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新卒入社から3ヶ月で退職したら転職は不利?その後の影響や対策を解説!
更新日
この記事のまとめ
- 新卒入社後3ヶ月以内に退職しても、早いうちに行動すれば再就職の可能性はある
- 新卒入社から3ヶ月で退職する場合、マナーを守って円満退社することが大切
- 新卒で入社した会社を3ヶ月で退職した場合は、「第二新卒」に該当する
- 第二新卒として転職を成功させるためには、退職理由を明確にすることが重要
新卒入社後3ヶ月以内に退職した場合、「仕事をすぐ辞めたらその後はどうなるのか」「人生終わりと聞くが本当か」というように、さまざまな不安が浮かぶでしょう。新卒入社してから3ヶ月以内の退職でも、早い段階で行動を起こせば、再就職のチャンスは十分にあります。このコラムでは、短期間で退職した方が転職を成功させるコツやマイナスイメージを回避する方法をご紹介。早期退職を考えている方は、参考にしてみてください。
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新卒入社から3ヶ月で退職…その後の影響は?
就職や転職は、20代のうちにするのが有利とされています。厚生労働省の「中途採用に係る現状等について」より、年齢別の転職入職率についてまとめました。
年齢 | 転職入職率 |
---|---|
24歳 | 11.8% |
25-29歳 | 13.4% |
30-34歳 | 9.2% |
35-39歳 | 8.2% |
40-44歳 | 6.8% |
45-49歳 | 6.1% |
50-54歳 | 5.3% |
55-59歳 | 5.9% |
60-64歳 | 10.2% |
65歳以上 | 4.0% |
引用:厚生労働省「中途採用に係る現状等について 図表17:転職希望者に占める転職就業者の割合」
上記から、20代を過ぎると転職入職率が低下傾向になることが分かります。そのため、新卒入社から3ヶ月で退職した場合でも、早い段階で就職活動を始めれば再就職のチャンスは十分にあるでしょう。
ただし、企業によっては、新卒入社後3ヶ月以内での退職がマイナス評価となる場合もあります。入社後早期に退職していると、「忍耐力がない」「またすぐに辞めてしまうのではないか」といった懸念材料になるためです。企業側の不安を払拭するためには、早期退職に至った理由や今後どのように仕事と向き合うかを、きちんと伝えることが重要といえます。
新卒で入社後3ヶ月以内に退職した理由を上手く述べる自信がない人は、「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例9つを紹介!」を参考にしてみましょう。
参照元
厚生労働省
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早期退職するときは最低限のマナーを守ろう
新卒入社して3カ月で退職する場合も、最低限のマナーは守りましょう。具体的には、「退職を申し出る時期は社内規定に従う」「退職理由に会社の不満を含めない」といった行動をすることが基本です。早期退職であっても、退職までの手順をきちんと踏めば、円満退職できる可能性が高まります。
退職時にトラブルを起こしてしまうと自分の評判が下がってしまい、最悪の場合は転職活動に支障が出る恐れも。そのため、感情的になって揉めたり一方的な要求を通そうとしたりするのは避けるべきです。退職間際でも「どうせもう辞めるから」と気を抜かず、マナーを守った言動や対応を心掛けましょう。
円満退職できると、すっきりした気持ちで転職活動を始められます。マナーを確認しておきたいという方は、「退職の伝え方とは?仕事を辞めたいときのために覚えておきたいマナーを解説」をご一読ください。
新卒入社後3ヶ月での退職は第二新卒になる
新卒入社後3ヶ月で退職した人は、「第二新卒」として転職活動を行います。第二新卒とは、新卒で入社後、およそ3年以内に離職して転職活動をしている人のことです。
第二新卒は、若さや社会経験が評価されることも。次の項目で、メリットとデメリットを確認しましょう。
第二新卒を積極的に採用している企業もある
第二新卒として扱われるメリットは、社会人としての基本的なスキルと、若さならではのポテンシャルを評価されやすいことです。第二新卒は、企業から「基本的なビジネスマナーが備わっている」「柔軟性がある」と評価してもらえる場合があります。「一度でも就職した経験がある」という点が企業にとっては魅力的に映るのです。中には、一般の転職者と枠を分けて第二新卒を募集している企業もあります。
そのため、新卒入社後3ヶ月以内に退職したことを負い目に感じる必要はありません。第二新卒枠を狙う場合は、これまでに培ったビジネスマナーや仕事への意欲などをアピールして、企業にとって魅力的な人材であることを伝えましょう。
第二新卒と既卒の違いは?
第二新卒と似たような言葉に「既卒」があります。既卒とは、学校を卒業したあと一度も正社員就職を経験していない人のこと。学校卒業後に働いていない方だけでなく、アルバイトや派遣社員などの非正規雇用で働いている方も対象です。第二新卒と既卒の違いは、「正社員経験の有無」にあります。正社員経験のある第二新卒の場合、先述したとおり、社会人経験と若さの両方を評価してもらいやすいでしょう。
新卒3ヶ月での短期離職にはデメリットもある
新卒3ヶ月での退職は、ポテンシャルが評価されやすい一方でデメリットもあります。たとえば、短期離職をしてしまうと、求人の選択肢が減ってしまいかねません。中途採用として扱われるため、新卒時代より選択肢が限られてしまい、理想の仕事を見つけにくくなってしまうことも。
また、その後の転職がしづらいこともデメリットといえます。転職回数が多いと、そのぶん企業に継続力や意欲を不安視されやすいでしょう。職歴がネックとなり採用が遠のくリスクもあるため、短期離職したあと、短期間のうちに再度転職するのはおすすめできません。
とはいえ、短期離職の後に転職活動を成功させることも十分可能です。メリットとデメリットを十分に比較し、後悔しない選択をすることが重要といえます。
「既卒と第二新卒の違いは?どちらが有利?定義やメリット・デメリットを解説」では、第二新卒と既卒の違いや就職のコツを紹介しています。第二新卒や既卒についてより詳しく知りたい方は、あわせてご参照ください。
新卒3ヶ月で退職した後に転職を成功させる6つのコツ
新卒入社後3ヶ月以内に退職した方が、第二新卒として転職を成功させるためのポイントを5つ紹介します。転職活動を始める際は、ぜひ参考にしてみてください。
1.新卒入社から短期間で退職した原因を分析する
新卒入社後3ヶ月以内という短期間で退職した原因を分析しましょう。退職理由を曖昧なままにしておくと、せっかく再就職先を見つけても同じような失敗を繰り返してしまう恐れがあります。「残業が多い」「社内の人間関係が悪い」など、退職した理由を明確にしておくことが大切です。
早期退職に至った原因が分かれば、転職先を探す際の一つの指標になります。
2.自己分析と企業分析で自分に合う仕事を見極める
新卒入社から3ヶ月で退職してしまった場合、仕事内容や職場環境にミスマッチがあった可能性が高いといえます。転職を成功させ、長く働ける会社を見つけるために、自己分析と企業研究を行うようにしましょう。
自己分析とは、過去の経験から強みや価値観を洗い出し、適性を見つめ直す作業のことです。自分自身の経験を振り返れば、好きなことや苦手なことが明らかになり、より自分に合った職種を見つけられるようになります。
また、企業研究とは、企業情報を集める作業のこと。企業理念や成長率、業界内での立ち位置を把握できるため、自分の強みを活かせる企業を絞り込めます。
自己分析や企業研究ができたら、転職サイトや転職エージェントを利用することで、さまざまな求人から自分に合ったものを探しやすくなります。自己分析と企業研究のやり方が分からないという場合は、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」をご覧ください。
3.退職理由をポジティブに伝える
面接で、新卒入社後に早期退職した理由を伝える際は、ポジティブな内容を心掛けましょう。会社への不満や愚痴といったネガティブな理由は、マイナスイメージにつながりかねません。
たとえば、残業が多くて退職した場合は「オンとオフの切り替えをはっきりさせたい」と言い換えてみましょう。また、人間関係が原因であれば「チームワークを大切にし、お互いにサポートし合う環境で働きたい」と伝えられます。「応募先で実現したい働き方」を軸に、退職理由をポジティブに伝えるのがおすすめです。
4.履歴書や面接で経歴を偽らない
新卒入社後3ヶ月以内に退職してしまい、経歴に自信がないという場合も、嘘をつくのはやめましょう。在籍期間をごまかしたり、第二新卒であることを隠したりする行為は、経歴詐称に当てはまります。経歴詐称は犯罪にはならないものの、入社前に発覚した場合は内定取り消し、入社後に発覚した場合は解雇といった処罰が下されるリスクも。
経歴詐称は、思わぬ形で発覚する恐れがあります。自信をもって転職するためにも、職歴は正直に伝えるようにしましょう。
5.大手企業ばかりにとらわれず視野を広げる
新卒が企業を選ぶ際は、大手企業や特定の企業ばかりにとらわれず、広い視野をもちましょう。企業選びにこだわり過ぎてしまうと、選べる求人の選択肢が狭まり、再就職のチャンスを逃しかねません。
知名度や企業規模にかかわらず、業績を伸ばしている企業や職場環境がホワイトな企業も多く存在します。求人情報を探すときは、なるべく条件を絞らず、幅広くリサーチするようにしましょう。
6.転職エージェントを利用する
「新卒で入社後3ヶ月で退職していて再就職が不安」「自分一人で転職活動をする自信がない」という場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。第二新卒の転職活動は、新卒時の就職活動とは進め方のコツやアピールポイントが異なります。就職・転職に関する経験や知識が豊富なキャリアアドバイザーのサポートを受け、悩みを解消しながら就職活動を進めることが可能です。
既卒や第二新卒といった、若年層のサポートに特化した転職エージェントのハタラクティブでは、求職者の適性や希望に合わせて仕事をご紹介します。丁寧なカウンセリングをもとに、厳選した求人情報をご提案するため、「自分に合った仕事が分からない」という方も安心です。
また、履歴書の書き方や面接のポイントといった選考対策も、キャリアアドバイザーがマンツーマンでアドバイスいたします。アピールポイントの整理から効果的な伝え方、マナーまで指導するため、初めての転職活動を自信をもって進められるでしょう。サービスはすべて無料なので、転職をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。
第二新卒の転職に関するQ&A
新卒入社後すぐに会社を辞めた・これから辞める人に向けて、Q&Aで転職の疑問を解消します。
新卒入社後すぐの退職は駄目?
入社後すぐに退職して良いかどうかは、退職したい理由によって異なります。たとえば、「ミスが多い」「苦手な上司がいる」といった悩みは、仕事や環境に慣れることで改善する可能性も。 一方で、就職先が明らかにブラック企業である場合や、心身の負担が限界だと感じる場合は、早期に退職するのが賢明です。 退職の判断に迷ったら、「早期退職とは?メリット・デメリットや再就職を成功させる方法を解説」も参考にしてみてください。
3ヶ月で退職すると、転職活動で不利になる?
職歴が短いと、企業から「物事が長く続かないのでは」「採用してもすぐ辞めてしまうのでは」と思われるリスクが高まります。ただし、企業の懸念を払拭できれば十分に転職は可能です。企業が納得できる転職理由を説明し、仕事への前向きな姿勢を示しましょう。 早期退職後の転職事情は、「新卒入社で半年以内に辞めても転職可能?第二新卒の就職成功のコツを解説!」に掲載しています。
「入社3ヶ月の壁」とはなんですか?
入社してから3ヶ月ほど経って環境に慣れたぶん、会社への不満や理想との違いに直面し、「仕事ができない」「転職したい」と考えてしまう現象のことです。主に、「仕事内容が理想と違った」「人間関係が悪い」といった悩みが理由として挙げられます。
上司に相談したり、キャリアプランを立て直してみたりすることで、悩みから抜け出せることも。いきなり転職してしまう前に、「仕事を変えずに解決できないか」を考えてみましょう。
第二新卒が転職を成功させるには?
新卒時の反省を活かして、ミスマッチのない転職先を選ぶことが重要です。自分の適性や価値観を確認し、条件に合った企業を探しましょう。志望する業界や企業についても詳しく情報収集することで、入社後に「イメージと違った」と後悔するのを防げます。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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