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アルハラの事例と対処法について
更新日
この記事のまとめ
- アルハラは、最悪死の危険性もある深刻な問題
- 運転手アピールをしたり幹事を務めたりと、アルハラの回避方法はいろいろ
- 我慢せずに、上司や人事、労働局へ相談し、被害が続かないようにしましょう
歓迎会・忘年会・新年会…仕事を始めれば、切っても切り離せないのが飲みの場。お酒は大好きで強いという方もいれば、お酒は苦手という方もいるでしょう。仕事上の付き合いだからこそ、不参加とはなかなかいかないものです。企業によっては、飲みニケーションといって親睦を深めるべく月1回のペースで行うところも。今回は、飲みの場だからこそのハラスメント、「アルハラ」についてまとめてみました。
アルハラとは?
みなさんも、一度は耳にしたことがあるでしょう。パワハラ・モラハラ・マタハラ・セクハラなど、いろいろなハラスメントがある中、アルハラとは、飲酒にまつわる嫌がらせや迷惑行為のこと。正式には、アルコールハラスメントと言います。
近年では、ニュースで死亡事故として取り上げられることも少なくありません。決して軽視できない深刻な問題です。
では、どんなことがアルハラに当てはまるのでしょうか。
・飲酒の強要
・イッキ飲ませ
・意図的な酔いつぶし
・飲めない人への配慮を欠くこと
・酔ったうえでの迷惑行為
上司や先輩からの命令、会社の伝統、罰ゲーム、集団による囃し立てなど、心理的に追い込み飲まざるを得ない状況にされてしまいます。特に新人社員はターゲットになりやすく、入社したばかりだからとなかなか断れないケースもあるでしょう。
上司世代は、「お酒の強要が当たり前の時代」の人たちです。「上司の酒を断るのか」「飲んで吐いて強くなったんだ」なんて、言ってくる人もまだまだいます。残念ながら、お酒を飲めてようやく一人前という時代遅れの慣習があるのも現実です。
飲酒や一気飲みの強要は、強要罪に問われます。周囲で囃し立てた人は、傷害現場助勢罪。特に一気飲みは、急性アルコール中毒の原因にもなり、傷害罪に問われます。最悪死亡した場合は傷害致死罪に。
また、様子がおかしいのに放置しておくのも、保護責任者遺棄致死罪になるなど、刑事・民事責任に問われます。
参照元
特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
アルハラの定義5項目
アルハラをなくすには
とは言っても、断りにくい状況はあるかと思います。そこで、場の雰囲気を盛り下げない×人間関係に影響の出ない対処法をご紹介します。
幹事になる
場所決めの際、(ほとんどそうかとは思いますが)ソフトドリンクの用意もあるお店を選びましょう。
お酒を強要されている人を見つけたら、こっそりソフトドリンクに変えてあげるのも1つの手。
また、お酒が苦手なメンバー・飲み会当日の体調が優れない人・運転する人などを把握しておき、すぐにフォローに入れるようにしておくのも大切です。
もしも酔い過ぎてしまった人が出た場合は、放置せず最後まで介抱しましょう。
ドクターストップ
強要してくる人の大半は、大酒飲み。面白いものを見たいという人がほとんどです。
「私、飲めないんです」といった断り方では、飲めない人が飲んだらどうなるんだろうという好奇心が働いてしまうので、「遺伝子検査でアルコールはダメと出て、ドクターストップがかかっているんです」「以前飲んだとき、過呼吸になって救急車で運ばれました」「蕁麻疹が出て倒れました」ここまで言えば、強要は避けられるでしょう。
嘘も方便。ときには自分を、周りの人間を守るための嘘も必要です。
運転手アピール
「今日車なのですみません」運転手に飲酒を勧めるのは違法ということを認識している人は多いので、気疲れなく断れるでしょう。
飲んだ杯数をごまかす
「全然飲んでないね」などと言う上司や先輩には、「これ5杯目です」と平然とごまかしておきましょう。誰がどのくらい飲んだを把握している人はそうそういません。
良識ある人の隣りを陣取る
アルハラを絶対にしない人の横に座れば、数時間上手に避けられる可能性があります。
アルハラを受けたら
1番は、勇気を出して断ることが大切。断っても強要され、心理的に圧力をかけられたら、上司に助けを求めるのも1つの方法です。
上司がアルハラをする当事者だったり、相談しにくかったりする場合は、人事やハラスメント対策室などに相談します。それでも解決できない場合は、思い切って所轄の労働局に相談してみましょう。
本来飲み会は、親睦を深めるのが目的。行き過ぎた飲酒は必要なことではありません。飲み会弱者が毎回嫌な思いをするモラルのない慣習は、自分の代で断ち切りたいものです。
アルハラ退社という言葉もあるように、アルハラは立派な犯罪です。
昏睡状態や最悪死に至るケースも。飲めないからと人格を否定したり、社内での評判が落ちたりする職場に無理している必要はないでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。