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職場でいじめられたら?嫌がらせの内容や対処法などを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 職場でのいじめは、人間関係や些細な理由が原因で発生することが多い
- 職場でいじめが起こりやすい環境は、「派閥がある」「仕事量が多い」などが挙げられる
- 職場のいじめでのハラスメント行為は、パワハラ・モラハラ・セクハラが代表的
- 職場いじめはエスカレートする恐れがあるため、深刻化する前の相談がおすすめ
「職場でいじめられたらどうしよう」と不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。いじめは学校だけでなく、社会に出ても起こり得る出来事の1つ。実際にいじめを受けたときのために、しっかりと知識を身につけて、対処することが大切です。このコラムでは、職場いじめの実態や主な嫌がらせの内容を紹介。また、職場で起こる代表的なハラスメント行為の種類や対処法などをまとめています。
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職場いじめの実態
職場でのいじめには「自分と性格が合わない」「仕事でミスをした」「とにかく気に入らない」など、ちょっとした理由が原因で、いじめにつながるケースもあるようです。自分に原因がない場合もいじめは起こる場合があります。では、具体的に職場でどのようないじめが起こっているのでしょうか。
- ・直接的な言葉の暴力を受ける
- ・仕事のミスの責任を1人で負わされる
- ・無理な仕事を押し付けられる
- ・仕事でミスをすると激しい罵倒や怒号、暴力を受ける
- ・能力に見合わないレベルの仕事しかさせてもらえない
- ・ロッカーが荒らされる、持ち物がなくなる
- ・トイレ掃除や雑用を強要される など
主に上記のようないじめが、職場で起こっているようです。しかし、これはほんの一例に過ぎません。職場によっては、これ以上に過酷ないじめが発生しているケースもあるようです。
いじめが起こりやすい職場の特徴
いじめが起こりやすい職場の特徴には、労働環境が悪いことやコミュニケーション不足などが挙げられるでしょう。では、具体的にどのような職場環境だと、いじめが起こりやすいのでしょうか。以下で考察していきます。
- ・派閥やグループがある
・仕事が暇な職場
・仕事量が多く、心に余裕を持てない職場
・責任者のマネジメント力が弱い
・人的コミュニケーションのない閉鎖的な職場職場 など
上記のほか、正社員や派遣社員など、異なる雇用形態の人が集まって働いている職場も、いじめが発生しやすいとされています。これは、同じ仕事をしているのに給与や休日などの待遇が違う場合に不満が噴出し、いじめに発展すると考えられるためです。どのような職場でも多かれ少なかれ、人間関係によるトラブルはあるものですが、いじめがなく居心地の良い職場も多く存在します。
閉鎖的な職場環境
閉鎖的な職場環境は、社員数が少ないことや、外部との関わりが少ないことからいじめが起こる可能性があります。閉鎖的な職場環境では排他的になりやすい傾向があるため人を受け入れづらい傾向があるでしょう。そのため、新入社員や異動してきた社員に対して「仕事を振らない」「必要な情報を流さない」などのいじめが起こる場合があります。
評価基準が曖昧
社員に対する評価基準が曖昧だと、評価が評価者に依存することが原因でいじめが起きる可能性があります。「上司から気に入られれば評価が上がる」「実力があるのに上司と不仲で出世できない」など不公平な評価基準がある場合は、同僚や上司からのいじめにつながることがあるでしょう。
職場のいじめはハラスメントにあたる?
ハラスメントとは、相手に嫌がらせをしたり不快にさせたりすることを意味する言葉です。職場やアルバイト先におけるハラスメントには、どのようなものがあるのでしょうか。以下で代表的なものを紹介していきます。
パワーハラスメント(パワハラ)
パワーハラスメントとは、職場の人に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性から、精神的または身体的苦痛を与えるハラスメント行為のことを指します。スキルや能力の差が理由で行う嫌がらせも、パワハラに該当するようです。パワハラの定義については、「パワハラの定義は?該当する3つの要素や対処法についても解説」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
モラルハラスメント(モラハラ)
「大声で怒鳴る」「罵倒する」「陰湿な言葉や態度などによって、相手の人格や尊厳を傷つける」などをモラルハラスメントといいます。一見、パワハラとモラハラは同じような意味に思われがちですが、モラハラは、「職務上の地位や力関係を利用しない嫌がらせ」という意味として捉えられているようです。
セクシャルハラスメント(セクハラ)
職場先で、相手から受ける性的嫌がらせをセクシャルハラスメントといいます。これまでは、男性から女性への性的嫌がらせと捉えられていました。しかし、「男女雇用機会均等法改正法」の施行に伴い、2007年4月より男性から女性だけでなく、女性から男性や同性同士であっても、性別に関係なく相手を不快にさせる性的な嫌がらせをセクハラと呼ぶようになりました。
上記が職場で起こるハラスメント行為の代表的なものとされています。パワハラ・モラハラ・セクハラといったハラスメントに対する知識は、少しでも頭に入れておくと、万が一被害を受けたときに役立てられるでしょう。
参照元
厚生労働省
男女雇用機会均等法の変遷
職場でいじめを受けた際の対処法
職場でいじめを受けた際には、「内容を記録する」「相談窓口へ報告する」などの対処をしましょう。実際に入社してみないと、「職場の人がどういう人格か」「いじめがあるのか」などは分からないものです。職場やアルバイト先で、無視をされたり、嫌がらせを受けたりするなど「いじめられている」と感じたら、深刻化する前に以下の対処方法を参考にしてみてください。
いじめや嫌がらせの内容を記録する
もしも、職場でいじめを受けた場合は、嫌がらせの内容を記録しておきましょう。いじめの存在を明らかにするためにも、「いつ・どのようなことを・誰から」という内容を押さえておくことがおすすめです。万が一、メールでの暴言などがあった場合も、相談する際に証拠として提出できることがあるので消去せずに保存することが大切です。
上司や会社の相談窓口にいじめを報告する
職場でいじめを受けた場合は、まず直属の上司に相談しましょう。いじめの加害者を注意してもらえたり、異動などの処分を検討をしてもらえる可能性があります。直属の上司からいじめを受けている場合や解決しない場合は、人事や総務に直接相談することがおすすめです。また、社内にハラスメントの相談窓口があれば利用してみると良いでしょう。
外部の相談窓口も利用する
職場でのいじめを会社に伝えづらい場合は、外部の相談窓口を利用するのもおすすめです。「会社の人に知られたくない」「社内の人には言いづらい」という人もいるでしょう。職場の環境に悩む方は、下記の窓口を検討してみてください。
総合労働相談コーナー
「総合労働相談コーナー」は厚生労働省が運営するあらゆる分野の労働問題を対象とした相談窓口です。総合労働相談センターは職場のトラブルや、解決方法について相談を受けてもらえる機関で、予約不要かつ無料で利用できます。面談や電話での対応のため、対面で言いづらい方はまずは電話してみることがおすすめです。相談できる悩みを抱えている人は相談を検討してみるのも良いでしょう。
参照元
厚生労働省
総合労働相談コーナーのご案内
みんなの人権110番
「みんなの人権110番」は法務省が運営する、ハラスメントや人権問題に関する相談窓口です。無料で利用できるのに加えて、電話・窓口・インターネットのいずれからも相談できます。「窓口まで足を運ぶ勇気がない」「まずは電話で軽く相談したい」という方は利用しやすいでしょう。
参照元
法務省
みんなの人権110番(全国共通人権相談ダイヤル)
証拠がないと加害者の処罰は難しい
具体的にどのようないじめがあったのかを証明する証拠がないと、法的な措置が難しくなることがあります。たとえば、暴言などが録音されたボイスレコーダーや、ほかの社員の証言などを用意しておくことがおすすめです。証拠が残っていれば具体的なアドバイスや解決策をもらいやすいでしょう。相談できるところがない場合
相談できるところがない場合は、個人で弁護士に相談するのも良いでしょう。弁護士に任せることによって会社側も適切な対応をしてくれる場合があります。ただし弁護士に個人で相談するとなると、費用の負担が大きい場合があるため、注意が必要です。それでも改善されない場合や退職せざるを得ない場合は、転職を検討するのもおすすめです。
職場のいじめは放っておくと、エスカレートする恐れがあります。我慢せずに自分から解決に向けて動くことが重要です。また、「対処方法を試みても解決しない」「この職場で働くのは限界」と感じたら、転職をして新しい環境で働くのも解決につながります。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。