留年したらどうする?すぐに試したい6つの対処法と就活での伝え方を解説

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この記事のまとめ

  • 留年したらどうするかは、進級できなかった場合と卒業できなかった場合で異なる
  • 留年して学費を払うのが難しいときは、休学制度を活用しよう
  • 留年したらどうするべきか迷ったら、卒業と中退それぞれの強みと弱みを確認しよう
  • やむを得ない事情で留年した場合は、面接官の理解を得やすい

「留年したらどうする?」と悩んでいる方もいるでしょう。大学を留年したら必要な手続きを確認したうえで、内定をもらった企業や親に早めに報告することが大切です。高校留年の場合は、もう一度同じ学年をやり直すほか、学校を変えたり就職したりするといった選択肢があります。

このコラムでは、留年した際に取るべき行動を解説。卒業か中退かで迷ったときの考え方や、就活での伝え方もまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

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大学を留年したらどうする?6つの対処法

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留年してしまった場合は留年の理由ごとに、以下のような対応をする必要があります。

  • ・学び直し、進級のために単位を取得する
  • ・卒業間近だった場合は、留年に必要な手続きを行う
  • ・内定がある場合は事情を説明して内定取り消しをしてもらう
  • ・疑問や不服があれば学校側に問い合わせる
  • ・親に留年の旨を説明する
  • ・学費について大学の制度を確認する

ここでは、留年したらどうするか迷った場合の対処法を状況別にご紹介。「留年したらどうするか分からない…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

大学を留年したらどうする?6つの対処法

  • 単位不足で進級できなかった場合
  • 単位不足で卒業できない場合
  • 内定がある場合
  • 留年に不服がある場合
  • 親へ伝えづらい場合
  • 学費を払うのが難しい場合

1.単位不足で進級できなかった場合

単位が足りず進級できなかった場合は、再び講義を履修・受講し、進級に必要な単位の取得を目指しましょう。進級できなかった際の事務手続きをする必要はありません。

2.単位不足で卒業できない場合

単位不足で卒業できずに留年となってしまった場合は、いくつかの手続きが必要です。たとえば、学生証は有効期限を4年間としていることが多く、留年したら更新手続きを行わなければなりません。必要な手続きは大学によって異なるので、詳細は事務局や大学のWebサイトで確認しましょう

3.内定がある場合

企業から内定をもらっている場合は、留年した旨を伝えて取り消してもらう必要があります。内定先の企業に事情を説明する際は、ごまかしたり曖昧にしたりせず、素直に事実を伝えることが大切です。誠意をもって対応すれば、次年度の選考に参加し再び採用を目指せる可能性もあるでしょう。

内定辞退の連絡をする際のマナーは、「内定辞退はいつまでに連絡する?メールでも良い?伝え方を例文付きで解説」のコラムでご紹介しています。企業に対し失礼のないよう早めに連絡をしましょう。

4.留年に不服がある場合

成績や留年に不服がある場合は、授業を担当する教授や学校に話しましょう。大学により異なるものの、不服申し立ての受付期間は成績表の発行から数日~数週間以内と制限があるので、早めに行動する必要があります。

5.親へ伝えづらい場合

親には成績通知の数週間〜数ヶ月後に大学から成績表が郵送されるのが一般的なため、いずれ留年は明らかになります。留年が確定した時点で、正直に話をしましょう。授業の出席日数が足りない、試験の結果が良くないと予感した場合は、その時点で伝えるのが賢明です。あらかじめ説明したほうが親のショックが和らぐほか、授業料や在籍期間について建設的な話し合いができるでしょう。

親に留年を報告するときは、なぜ留年に至ったのか原因を説明し、反省すべき点は素直に伝えるのがポイント。留年の事実をしっかり受け止めたうえで、今後どうするかを考えることが大切です。

6.学費を払うのが難しい場合

留年する年度分の学費を払うのが難しい場合、大学に学費節約のために使える制度がないか調べましょう。一部の大学では留年する人の学費を何割か免除してくれることもあるため、事務に確認してみてください。

1年分の学費を払うのが難しい場合は、休学制度を活用する方法があります。たとえば、留年する年の前期だけで単位がとれるのであれば、後期は休学にすることで学費の削減が可能です。大学によっては休学期間中の学費が低く設定されたり、完全に免除されたりするため、状況に合わせて制度を活用し、卒業を目指しましょう。

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高校を留年したらどうする?原因や対処法

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「高校生が留年する理由は?」「高校留年が決定したらどうすれば良いの?」と疑問を抱く方もいるでしょう。ここでは、高校留年の原因や留年後の進路について解説します。

高校留年の原因は出席日数と成績の不足

高校生が留年する原因は、主に出席日数と成績の不足が考えられます。高校を進級・卒業するには、学校が定めている単位の取得が必要です。単位取得には出席日数と成績(テストの結果や授業態度、提出物を含む)が評価にかかわっているため、基準を満たしていない場合に留年が決定。出席日数・成績のどちらか一方だけ基準を満たすだけでは、進級・卒業できない恐れがあります。

年間3分の1以上欠席した場合は留年する可能性がある

地域や学校によって異なりますが、一般的には高校留年の基準を「年間3分の1以上欠席した場合」と定めている学校が多いようです。たとえ成績が基準を満たしていても、出席日数の不足によって留年が決定することもあります
なかには、国語や数学など教科ごとに出席日数を管理している高校もあるので、「学校を欠席した日数」だけでなく「それぞれの教科を欠席した日数」が基準を下回らないよう注意しましょう。

留年を避けるために学校が行う救済措置

生徒の留年を避けるため、救済措置を設けている高校もあるようです。救済措置がある学校では、テストで赤点を取ってしまった場合、補習や追試を行い成績の基準を満たせるよう協力してもらえるでしょう。また、出席日数が不足している生徒を対象に、夏休みや冬休みといった長期休暇中、あるいは放課後に補講を行っている高校もあります。

単位を満たすための追試や補講が用意されているにもかかわらず、受けずに放置していると高校留年が決定してしまうでしょう。成績や出席日数が不足している場合は、学校の救済措置を利用し留年にならないよう努めることが大切です。

なお、留年にかかわる出席日数や成績の基準、救済措置は高校の生徒手帳を見ると確認できます。記載されていない場合は学校の教師に聞いてみましょう。

高校留年が確定する時期

高校留年が確定する時期は、一般的に以下3つのパターンがあります。

  • ・出席日数…学校が定めた出席日数を下回ったとき
  • ・赤点…中間テストや期末テスト終了から1~1ヶ月半後
  • ・通知表…成績の評価が決定したとき

出席日数不足は留年する原因の一つですが、病気やケガといったやむを得ない事情がある場合は、学校側へ相談すると留年にならないケースもあるようです。テストで赤点を取ったり、成績が基準を下回ったりしたときは教師同士で対処法を話し合い、保護者や生徒も交えて留年および進路について面談を行う高校もあります。

高校留年が決定したあとの選択肢

高校留年が決定したあとは、同じ学校で同じ学年をもう1年やり直すほか、退学してほかの高校へ転入したり、就職したりなどいくつか選択肢があります。「高校を留年したらどうする?」と迷っている方は、以下の解説を参考にしてみてください。

高校留年が決定したあとの選択肢

  • 同じ学校で同じ学年をもう一度やり直す
  • ほかの全日制高校へ転入する
  • 通信制高校へ転入する
  • 高校を退学して高卒認定試験を受験する
  • 高校を退学して就職する

同じ学校で同じ学年をもう一度やり直す

「下級生と一緒に授業を受けるのは抵抗がある」「同級生とともに卒業したかった」といった理由から、留年が決定した時点で高校退学を視野に入れる人もいるでしょう。しかし高校を中退したら、最終学歴は「中卒」になります。中卒者を受け入れている企業はあるものの、就活の際に応募できる求人の選択肢は狭まるでしょう。

留年し同じ学年をもう一度やり直せば、卒業後は高卒者以上を対象にしている求人への応募が可能です。最終学歴は就活時にも影響を及ぼすことがあるため、一時の感情で中退を決めず将来を見据えてじっくり検討しましょう。

ほかの全日制高校へ転入する

同じ高校で留年することに抵抗がある場合は、ほかの全日制高校へ転入する方法もあります。ただし、転入希望者に対し条件を定めている高校も。生徒募集の有無や転入試験の結果によっては、希望する学校への転入が叶わない可能性があることを念頭に置いておきましょう。

通信制高校へ転入する

高校留年が決定したら、通信制高校へ転入するのも一つの選択肢です。通信制高校へ転入する際は、在籍していた高校の単位を引き継ぐことができるので、同級生と同じ年度の卒業を目指せます。通信制高校は年齢制限や転入条件を設けていないところが多いため、転入しやすいうえ仕事をしながら高校卒業を目指せる点がメリットです。
ただし、学校によっては生徒募集の地域を限定している場合も。通信制高校へ転入する際は、Webサイトや学校案内パンフレットなどで、自身の住まいから応募できるかを確認しましょう。

高校を退学して高卒認定試験を受験する

高校留年が決まったあとは、高校を退学し高卒認定試験合格を目指す方法もあります。高卒認定試験に合格すると高卒者と同等の扱いになるため、大学・短大・専門学校を受験することが可能です。
高卒認定試験文部科学省の「高等学校卒業程度認定試験 概要・パンフレット等」によると、高卒認定試験(正式名称:高等学校卒業程度認定試験)とは、何らかの理由により高校を卒業できなかった人の学習成果を評価し、高卒者と同等以上の学力を認定する試験である旨が記載されています。

高卒認定試験を受験するメリットや、高卒者の就活事情については「高卒認定試験とは?高卒とは違う?試験費用や就活での活用方法を解説」のコラムで詳しく解説。高校を退学すべきか、留年し卒業を目指すべきか迷っている方はぜひチェックしてみてください。

参照元
文部科学省
高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)

高校を退学して就職する

留年や転入、高卒認定試験合格を希望していない、あるいは家庭の事情によってまとまった収入を得る必要がある場合は、高校を退学し就職するのも一つの選択肢でしょう。高校を中退し就職先を探す際は、「学歴不問」「中卒可」と記載のある求人に注目するのがポイントです。
また、進路決定に焦るあまり、ブラック企業へ応募してしまわないよう注意が必要。最終学歴が中卒の方におすすめの職種や注意点は、「学歴不問とは?応募の際の注意点と中卒から正社員を目指せる職種をご紹介!」のコラムでご紹介しています。

高校を留年する人は約1万人いる

文部科学省の「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(p121)」によると、2022年度に留年した人数は、国公私立高校の全日制・通信制あわせて9,482人でした。また、同資料の「5.高等学校の長期欠席(不登校等)の状況(p5)」を見ると、長期欠席を理由に高校を留年した人数が3,374人いることが分かります。

高校留年を避けるには成績だけでなく、出席日数が不足しないよう日々心掛けなければなりません。また、先述したように留年確定後の選択肢は多様にあるため、自暴自棄になったり投げやりな考えを持ったりせず、前向きに自身と向き合いましょう。

参照元
文部科学省
児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査

そもそも留年とは

留年とは、大学で進級や卒業に必要な単位を修得しなかったことにより、在籍している学年にとどまる状態を意味する単語です。また、先述したように高校も出席日数や成績不足によって、留年する可能性があります。
以下は、主に大学を留年することで生じるデメリットです。

  • ・卒業できないので内定取り消しになる
  • ・在学する場合は追加の学費が必要になる
  • ・奨学金の支給が停止になる
  • ・親との関係が良好でなくなる可能性がある
  • ・卒業して就職する友人と差を感じてしまうことがある
  • ・授業数によっては時間を持て余してしまう

ここでは、「単位不足で進級できず留年する場合」と「単位不足で卒業できず留年する場合」に分けて解説します。自分がどちらに当てはまるか、確認しておきましょう。

単位不足で進級できず留年する場合

大学によっては、「特定の科目を履修する」「一定の単位を取得する」というように、進級の条件を設けている学校もあります。これらの条件を満たせないと、進級できず留年となってしまうでしょう。

留年が就職にどのような影響を及ぼすか不安な場合は、「留年すると就職が厳しい?後悔しない過ごし方や面接のコツを解説」もあわせてご一読ください。

単位不足で卒業できず留年する場合

進級時に条件を設けず、修得単位数にかかわらず進級可能な学校もあるようです。そのような場合は卒業間際に単位の不足が発覚し、そのまま留年となってしまう場合もあるでしょう。
単位不足となってしまう原因としては、「アルバイトが忙しく大学に行けなかった」「講義についていけなくなった」「学校生活になじめない」などが挙げられます。また、自身の病気や怪我、家族の看病といった事情もあるでしょう。

大学を留年して卒業か中退か迷ったときの4つの考え方

大学を留年して卒業か中退か迷ったときの4つの考え方の画像

大学を留年した場合、「大学卒業を目指すか中退するか」で迷う方もいるでしょう。ここでは、卒業か中退か迷ったときの考え方をご紹介しますので、どちらにするか決めかねている方は参考にしてみてください。

1.留年することで問題が解決するかどうか

現在自分が抱えている問題が、留年すれば解決するのか、それとも中退しないと解決しないのかを考えてみましょう。試験の結果が悪く、単位を落としてしまったなら、留年して勉強に熱を入れれば進級・卒業できるでしょう。

一方で、大学の勉強に全く興味がもてず単位を落とした場合、留年後にモチベーションを保つのは難しい可能性があります。そのようなときは、留年して大学に残るより、中退して就職したりほかの学校に転学したりと、自分に合った道を探すことで抱えている悩みや問題が解決することもあるでしょう。

2.新卒として就活したいかどうか

新卒として就活したい場合は、大学に残って卒業を目指すのが良いでしょう。新卒は企業の採用ニーズが高く、就活をするには非常に有利な立場です。新卒の募集を中心に行っている企業もあるので、就職先の選択肢を広げる意味では大学を辞めないのがおすすめ。新卒として就職活動をするメリットは、「新卒カードを無駄にしたのを後悔…捨てるとその後の就活はどうなる?」のコラムで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

3.大学卒業の学歴がほしいかどうか

中退するかどうか迷ったら、自分の人生において、大学卒業の学歴が必要かを考えてみるのもおすすめです。大学を中退すると最終学歴が高卒になり、大卒を条件とする求人への応募が難しくなってしまいます。そのため、希望する職種・企業によっては就活や転職活動に影響する恐れがあるでしょう。大卒の学歴がほしい場合は、留年してしっかり単位を取得することをおすすめします。

一方で、目指す仕事に学歴が必要なく、学費を余分に払ってまで大卒資格を得ることに価値を感じない場合は、中退も視野に入れてみましょう。「大学中退者の就職を成功させる方法!厳しいといわれる理由とおすすめの仕事」のコラムでは、大学中退を選んだ場合の就活についても触れています。

4.留年・中退それぞれのデメリットを考える

大学を留年するか中退するか迷ったときは、それぞれのデメリットを考えてみることが大切です。留年した場合、学費や通学に掛かる交通費を通常よりも多く支払うことになります。学部や授業内容に応じた実習費用や、施設利用費なども支払う点を考慮しましょう。
なお、奨学金を得て大学に通っている人が留年した場合、学校側から「学業をしっかり行っていなかった」とみなされると奨学金が支給されなくなる可能性もあります。

大学を中退する場合は、最終学歴が「高卒」になる点がデメリットといえるでしょう。基本的に最終学歴が高卒の方は、「大卒以上」と記載がある求人に応募できません。なかには最終学歴によって初任給を定めている企業もあり、同じ会社で働く従業員であっても高卒者より大卒者のほうが収入が高い場合もあるようです。

一般的に奨学金の返済は、支給が終了した月の翌月から数えて7ヶ月目以降にスタートします。大学を中退する場合は、返済が滞らないよう計画を立てましょう。
大学中退のメリット・デメリットは、「大学を辞める理由や後悔したことは?中退後のメリットとデメリットを解説!」のコラムで解説しています。留年するか中退するか迷っている方は、ぜひご一読ください。

大学留年や中退は必ずしも就職に不利にならない

就職活動をする際、大学を留年もしくは中退をする道を選んだとしても、就活に不利になるとは限りません。留年期間や中退後の時間を「どのように過ごしたか」説得力のある説明ができれば、採用担当者の評価が得られる可能性があるからです。曖昧な理由で中退をするのではなく、自分が選んだ進路を自信をもって説明することが重要となるので、将来を見据えた選択を心掛けましょう。

留年後の1年で心掛けたい4つのこと

留年後に卒業を目指す場合、同じ失敗を繰り返さないよう学業に専念することが大切です。ここでは、留年後の1年で心掛けるべきことをご紹介します。

1.前期で足りなかった単位はすべて取得できるよう努力する

単位不足で留年した場合は、前期で足りなかった単位をすべて修得できるように努力することが大切です。前期のうちにすべての単位を修得できれば、そのぶん早く進級や卒業の見通しが立つでしょう。

就職直前に留年が決まった場合、企業によっては単位を取得し卒業するまで待ってくれる可能性も。その場合、単位を取得するまでにどのくらいの期間が掛かるのか確認して、卒業できる時期を伝える必要があります。経済面や卒業後の将来への影響を最小限に抑えるためにも、早めに単位を修得するよう努めましょう。

2.バイトやサークルは後回しにして学業に専念する

再び留年しないように、バイトやサークル活動などは後回しにして勉強に専念しましょう。一度留年してしまった事実は覆らないものの、「後れを取り戻したい」「卒業したい」と努力して勉強することで、学びの大切さや楽しさに気づけたり、卒業後の進路に良い影響を与えたりすることもあります。「学生のときにもっと勉強しておけばよかった」と後悔しないためにも、留年後は積極的に学業に取り組みましょう。

3.長期インターンなど普段はできないことにもチャレンジしてみる

留年によって時間が増えたことをポジティブに捉え、長期インターンや職業体験など、これまでできなかったことに挑戦してみるのも良いでしょう。アルバイトを探しているのであれば、賃金が発生する長期インターンはおすすめです。インターンの場合、週2~3日程度の勤務で募集している企業が多いため、学業が疎かになる心配もないでしょう。
留年期間にインターンを経験することで、社会人になる前に基本的なビジネスマナーや仕事の知識といった、就職に役立つスキルを習得できる可能性があります

企業が学生に求める人物像に沿ったアピールができる

内閣官房の「企業の採用活動に関する実態調査(概要)図表2 採用したい学生の人物像(p.2)」によると、多くの企業が求める人物像として「コミュニケーション能力が高い(78.6%)」「協調性がある(72.4%)」「誠実である(63.4%)」が上位でした。留年後に長期インターンや職業体験といった活動を精力的に行うことで、対人能力の高さや積極性をアピールできる材料になるでしょう。また、留年した反省から勉学やインターンに励んだ旨を伝えれば、誠実さが評価される可能性もあります。

参照元
内閣官房
就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議 幹事会(第2回)議事次第

4.生活習慣を崩さないようにする

「朝起きられない」「生活リズムが崩れてしまった」といったことが原因で留年した場合は、生活習慣を整える努力が必要です。夜更かししてしまうと翌朝起きるのが辛くなったり、頭が働かず授業に身が入らなかったりすることも。生活習慣を整えてきちんと朝起きられるようにすれば、万全な状態で授業に臨めるでしょう。

中退後の進路とは?正社員就職は難しい?就活成功のヒントを解説します」のコラムでは、留年せず大学中退をした場合の進路について解説しています。あわせて参考にしてみてください。

留年の事実を就活でどう伝えるか

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留年経験がある方が就活をするとき、選考で「なぜ留年したのか」を問われることが多いでしょう。この項では、面接で留年理由を聞かれたときの回答のコツをご紹介します。

1.病気・怪我・家庭の事情で留年した場合

病気や怪我、家族の介護といったやむを得ない理由で留年した場合、事実を正直に伝えれば面接官の理解が得られるでしょう。ただし、企業側は「現在働ける状態なのか」「仕事に影響はないか」といった点を気にしています。
病気や怪我が回復し、現在は問題なく働けることをアピールしましょう。「通院する必要がある」「長時間の残業は難しい」といった事情があれば、選考の段階で正直に伝えておくことで、入社後のトラブルを防げます。

2.留学やインターンが原因で留年した場合

留学やインターンといった前向きな取り組みが理由で留年した場合、留年の事実がそれほど問題視されることはありません。取り組みの中で学んだことや経験したことを、入社後どのように活かせるのかをアピールしましょう。
留学した経験を履歴書に記載するコツは、「履歴書への留学経験の書き方は?学歴欄に書いていい?語学学校は対象?」でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

3.勉強を疎かにして留年した場合

勉強を疎かにして留年した場合、「どう伝えるべきか分からない」という方もいるでしょう。自分の努力不足で留年したのであれば、その旨を正直に話したうえで、反省点と今後の抱負を伝えましょう。また、サークル活動やアルバイトの経験をアピールし、入社後のポテンシャルを示すのもおすすめです。

「合否に影響が出るのでは」「マイナス評価になるのでは」と不安な場合も、嘘やごまかしをすることは避けましょう。面接官に嘘を見破られてしまうとマイナスイメージにつながるだけでなく、内定後に発覚すると経歴詐称として処罰の対象になる恐れがあります。留年の理由は必ず正直に伝えましょう。

留年・中退しても就職できる?仕事探しが不安なときは

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学校を留年したときに関するQ&A

ここでは、留年に関するよくある疑問や不安について、Q&A方式でお答えします。留年後の就職活動についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

大学を留年しましたが、親の気持ちを考えると伝えられないです…

「留年を親に伝えるのは恥ずかしい」という場合も、早めに伝えましょう。学費を親に払ってもらっている場合、在籍期間や追加で払う学費について話し合う必要があります。また、卒業を目指すか中退するか悩んでいるのであれば、どちらを選んでも親の理解や協力が得られたほうが心強いでしょう。
大学中退を考えている方は、「大学中退を親不孝で終わらせない!説得するためにすべき対策と就職のコツ」のコラムもご参照ください。

高校や大学で留年を避けるにはどうしたら良いですか?

必要な単位や出席日数を取得できるよう心掛けることが重要です。授業や講義の出欠状況やテスト、課題の出来などから成績が判断されるため、普段から学業に真摯に取り組むことで留年は防げるでしょう。

留年したら就職は難しいでしょうか…

必ずしも就職が難しくなるとは限りません。留年した理由や得た経験、反省を正直に伝えることで、採用担当者の理解や評価が得られる可能性はあります。若いうちはポテンシャル採用が狙えるため、自分自身の適性や強みを効果的にアピールできれば、将来性を評価して貰えることも。ポテンシャル採用については、「ポテンシャル採用とは?何歳まで適用される?重視されるポイントを解説」のコラムで解説しています。

留年が原因で中退したのですが、就職を成功させたいです

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