中卒ニートでも就職できる?働くための4つの方法とおすすめの職種をご紹介

中卒ニートでも就職できる?働くための4つの方法とおすすめの職種をご紹介の画像

この記事のまとめ

  • 中卒ニートとは、中学校を卒業したあとに進学や就職をしなかった人のこと
  • 中卒ニートには、高校中退後に就職せず無職になった人も含む
  • 中卒ニートに対する評価が厳しいため、就職しにくい傾向がある
  • 中卒ニートから社会復帰するには、資格取得やアルバイトから始める
  • 料理人や美容師など、中卒ニートには学歴を問わない職種がおすすめ

ニートといわれる方の中には、最終学歴が中学校である、「中卒ニート」の割合も多いでしょう。人それぞれ事情は異なりますが、高卒や大卒と比較すると、「面接が苦手」「なかなか内定がもらえない」など、就職に対する悩みも多いはずです。
このコラムでは、中卒ニートから就職するための具体的な方法をご紹介。自分の経歴に自信がない方や、ニート生活から抜け出して逆転就職したい方は、ぜひ参考にしてください。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事あるのかな?
  • 自分と同じような人はどうしてる?
  • 資格は取るべき?
経歴にかかわらず、ゼロからサポートします!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

求人の一部はサイト内でも閲覧できるよ!

中卒ニートのタイプ

中卒ニートのタイプの画像

一口にニートといっても、これまでの経歴や事情は人それぞれです。大学を卒業している「高学歴ニート」の方もいれば、最終学歴が中学校の「中卒ニート」の方もいるでしょう。「ニート」とは、仕事や通学、家事、職業訓練を行っていない若年層を指す言葉です。職歴の有無に関わらず、最終学歴が中学校で、現在ニート生活をしているのであれば、「中卒ニート」といえるでしょう。

1.中学校卒業後に何もしていない人

中卒ニートには、中学校卒業後、進学も就職もしていないパターンが挙げられます。しかし、文部科学省「令和2年度学校基本調査(確定値)の公表について(p.5)」からも分かるとおり、近年では高校進学率が高くなっているので、このパターンの人は少数でしょう。

1.中学校卒業後に何もしていない人の画像

引用元:文部科学省「令和2年度学校基本調査(確定値)の公表について 図3高等教育機関への進学率(p.5)

参照元
文部科学省
令和2年度学校基本調査 結果の概要

2.中学卒業後に就職したものの退職した人

中卒ニートの中には、中学校卒業後に就職したものの、退職してそのまま無職を続けている人もいるでしょう。職歴の長さに関わらず、退職後に再就職せずに無職であれば中卒ニートになります。

3.高校を何らかの理由で退学した人

中学を卒業したあと高校に進学した人の中にも、中卒ニートがいます。高校進学後、何らかの理由で退学してしまい、仕事に就いていない人が、中卒ニートです。高校に進学していても、卒業していなければ、最終学歴は中卒となります。

未経験OK多数!求人を見てみる

中卒ニートが全体で占める割合と正社員になれる可能性

中卒ニートのなかには、人口のなかでどれほどニートがいるか、正社員になれる確立がどのくらいか気になる方もいるでしょう。ここでは、中卒ニートの割合と非正規雇用から正社員への就職率をまとめました。ぜひ参考にしてください。

中卒ニートの割合

文部科学省が調査した「平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(p.4)」によると、高等学校を中退した割合は1.4%でした。また、以下の表は、厚生労働省がニートの実態を調査した結果を抜粋したものです。

中学卒業後の進路状況
中学卒業後高校進学していない割合4.3%
高校入学した割合93.5%
高校入学(93.5%)のうち中途退学した割合12%

引用:厚生労働省「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書 4.学校歴(p.5)

この結果をみると、中卒ニートのなかでも、高校に進学していない中卒ニートよりも高校を中退した中卒ニートのほうが多いと分かります。

参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究
文部科学省
平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

年齢別に見る正社員移行率

正社員の内定を得るのは難しいと思う中卒ニートは多いですが、中卒であっても若さやポテンシャルを活かして採用される可能性があります。最初はアルバイトで働きはじめて、いずれは正社員になる道もあるでしょう。以下は、 労働政策研究・研修機構が調査した「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状3(p.72)」の、正社員移行率をまとめたものです(2017年調査)。

年齢非正規雇用から正規雇用に移行した割合
15~19歳29.9%
20~24歳32.7%
25~29歳25.5%

引用: 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状3 年齢階層別正社員移行率(p.72)

15~19歳の29.9%という数字は、年代別に見ると2番目に高い割合です。そもそも、非正規雇用とは、アルバイトや派遣社員として採用されているのこと。中卒ニートが正社員として採用されることが厳しくても、まずはアルバイトや派遣社員として働き、経験を積んでから正社員へ転職する方法もあります。

参照元
労働政策研究・研修機構
若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状3 ―平成29年版「就業構造基本調査」より―

高校を退学し中卒ニートになった主な3つの原因

文部科学省「平成30年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(p.4)」では、高校を退学した割合が理由別で報告されています。以下で詳しく見てみましょう。

1.進路の変更

進路の変更を理由に高校を中退した割合は、35.3%です。ほかの理由に比べ、この割合は高めといえるでしょう。別の高校へ入学したり、就職を希望したりする人が、この割合に含まれています。

2.学校生活や学業の不適応

学校生活や学業の不適応が理由で高校を中退した割合は、34.2%です。高校での授業に興味が持てない、クラスの人間関係が上手く保てないなどの理由があります。

3.経済的な理由

経済的な理由で高校を中退した割合は、2%です。ほかの理由と比べて割合が低いのが分かります。経済的な問題は、学生本人が解決することは困難であり、中退せざるを得ない理由といえるでしょう。

ニートのなかには、「学校でいじめられて引きこもりを経験した」という人もいます。このトラウマから、コミュニケーションが苦手と感じるようになることもあるでしょう。ニートになった経緯は、人それぞれ理由があることが分かります。

参照元
文部科学省
平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

中卒ニートが苦手に感じる3つの要素

「働くことが怖い」と感じている中卒ニートのなかには、仕事に必要な要素に対して苦手意識を感じる人が多い傾向にあります。漠然とした不安を抱えるのではなく、この項で紹介する「中卒ニートが感じやすい苦手要素」を参考に、自分に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
以下は、厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究(p.7)」の結果をもとに、苦手要素を挙げています。

1.コミュニケーションに関する苦手要素

ニートのなかで、「会話が苦手」と回答したのが、64.4%と、ほかの苦手要素のなかで最も多い割合でした。会話は、就職活動でも職場でも必要になります。そのため、苦手意識があると、日常生活で「会話が苦手・怖い」と感じる機会がたくさんあり、悩んでいるニートは多いでしょう。
会話が苦手な問題を解決するには、コミュニケーション力を上げるように意識すること。コミュニケーション力は、意識すれば中卒ニートに関わらず、誰でも身につけられます。コミュニケーション力を高める知恵を身につけて、逆転就職を目指したい方は「コミュニケーション能力は誰にでも身につく!その高め方とは」をご覧ください。

2.就職活動に関する苦手要素

就職活動に関しては、「面接に通ることが難しい」と回答したのが41.6%、「面接に行くことが難しい」と回答したのが31.6%でした。面接に通りにくいのは、中卒の経歴も関係しているでしょう。面接に行くことが難しいと感じるのは、「生活リズムが整っていない」「面接官と対面するのが怖い」ことも一因と考えられます。
昼夜逆転している生活を正したり、身内に頼んで面接の練習をしたりすることで、自身の抱えている問題が解決できる可能性があるでしょう。

3.職場で必要なスキルに関する苦手要素

職場で必要なスキルとして、「職場で友達を作るのが苦手」と回答したのが25.8%、「周囲のやり方を見て仕事を覚えるのが苦手」と回答したのが24.6%でした。
職場の人間関係は、「あくまで仕事上の関係」を割り切れば、少しは苦手意識がなくなるはずです。中卒ニートで、就職後の人間関係を不安に感じている人は、「人間関係よりも、まずは仕事に関する知識や知恵をつける」ことを目標にしてみてください。
また、「周囲のやり方を見て仕事を覚えられない…」と就職後の不安を抱いている方は、「分からないことは積極的に質問する」という姿勢を大切にすれば悩みを解決できます。就職しても仕事が覚えられるか不安な中卒ニートは「仕事が覚えられない!原因と対処法を解説」を参考にしてください。

参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究

中卒ニートは就職が難しいといわれている4つの理由

中卒ニートは就職が難しいといわれている4つの理由の画像

近年の就職事情において、学歴は関係ないという声も耳にしたことがあるでしょう。実際のところは「大学全入時代」と呼ばれており、最終学歴が中卒で無職の「中卒ニート」が正社員として採用されるのは、難しいといわざるを得ないのが現状です。
そこで、中卒ニートは就職が難しいといわれている具体的な理由を4つ紹介します。理由を把握すれば、対策を取れるものもあるので、確認しておきましょう。

1.中卒で正社員として就職している人は少ない傾向にある

中卒ニートの就職が難しいといわれる理由の1つ目は、中卒で正社員として就職している人が少ない現状があるからでしょう。下記は、厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況」で報告されている学歴別の就業形態とその割合のデータです。

最終学歴正社員正社員以外の労働者
中学卒35.4%64.0%
高校卒56.3%43.2%
大学卒80.9%19.1%

引用元:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況 現在の就業状況

中卒は、高卒や大学卒に比べて正社員に就職しにくく、かつ、派遣やアルバイトなどの非正社員として働いている人が多いことが明らかになっています。中卒者が正社員に就職している割合は、35.4%。中卒ニートが正社員になるのは、高卒や大卒に比べると難しいことが分かります。

参照元
厚生労働省
平成30年若年者雇用実態調査の概況

2.学歴の低さに不信感を持たれてしまう

中卒ニートの就職が難しいといわれる理由の2つ目は、「何か問題があるのではないか」と、不信感を持たれてしまうことです。
最近の学歴事情において、最終学歴が中卒の人の割合はかなり低いため、中卒というだけで不信感を持つ企業も少なくないといわれています。学習意欲の低さや向上心の有無などを疑われてしまう傾向にあるため、中卒ニートの就職事情は厳しくなっているといわざるを得ません。

3.仕事のスキルが身についていない

中卒ニートは就職が難しいといわれる理由の3つ目は、職歴がないことです。働いた経験がないと、仕事の基本的なスキルが身についていないため、就職が難しくなってしまします。
「未経験OKの求人もある」「新卒も未経験なのでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。確かにそのとおりですが、「ニート=毎日何もしていなかった人」という印象があるため、戦力として考えてもらえない傾向にあります。過去にアルバイト経験があっても、辞めてからの期間が長ければ、その経験値も評価の対象にならない可能性が高いでしょう。

4.働く意欲が低いのではないかと思われる

中卒ニートは就職が難しいといわれる理由の4つ目は、働く意欲が低いのではないかと思われてしまうことです。
一般的に、世間はニートに対して、「だらしない」「怠け者」といったイメージを持っています。会社も例外ではなく、「働く意欲がない」「向上心がない」という先入観を持って見られることは、避けられないでしょう。ニートだった事実を変えることはできないため、面接ではいかに前向きな姿勢をアピールするかが、就職成功へのポイントになります。

中卒ニートが働くための4つの方法

中卒ニートからの就職が厳しい現実は避けられませんが、就職できないわけではありません。そこで、中卒ニートが逆転就職するために実践すべき具体的な方法を4つご紹介していきます。

1.高卒の学歴取得を目指して高校認定試験を受ける

中卒ニートを抜け出して、逆転就職するための行動の1つ目は、「高等学校卒業程度認定試験」を受けることです。
就職において、最終学歴が中卒であることは大きなハンデとなります。応募できる求人の幅を広げるために、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定される、高等学校卒業程度認定試験を受けてみましょう。「高卒認定は就職に有利?高卒資格との違いや就活の注意点を解説!」で、高卒認定の詳細やメリットを解説しているので、参考にしてください。

2.正社員を目指してアルバイトから始める

中卒ニートを抜け出して働くために取るべき行動の2つ目は、アルバイトや派遣として働くことです。
ニート期間が長いと、いきなり正社員として働くことに、不安や抵抗を感じる人も多いでしょう。まずは、アルバイトや派遣社員として勤務すると、働くことへの不安が軽減する可能性があります。中卒ニートからいきなり正社員を目指すより、アルバイトや派遣などのステップを踏むほうが現実的でしょう。
アルバイトや派遣先によっては、正社員登用をしてもらえる可能性もあります。仕事内容にも慣れた状態で働けるため、順序立ててステップアップできるでしょう。

3.就活に有利な資格を取る

中卒ニートを抜け出して働くために取るべき行動の3つ目は、就活でアピールできるような資格を取得することです。
ニートという立場自体が、低評価でのスタートになることは否めません。面接で「仕事に役立つ資格を取得した」と報告できれば、採用担当者からの評価も高くなるでしょう。また、資格を取得すれば、中卒ニートの期間があっても「働く意欲がある」という評価につながる可能性があります。「ニート脱出のきっかけになる?就職に有利な資格まとめ」では、就職に役立つ資格を紹介しているので、参考にしてください。

4.学歴に関係なく活躍できる仕事を目指す

中卒ニートから逆転就職するために取るべき行動の4つ目は、学歴を問わない仕事を目指すことです。
就職を考えるなかで、職種などの条件が気になることもあるでしょう。どの職業につくかは大切な要素ですが、志望する職種を限定すると就職先の選択肢が狭まる恐れがあります。その結果、なかなか就職が決まらずニート期間が長くなり、余計に低評価になる、という悪循環に陥ってしまうことも。そのため、学歴に関係なく採用されやすい仕事も視野に入れると、採用される可能性が高まります

中卒ニートにおすすめ!学歴を問わない仕事5選

ここでは、中卒ニートからの就職におすすめな、学歴に関係なく活躍できる仕事を紹介します。

1. 料理人

料理人や調理師は、学歴を問わない場合が多い職種です。
調理師として働くなら、国家資格の調理師免許の取得を目指す必要があります。受験資格に学歴は問われないので、中卒ニートにもおすすめです。
しかし、受験には「2年以上の調理業務経験」が求められるため、少なくとも2年は現場で経験を積む必要があります。まずは、飲食店や調理関係のアルバイトから目指してみても良いでしょう。詳しくは、「調理士は中卒からでも目指せる」でも解説しています。

2.美容師

美容師も大卒でなくても働けるため、逆転就職を目指す中卒ニートにおすすめの職業の1つです。
美容師として働くには、国家資格である「美容師免許」の取得が必須。美容師免許の取得には、美容師養成施設(通称:美容学校)の卒業が条件です。
美容学校の入所資格は高等学校卒業者(一部中卒者でも可能な場合もあり)と定められています。高卒認定資格を取得するか、美容の高等専修学校に進学すると良いでしょう。

参照元
厚生労働省
理容師・美容師免許の取得まで

3.大工

とび職や建築などの仕事は、学歴が求められにくい傾向にあるので、中卒ニートでも採用されやすいでしょう。
特別な資格が必要ないため、見習いから始めて経験やスキルを積んでいくというキャリアが一般的です。経験次第では高収入を得ることも可能といわれています。建築関係の仕事は、大工だけではありません。詳しくは、「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」で紹介しているので、興味がある人は読んでみてください。

4.第一次産業

第一次産業と呼ばれる農業や林業、水産業も学歴不問なので、中卒ニートの社会復帰におすすめできる職業です。なかには、実家が農家や漁業を行っているという人もいるでしょう。第一次産業は若年層の人手が足りていないことが多く、自治体が就労をサポートする場合もあるようです。「なかなか採用されない」「面接の質問にうまく回答できない」などの悩みを持つ中卒ニートは、サポートを受けることで、内定獲得の可能性が高まります。

5.企業の営業職

企業の営業職は、学歴の高さや仕事のスキルの有無に関係なく、働く意欲や人柄に問題がなければ積極的に採用される傾向にある職種です。中卒ニートでも、逆転就職の可能性がある仕事といえるでしょう。
営業職では、頑張れば頑張るほど給料に反映されるインセンティブ手当がつくことがあります。向上心が強いタイプの人にはやりがいのある仕事だといえるでしょう。

中卒ニートから抜け出す5つの方法

中卒ニートから抜け出す5つの方法の画像

ニートとしての生活が長ければ長いほど抜け出すのは難しくなるといわれています。中卒ニートとなると、ニート生活の期間が長くなっている人も多いのではないでしょうか。また、就職するなら若ければ若いほど有利、というのも一般的な意見です。
そこで、ニート生活から卒業するために有効な方法を紹介します。

1. 運転免許を取得する

近年では運転免許を取得する若年層が減っているといわれています。しかし、業務で車を使用する仕事は多いようです。
運転免許は、中卒ニートでも比較的簡単に取得できます。必須資格として運転免許を掲げる求人も多く、運転免許を持っていれば応募できる仕事の幅も広がるでしょう。

2.生活リズムを見直す

通勤や通学を行っていない中卒ニートの方は、生活リズムが乱れていることが多いようです。特に、昼夜逆転している人が多いため、就職の前に生活リズムを整えましょう。日中に活動する生活リズムに変えることで、健康になったり、前向きな考えを持てたりすることも期待できます。

3. 今後を見据える考えを持つこと

中卒ニートが大手企業から内定をもらえる可能性は、それほど高くないのが現実です。
ただ、長期的な視点を持って今後を見据える考えを持つことにより、十分にニートから逆転生活を目指せるでしょう。
たとえば、営業職に就いて成果をあげ続けて、実績とスキルが身についたあとにより待遇の良い企業への転職を目指すことも可能です。内定を勝ち取るには、長期的な視点を持って取り組むことが大切といえます。

4.公的な就職支援機関を利用する

1人で仕事の悩みを解決できない、中卒ニートから脱却するのが難しいと感じたら、プロの手を借りるのもおすすめです。
ハローワークやジョブカフェといった公的な支援機関を活用しても良いでしょう。支援機関では求人の紹介だけでなく、就職相談やセミナーなども開催しています。
また、自治体によっては、若者の就職支援に特化した機関を設けていることも。東京都であれば、「東京わかものハローワーク」という機関があります。積極的に利用してみると、有益な情報や就職活動の知識・知恵を得られる可能性もあるでしょう。

5.実績を残せる会社選びをする

中卒ニートからの就活では、将来的なキャリアアップを見据えて、実績を残すための会社選びをすることも大切です。
ニート生活の期間が長いと、大手企業や有名企業で働くイメージが湧かない人は多いでしょう。中卒ニートからいきなりそのような企業で働くことは難しいのが現状です。そのため、実績を残すための企業を選ぶことで、転職できる可能性が生まれます。
「就職→仕事に励む→実績を残す→優良企業へ転職」というイメージを持って、会社選びをしてみましょう。

中卒ニートで上手く就職できるか分からず不安を感じている人は、周りの力も借りながら仕事を見つけるという意識を持つことも大切です。「仕事を探したいけどどうすればいいか分からない」と感じているなら、プロの手を借りて悩みを共有しながら進めていくことで、自分に合った仕事を見つけられるでしょう。
就活のサポートや入社後のアフターフォローを求めている人は、就職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブでは、「就職や転職が初めて」という方へ、求人の紹介から内定獲得までの就活支援を実施。「ニート期間について質問されたらどう回答すれば良い?」「面接を突破できる方法ってある?」などのお悩みも解決します。サービスはすべて無料なので、お気軽にご登録ください。

中卒でも就職はできる?中卒ニートの就活に関するお悩みQ&A

学歴がなくても就職できるのか不安な人もいるでしょう。ここでは、中卒ニートの就活に関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。

高校認定試験を受ける意味はある?

高卒認定試験は国家資格なので、取得すれば高卒と同等の扱いを受けることができ、応募できる求人の幅が広がります。学歴がない人にとってはメリットが多いでしょう。「中卒の人は高卒認定試験を受けた方がいいの?」では、高卒認定試験について詳しく紹介しています。

中卒で公務員になることはできますか?

中卒でも公務員になることは可能です。 しかし、公務員試験は高卒の学力を求められるので、ある程度の学力がないと公務員になるのは難しいことも。勉強に苦手意識のある人は高卒認定資格を取得してみるのも良いでしょう。「中卒から公務員を目指そう!職種や試験について解説」では、中卒で公務員を目指す人に向けた対策を紹介していますので、参考にしてみてください。

就職しないとダメですか?

家庭やその人の事情によって状況は変わるため、一概には言えませんが、就職はした方が良いでしょう。 一般的に就職活動は若い人の方が有利です。職務経験もなく年齢の高い人は、内定の確率も下がる傾向に。「早めの脱出が吉。ニートの末路って……」では、ニートを続けるうえでのリスクについて解説しているので、一度目を通してみることをおすすめします。

ニート歴が長いのですが、就職できますか?

やる気や能力で採用してくれる会社も多くあるので、ニート期間の長さを気にする必要はありません。まずは、アルバイトで働くことに慣れるのも手です。1人で就職活動をすることが不安なら、ハローワークや就職支援サービスを活用する方法もあります。無料で利用できるので、まずは相談してみましょう。

就職したいけど何から始めれば良いか分からない…

1人で仕事を探すことが難しいと感じたら、プロの手を借りるのもおすすめです。 ハローワークやジョブカフェ、就職エージェントといった支援機関を活用してみましょう。就職エージェントのハタラクティブでは、未経験歓迎の求人も多く用意しており、就職に関する悩みや相談にも対応しています。就職アドバイザーが新たな一歩を踏み出すためのお手伝いをしますので、1人で悩まず、お気軽にご相談ください。

この記事に関連するタグ