中卒からでも営業の仕事はできる?おすすめの業界や資格を紹介

中卒で営業職の仕事を探している方もいるでしょう。中卒で営業の正社員を目指す場合、「求人が上手く見つけられなく壁にぶつかってしまうのでは…」と不安に感じることも。業界や職種によって、求められる学歴に差があるのは現実ですが、営業職は中卒でも目指せる仕事の一つです。このコラムでは、中卒が営業職を目指すべき理由や就活におけるポイントなどを紹介しますので、チェックしてみてください。

この記事のまとめ

  • 営業職は学歴や経験不問の求人が多く、中卒におすすめ
  • 中卒でも学歴不問の求人であれば高収入を得られる可能性がある
  • 営業職以外に中卒におすすめの仕事は「Webマーケティング」「飲食業」など
  • 中卒における就活のポイントは、資格の取得や仕事への意欲をアピールすること
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顧客別に見る営業の仕事

営業職の顧客は企業によって異なりますが、大まかには法人と個人の2種類に分けられます。法人向けの営業は株式・有限会社や財団法人などが対象です。少数の担当者に向けてプレゼンテーションを行うため、言葉に説得力が求められます。また、顧客の企業の業界ごとにハイレベルな知識が必要とされることもあるでしょう。

そのため、求人の募集条件には「大卒以上」と記されている場合が多いです。一方、個人向けの営業は不動産や旅行代理店など、基本的に一般の消費者の方々が対象でしょう。一人ひとりと向き合うため、親しみやすい性格の社員が顧客から好まれます。

どちらもコミュニケーション能力が必須ですが、中卒で正社員を目指すなら難しい思考力を要する法人よりも、社交性がより重視される個人向け営業の方が就職しやすいでしょう。

もし第一志望の業界に就職できなくても、営業は一度キャリアを積めば比較的転職がしやすい職種です。就職できたら、可能な限り長く勤務して十分な経験を積むことをオススメします。



中卒者でも正社員を目指せる仕事11選!おすすめの資格も紹介」でも営業職について触れているので、ご一読ください。

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中卒が営業職を目指すべき3つの理由

営業職はほかの仕事よりも中卒でも就職しやすく、さらに高収入も目指しやすい仕事だといえます。

以下の項目では、中卒が営業職を目指すべき理由について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。



1.学歴や経験を不問とした求人が多い


営業職は、もともと学歴や経験を不問で募集している求人の割合が多い傾向にあります。なぜなら、営業職は基本的に実力主義で、重要とされるのが学歴よりも結果であることが多いためといえるでしょう。営業職は中卒からでも正社員になりやすく、結果を出せればキャリアアップも可能です。



2.高収入を目指せる


営業職は結果が重視され、自身の頑張り次第で収入を上げることも可能です。契約数によって給与が上がる歩合制を採用している企業もあるでしょう。

そのため、試行錯誤して結果に繋げることができれば、将来的に高い収入を得ることも可能です。学歴に左右されず、昇進や昇給もしやすい職種といえます。



3.営業に向いている性格は学歴に左右されないもの


営業の正社員に向いている方の条件は、中卒や大卒など学歴を問わず共通しています。以下で紹介しているので参考にしてみてください。



洞察力がある人

営業の仕事は、顧客の基本データをしっかり把握したうえでニーズを聞き出す必要があります。提案のときに的外れなことを話してしまう可能性があるからです。相手が何を必要としているか見抜く能力がある方ならば、仕事で活躍できるでしょう。



自分に厳しい人

営業職には売り上げ目標値を設定されることが多いので、目標に向かって粘り強く努力できる方に向いています。



コミュニケーション能力が高い人

営業職には、法人向けの場合はプレゼンテーションスキル、個人向けの場合は話しやすさやなど、一定の対話能力が求められます。学歴に関係なく、中卒であっても人と話すことが好きな方には向いている仕事でしょう。



ほかに求められる能力は就職先の業界や企業ごとに異なるので、求人の募集条件をあらかじめ確認しておく必要があります。



中卒就活ならではのメリットを知りたい方は、「中卒者のメリットを活かす就職活動」を参考にしてみてください。

中卒者が営業職に応募するなら不動産業界がおすすめ

営業職は多数の業界で存在しますが、不動産業界は特に学歴不問で求人を出している企業が多いようです。また、中卒や高卒の人材を採用している実績もあります。

不動産業界の営業職は基本的に実力主義なので、プレッシャーを跳ね除けて努力できる人であれば、中卒でも活躍できるでしょう。

営業職以外にも中卒におすすめの4つの仕事

中卒者にとって営業職は就職しやすい職種ですが、ほかにもIT関連職や飲食業など、学歴に左右されず活躍できる仕事があります。ここでは、営業職以外にも中卒におすすめの仕事を紹介しますので、参考にしてみてください。



1.Webマーケティング


Webマーケティングとは、WebサイトやSNSなどのWeb領域を活用してSEOやアクセス数のアップといったマーケティングを行う仕事です。Webマーケティングもスキルや実績重視の傾向があるため、努力次第で高収入が目指せるでしょう。



2.飲食業


飲食業は人手不足の業界なので、中卒でも就職しやすいようです。飲食業の場合、アルバイトで経験しているとスキルを活かせることが多いでしょう。経験者の方は、ホールスタッフとして就職するのがおすすめ。キッチンスタッフを目指す場合は、調理師免許を取得していると便利です。



3.システムエンジニア


IT業界も人手不足が深刻な状態となっているため、学歴不問での募集も多いです。実務経験がなくても、独学でプログラミング知識やスキルを身につけていれば、比較的就職しやすいでしょう。ただし、システムエンジニアにいきなり就職するのは難しいため、まずはプログラマーとして入社し、経験を積むことが必要になる場合もあります。



4.プログラマー


システムエンジニアと同様に、プログラマーも学歴不問で就職しやすい職種です。最初から高収入を得るのは難しいですが、実務を経験しながらスキルを身につけていくことで、基本給が上がったり手当がついたりするでしょう。



中卒ニートでも就職できる?働くための4つの方法とおすすめの職種をご紹介」でも、中卒者におすすめの職種を紹介しています。

中卒の就活で押さえておきたい5つのポイント

実際に中卒で就職活動を行う場合、「資格の取得」「仕事への意欲を伝える」などがポイントとなります。大卒の新卒とは違ったコツが必要になるので、以下でチェックしましょう。



1.就職に有利な資格を取っておく


営業職で就職するには特別な資格やスキルを要さないことが多いですが、募集条件に「高卒以上」と記されている求人は多いもの。そこで、高卒認定資格を取得していれば中卒でも就職先の候補を増やせます。
営業の募集要項でよく見られる条件は、「運転免許を持っていること」でしょう。営業職は電車を利用して移動する場合もありますが、自社の車を運転して顧客を訪問することも多くあります。18歳以上の方は普通免許を取得しておくと、応募できる求人の幅が広がるでしょう。

また、MOSの資格を取得しておくとPCスキルに関して採用担当者から信頼を得られます。

そしてTOEICで高得点を獲っていれば、海外とのコミュニケーションの機会が多い企業に仕事の能力があることをPRできるでしょう。



2.フリーター時代が長い人は仕事への意欲をアピールする


中卒でフリーター経験が長い場合は、採用担当者に「就職する意欲が薄い」と思われてしまうこともあります。正社員を募集している求人を見つけても、なかなか選考が通過しないこともあるでしょう。しかし、フリーター時代の経験が仕事に役立てられることを上手く企業にアピールできれば、採用される可能性があります。

たとえば、飲食店やアパレルショップでのアルバイト経験があれば、「接客スキルが十分に身についている」とプラスなイメージを与えられるでしょう。志望企業の顧客のニーズをあらかじめ把握したうえで、自分が要求に応えられることをアピールすれば、採用担当者に好印象を残せます。また、バイトリーダーの経験があれば、周囲の社員をまとめる能力があることを伝えられるはずです。



3.採用時の給与ではなく長い目でみる


中卒可の求人は採用時に高収入の仕事ではなく、入社後どのように給与が上がるのかを見て仕事を選びましょう。採用時に給与が高い求人でも、実際は離職率が高く常に人手不足の職場もあります。キャリアやライフプランを十分に考慮し、何歳までにキャリアアップできるか、昇格したいかなどを整理してから仕事を探すと良いでしょう。



4.正社員が難しい場合は非正規社員からスタートしてみる


中卒で正社員として就職することが難しければ、まずは非正規社員で就職するのも良いでしょう。

企業の中には非正規社員から正社員を登用している所もあるため、就職したい企業がある場合は、非正規社員として働くことをおすすめします。勤務しながらスキルアップして、正社員を目指すと良いでしょう。



5.1人での就活が難しい場合はプロの力を借りる


一人での就職活動が難しければ、就職サイトや転職エージェントを利用してみると良いでしょう。

転職エージェントであれば、条件に合う求人を紹介してもらえるため、自分だけで探すよりも効率的です。サービスによっては、応募書類の添削や面接対策なども行ってくれるため、活用するのをおすすめします。

営業職について知り就活を有利に進めよう

営業職は顧客が法人か個人かによって仕事内容や求められるスキルが異なります。そのため、自分に合う業界や企業をイメージすることが大切です。 就職活動では詳しく自己分析する必要があります。 中卒でも目指せる営業職を探すには、第三者に相談するのがオススメです。

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