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年収分布で最も割合が高い層は?手取りの算出方法も解説
更新日
この記事のまとめ
- 給与所得者の平均年収は、男性約563万円・女性約314万円となっている
- 年収分布で最も割合が高いのは「300万円超400万円以下」で、全体の16.5%
- 年収の高い職種として、医師や弁護士などが挙げられる
- 企業選びの際は、年収のほかにも業務内容や職場環境を把握することが大切
- 転職活動に不安のある場合、エージェントを活用するのがおすすめ
「年収分布で最も割合が高いのは?」と気になる方は多いのではないでしょうか。2022年の調査によると、最も割合の高い年収階層は「300万円超400万円以下」でした。当コラムでは、年収分布や手取りの計算方法について解説します。また、年収1000万円以上の割合や高収入を目指すためのポイントにも言及。「収入の高い職業に就きたい」「平均年収が気になる」という方は、ぜひご覧ください。
平均年収は?
国税庁は「令和4年分民間給与実態統計調査」にて、給与所得者の平均年収を公表しています。まず、平均年収を見てみましょう。
給与所得者の平均年収
男性 | 563万3000円 |
---|---|
女性 | 313万7000円 |
全体 | 457万6000円 |
参照:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査(第8表)平均給与」
結果から分かるように、平均年収は男性の方が高くなっています。なぜ、男性と女性で年収に差が生じるのでしょうか。女性の年収が低くなる理由として挙げられるのは、パートやアルバイトのような非正規社員が多いこと。企業にもよりますが、パート・アルバイトは労働日数や時間を調整しやすいため、結婚や出産を機に退職した人が仕事復帰する際、非正規社員の雇用形態を選択するケースが多い傾向にあります。
正社員・非正規社員の平均年収
正社員と非正規社員の平均年収は、どれくらいの差があるのでしょうか。それぞれの平均年収は、以下のとおりです。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
正社員 | 583万8000円 | 406万9000円 |
非正規社員 | 270万4000円 | 166万3000円 |
参照:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査(第8表)平均給与」
正社員と非正規の平均年収の差は、男性で310万円以上、女性で240万円以上と、大きく開いています。それでは、次項で年収で最も割合が高い階層について解説します。
参照元
国税庁
令和4年分民間給与実態統計調査
年収分布で最も割合が高い階層は?
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」では、給与階級別の分布をまとめています。給与所得者5,078万人のうち、最も割合の高い年収階層は「300万円超400万円以下」で、全体のおよそ16.5%を占めています。なお、全体データのほか、男女別で最も割合の高い年収階層は以下のとおりです。
全体…300万円超400万円以下(全体の16.5%)
男性…400万円超500万円以下(男性の17.7%)
女性…100万円超200万円以下(女性の21.5%)
ちなみに、2番目に多い給与階層については、男性の場合が「300万円超400万円以下」で15.5%、 女性の場合が「300万円超400万円以下」で17.9%です。
では、高年収といわれる年収1000万円以上の割合はどれくらいになるのでしょうか。
年収1000万円以上の割合は低い
全体…5.4%
男性…男性全体の8.4%
女性…女性全体の1.5%
上記から、年収1000万円以上の割合はとても低く、高年収の人はごくわずかであることが分かります。「年収1000万円の人の手取り額はいくらくらいなのか気になる」という方は「年収1000万の手取りはいくら?目指せる業界やデメリットを紹介」を、参考にすると良いでしょう。
参照元
国税庁
令和4年分民間給与実態統計調査
年収から手取りはどう計算する?1000万円と300万円の場合
手取りとは、会社が支払う給料から社会保険料や税金を引いたものを指します。手取りの計算方法は以下のとおりです。
手取りの計算方法
手取額=基本給+各種手当(住宅手当や残業代など)-社会保険料-税金
手取りは、一般的に会社から支給される額面上の賃金の約8割になるといわれています。年収が1000万円、300万円である場合の、それぞれの手取りを見てみましょう。
年収1000万円→700万円~800万円
年収300万円→約240万円
ただし、年収が増えると所得税は高くなり、差し引かれる額は多くなります。所得税の詳細については「所得税と住民税とは?具体的な制度や仕組みについて解説」を、ご覧ください。
年収の高い職種
「年収の高い職業に就いて優雅な生活を送りたい」と、思う人は多いものです。高年収の職種には、どのようなものがあるのでしょうか。この項目では、一般的に年収が高いといわれている職種をご紹介します。
- ・医師
・官僚
・弁理士
・税理士
・弁護士
・行政書士
・大学教授
・公認会計士 など
上記の職種を目指すには、決められた教育機関に通うことや、難関といわれる国家資格への合格が必要です。専門性を高めるための時間やお金も必須となるため、チャレンジする際はそのことを踏まえたうえで行動するようにしましょう。こちらのコラム「高収入の仕事29選!無資格・未経験者から年収アップを目指す方法を解説」にも、高収入が期待できる仕事について解説されているので、あわせてご一読ください。
高年収を目指すなら、まずはしっかり企業を選ぼう
企業選びをする際、余裕を持って生活できるよう、年収の高さを第一に考える方もいるでしょう。しかし、高年収であっても、業務内容や職場環境に不満がある場合、仕事への意欲が下がりストレス状態が続くこともあるため注意が必要です。また、お金は使い方次第で状況が変わります。経済的な安定は、自分の行動で決まることを覚えておきましょう。高いモチベーションで仕事に取り組むためにも、会社を選ぶ際は収入面だけでなく、業務内容や労働条件が自分に合っているかをよく確認することが大切です。
「転職活動は初めてで不安」「希望する条件の求人がなかなか見つからない」という場合は、エージェントを活用してみてはいかがでしょう。ハタラクティブは、既卒・フリーター・第二新卒などの若年層を対象とした就職・転職支援サービスです。企業の職場環境を把握したうえで、あなたにぴったりの求人をご紹介。経験豊富なアドバイザーがカウンセリングで長所や適性を見出し、マンツーマン体制で書類作成や面接対策などのサポートを行います。ご利用はすべて無料のため、気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。