就職活動の進め方は?準備から内定までの流れと確認すべきマナーを解説

学歴も職歴もないのですが、何社くらい受けたら決まるものなんでしょうか。

就職活動するのが初めてなのですが、学歴も職歴もありません。何社くらい受けたら内定がもらえますか?就活をしたことがないので、面接も不安です。学歴や職歴がない場合の就職活動で内定を勝ち取るにはどうしたらいいでしょうか?

受ける企業の数は人それぞれです。なかなか採用に繋がらず、何社も受けることになる人もいます。受ける企業の数よりも、内定につながる就職活動はどのようなものかを考えましょう。フリーターから正社員になるためのポイントを解説します。

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就職活動の進め方は?準備から内定までの流れと確認すべきマナーを解説

就職活動する場合は、受ける職種によって大きく状況が変わるのが現状です。
知らず知らずのうちに自分に合わない企業を選んでいたり、面接の基本を理解していなかったりすることで内定を獲得できず、就職活動が長引いてしまうことも。まずは今までの経験を具体的に掘り下げ、自分がやりたいことや価値観、苦手なことや得意なことを洗い出し、「就活の軸」を固めていくことが大切です。

就職活動の進め方6ステップ

基本的な就職活動の流れについて、6つのステップに分けて解説します。最初に全体を把握しておけば、見通しを持って就活を進められるため、進め方に不安がある方は以下を参考にしてみてください。

1.自己分析を行う

就職活動の際は、自己分析から始めてみましょう。自己分析とは、自分の強みや弱み、価値観の傾向を明らかにする作業を指します。これらを客観的に見つめ直すことで、志望する業界や職種を選びやすくなるでしょう。自己分析は、就活の軸を定めたり志望動機を作成したりする際にも役立ちます。

自己分析のコツ

自己分析では、過去に打ち込んだものや、困難を乗り越えた経験などについて振り返り、ノートに書き出します。思い出したエピソードのなかから、自分の強みや価値観をまとめましょう。ノートにまとめるのが一般的ですが、マインドマップツールを利用する方法もあるので、自分に合うものを選んで取り組んでみてください。
自己分析の方法については、「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」のコラムで詳しいやり方について解説しています。
ポイント:やりたいことがない場合は出来ることから仕事を探す
やりたいことが明確でない場合は、出来ることから仕事を探してみる方法もあります。自己分析から導き出された自分が得意なことや積み上げてきたことは、自分にとっては当たり前でも他者から見れば長所と捉えられる可能性も。今できることをリストアップし、就職活動を進めるのも一つの方法といえるでしょう。

2.業界・企業研究を行う

業界や企業について理解を深めることを業界研究・企業研究といいます。自己分析によって志望する業界や職種が決まったら、興味や関心のある企業の研究を始めましょう。業界研究と企業研究を行うと、実際の事業内容や求められる人材などを明確にできます。

業界・企業研究のコツ

業界研究・企業研究で見るべきポイントは以下のとおりです。

・事業内容や職種
・経営方針やビジョン
・採用情報
・福利厚生
・必要なスキルや求める人物像

各項目ごとにテンプレートを作っておくと情報を整理しやすいでしょう。「企業研究とは?その必要性とスムーズに行うコツを知っておこう!」でも企業研究について解説しているので、参考にしてみてください。

3.エントリーシート・履歴書を作成する

志望する企業が見つかったら、エントリーシートや履歴書を準備しましょう。書類を準備する際に欠かせないのが志望動機と自己PRです。自己分析をもとに、自分の強みと企業が求める人物像の共通点をアピールしましょう。

志望動機を作成する際のポイント

志望動機では、なぜその企業を希望しているのかを明確に伝えましょう。一つの業界に企業は多様にあります。その中で「なぜこの企業でなければならないのか」を、説得力のある文章で伝えることが大切です。
志望動機の書き方に迷っている人は、「志望動機の書き方はどうする?注意点やパターン別のポイントも紹介」のコラムも参考にしてみてください。

自己PRを作成する際のポイント

自己PRは、採用担当者が応募者の人柄や長所を知るために重要な項目です。具体的なエピソードを交えて伝えられると説得力が増します。企業が求める人物像に合わせた長所や強みを伝えられると良いでしょう。
自己PRをより魅力的にする書き方とは?作成時のポイントや注意点を解説」のコラムでは、魅力的な自己PRを書くポイントを解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

4.面接を受ける

面接は誰しも緊張するものですが、ポイントを押さえておけば、それほど不安になる必要はありません。自己PRや志望動機など、聞かれそうなことを想定したシミュレーションをしておきましょう。練習を繰り返すことで自分に自信がつき、面接にも落ち着いた態度で挑めるはずです。
面接の質問と回答例について解説!答え方のコツと注意点とは」もチェックしてみてください。

5.筆記試験を受ける

応募する企業によっては、選考の際に筆記試験が行われる場合もあります。筆記試験では主に、文章読解力を問われる「言語」、論理的思考力を問われる「非言語」、性格の適性を測る「性格適性」などに分けられます。なかには英語や時事問題が出題される企業もあるため、事前に過去の傾向を確認しておくと良いでしょう。

6.内定後の対応

内定を得ると多くの場合、書面で内定通知書や採用通知書が送られてきます。内定承諾書の提出を求められたら、期日までに対応しましょう。原則複数の企業に内定承諾書を提出することのないよう注意が必要です。
ポイント:内定と内々定の違いは?
内定は法的に契約を結んだとみなされるのが一般的です。一方、内々定はメールや口頭などで伝えられ、正式な労働契約には至っていない状態のことを指します。採用予定通知という意味合いで内々定が決定する場合があるため、注意しましょう。

就職活動の進め方!必要なものを揃えよう

ここでは、就職活動を進めるにあたって必要なものをご紹介します。用意できていないものがないか確認しましょう。

スーツや靴、鞄など

就職活動に身だしなみは重要です。就活に適したスーツや靴、鞄などは一式揃えましょう。企業によっては、「私服でお越しください」と指定される場合もありますが、その際も相手に失礼にならないような服装を心掛けてください。

証明写真

就職活動の際は証明写真が必要です。履歴書に貼り付けるほか、入社手続きに必要な場合があります。写真店で撮影する場合は、仕上がりまでに日数が掛かることもあるので余裕を持って用意しましょう。

筆記用具

企業へ面接に行く際は、メモ帳やペンといった基本的な筆記用具を持参しましょう。先述したように、選考では筆記試験を受ける場合もあるため、黒のボールペンだけでなくシャープペンや消しゴムも準備しておくと安心です。
なお、履歴書の記入や封筒の宛名は、文字が消えないようボールペンで記入したうえで面接に持参しましょう。

就職活動の進め方!マナーを確認しよう

就職活動を進めるにあたって確認しておきたいマナーについてご紹介します。就職活動では、能力や経験のほか、基本的なマナーが守れているかどうかもチェックされるものです。常識のある社会人として見てもらえるように、以下のマナーを確認しておきましょう。

身だしなみを整える

就職活動の面接では身だしなみに気を配りましょう。質問に対する回答が良くても、身だしなみが整っていないと一緒に働きたいと思ってもらえない可能性も。清潔感を大切に、シワや汚れがないか注意してください。髪色や髪型についても、相手にきちんとした印象を与えられるものかどうか確認しましょう。

言葉遣いや面接マナーを確認する

面接前に言葉遣いやマナーを確認しておきましょう。就職活動の面接では回答の内容だけでなく、社会人として基本的なマナーを守れているかどうかもチェックされます。入室時のマナーや受け答えの際の注意点、Web面接の際のマナーなども確認しておきましょう。
面接の流れやマナーを紹介!形式ごとのポイントやよくある質問も解説」のコラムでは、面接の流れについてご紹介しています。参考にしながら面接の練習をしてみましょう。

メールや電話のマナーを確認する

就職活動を開始すると、メールや電話でのやりとりが増えます。プライベートでのやりとりとは異なるため、基本的なマナーを確認しておきましょう。
折り返し電話のやり方を解説!ビジネスシーンにおける正しいマナーを解説」では、企業へ電話を掛ける際に気を付けたいことが例文つきでまとめているので参考にしてみてください。

就職活動の効率的な進め方は?

この項では、就職活動を効率的に進めるための方法について解説します。スムーズに就活を進めたい人は参考にしてください。

スケジュールを立てる

情報収集から面接、内定をもらうまでどのくらいの期間が掛かるか、大まかなスケジュールを立てて就活を進めていきましょう。「就職活動の進め方6ステップ」で解説した就職活動の流れを参考に、全体の見通しを持って進めることが重要です。

就活の準備は同時に進める

就職活動の際は、自己分析や求人の情報収集などを同時に進めていくのがおすすめです。一つずつ完璧に出来上がるまで次に進まないでいると、求人に応募するまでに時間がかかってしまうことがあります。自己分析がある程度進んだら、興味のある分野の求人探しも同時に始め、面接のスケジュールを組みながら進めていきましょう。

就職エージェントを活用する

就職活動を効率的に進めるために、就職エージェントを活用する方法もおすすめです。就職エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーが自分にあった求人を紹介してくれます。また、面接対策や自己分析のコツなど、就職活動の進め方についてアドバイスを受けられるのが特徴です。

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