」「即戦力募集」という言葉を拝見し、貴社でならば自分の力を発揮することができると考えました。

残業が多い場合の例文

効率を重視し、生産性の高い現場で活躍したいと思ったからです。前の職場では、多く残業をする人が評価される風潮がありました。私は短時間で成果をあげられるよう業務の効率化を図り、多くの実績を残しましたが、残業を行わなかったため評価を得られませんでした。全員が業務の効率を意識することで工数を減らせれば、1人の1日の業務量を増やせるほか、業務を抱えすぎている人のサポートにもあたることができます。また残業時間の削減は人件費の削減に繋がり、働く社員、企業のどちらにとってもメリットになると思います。貴社の企業理念やWebサイトなどを拝見し、貴社と自分の考えが近いものであると感じ、貴社でなら自分の力をさらに発揮できると考えました。

転職をしたら給与は上がる?

転職をすると給料が下がるという説もありますが、条件によっては上がることもあるため、どのような場合でアップダウンするのかご紹介します。
収入アップを狙って転職をする場合は、高給与を条件に転職先を探して年収をあげられるでしょう。しかし、それ以外を理由に転職を考えている場合には、逆に収入が下がることも考えられるので、ぜひ参考にしてください。

給与が上がる場合の例

もともと給与アップが理由で転職活動をしている方は、その条件に合う求人を探すのがベターです。

経験を活かせる職場への転職

長年培ってきたスキルや経験を活かせる職場であれば、基本給に加えて会社の給与規定に応じた金額が加算されます。同じ業界内であっても、1年未満の勤務や、別の職種を転々としていた場合は評価されないこともあるので注意しましょう。

もとが高給与として設定されている職場への転職

もともと基本給が高いというように、給与設定が高ければ収入アップが見込めます。しかし、給与は「労働の対価」のため、それに見合った成果が求められることも。見合った働きができるかよく考えて応募したほうが良いでしょう。

インセンティブ制度を導入している会社への転職

すぐに高給を得ることは難しくても、インセンティブ制度や成果制度を導入している会社は収入アップが見込めます。自分の努力次第で、キャリア・スキルアップも見込めるでしょう。

キャリアやスキルアップ制度が明確な会社への転職

採用ページを見ると、キャリアプランの例やスキルアップに関するフォロー体制など、人材育成についてふれている会社もあります。こちらも一時的に収入が減る可能性はありますが、キャリアアップやキャリアチェンジ、資格取得をしていくにつれて給与アップが期待できるでしょう。

給与が下がる場合の例

給料が下がる転職は避けたくても、「どうしてもこれをやりたい」というように譲れない条件があるとダウンしてしまうこともあります。

未経験の業種にチャレンジする場合

転職は経験やスキルを重視して採用を行うため、未経験の分野や活かせる能力がない場合は、年齢を問わず基本給からのスタートになることが多いようです。

企業規模や業績が大きく異なる場合

同業種であっても、企業規模や事業展開、業績などが大きく異なれば、給与に影響が出るようです。「経験もスキルもあるのに…」と不満に思わないためにも、事前に企業研究をしっかり行いましょう。

給与とやりがい…どちらを取るべき?

「収入よりもやりがいや働きやすさを重視したいと考える人」がいる一方、逆に考える方もいるように、転職に求める条件は人によって違います。もし「今の職場は高給与だが、環境面の悪さから転職を考えている」「理想的な労働環境だけど、給与を上げたい」と迷う方は、自分が優先したい条件や妥協点をしっかり考えましょう。
転職の際は、「何が自分にとって一番優先したい項目か」をしっかり見極めることが大切です。
答えが見つからない場合は、思いとどまってもう一度時間をかけて考えてみるのが良いでしょう。

転職をした方が良い状況

転職するか迷っているうちに体調を崩して身動きできなくなることもあるため、こちらで「転職をした方が良い状況」について知っておきましょう。

転職に踏み出した方が良いタイミング

転職したくても、繁忙期や仕事の受け持ち状況などの理由から、会社や同僚への迷惑になると考えてタイミングを逃してしまう方は多いようです。
円満退職するには辞める時期や周りへの配慮は必要なことですが、退職や転職は自分の意思でいつでも決められます。「自分が転職したい」と思った時が良いタイミングですから、周りを気にしすぎないことが大切です。
それを分かっていても、なかなか踏み出せないという方は、自分を壊さないためにも下記の転職のタイミングを参考にしてください。

・業務や社風などが合わないと感じたとき
・労働条件が過酷なとき
・セクハラやパワハラ、いじめなどが解決できないとき
・評価されていないと感じたとき
・これ以上身につくものがないと感じたとき

自分が気持ちよく働けることが大切

仕事を続けていく上で「気持ちよく働ける」という環境は、外せない条件のうちの1つといえるでしょう。自分に合った職場に転職してみると、仕事もプライベートもうまくいくようになったという方もいます。
仕事がつらい、合わないと感じた時には、転職が人生の好機になる可能性もあるでしょう。

転職を決めたら上司や同僚にすぐ伝えるべき?

転職活動をはじめたら、必ず転職をしなくてはいけないと思っている人もいるでしょう。
しかし、実際には職場には伝えないまま、在職しながら転職活動をしているという人も多くいます。
良い転職先が見つからなかったら、今の仕事を続けるという方法もあるため、早まって上司や同僚などに退職意思を伝えてしまわないよう気をつけましょう。
また、転職先を探しているうちに他社の働き方などが見え、今まで気付かなかった今の職場の良さが見つかるという場合も。
実際に転職するか悩んでいる場合でも、とりあえず転職サイトに登録して様子を見るのも1つの手段です。

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