中卒女性が仕事を探すときのポイントを解説!おすすめの職業と資格とは

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この記事のまとめ

  • 中卒女性の約3人に1人は正社員就職をしている
  • 中卒女性の仕事探しのポイントは、学歴不問や未経験歓迎の求人を探すこと
  • 中卒女性におすすめの仕事は調理スタッフや接客業、介護職など
  • 中卒女性の仕事で役に立つ資格は秘書技能検定やMOS、介護職員初任者研修など
  • 学歴が気になる中卒女性は、高卒認定試験を受けるのも一つの手

中卒で仕事を探している女性のなかには、正社員として就職する難しさを感じている人もいるでしょう。しかしどのような経歴や学歴であっても、職業の選び方や努力次第で正社員としての就職は可能です。このコラムでは、中卒の女性が仕事を探すときのポイントや就職しやすい職業、あると有利な資格など、役立つ情報をご紹介します。学歴に不安があり、自信が持てないという方は、本コラムを参考にしながら就職活動に臨みましょう。

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中卒女性の仕事事情

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「大卒以上」「高卒以上」など、学歴制限のある企業は多く、中卒の場合は仕事が限られるのは事実といえるでしょう。しかし、中卒も職種の選び方や努力次第では正社員として就職できる可能性は十分あります。ここでは、中卒女性の正社員率や年収をご紹介します。

中卒女性の正社員率

厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概要 現在の就業状況」によると、中卒の正社員率は35.4%、正社員以外の率は64.0%です。一方で、高卒の正社員率は56.3%、大卒の正社員率は80.9%と学歴が高いほど正社員率は上がることが分かっています。

中卒女性の年収

厚生労働省の「令和5年版の賃金構造基本統計調査」によると、中卒女性の給与は約22万7,800円です(年齢計)。中卒男性は、約33万9,000円と、同じ中卒男性の方が10万円近く高い結果となりました。また、女性の学歴別の給与で比較すると、高卒女性の給与は約24万4,700円、大卒女性の給与は約32万1,500円と、学歴に比例して給与も高額になっています。

学歴女性(年齢計)男性(年齢計)
学歴計280,700円385,400円
中学卒227,800円330,900円
高校卒244,700円343,600円
大学卒321,500円431,600円

引用:厚生労働省「令和5年版の賃金構造基本統計調査

上記をもとに計算すると、中卒女性の年収はおよそ270万円。中卒女性の年収は、男性や高学歴の人と比べると低い傾向がありますが、就職する企業によって給与は変動するため、一概に低いとはいえません。資格やスキルを身につけて給与アップを目指しましょう。

中卒から正社員にチャレンジしやすい仕事については、「「中卒は正社員になれない」は間違い!給料の事情や就活のやり方を解説!」もチェックしてみてください。

参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況

女性の就職率は上昇傾向にある

厚生労働省の「働く女性の実情」によると令和4年の女性の労働力人口は3,096万人で前年度から16万人増加していることが分かりました。また、労働力人口総数に占める女性の割合が44.9%(前年差0.3ポイント上昇)となり、50%に近づいてきているといえます。
これらの結果から、女性の就職率は上昇傾向にあるといえるでしょう。

中卒の就職率について詳しく知りたい方は「中卒の就職率は?高卒や大卒などの学歴に比べて高い?低い?」のコラムも参考にしてください。

参照元
厚生労働省
令和4年版働く女性の実情

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企業が中卒の女性に抱く3つのイメージ

企業は中卒の女性に対して「勉強への意識が薄いのではないか」「継続力がないのではないか」「問題と向き合えていないのではないか」といったイメージを抱くことがあるようです。順番に解説していくので、どのようなイメージを抱かれやすいかを知り、対策を講じましょう。

企業が中卒の女性に抱くイメージ

  • 勉強への意識が薄いのではないか
  • 継続力がないのではないか
  • 問題と向き合えないのではないか

1.勉強への意識が薄いのではないか

中卒のまま高校へ進学しなかったことに対して「勉強への意欲が薄い」もしくは「基本的な学力不足」と捉えられる傾向にあるようです。基礎学力は勉強で身につくとしても、成長意欲が見られなければ企業にとってマイナス要因と捉えられてしまいます。選考の際には仕事への向上心をアピールし、ネガティブなイメージを払拭しましょう。

2.継続力がないのではないか

中卒者の中には高校を中退した人もいるため、企業から「継続力がないのではないか」と不安を抱かれることもあります。仕事に対する継続力がないと判断されてしまうと、「入社してもすぐに辞めてしまうのでは?」といった懸念から、採用を見送られる可能性が否定できません。このような事態に陥らないために、学力以外で継続力を発揮した経験をアピールすると良いでしょう。
なお、家庭の事情や病気などのやむを得ない理由で高校入学を諦めた、あるいは中退したという場合は、事情を説明したうえで今は問題なく働けることを伝えることが大切です。

3.問題と向き合えないのではないか

企業によっては「中卒=粘り強さがない」というイメージを持っている場合があります。「何か問題が生じたときに向き合わず投げ出してしまうのでは?」と警戒されてしまう可能性も。これまでトラブルに対してどのように対応してきたかを示すことで、採用担当の不安を取り除けるでしょう。

中卒という学歴が与えるイメージを払拭するのが面接でのコツ

採用担当者に中卒の学歴が与えるマイナスイメージは、先入観であることが多いしょう。勉強への意欲も継続力も、具体的なエピソードとともにアピールすることが重要です。イメージを払拭できれば、中卒という学歴が不利になることもないでしょう。

中卒のメリットについて知りたい方は「中卒者のメリットとは?強みを活かして就職活動を行おう!」のコラムで紹介しているのでご覧ください。

中卒女性におすすめの仕事13選

中卒の女性が就職しやすい仕事は、サービス業を中心に幅広くあります。「中卒だから就職できない」と最初から諦めず、就職できる可能性が高い職種から仕事を探してみましょう。

1.総務職

総務職とは、会社のバックオフィス業務全般を担う事務系の仕事です。会社の規模によっては人事や労務、経理といった仕事が含まれることもあり、仕事内容の幅広さから臨機応変な対応が求められます。仕事を回すためには必要不可欠な存在で、どの企業にも存在するため挑戦しやすいでしょう。

2.営業職

営業職とは、自社の商品やサービスを顧客に提案し購入してもらう仕事です。営業職もどの会社にも存在する仕事のため求人数が多く、学歴や経験は不問で実力主義が特徴。他者とのコミュニケーションが得意な人や、目に見えて成果が上がることにやりがいを感じられる人におすすめです。
学歴に関係なく業績が良ければ昇格していける仕事のため、高収入も目指しやすいでしょう。業績によって報酬が上乗せになる成果型報酬方式を採用している会社も多いため、頑張り次第では大きく収入を増やすことも可能といえます。

営業職が気になっている人は「中卒から営業の仕事に挑戦できる?おすすめの業界や資格を紹介」もあわせてご覧下さい。

3.調理スタッフ

調理スタッフは、調理や下ごしらえ、盛り付けなどの業務を調理場で行います。料理が得意・好きな中卒女性におすすめの仕事です。簡単な調理であれば特別な資格は必要なく、学歴も問われません。仕事を通じて料理や食材に関する知識を得られるでしょう。
高齢化が進んでいる影響もあり、飲食店だけではなく、福祉系施設の調理スタッフとしても活躍の場が広がっています。

4.飲食・接客業

飲食・接客業は、宿泊施設や飲食店、アミューズメント施設などでサービス利用者の案内やオーダーの確認などを行う仕事です。活躍の場は幅広く、自分の好きな施設や店舗で働けます。利用者とのコミュニケーションを通して社会的なマナーや接遇のスキルが自然に身につくため、人として成長していけるでしょう。
学歴よりも経験が重視される可能性が高く、中卒の女性が正社員を目指しやすい仕事といえます。商品やサービスに対する知識が求められるので、未経験者の場合は、勉強が必要でしょう。

5.販売業

販売職は、文字通り利用者に商品やサービスを売る仕事です。携帯ショップやアパレルショップ、旅行会社など、就職先は多岐に渡ります。販売業は、接客や商品・サービスの説明だけでなく、在庫管理や品出し、レジ打ちなども業務の一環です。
「人と話すのが好き」という人や「旅行が好き」「洋服が好き」など、何か好きなものがある中卒の女性におすすめです。販売業は利用者とのコミュニケーションで成り立つ仕事といえます。また、好きな商品を取り扱っている企業に入社できれば、仕事へのモチベーションも高まるでしょう。

6.介護職

介護職は、高齢者や介護が必要な人向けに、食事や排泄、入浴の介助など、さまざまなサポートを行う仕事です。介護業界は高齢化で年々需要が高まっている一方、深刻な人手不足で悩まされています。そのため、介護職未経験の中卒女性が就職できるチャンスも豊富といえるでしょう。
経験がなくても働きながら資格を取得できる施設もあるので、未経験から始めても十分にキャリアアップを目指せる可能性も。まずは資格がなくてもできる介護助手・介護補助員の求人を探してみましょう。

介護職については「中卒から介護職は目指せる?就職するメリットや資格を解説」で詳しく紹介しています。

7.工場のライン作業

中卒女性の就職先として、工場もおすすめです。一口に工場といっても、自動車・精密機械・食品など業種は多岐に渡ります。基本的に工場のマニュアルに沿って作業をこなしていくのが主な業務。選考の際は「これまでの経験」よりも「これからどれだけ活躍できるか」をアピールすることが重要でしょう。「地道な作業を続けるのが得意」「1人で黙々と作業するのが好き」という人に向いている仕事です。

8.コールセンター

コールセンターのスタッフは、利用者と電話でやり取りをする仕事で、「インバウンド」「アウトバウンド」の2種類があります。
インバウンドは、テレフォンオペレーターやカスタマーサポートとして問い合わせや電話の引き継ぎが主な業務です。アウトバウンドは、テレフォンアポインターとして、顧客に電話をかけて商品やサービスの紹介をしたり、テレマーケティングとして、既存顧客や新規の顧客に対してアンケート調査や商品のヒアリングなどをしたりします。
クレームへの対応も必要になりますが、ポジティブ思考で利用者の問題を解決することにやりがいを感じられる方や、人と話すのが好きな方に向いているでしょう。

9.エンジニア

エンジニアは、システムの設計やプログラミングなど、幅広い業務を行います。比較的男性が多い職業ですが、年々女性のエンジニアも増加傾向にあります。人手が不足している業界の一つであり、学歴を問わない企業や、未経験者に丁寧な教育を行っている企業もあるので、中卒女性も仕事が見つけやすい職種といえるでしょう。

10.タクシードライバー

タクシードライバーは、指定された場所まで乗客を乗せて運転する仕事です。タクシー会社に勤務するのが一般的。歩合制の企業が多い傾向にあるので、自身の努力によっては給料の増加も見込めるでしょう。
男性の方が多い職種ですが、近年では女性のタクシードライバーの需要は高まっています。運転するのが好きな中卒女性は、タクシードライバーの求人にも目を向けてみてはいかがでしょう。

11.経理職

経理職は会社の会計や財務などを担当する仕事です。経理職も多くの会社に存在する業務の一つなので、スキルを身につければ就職することも可能といえます。仕事では数字を扱う機会が多いので、数字に強い方や集中力に自信がある方などにおすすめ職種です。
経理職は未経験者募集の求人もありますが、働くにはお金の基礎知識や簿記の知識をある程度知っておく必要があるので、簿記の資格を取っておくと仕事で有利になるでしょう。

12.事務職

事務職は、パソコンを使用したデータ入力や資料作成、来客・電話対応など主に会社に関わる事務仕事を担当します。事務職は、ほとんどの会社に存在しているため、未経験者歓迎の求人も多く、事務職で働いている人も女性が多い傾向に。そのため、中卒女性も比較的挑戦しやすい職種といえるでしょう。
事務職は、経理や総務も担当することがあるので、簿記の資格を持っておくと仕事で有利になることも。また、事務作業は座りっぱなしで仕事を行うため、内勤で働きたい方や集中して仕事に取り組みたい方におすすめです。

13.軽作業

軽作業の仕事は主に、工場や倉庫でピッキングや仕分け、梱包作業などを行います。軽作業ではあまり大きな荷物は扱わず、比較的小型で軽量の商品を扱うため、女性も安心して働けるでしょう。
また、勤務が工場や倉庫のため、人と直接関わることも少なく黙々と働けるので、1人で作業をすることが好きな人におすすめの仕事です。

中卒向けの就職先は?仕事探しに役立つ就職支援サービスのランキングも!」のコラムで、多数中卒向けの就職先を紹介しています。

中卒女性が仕事を探すときの7つのポイント

中卒女性が仕事を探すときは、学歴不問や未経験歓迎の求人から探すことをおすすめします。また、早く就職することにこだわり過ぎないのが長期的に働けるコツです。以下で詳しく解説します。

1.学歴不問の求人を探す

学歴不問の求人は、「学歴は一切問わず、どのような学歴の人も応募可能な求人」を指します。「大卒以上」「高卒以上」など、募集する人材を学歴で区別する求人もありますが、「学歴不問」と書かれている場合は、中卒や高校を中退した人も応募が可能です。このような募集では、学歴よりも企業や業務にとって必要な人材かどうかが重視されます。

2.未経験歓迎の求人を探す

未経験歓迎の求人における「未経験」という言葉には、「社会経験が全くない」という意味と「業界・職種が未経験」という2つの意味があります。中卒の女性は、社会経験がない人に向けた求人に応募するのがおすすめです。このタイプの求人には「間口を広げてより良い人材を採用したい」という企業の意図があるため、応募者の学歴よりも人柄や価値観、仕事に対する意欲といったポテンシャル面を求められる傾向があります。
一方「業界・職種が未経験」の場合は、社会経験がある人が異業界・異業種への転職を目指すときに応募できる求人です。応募者が前職で培った経験やスキルを重視する傾向があるため、社会経験がない場合は応募する前によく確認しましょう。

3.人材不足の業界を探す

中卒女性が仕事を探すときは、人材不足の業界に目を向けるのもおすすめです。人材不足の業界は常に働き手を求めているため、学歴や経験に関係なく採用されやすい傾向にあるでしょう。
近年では、介護業界や製造業界、IT業界などが人材不足の業界といわれています。また、職種によっては専門的な知識や技術を求められることもありますが、未経験者歓迎の職種は一から仕事を教えてくれる場合が多いので、働きながら高い技術や専門知識を学べるでしょう。

人材不足の業界について詳しく知りたい方は「人材不足の業界とは?原因を考察するとともにメリット・デメリットも解説」にまとめてあるのでご参照ください。

4.キャリアプランを立て目標を決める

早く就職することにこだわり過ぎると、やりたい仕事ではなかったり、職場の環境に合わなかったりとミスマッチを感じ、結果的にすぐ退職する恐れがあります。中卒の女性は「早く就職しなくては」「正社員になれるならどこでも良い」と焦ることもあるでしょう。
しかし、長期的な視点で見ると、転職を繰り返してしまえば企業からの印象が下がる可能性が高まります。中卒女性が長く働ける職場を得るには、焦らずじっくりと企業研究をして、自身に合った企業を見つけるのがポイントです。
中卒の就職活動でお悩みの方は、「中卒者のメリットとは?強みを活かして就職活動を行おう!」をご覧ください。

5.派遣社員やアルバイトから正社員になれる求人を探す

派遣社員やアルバイトから正社員になるのも、中卒女性が仕事を手にする方法の一つです。
中卒という学歴が懸念点となり、なかなか仕事が見つからないこともあるでしょう。まずは派遣社員やアルバイトで仕事の経験を積み、正社員登用制度を活用することで正社員を目指す方法もあります。
派遣から正社員を目指している人は「派遣から正社員登用を目指すには?メリットやデメリットも紹介」もご一読ください。

6.早く就職できることにこだわらない

早く就職することにこだわり過ぎると、やりたい仕事ではなかったり、職場の環境に合わなかったりとミスマッチを感じ、結果的にすぐ退職する恐れがあります。前述にもありましたが、中卒女性の場合、「早く就職しなくては」「正社員になれるならどこでも良い」と焦ることもあるでしょう。
しかし、転職を繰り返すことで企業からの印象が下がる可能性が高まることも。そのため、中卒女性が長く働ける職場を得るには、焦らずじっくりと企業研究をして、自身に合った企業を見つけるのがポイントです。

7.女性の割合が多い仕事を選ぶ

中卒女性が仕事を見つけるポイントとして、女性の割合が多い職場を選ぶと良いでしょう。厚生労働省の「働く女性の実情」によると、近年では女性の就業者も増加傾向にあり、女性が働きやすい環境が整っている企業が増えているようです。女性社員の割合が多い企業や一定数いる企業は、女性社員の定着率が高く、女性がしっかり評価され、安心して働ける環境であるといえるでしょう。また、家庭や子育てとの両立が心配という方も、女性が多い職場だと理解が得やすい可能性も高く、相談しやすい傾向にあるためおすすめです。

えるぼし認定マークの企業は女性が働きやすい傾向にある

厚生労働省が認定している「えるぼし認定マーク」がある企業は、女性が働きやすい傾向にあるためおすすめです。「えるぼし認定マーク」は、女性活躍推進法に基づき、一般事業主行動計画の策定・届出等を行った事業主のうち、女性の活躍推進に関する取り組みが優良だと認定された企業のことをいいます。そのため、えるぼし認定マークがある企業は比較的女性が働きやすい環境であるといえるでしょう。

参照元
厚生労働省
「えるぼし」認定とは

中卒の女性におすすめの仕事に役立つ資格7選

ここでは中卒女性におすすめの、仕事に役立つ資格についてまとめました。資格を取得しているとスキルや知識を持っていることを証明できるうえ、勤勉さのアピールにもなるでしょう。以下で詳しく解説しています。

1.秘書技能検定

秘書技能検定とは、社会人として身につけるべきマナーや常識を証明する資格です。資格を取得すれば、資格の勉強を通して社会人に必要なビジネスマナーや一般常識などの知識を身につけられます。3級・2級・準1級・1級があり、数字が小さいほど難易度が高くなります。受験資格は特になく、多種多様な業界・職業で役立つ資格といえます。

2.MOS

MOSはワードやエクセルなど、パソコンを用いた作業によく使用されるソフトのスキルを証明できる資格です。特に事務系の業務に役立つ資格ですが、現在は幅広い職種や業界でパソコンを使用する機会があるため、目指す職種を問わず取得しておいて損はないでしょう。

3.ITパスポート

ITパスポートは、最新技術やセキュリティ、ネットワークなど、IT関連の基礎知識が備わっていることを証明する国家資格です。未経験からIT関係の仕事に就きたいと考えている方にとっては入門的な資格となるため、基本を押さえるためにも取得しておくと良いでしょう。

4.日商簿記検定

日商簿記検定は、企業の経営活動の整理や計算を行うことで、経営状態や財政状況を知る技能を証明する資格です。初級・3級・2級・1級があり、一般企業の経理事務を目指す場合は2級を取得しておくと選考で有利になるでしょう。最初は基礎知識をつけておくためにも初級から挑戦するのがおすすめです。

5.調理師

調理師試験は専門学校に通わなくとも、飲食店やレストランなどで調理業務経験を2年以上積めば受験可能です。調理師免許は国家資格ですが、比較的難易度は高くないので、受験資格を満たせる中卒者の女性は取得を目指してみると良いでしょう。

6.介護職員初任者研修

介護職を目指している中卒の女性には、介護職員初任者研修がおすすめです。介護職のスタートラインに立つ資格のため、取得しておけば「実務者研修」「介護福祉士」などの資格にチャレンジしやすくなるというメリットもあります。資格取得のサポートが充実している企業も数多くあるので、介護業界はより上位の資格を目指しやすいといえるでしょう。
また、人手不足が問題視されている介護業界においては、資格を保有していることでより就職が有利になる可能性があります。

7.宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産業界を志望している方に向いている国家資格です。売買や賃借など、お客さまが物件に関する取引をする際に重要事項を説明する、関連書類への記名・捺印といった業務は、宅地建物取引士の資格を保有していないとできません。難易度が高いぶん、宅地建物取引士を取得していれば不動産業界への就職に有利になり、高収入も期待できるでしょう。

中卒の方が取得しておくと就職に役立つ資格を「中卒者の資格取得は転職に有利?高収入につながるおすすめの種類を紹介」でも紹介しているので、あわせてチェックしておきましょう。

中卒女性が稼げる仕事に就くための方法

中卒女性のなかには、「稼げる仕事に就きたい」と考えている人もいるでしょう。ここでは中卒女性が稼げる仕事に就くための方法について紹介します。中卒女性が稼げるポイントを押さえ、自分に合った仕事を探しましょう。

成果報酬型を取り入れている会社に就職する

稼げる仕事がしたいと考えている中卒女性は、成果報酬型を取り入れている会社への就職がおすすめです。成果報酬型とは、自分が会社で業績を上げると、上げた分だけ収入が増えることを指します。そのため、経験や学力は関係なく努力次第で、収入を上げることが可能です。
しかし、成果報酬型は業績が良いと収入も増加しますが、業績が良くないときは減少するデメリットもあるため、よく考えて就職を検討しましょう。

外資系企業もおすすめ

外資系企業は、成果報酬型の企業が多い傾向にあり、学歴に自信がない方も結果を残せれば稼げるでしょう。また、働き方が実力主義な傾向にあるため、結果を残せなかった場合最悪解雇される恐れも考えられます。安定した働き方を求める人にはあまりおすすめできませんが、実力主義や成果主義を求める方はやりがいを感じながら働けるでしょう。

資格や専門技術などを必要とする仕事を選ぶ

稼げる仕事をしたい中卒女性には、資格や専門技術を必要とする仕事もおすすめです。資格や専門技術を必要とする仕事は、資格手当が支給されることが多く、収入も高くなる傾向にあります。また、学歴問わず取得できる資格もあるので、就活の際に役立てるためにも資格を持っておくと良いでしょう。
また、資格取得の支援を行っている会社もあるので、スキルアップのために働きながら資格取得を目指す方法もあります。

学歴に不安のある中卒女性は高卒を目指すのも一つの手

中卒であることに大きな不安やコンプレックスを抱いているなら、高卒あるいはそれに相当する資格を目指す選択肢もあります。高卒を目指すことは、不安解消のほかにも仕事の選択肢が広がる、賃金が上がるといったメリットがあります。

通信制や定時制の高校に通う

中卒の女性が高卒を目指すうえで、就職活動やアルバイトと両立したい場合は、通信制や定時制の高校に通うのがおすすめです。一般的な全日制の高校と違い、定時制は昼間・夜間のいずれかの時間帯に毎日、通信制は自宅学習をメインに数日学校に通う形式となっています。全日制の高校よりも遅い時間に登校できたり、時間帯や登校日の融通が利きやすかったりするため、無理なく高校卒業を目指せるでしょう。

高卒認定試験を受ける

高卒認定の取得を目指すのも一つの手です。高卒認定を取得すれば高卒と同等の学力があることを証明できます。ただし、最終学歴は中卒のままなので注意しましょう。また、通学と違い高卒レベルの勉強を独学で行わなければいけないため、自己管理能力や気力が必要です。

中卒女性が仕事を見つけるためにやっておきたいこと

中卒女性が入社してから「この仕事は自分に合っていないかも」「仕事を辞めたい」と思わないためには、自己分析や企業研究、業界研究などで自分に合った職場や仕事を見極めることが大切です。

中卒女性が仕事を見つけるためにやっておきたいこと

  • 自己分析をする
  • 求人サイトに登録する
  • 転職エージェントやハローワークを活用する

自己分析をする

自己分析をすることで、自身の強みや弱みを客観的に把握できます。自己分析で見つけた強みや価値観、仕事に求めることを軸に就職活動を行えば、企業とのミスマッチを防げる可能性も。また、軸を明確にしておけば、選考でも自分の考えやアピールポイントを表明しやすくなるでしょう。

自己分析のやり方は「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」のコラムを参考にしてください。

企業研究・業界研究をする

企業研究や業界研究では、業務内容や経営理念、組織風土などの基本的な項目をはじめ、その企業の主力商品や経営状況なども調べておきましょう。競合との比較や応募企業の分析を深めておくと、志望動機を伝えるときに説得力が増します。

企業研究の意味については「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」で詳しく説明しているのでご参照ください。

求人サイトに登録する

仕事を見つけるために求人サイトに登録するのもおすすめです。求人サイトは民間企業が運営しており、会員登録をすると多くの求人を閲覧できます。気に入った求人があれば、そのサイトからの応募が可能なため、スムーズに就職活動を進められるでしょう。
また、求人サイトによって掲載されている求人が異なることがあるため、複数の求人サイトを登録することで、より幅広い求人情報に出会えます。

転職エージェントやハローワークを活用する

「就職活動が初めてで、何をしたら良いのか分からない」という人は、無理に一人で進めようとせず、転職エージェントやハローワークを利用してみてください。就職の悩み相談に応じるだけでなく、履歴書の書き方、面接でのマナーといった、就職活動の基礎を教えてくれます。

転職エージェントのご利用をお考えの方は、ハタラクティブへご相談ください。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、フリーターや第二新卒などの若年層を対象に就職活動のサポートを行っており、プロのキャリアアドバイザーがあなたの条件に合った求人をご紹介します。
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サービスはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

正社員になりたい中卒女性のためのQ&A

正社員を目指す中卒女性の中には、「中卒だから就職できるか心配…」と不安を抱いている方もいるでしょう。ここでは、中卒女性が悩みがちな就職に関わる疑問をQ&A方式で解消します。

学歴に自信がなく不安です。

学歴に不安があるなら、高卒認定を取る、あるいは通信制や定時制に通うのがおすすめ。
高卒認定を取得すれば履歴書に記載でき、高卒程度の学力があることを証明できます。また、通信制や定時制は時間帯に融通が利きやすいため、無理なく通えるメリットも。 高卒認定についての詳細は「高卒認定は就職に有利?高卒資格との違いや就活の注意点を解説!」、通信制や定時制についてはこのコラムの「学歴に不安のある中卒女性は高卒を目指すのも一つの手」をご覧ください。

中卒が就職しやすい仕事はある?

アパレルショップの販売員や飲食店の店員、営業職などは、「学歴不問・未経験者歓迎」の求人が多く見つかります。特に営業職は実力主義の職場が多く、実績次第で昇進が可能といえるでしょう。 「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」では、営業職の種類をご紹介しています。

面接のコツはある?

就職への熱意や入社意欲を伝えるのがコツ。曖昧な回答だと、企業は中卒者に対して、「学ぶ意欲が低いのでは?」と懸念を抱いてしまいます。
企業の不安を払拭するには、正社員を目指す理由を前向きに語ることが大切です。過去に反省点がある場合は正直に述べ、これからどうしていきたいのか説明しましょう。 面接合格の秘訣は、「中卒の就活はどうする?面接のコツをご紹介」でもご紹介しています。

中卒から正社員になれる?

中卒から正社員になることは可能です。求人を探す際は、「学歴不問」と記載されているものを探しましょう。「学歴不問」の求人なら、採用の際に学歴を問われる可能性が低いようです。今までに正社員経験がない方は、「未経験者歓迎」「無資格OK」などの求人も狙い目といえます。 就職エージェントのハタラクティブは、若年層への就職サポートを行っているので、ぜひご相談ください。

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