既卒ニートから就職するのは厳しい?公務員も目指せる?就活のコツを解説

既卒ニートから就職するのは厳しい?公務員も目指せる?就活のコツを解説の画像

この記事のまとめ

  • 既卒ニートとは、学校卒業後の就業経験がなく非正規職にも就いていない人のこと
  • 既卒ニートは、若いうちはポテンシャル採用や新卒枠採用の可能性がある
  • 既卒ニートが就活のためにやるべきなのは、生活リズムを正して会話の機会を増やすこと
  • 既卒ニートの就活では、就職エージェントやハローワークの利用がおすすめ
  • 既卒ニートが面接で空白期間について聞かれる理由は、働く意欲を確認されているため

「既卒ニートから正社員に就職できるの?」と不安に思っている人もいるでしょう。ポテンシャル採用や新卒枠採用の可能性がある若いうちであれば、既卒ニートが就職するチャンスは十分にあります。このコラムでは、既卒ニートから就職を成功させる方法を紹介。また、既卒ニートが面接で空白期間について聞かれる理由や回答するときのポイントもまとめています。正社員を目指して一歩踏み出すための参考にしてみてください。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事なんてあるのかな?
  • 避けたいことはあるけれど、
  • やりたいことが分からない・・・
私たちは「やりたいこと」から一緒に探します!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

\もう学歴・経歴に困らない!/

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

さっそく診断START

既卒ニートとは?

既卒ニートとは?の画像

既卒ニートとは、学校卒業後に一度も正社員として就職したことがなく、現在就学も就労もしていない人のことを指します。
ニートは厳密には「15〜34歳の若者で、仕事に就かず、家事も就学もしていない人」を指しており、アルバイトで働いている人、就業はしていないが就業意欲がある人は含まれません。ニートの定義については「ニートの定義とは?フリーターとの違いや就職を目指す際のコツも解説!」もご確認ください。

既卒ニートと第二新卒の違い

第二新卒とは、新卒として就職したものの、3年以内に離職した人のことを指します。社会人経験があるかないかが、既卒ニートとの主な違いです。

既卒ニートとフリーターの違い

フリーターは主に、大学卒業後正社員として就職せずアルバイトとして働いている人を指します。前述のとおりニートは就業していない人を指しているため、フリーターとニートの大きな違いは就業の有無です。

未経験OK多数!求人を見てみる

既卒ニートは就職に不利ではない?正社員を目指せる?

既卒ニートは就職に不利ではない?正社員を目指せる?の画像

既卒ニートからの就職は、早めの就職活動を行うことで十分正社員を目指せるでしょう。年齢が若いうちはポテンシャルが評価されやすく、新卒採用枠を狙えるチャンスもあるからです。以下で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

若いうちはポテンシャル採用の可能性がある

若い既卒ニートは、就業経験がなくてもポテンシャルを見込んで採用される可能性があります。ポテンシャル採用とは、すでに備えているスキルよりも、将来の成長に期待して評価を行う選考方法のこと。経歴よりも熱意や人柄を重視してもらえるため、社会人経験がない既卒ニートは、ポテンシャル採用が狙える若い年齢のうちに正社員を目指したほうが良いといえるでしょう。

既卒は「中途」や「第二新卒」枠で応募できる

既卒が就活を行う際は「中途」や「第二新卒」枠での応募が可能です。大学卒業からあまり年数が経っておらず、比較的年齢が若い場合は、ポテンシャルを評価してもらいやすくなるでしょう。しかし、中途採用は、社会人経験がありスキルや経験が豊富な人も同じ中途採用を受けるため、難易度の高さに注意が必要です。

既卒ニートは新卒枠採用で受けられる可能性がある

既卒ニートは、新卒採用枠に応募できる場合もあります。厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」によると、新卒者の就職環境が厳しい状況にあるため、大学等を卒業後3年以内の既卒者を新卒枠で採用するよう呼びかけが行われました。
新卒枠は中途採用枠に比べて採用人数も多い傾向にあり、大学在学中の学生を対象としているためスキルや経験に自信がなくても安心です。入社後は社会人としてのマナーや仕事のノウハウを基礎から教えてもらえるため、既卒ニートも着実にスキルを身につけられるでしょう。
また、企業によっては新卒採用枠でしか社員を募集していない場合もあるので、既卒ニートの就職先の選択肢も広がります。「既卒は新卒枠に応募できる?内定獲得につながる強みや注意点をご紹介」では新卒枠に応募するメリットとデメリットを解説していますので、参考にしてみてください。

参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!

既卒ニートが仕事を探すなら正社員の求人がおすすめ

将来的に正社員として働くことを視野に入れているなら、アルバイトを挟まずに正社員としての就職を目指した方が良いかもしれません。以下では、正社員とアルバイトのメリットとデメリットを解説いたします。

正社員とアルバイトのメリット

正社員のメリットは、「責任感のある仕事を任せてもらえる」「雇用が安定している」「社会的信用度が高い」などが挙げられます。正社員はほかにも、福利厚生や昇給ボーナスがあることから生活面でも安定した暮らしができるでしょう。
アルバイトのメリットは、「時間に余裕がある」「仕事の責任が重くない」「正社員と比べるとノルマが少ない」など挙げられます。自分の時間を多く使いたい人や、ほかにもやりたいことがある人はアルバイトの働き方が向いているでしょう。

ニートから正社員を目指すには「ニートから正社員を目指そう!受かるための方法やおすすめの仕事を紹介」のコラムもあわせてご覧ください。

正社員とのアルバイトのデメリット

正社員のデメリットは、「転勤や異動」「残業や休日出勤」「責任感がある仕事が増える」などが挙げられるでしょう。正社員は、重要な仕事を任せてもらえる分、責任を感じることが多くプレッシャーを感じることも。また、アルバイトと比べると業務量も多いため、残業や休日出勤をしなければならないこともあるでしょう。
アルバイトのデメリットは、「貯金ができない」「急な出費に対応するのが難しい」「休んだ分だけ収入が減る」などが挙げられます。アルバイトは、時給制のため怪我や病気をしてしまった場合、その分収入が減ってしまう可能性が高いです。また、収入が安定していなかったり、正社員に比べ収入が少なかったりするため、貯金をするのも難しいといえるでしょう。

既卒ニートは公務員を目指すことも可能

公務員試験に合格すれば、既卒ニートから公務員になることも可能です。ただし、公務員試験は年齢制限が設けられていることが多く、上限は自治体や職種によって異なります。受けたい公務員試験の受験資格を調べたうえで、早めに行動する必要があるでしょう。既卒ニートから公務員を目指す方法を詳しく知りたい方は、「ニートから公務員になるには?試験の内容や面接のコツ、注意点を解説!」をご一読ください。

既卒ニートが早めに就活を始めたほうが良い理由

既卒ニートの期間が長引くと企業側に不安を抱かれやすくなり、就職も難しくなるため、早めに就活を始めたほうが良いといえます。既卒ニートにも就職のチャンスはあるからと安心せず、すぐに行動を起こしましょう。

既卒ニート期間が長いと不安を抱かれやすい

既卒ニートの期間が長引くほど、企業側の不安は大きくなる傾向にあります。就活もアルバイトもしていない空白期間の長さから、「なぜ働こうとしなかったのか」「何か問題を抱えているのでは」と懸念を抱かれやすくなってしまうのです。また、「そもそも就業意欲が低いのでは」とマイナスのイメージを与えてしまう場合も。意欲の低い人材は入社後の成長が見込めないため、不安が払拭できなければ採用が見送られてしまうこともあるでしょう。

年齢が上がるほど就職は難しくなる

既卒ニートのまま年齢を重ねるほど、就職は難しくなる傾向にあります。若いうちであれば将来性や意欲を重視されやすいのに対して、年齢を重ねた人材は経験に見合うスキルを期待されるからです。また、企業によっては、「年齢を重ねた人材にマナーやスキルを一から教える手間はかけられない」と判断されてしまうことも。就業経験のない既卒ニートの採用ハードルは、年齢が上がるほど高くなってしまうでしょう。

就職を目指す既卒ニートが行うべき3つの準備

就職を目指す既卒ニートが行うべき3つの準備の画像

ここでは、既卒ニートが本格的に就活を始める前に行うべき3つの準備をご紹介します。

1.生活リズムを整える

何から始めれば良いか分からない既卒ニートは、自身の生活リズムを見直し、整えることから始めましょう。時間に縛りがないニート生活は、就寝時間や食事が不規則になりがち。中には昼夜逆転の生活を送っている人もいるでしょう。就活は基本的に日中行われるため、生活が不規則なままだと集中力の低下や体調不良につながる恐れがあります。
生活リズムを整えるには、1日のスケジュールを決めて行動するのがおすすめです。設定した時間どおりに毎日行動することで、徐々に正しい生活リズムに慣れるでしょう。

2.他者と会話する機会を増やす

既卒ニートが就職するには、他者と会話する機会を増やすことが大切です。他者と触れ合う機会が少ない既卒ニートの中には、コミュニケーション能力に苦手意識を持っている人も少なくありません。円滑なコミュニケーションができないと、面接で自分の考えを伝えることも難しくなるため、準備期間中に克服しておく必要があります。
克服するには、「家族との会話を毎日交わす」といった小さな目標から始めてみましょう。身近な人とのコミュニケーションに慣れてきたら、外出して店員や近所の人と言葉を交わす機会を作ります。他者と交流することで気分転換もできるので、おすすめの方法です。

コミュニケーション能力を鍛える方法を知りたい方は「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムも参考にしてください。

3.就職までのToDoリストを作成する

就活を始める前に、就職のためにやるべきことを期限付きでリスト化しましょう。既卒ニートが就職するためには、入念な計画と目標設定が大切です。「就職する」という大きな目標を達成するために、「やるべきこと」を考えてToDoリストとしてまとめます。目標達成までの道筋を明確にすることで、資格取得の勉強や職業訓練を受講するきっかけになるでしょう。

なかなかニートを脱出できないときは?

働きたい意欲はあるが、なかなかニートから脱出できないというときは、悩みや不安を紙に書き出し、なぜ不安なのかを深堀りしてみましょう。自分の気持ちを紙に書き出すことで、自分がどのようなことで悩んでいるのかが明確になり、頭の中を整理できます。その後に原因を深堀りし、一つひとつ解決していくことで働くことへの不安が減り、ニートから脱出しやすくなるでしょう。

既卒ニートにおすすめの4つの就活方法

既卒ニートにおすすめの4つの就活方法の画像

既卒ニートにおすすめの就活方法としては、以下の4つが挙げられます。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。

既卒ニートにおすすめの就活方法

  • 求人サイトで情報収集する
  • ハローワークを利用する
  • 自治体や地域にある就職支援サービスを利用する
  • 既卒ニート向けの就職エージェントに相談する

1.求人サイトで情報収集する

求人サイトには幅広い職種の求人情報が掲載されているため、情報収集から始めたい既卒ニートにおすすめの方法です。求人サイトは、スマートフォンやパソコンを使って気軽にアクセスできるメリットがあります。「未経験歓迎」や「職歴不問」というように、自身の希望に合わせた条件で検索すれば、仕事を探しやすいでしょう。
ただし、求人サイトから選考に申し込んだ場合、面接の日程調整や応募書類の準備はすべて一人で行う必要があります。就活に慣れていない既卒ニートは、準備が滞ってしまう可能性があるので、注意が必要です。

2.ハローワークを利用する

第三者のアドバイスを受けながら就活を進めたい既卒ニートは、ハローワークを利用してみるのも良いでしょう。ハローワークは国が運営する公共職業安定所で、求人紹介だけでなく職業相談や就職支援セミナー、職業訓練などを実施しています。全都道府県に設置されており、地元企業の求人を多く取り扱っているのが特徴です。

ジョブカフェの利用も検討してみよう

既卒ニートは、ハローワークだけでなくジョブカフェの利用も検討してみましょう。ジョブカフェは若者の就職を支援するための施設。キャリアカウンセラーによるマンツーマンのカウンセリングや、就職に役立つセミナーなどを受けられます。ジョブカフェの支援内容は、「ジョブカフェはニートも利用できる?ハローワークとの違いとは」で解説していますので、ご一読ください。

3.自治体や地域にある就職支援サービスを利用する

自分が住んでいる地域の自治体や就職支援サービスを利用するのもおすすめです。地域や自治体が行っている就職支援サービスは、就職に関するカウンセリングや面接対策などを行ってくれます。また、ほかにも就活未経験者のためにビジネススキル講座や企業内研修といった、既卒ニートの方も安心して就職活動を行えるサービスが充実しているのでおすすめです。

4.既卒ニート向けの就職エージェントに相談する

よりきめ細かいサポートを受けながら就活を進めたい既卒ニートは、就職エージェントの利用がおすすめです。就職エージェントとは、民間企業が提供する就職支援サービスのこと。面談にもとづく求人紹介や選考対策、企業とのやり取りの代行などのサービスを、専任のアドバイザーが一貫して行ってくれます。充実したサポート体制で、既卒ニートも安心して就活を進められるでしょう。
就職エージェントの対象者や求人情報は運営する企業によって違うため、自分に合ったサービスを選ぶ必要があります。既卒ニートの場合、「既卒向け」と明記してあったり「未経験可」の求人を多く扱っていたりするサービスを選ぶと良いでしょう。

転職エージェントの詳しい利用方法について知りたい方は「転職エージェントの賢い使い方を解説!基本の流れと使い倒すコツ」のコラムもご一読ください。

既卒ニートが就職を成功させるためのコツ

ここでは、既卒ニートが就職を成功させるための3つのコツを解説します。事前に内容を理解し、就活に役立ててみてください。

既卒ニートが就職を成功させるためのコツ

  • アルバイトから始めてみる
  • 未経験歓迎の求人に積極的に目を向ける
  • 面接対策は徹底して行う

1.アルバイトから始めてみる

いきなり正社員として働くのが不安な場合は、アルバイトを経験してみるのも一つの手です。アルバイトの業務は正社員よりも責任が軽いものが多いため、既卒ニートが働くことに慣れるための環境としては最適といえます。アルバイトとして働くことが特定の業界や職種への興味につながり、正社員を目指すモチベーションにつながる効果も期待できるでしょう。

アルバイトは期間を決めてから取り組もう

既卒ニートがアルバイトを始める際は、取り組む期間をあらかじめ決めておくことが大切です。期間を設けないままだとダラダラとフリーター生活を続けてしまい、就職のタイミングを逃してしまう恐れがあります。「1年後には正社員として就職する」というように、最初に具体的な目標を定めてからアルバイトに取り組むようにしましょう。

社会経験がなく不安な方はボランティアでもOK

「ずっと部屋に引きこもっていて、アルバイトは怖い」という方は、ボランティアから始めてみるのもおすすめです。ボランティアは無償のため、そこまで責任を感じず気楽に行動できます。また、複数人で行うボランティアであれば、コミュニケーションや集団行動の練習にもなるでしょう。ボランティアで社会や仕事に対するイメージを付けて、アルバイトや就活に臨むと、自信もつき、就活のアピールポイントにもつながります。

できることから始めることが大切

既卒ニートになってしまったからといって悲観するのではなく、できることから始めることが大切です。既卒ニートは初めての就職活動のため、初めから上手く行くとは限りません。しかし、そこで落ち込むのではなく、まずは自分にできそうなボランティアやアルバイトなどを始め、就職活動に備えるのも重要です。一気に正社員就職を目指すのが難しい場合は、焦り過ぎず徐々にレベルアップを目指していきましょう。

2.未経験歓迎の求人に積極的に目を向ける

既卒ニートが仕事を探す際は、「未経験歓迎」の求人を重点的にチェックする必要があります。未経験者の採用を積極的に行っている企業ほど、入社後のサポート体制が整っている場合が多いからです。具体例として挙げられるのは介護業界やIT業界など。ニーズの高まりによって人手不足が続いている業界ほど、未経験者を採用する傾向にあります。研修や資格取得支援制度などを利用できる職場環境であれば、既卒ニートも仕事を続けながらスキルや実績を積み重ねていけるでしょう。

3.面接対策は徹底して行う

既卒ニートは面接対策を徹底して行うことも大切です。特に「既卒ニートになった理由」や「既卒ニート期間の過ごし方」は面接でよく聞かれる質問なので、自信を持って回答できるように準備しておきましょう。
また、面接での回答を丸暗記するのは避け、どのような質問がきても柔軟に答えられるよう対策をしておくことをおすすめします。回答を丸暗記してしまうと、面接本番に緊張で頭が真っ白になった際に何も答えられなくなってしまうという場合も。そうならないためにも、質問に対する回答をざっくり決めておき、そのときの質問に合わせて答えられるように対策をしておきましょう。

既卒ニートになった理由を説明できるようにしておく

既卒ニートになった理由を聞かれた際は、嘘をつかずに正直に伝えましょう。後ろめたい理由を隠そうとしても、話していくうちにつじつまが合わず、面接官に嘘を見破られる可能性が高いからです。面接で嘘をついたことで、信用を失ってしまう恐れもあるでしょう。既卒ニートになった理由はできるだけポジティブに言い換え、現在は働く意欲があることをアピールすれば、面接官にも納得してもらいやすくなります。また、働こうと思ったきっかけを合わせて話すと、就職に対する意思の強さが伝わりやすいでしょう。

既卒ニート期間の過ごし方を整理しておく

前述にもありましたが、「既卒ニート期間に何をしていたのか」という質問は、面接でよく聞かれるので、事前に整理しておきましょう。面接官は既卒ニート期間中の行動を知ることで、「長く働いてくれる人材か」を見極めたいと考えています。そのため、既卒ニートになった理由と同様に正直に話せば、不安を払拭することは十分に可能です。「興味の幅を広げるために読書量を増やした」「自分と向き合って仕事への思いを再確認した」など、実際の経験を盛り込みながらやる気をアピールしましょう。

既卒ニートが面接で空白期間について聞かれる理由

既卒ニートが面接で空白期間について聞かれる理由は、以下の3つが挙げられます。空白期間について聞かれる理由を知り、面接官の意図を理解して面接に臨みましょう。

既卒ニートが面接で空白期間について聞かれる理由

  • 働く意欲があるかチェックしている
  • 入社後すぐに辞めないかを確認している
  • 応募者の人間性について知るため

働く意欲があるかチェックしている

面接官が空白期間を聞く理由は、応募者の働く意欲があるかどうかをチェックしているからです。当たり前のことですが、面接官は働く意欲があり、できるだけ長期間働いてくれる人を採用したいと考えています。働いていない空白期間があると、「この人は働く気があるのだろうか」「採用してもすぐ辞めてしまう人なのではないか」と不安に思われることも。企業側は、働く意欲を確かめるために空白期間に何をしていたのかを質問し、応募者の意欲を判断しています。

入社後すぐに辞めないかを確認している

面接官が空白期間を聞くポイントは、入社後すぐに辞めないかを確認するためです。企業は新しい人材を採用すると採用コストや教育コストがかかるため、なるべく長期的に働いてくれる人材を採用したいと考えているでしょう。そのため、空白期間の質問を通して長く働く意思があるか確認しています。空白期間について質問をされたときは、会社で将来どのように成長していきたいかを伝えることで、長期的に働く意思をアピールできるでしょう。

応募者の人間性について知るため

応募者の人間性について知るため、空白期間を質問する場合もあります。応募者の内面を知ることで、入社後のミスマッチを事前に防げ、早期離職を阻止できるでしょう。
特に既卒ニートは就職の経験がないため、どのような人材なのかを知る判断材料が少ないといえます。そのため、空白期間に何をしていたのかを聞き出し、その人の人間性を見極めている可能性が高いといえるでしょう。

空白期間を面接で聞かれたと気の答え方は「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしていない」はOK?答え方や例文を紹介」のコラムもあわせてご覧ください。

既卒ニートの面接対策!空白期間の回答ポイント

既卒ニートの面接対策!空白期間の回答ポイントの画像

ここでは、面接で空白期間を質問された際のポイントをご紹介します。内容をしっかり押さえ、自信を持って面接で答えられるようにしましょう。

空白期間を乗り越えたきっかけを前向きに話す

空白期間を乗り越えたきっかけを前向きに話すと、就職に対する意欲や熱意が伝わりやすいでしょう。空白期間を乗り越えるために取り組んでいたことや努力したことは、できるだけ詳細にアピールするのがポイントです。
面接の進み方によっては、内容を深堀りされる可能性もあるため、あらかじめ質問されそうなことを予測し、答えを準備しておくと良いでしょう。

就職に対する熱意や意欲をアピールする

空白期間について話す際は、就職に対する熱意や意欲をアピールすることが重要です。
既卒ニートは、空白期間が長いほど懸念されてしまう可能性が高いですが、就職に対する熱意を伝えることで、面接官の不安を払拭できる場合もあります。より強い意志を伝えるためにも、企業研究をしっかり行い、企業理解を深めておくこともおすすめです。

空白期間が長い場合はその間にスキルアップしたことを話す

空白期間が長かった場合は、その間に磨いたスキルについて話しましょう。たとえば、「目指したい職種で活用できる資格を取得した」「コミュニケーション能力を身につけるためにアルバイトをした」といった経験が有効的です。
また、空白期間が数年にわたる場合は、時系列で説明するようにします。時系列で説明すれば、段階的に何をしてきたのかを伝えられるため、採用担当者も理解しやすいでしょう。

「一人で就活を進めるのが不安」「面接で何を答えたら良いか分からない」という既卒ニートの方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、ニートやフリーター、既卒者などの若年層に特化した就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが仕事探しから面接対策、企業とのやり取りなどを全面的にサポートするので、安心して就活を進められます。サービスはすべて無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください。

既卒ニートに関するお悩みQ&A

ここでは、既卒ニートに関する疑問や不安を解決します。

既卒ニートに当てはまるのはどんな人?

既卒ニートとは、高校や大学、専門学校を卒業後一度も正社員就職した経験がなく、現在も就学や就業をしていない人のことを指します。
既卒ニートは学校卒業後に就業経験がある第二新卒や、非正規の仕事で生計を立てているフリーターと混同しやすい言葉なので、注意が必要です。詳しくは、このコラムの「既卒ニートとは?」をご一読ください。

既卒ニートから正社員を目指せる?

既卒ニートから正社員を目指すことは可能です。
特に、ポテンシャル採用や新卒枠に応募できる可能性がある若いうちであれば、採用のハードルは低めであるといえるでしょう。ただし、年齢が上がるほど既卒ニートからの就職は難しくなるため、早めに行動することが大切です。既卒ニートが早めに就活したほうが良い理由は、「ニートって何歳まで?20代のうちに就活すべき理由や注意点を解説!」でも解説しているので、参考にしてみてください。

既卒フリーターなのですが、このまま就職しないと厳しいですか?

既卒フリーターを続けていると、段々生活が厳しくなることが予想されます。
正社員の場合は勤務年数や実績に応じて給与が上がる傾向にありますが、フリーターは昇給や昇格は見込めないのがほとんど。また、フリーターと正社員とでの生涯給与の差も大きいため、結婚や出産などのライフイベントにも対応しづらくなるでしょう。既卒のままフリーターを続けるデメリットは多く、「フリーターにはデメリットが多い!社会保険や税金について正社員と比較」でも、詳しく説明しています。ぜひ、参考にしてください。

自分に合った仕事を見つけるためには?

自分に合った仕事を見つけるためには、転職エージェントを利用するのをおすすめします。転職エージェントは、就活や仕事に関する悩みや希望を聞いて一人ひとりに合った求人を紹介してくれるので、自分にぴったりの仕事を見つけやすいでしょう。ハタラクティブでは、所要時間1分程度の適職診断も無料ででき、自分に合った仕事を探せるので、お気軽にご相談ください。

ハタラクティブ
のサービスについて

こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

この記事に関連するタグ