自己PRが書けないときの原因と対処法は?転職やニート向けの書き方も解説

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この記事のまとめ

  • 自己PRが書けない原因の一つは「特別な経験」を書こうとしているから
  • 自己PRが書けないときは、過去の経験を洗い出して共通点を見つけてみる
  • 自己PRが書けないときの対処法として、失敗から乗り越えたことを考えてみる
  • 自己PRは、先に結論と理由を述べ根拠となるエピソードを書くと簡潔にまとまる
  • 転職と新卒では企業から求められることが異なるので、自己PRの内容を変える

「自己PRが書けない…」と悩んでいる人は多いでしょう。就職・転職活動において必須ともいわれる自己PR欄は、特別な経験をアピールする場所ではなく、どのような人材かを企業に知ってもらうための項目です。このコラムでは、自己PRが書けない理由や対処法を解説しています。例文や転職者・第二新卒向けの書き方も紹介しますので、履歴書や職務経歴書の作成が進まず困っている方はぜひ参考にしてみてください。

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そもそも自己PRとは?

自己PRとは、企業側に自分をプレゼンするためのものです。これまでの経験や身につけたスキル、仕事への向き合い方などを伝えて、自分を採用するメリットをアピールします。採用担当者にとっては、履歴書だけでは分からない応募者の良さや人柄を把握し、自社に合う人材かどうかを総合的に判断するための重要なツールといえるでしょう。

自己PRに悩む人は多い

ハタラクティブの調査「若者しごと白書2024(40p)」によると、就職活動・転職活動を始める際、「選考時に上手く自分を伝えられるか不安」という項目に「非常に不安」「やや不安」と回答した正社員は63.9%です。
さらに、選考中の不安として「履歴書や職務経歴書の準備」を「非常に不安」「やや不安」と答えた正社員も59.5%います。

この結果から、選考で自分をうまくアピールできるのかと不安を感じる転職者は多いと考えられるでしょう。「自己PRが書けないなんて…」とネガティブに考えず、なぜ書けないのかを冷静に分析してみるのが大切です。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024

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自己PRが書けない理由は?

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自己PRが書けない理由として、主に以下のようなことが考えられます。

・「特別なことを書かなければ」と思っている
・自分に自信がない
・企業が求めることを理解していない
・自己分析が不十分
・異業種や異職種への転職でアピール材料がない

就職・転職活動の際、「自己PRの内容が思い浮かばず書けない」と悩んでいる人は、まず原因を考えることから始めてみましょう。ただ漠然と頭を悩ませるよりも、「書けない理由」を考えることで、解決策が見つかる可能性もあります。以下を参考に、自分に当てはまる原因は何なのか考えてみてください。

特別な経験を書かなければと思っている

就職・転職活動で使用する自己PRが書けない人の多くは、「特別な経験を書かなければ」「記憶に残るエピソードを書かなければ」と感じている傾向があります。しかし、企業は人よりも優れた経験を評価するわけではないので、特出したエピソードをアピールする必要はありません。

自己PRを書く目的は、自分がどのような人かを採用担当者に伝えることです。企業側は、自己PRを通して応募者の人柄や適性などを見極めています。

自分に自信がない

自分に自信がない人は、自己PRで長所を書くことをためらってしまう傾向があります。長所が思いつかない場合は、長く続けている日課や熱を入れている趣味、頑張ったことなどを思い出してみましょう。

他人と比較するのではなく、自分自身が頑張ったと思えることや、自分なりのこだわりなどを洗い出せば、アピールポイントが見えてくるはずです。就職・転職活動では背伸びをせず、ありのままの自分の姿を知ってもらうことを意識してみてください。

企業が求めることを理解していない

自己PRが書けない原因として、企業が応募者の何を知りたいのか、何を判断しているかを理解していないことが挙げられるでしょう。就職・転職活動において、企業は自己PRの内容から「目標を立てて達成する力があるか」「企業成長に好影響を及ぼす人材か」「自分について十分に理解できているか」などを確認しています。企業からの質問の意図を理解して、的確な回答となる自己PRを用意しましょう。

自己分析ができていない

自己分析ができていない人は、自己PRが書けないと悩みやすいようです。「自分の強みが何か分からない」という人は、就職・転職活動の前に自己分析をするところから始めましょう。自己分析の具体的な方法については次の項で解説しているので、参考にしてみてください。

自分のアピールポイントの見つけ方については「自己PRで書く材料がない!書き方のポイントとは」でもご紹介しています。

異業種・異職種への転職でアピール材料がない

異業種または異職種への転職の場合、実務経験がないためアピール材料がないと思い込んでいる人もいるようです。一般的に中途採用では即戦力が求められる傾向にあり、すぐに役立つ経験・スキルをアピールしたほうが有利になる側面はあります。

しかし、異業種・異職種の経験があるからこそ、既存社員にはないメリットをもたらすことも可能です。異業種・異職種への転職では、前職で身につけたスキルを応募先の会社でどのように応用できるかを考えてみてください。

自己PRが書けないときに試せる5つの対処法

自己PRが書けないときは、まず自分なりに真剣に取り組んだ経験を洗い出しましょう。次に、失敗した経験についても「どのように乗り越えたのか」を考えます。それらの経験の共通点を見つけ、自身の強みになるよう言語化してみましょう。以下で詳しく解説します。

自己PRが書けないときに試せる対処法

  • 自己分析をして過去の経験を洗い出す
  • 失敗の経験から乗り越えたことを探す
  • 経験での共通点から「強み」を言語化する
  • 結果ではなく過程を伝える
  • 企業が求める人物像を参考にする

1.自己分析をして過去の経験を洗い出す

就職活動で自己PRが書けないと悩む人は、自己分析を入念に行ってみましょう。過去の経験から、自分が打ち込んだことや頑張って取り組んだことを書き出します。書き出す内容は、部活や趣味に関することのほか、大学生や高校生時代、幼少期まで遡ってもかまいません。

それらから、「なぜ打ち込んだのか」「何か学ぶことはあったか」「どのような工夫をしたか」「今でも活かせている部分はあるか」と深堀りしていきましょう。
なお、自己分析で「自分の強み」を探すときは、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

・自身の人柄が伝わるものにする
・アピール内容に一貫性を持たせる
・自己PRを裏付けるエピソードを用意する

就職・転職活動では、自身の人柄を応募先企業にアピールすることが大切です。アピール内容に一貫性を持たせると、採用担当者の納得感を得やすくなります。また、説得力がある自己PRにするには、具体的なエピソードを織り交ぜながら話すのが理想的です。

2.失敗の経験から乗り越えたことを探す

挫折を経験した人は、失敗をどのように乗り越えたかを考えてみるのも一つの方法です。自己PRは、成功体験や長所のみを書く欄ではありません。自己PRが書けないときは、失敗を「どのように乗り越えたのか」や、失敗から「何を学んだか」などを具体的に掘り下げてみてください。

3.経験での共通点から「強み」を言語化する

自己PRが書けないときは、過去に経験したそれぞれの出来事から共通点を見つけて、自分の特性を把握し「強み」として言語化します。共通点の見つけ方は、その経験をしたときの環境を思い出してみると良いでしょう。「仲間がいたから頑張れた」「一人で頑張らざるを得ない状況だった」など、共通点が見つかるはずです。

共通点を見つけたら、「どのようなときに活かせる強みか」を具体的にすることが大切。たとえば、「試行錯誤しながら問題を解決してきた」という人は、自己PRでは「逆境でも前向きに取り組む行動力」と言い換えると、就活で強みとしてアピールできるでしょう。

適性診断(適職診断)で自分の強みを知るのも有効

自分の強みがなかなか見つけられないという方は、適性診断や適職診断の結果を参考にするのも選択肢の一つです。インターネットで検索すると無料でできるものが見つかるので、いくつか試してみると良いでしょう。

ただし、適性診断や適職診断の結果が必ずしも自分に当てはまるとは限らないので、あくまで参考程度にするのがポイントです。「自分に合う仕事が分からないときの適職診断の使い方」では適職診断で分かることについて触れているので、興味のある方はあわせて読んでみてください。

自己PRを考えるのはモチベーショングラフが便利

過去の経験を洗い出すときに、モチベーショングラフを使うと便利です。モチベーショングラフとは、横軸に年齢を、縦軸にモチベーションを記したグラフのこと。グラフに大きな変動がある部分は、何かしらの出来事が起きたと判断できます。幼少期から現在までをじっくりと振り返ることで、自己PRのヒントを得られる可能性があるでしょう。

4.結果ではなく過程を伝える

「前職で大きな成果を挙げていない」「結果を数字で表す仕事ではなかった」といった理由で、自己PRが書けないと悩む人もいるでしょう。しかし、自己PRでアピールすべきなのは結果だけではありません。

仕事への取り組み方や、努力したエピソードも十分アピールになります。たとえ納得のいく結果にならなかったことでも、自分なりに真剣に取り組んだ過程を深堀りすることが重要です。

5.企業が求める人物像を参考にする

自己PRを書く前に、応募先企業が求める人物像を確認しましょう。どれだけ良いアピールをしても、ピントがずれていては評価につながりません。また、アピールするスキルは同じだとしても、応募先企業に合わせて伝え方を変える必要もあります。

たとえば、自己PRでコミュニケーションスキルをアピールする場合、協調性を大事にする企業に対しては「周りの人とコミュニケーションを取って協力し合える」と伝えるのが良いでしょう。
一方、チャレンジ精神を大事にする企業には、「コミュニケーションスキルを活かして新しい人脈を開拓できる」というように、協調性よりも積極性が伝わる内容に変換するのがポイントです。

企業側が自己PRで見ているポイント

ここからは、企業側が自己PRで見ているポイントを3つ解説します。自己PRを考える際の参考にしてみてください。

スキルと経験

企業側が自己PRで見ているポイントのひとつ目は、スキルと経験です。ここでは、応募者がこれまでに習得したスキルや経験を明確に示すことが大切。具体的な事例や成果を示すことで、企業側は応募者がその業務でどのように活躍できるかを判断しやすくなります。

応募先の企業や業務内容に関連する資格や語学力、インターンシップやボランティア活動の経験も強みとなるでしょう。

適性と適応力

企業側は、応募者が新しい環境に適応し、チームで協力して業務を遂行できるかどうかを重視します。柔軟性やコミュニケーション能力、問題解決能力など、企業が求める人材像に合った自分の適性をアピールしましょう。

モチベーション

仕事へのモチベーションもチェックするポイントの一つです。企業側は、応募者がその企業や業界への興味と情熱を持っているかどうかを確認したいと考えています。自己PRで、自分がその企業でどのように活躍し、どのように成長していくことができると考えているかを明確に伝えることが重要です。また、企業の文化や価値観との適合性もアピールポイントとなるでしょう。

自己PRを簡潔にまとめる3つのコツ

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ここでは、就職・転職活動における自己PRの書き方のコツについて解説します。自己PR欄のスペースは限られているので、簡潔にまとめることが大切です。また、採用担当者が読んだときに意味が分かりやすいよう、文章の順序にも気をつけましょう。自己PRが書けないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.結論から述べる

自己PR欄では、「私は、△△です。」と、結論を先に書きましょう。たとえば、「私は行動力があり、分からないことにも積極的に取り組む性格です。」など、アピールしたいことを最初に述べます。

結論を先に伝えるのは、後に続くエピソードに興味を持たせ、理解してもらいやすくするためです。就職・転職活動では、書類選考や面接選考においてどの質問に対しても「結論から述べる」ことが重要となります。

2.結論の根拠となるエピソードを書く

結論を述べたら、その考えに至った理由と、根拠となるエピソードを書きます。エピソードの構成は、「取り組んだことの概要」「なぜ取り組もうと思ったか」「その経験のなかで直面した課題」「課題解決への工夫」「工夫の結果どうなったか」の順がおすすめ。

自己PRで書くエピソードは、客観的な成果を示せたり、自信を持って伝えられたりする経験を選ぶのがコツです。その際、具体的な数字(順位や割合など)も示せると採用担当者に伝わりやすくなります。

3.入社後にどのように活かすか述べる

最後に、応募先企業の仕事で「どのように自分の強みを活かせるのか」を書きます。たとえば、協調性がある人は「周りの雰囲気を明るくできる」、行動力のある人は「目標達成のための新たな道を開拓できる」といったアピールが可能です。採用担当者が、「入社後に活躍してくれそうだ」とイメージが湧くような自己PRに仕上げましょう。

履歴書と職務経歴書で自己PRは変えるべき?

履歴書と職務経歴書の自己PRの内容は、同じでかまいません。ただし、一字一句同じにするのではなく、履歴書には要点をまとめたもの、職務経歴書には内容を細かく説明したものを書くのが好ましいでしょう。詳しくは、「履歴書と職務経歴書の自己PRは同じ内容で良い?書き方のコツを解説」のコラムを参考にしてみてください。

【転職者・第二新卒向け】自己PRの書き方

ある程度の業務実績を持つ「転職者」や、社会人経験がある「第二新卒」は、会社側から求められるスキルが新卒と異なるため、アピールの仕方に工夫が必要です。転職活動で自己PRが書けない場合、新卒の就活と同じように考えるとなかなか内定につながらない可能性があります。

【転職者の場合】即戦力になれることを伝える

中途採用を行っている会社は、即戦力を求めている傾向にあります。新卒採用とは違い、今までの成果や実績をメインとして評価するのが一般的です。転職活動での自己PRは、エピソードの部分が特に重要だといえるでしょう。

自己PRが書けないと悩んだときは、「今までの成果や実績」「業務の中で何を得たのか」「前職の経験をどう活かすのか」など、会社に良い影響を与える人材であるとアピールするのがコツです。

異業種へ転職する場合の自己PR

未経験の業種への転職を希望している場合、「前職で得たスキルをどのように活かせるか」という部分をチェックされます。「実績がないため即戦力ではないものの可能性はある」と採用担当者に印象付けるため、仕事や困難への向き合い方など、社会人としてのスキルや経験をアピールしましょう。

【第二新卒の場合】社会人経験をアピールする

社会人経験の浅い第二新卒の場合、「短い就業期間で何を学んだのか」をチェックされます。短期間でも社会人経験があることを主張し、新卒よりも社会人としてのマナーが身についていることを自己PRでアピールすると、採用される可能性が上がるでしょう。

第二新卒は就活市場でのニーズが高まりつつあるものの、早期退職のリスクを懸念する会社が多いのも事実。自己PRが書けないと悩んでいる方は、「またすぐに辞めてしまうのではないか」と思われることのないよう、転職を決断した理由を明確にし、マイナスな印象を払拭することが大切です。

新卒の自己PRはポテンシャルをアピール

新卒は、能力よりもポテンシャルを見込んで採用される傾向があります。採用担当者が「入社後の活躍の可能性が見込める」と感じれば、特別なスキルを持っていなくても採用されるでしょう。さらに、「人柄が社風にマッチしている」と思わせることが大切です。そのためには、いかに的確に自己分析ができているかが重要になります。自己PRに加えて、長所や短所についてもしっかりと考えて応募書類を作成すると良いでしょう。

ニートやフリーターで自己PRが書けない人は

ニートやフリーターなどブランクがある人は、就職・転職活動でブランク期間の理由を明確にする必要があります。採用担当者は、「すぐに辞めてしまわないか」「仕事への意欲は十分か」といった点を懸念しているものです。

自己PRでは、ニートやフリーターになった理由を述べ「どうしてそうなったのか」「これからどのようにしようと考えて行動しているか」を具体的に書いて、今後の可能性が見出せる内容にしましょう。ニートやフリーターの期間があったからこその経験・気づきを伝え、仕事への意欲をアピールすれば、採用担当者の不安を払拭しやすくなります。

フリーターの自己PRの書き方と例文をご紹介!書けない場合の対処法も解説」では、就業経験をもとにした自己PRの例文も紹介しているので、あわせてご覧ください。

就活・転職に役立つ!自己PRが書けない人向けの例文

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ここでは、自己PRの例文をご紹介します。自己PRが書けないとお悩みの方は、文章をイメージする際の参考にしてみてください。

自己PRのポイント

自己PRを書くときは、構成を作りこむことが大切です。先述したように、結論と理由を簡潔に述べ、根拠となるエピソードを続けます。エピソードのなかには、「概要と課題」「なぜ取り組もうと思ったのか」「工夫と結果」など、実際の行動や考え方が分かる内容を盛り込みましょう。人とかぶらない特別な経験である必要はありません。しっかりと掘り下げて構成を作ることで、立派な自己PRになります。

問題解決をアピールする例文

私は、逆境でも前向きに取り組む行動力があります。困難な問題も、試行錯誤して乗り越えようとする力が、私の強みです。私は、自宅近くに新しくオープンしたカフェでアルバイトをしていましたが、最初は客足が伸びず、大変でした。

従業員の目線で見ても素敵なカフェだったので、もっと多くの人に知ってもらいたいと思い、SNSを活用した集客を提案しました。記事制作の担当に立候補し、毎週更新し続けることで、約1ヶ月後に客数を倍にできた経験があります。お客さまにも「SNSを見て来ました」と言ってもらうことが増え、店長から「あなたの努力のおかげだ」とお褒めの言葉も頂きました。

この経験を通して、前向きな行動は問題解決につながることを学びました。持ち前の行動力を活かし、貴社での仕事にも向上心を持って取り組んでまいります。

忍耐力をアピールする例文

私は忍耐力に長けており、困難な状況でも冷静に対処するのが得意です。前職では新規プロジェクトの立ち上げにおいて、想定外の問題が発生しましたが、ほかのチームとも協力して状況を分析し、徹底的に解決に取り組むことで、プロジェクトを成功させることができました。

この経験から、自分の忍耐力がチーム全体のモチベーション維持につながると実感したので、貴社でも周りのために一つ一つの仕事をやり抜き貢献したいと考えております。

チームワークをアピールする例文

私は営業職で、チームワークを活かして成功を収めた経験があります。営業職は単独プレーの傾向があるため、私の部署でも顧客と担当者が一対一でコミュニケーションを取り、ニーズの把握に取り組んでいました。

しかし、チーム全体で成績を上げるためには、どのような顧客からどのようなニーズがあるかを各担当者が知る必要があると考えました。そこで、チームメンバーに協力を呼びかけ、お互いの仕事内容を把握できるように情報共有のためのプラットフォームを作りました。結果的に営業職一人ひとりの提案力が増し、10%の売上アップに貢献できました。

この経験から、私はチームワークの重要性を痛感したので、新しいチームでも積極的に協力し合いながら成果を上げていきたいと考えています。

自己管理能力をアピールする例文

私は目標に向けて、時間・心身・感情をうまく管理するのが得意です。前職はマーケティング職で、常に顧客が求める結果を出すことが求められました。そのため、「1カ月で受注を5%増やす」といった具体的なゴールを決め、業務に優先順位をつけて、日々のスケジュール管理を徹底しました。

さらに、課題に対処するためのリフレッシュ方法も工夫しました。定期的な運動や趣味に時間を割くことで、ストレスを溜めないようにし、業務における集中力やパフォーマンスを維持しました。

この経験から身につけた自己管理能力を貴社でも活かし、目標を達成し続けることで組織に貢献したいと考えております。

向上心をアピールする例文

私の長所は向上心が高いことです。現在の会社では一般事務として入社しましたが、専門スキルのある事務職になりたいと考え、簿記を学んで経理事務を担当するようになりました。現在は財務管理に関心があり、公認会計士の勉強中です。知識が増えると目の前の仕事の意義が分かるようになり、一つ一つの業務に大きなやりがいを感じるようになりました。

向上心は組織に貢献するために必要なことだと考えているので、今後も自己成長を図り、経営の要である財務の専門家を目指したいです。

就活・転職でどうしても自己PRが書けないときは…

就職・転職活動で自己PRできる要素がどうしても見つからない場合の対処法をご紹介します。「自己PRに書くことがない…」と悩んでいる方は参考にしてみてください。

第三者に他己分析を依頼する

どうしても自己PRが書けない場合は、周りの人に「自分がどのような人物か」を聞いて他己分析してみましょう。アピールできることがないと悩んでいる人は、自分の長所を見落としている可能性があります。

自分の思っている長所や短所と、第三者が見ているポイントは意外と違うもの。他己分析をする際は、そう思った理由もあわせて聞くと自己PRに活かせます。

自分と違う視点を活かすのが大事

他己分析の良い点は、自分にはない視点が得られることです。多角的に自己分析をしているつもりでも、自分で自分を客観視するのには限界があります。就職・転職活動を成功させるためには、第三者の意見に聞く耳を持つことが大切です。
第三者は自分と異なる価値観を持っている場合もあるので、ときには受け入れがたい指摘もあるでしょう。しかし、面接を受ける前に指摘を受けられたのは幸運だと考え、第三者の意見を自己PRに活かすことを検討してみてください。

就職・転職エージェントを活用する

履歴書・職務経歴書の自己PR欄が書けないと頭を悩ませてしまう人は、就職エージェントに相談するのもおすすめです。自己PRや志望動機など、応募書類を作成する際のアドバイスがもらえます。面接での回答のコツも教えてもらえるので、一人で就職・転職活動をするのが不安な方にぴったりのサービスです。

就職・転職エージェントのハタラクティブは、就活のプロがカウンセリングをしながら、求職者一人ひとりに合った求人をご紹介。自己分析や企業研究に加え、履歴書・職務経歴書の添削や面接の日程調整・対策も行っているので、安心して就職・転職活動に臨めます。「自己PRが書けない」「どのようにアピールしたら良いか分からない」と悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。

自己PRが書けないときによくあるお悩みQ&A

最後に、自己PRが書けないときによくある質問にQ&A形式で回答します。

ニート生活が長く、自己PRが書けません

ニート生活が長い場合であっても、過去の経験を自己PRとしてまとめてみましょう。
自己分析や企業研究を念入りに行うと、志望先で活かせる自分の強みを見出しやすくなります。また、面接では自信を持って話すことも大切です。詳しくは、「自己PRが書けないときは視点を変えよう!ニート経験があっても大丈夫?」を参考にしてみてください。

第二新卒の自己PRが書けないときは?

自己PRで基礎的なビジネスマナーが備わっていることをアピールすれば、採用担当者から評価される可能性があります。就活における第二新卒の魅力は、ビジネスマナーをすでに備えている若手人材である点です。ただし、就業期間が短いため、転職理由や入社後のビジョンについても明確に話せると良いでしょう。詳しくは、「第二新卒の自己PRの効果的な書き方をご紹介!」もご参照ください。

自己PRに書くことが何もないです

「書くことが何もない」と悩む方は、「自分には自己PRとしてアピールできることがない」と思い込んでしまっている場合があります。就活の自己PRは、人と被らないような特別なエピソードである必要はありません。そのエピソードを通じて自分が感じたことや、課題解決に向けて努力したことの内容が重要なのです。そのため、人と比べて「劣っている」「大したことがない」などと思うのはもったいないでしょう。「解説!良い印象を与える自己PR文の作り方」では自己PRの作り方や例文をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

自己PRが書けないときは嘘をついてもいい?

自己PRが書けないからといって、嘘をつくのは避けましょう。
あとで嘘が発覚した場合、自身に対する評価を下げたり、不採用になったりするリスクがあります。自己PRが思いつかない、アピールポイントが見つけられないという方は、「自己PRの見つけ方は?効果的なアピール方法と作成する際の注意点」をチェックしてみてください。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、プロのアドバイザーがサポートの一環として選考対策を行います。自己PRが書けないと悩んでいる方は、ぜひお気軽にご活用ください。

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