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限定正社員のメリット・デメリットを紹介!
更新日
この記事のまとめ
- 限定正社員とは、職種・労働時間・勤務地などが限定されている正社員のこと
- 限定正社員の導入には、非正規で無期転換ルールに当てはまる人への正規雇用目的がある
- 限定正社員のメリットは、無期雇用や転勤・残業がなく福利厚生が受けられること
- 限定正社員のデメリットは、普通の正社員より解雇されやすく給与が低いことなどがある
限定正社員のメリット・デメリットをご存じでしょうか。限定正社員とは、勤務時間や勤務地、労働内容などが限定されている正社員のことで「多様な正社員」といわれることもあります。当コラムでは、企業の限定正社員の導入背景やメリット・デメリットについて詳しく解説。また、限定正社員と正社員の違いについても触れています。このコラムを読んで、自分に合った働き方を見つけてください。
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限定正社員とは
限定正社員とは、勤務時間や勤務地、労働内容などが限定されている正社員のことです。雇用期間に定めはなく、「ジョブ型正社員」「多様な正社員」とも呼ばれることも。厚生労働省の「令和4年度雇用均等基本調査(P37)」によると、多様な正社員制度の実施状況は、「勤務できる(制度が就業規則等で明文化されている)」が24.1%となっています。
企業が限定正社員を導入する目的
企業が限定正社員を導入する理由は、正規雇用への無期転換ルールに当てはまる人の雇用の目的があるといわれています。厚生労働省の「労働契約法改正のあらまし(p4)」に記載があるように、非正規から無期転換ルールによって正規雇用に転換する従業員に対して、これまでと同じ条件下で勤務できるよう、限定正社員として雇用することがあるようです。ほかにも導入の理由には、「能力の高い人材を確保するため」「多様な働き方を広めるため」などが考えられます。詳しくは「限定正社員とは?正社員との働き方の違いやメリット・デメリットを解説」にて解説してありますので、併せてご覧になってください。
参照元
厚生労働省
令和4年度雇用均等基本調査
厚生労働省
労働契約法改正のあらまし
限定正社員のメリット
企業の人件費を削減できるだけではなく、労働者にとっても限定社員制度にはさまざまなメリットがあります。
無期雇用
まず、限定社員といっても正社員であるのは同じです。基本的に無期雇用のため、急に契約が終了してしまうような心配はないでしょう。無期雇用がどのような働き方であるのか知りたい方は、「無期雇用とは?パートや派遣は該当しない?正社員との違いを解説!」のコラムがおすすめ。正社員との違いやメリット・デメリットについて分かりやすく解説してありますので、ぜひ読んでみてください。
転勤や残業がない
限定社員の「限定」は、勤務地、職種、労働時間を限定することを意味しています。たとえば、勤務地限定の限定社員ならば転勤する必要はありません。職種限定の限定社員ならば職種転換はなく、労働時間限定の限定社員は残業が少なくてすみます。「特定の職種を極めたい」「子育て中のため残業を避けたい」「介護と仕事を両立させるために転勤したくない」といった希望を持っている人にとっては、都合の良い雇用形態ともいえそうです。
福利厚生
さらに、社員という扱いのため、福利厚生は正社員同様に受けることができるというのも魅力的です。たとえば、長期休暇中に会社の所有する福利厚生施設を正社員と変わりなく利用することもできます。福利厚生については「福利厚生とはどんな制度?わかりやすく解説します!」にて紹介してありますので、参考にしてください。
限定正社員のデメリット
一方、限定社員ならではのデメリットもあります。
解雇されやすい
たとえば、会社全体の業績が落ちて社員を削減しなければいけないとなったとき、限定社員は普通の正社員と比較して解雇されやすい雇用形態です。正社員ならば会社の事業縮小で技術職の仕事がなくなったとしても営業職や管理職への配置転換はあり得ます。しかし、技術職限定の限定社員は解雇の対象となる可能性が高いです。勤務地限定ならば、該当するエリアの事業所がなくなれば同時に解雇となることもあります。
給与が低い
また、給与などの待遇面でも、正社員と全く同じではないようです。転勤や残業がない分、どうしても限定社員の方が年収は低くなることが多い傾向にあります。
マンネリ化しやすい
業務内容や勤務地が固定されているのは働きやすい一方で、飽きやすいという点にも注意しましょう。子育てや介護と仕事を両立させなければいけない期間には便利かもしれませんが、長期的な視野で考えたときにはデメリットも考慮する必要があります。将来性を考えるならば最初から限定社員を目指すのではなく、正社員狙いで行くというのも一つの方法といえるでしょう。
転職・就職に関するアドバイザーとして活動しているハタラクティブでは、さまざまな雇用形態・勤務形態の詳しい説明も掲載しています。たとえば、ある企業で限定社員として働くことが将来性も含めてどのようなメリット・デメリットがあるのか知ることも可能です。
現在、さまざまな事情から職種、勤務地、労働時間などを限定せざるを得ない状況にあるならば、一度、ハタラクティブで限定社員制度を導入している企業を比較してみてはいかがでしょうか。逆に、限定正社員から正社員を目指している方へ求人を紹介することも可能です。ボーナスや企業の将来性に関する知識も豊富。ご利用はすべて無料です。ぜひ、お気軽にハタラクティブへご相談ください!
限定正社員に仕事に関するQ&A
ここでは、限定正社員の働き方に関する質問をまとめました。Q&A方式で分かりやすく回答しているので、就活の参考にしてください。
そもそも限定正社員とは?
限定正社員とは、勤務地や労働時間、職種が限定された社員のこと。近年増えている働き方で、「エリア限定社員」「地域限定社員」「ジョブ型正社員」「多様な正社員」などと呼ばれることもあります。導入背景などについては当コラムの「限定正社員とは」をご覧ください。
限定正社員は転勤がないって本当ですか?
限定社員の「限定」は、勤務地、職種、労働時間を限定することを意味しています。そのため、勤務地限定の限定社員なら転勤はありません。職種限定の限定社員ならば職種転換はなく、労働時間限定の限定社員は残業が少なくてすみます。限定正社員は、「特定の職種を極めたい」「子育て中のため残業を避けたい」「介護と仕事を両立させるために転勤したくない」といった希望を持つ人にとって、働きやすい雇用形態といえるでしょう。
限定正社員と正社員の違いとは?
限定正社員は正社員に比べて給与が低い、昇進・昇格が制限されるなどの傾向があります。福利厚生は正社員と同等の場合が多いようです。限定正社員はワークライフバランスを重視する人に向いている一方で、「全国転勤が無い代わりに収入が減る」といったことが考えられるでしょう。
限定正社員は正社員より解雇されやすいのでしょうか?
正社員と同様の労働基準法に基づいて解雇の判断がされるため、正社員より解雇されやすいわけではありません。限定正社員は非正規雇用ではないので、契約期間満了による雇い止めもないでしょう。ただし、地域限定正社員で事業所が閉鎖になった場合や、職種限定正社員で担当業務がなくなった場合は、就業規則に基づいて解雇される可能性があります。働き方に悩んでいる方は、転職支援サービスの「ハタラクティブ」をぜひご利用ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。