- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- 情報整理力を上げる!アウトプットの方法とは?
情報整理力を上げる!アウトプットの方法とは?
更新日
この記事のまとめ
- 情報整理力とは、インプットした情報を整理し活用できるようアウトプットする能力
- インプットは、知識や情報を自分の中に取り入れることを指す言葉
- アウトプットとは、インプットで得た情報を共有したり発信したりすること
- アウトプットは情報整理のほか、理解度を深める・考える・伝える力をつけるのに役立つ
- アウトプットが苦手と感じる理由は、「考え過ぎる」「評価を気にしてしまう」など
- アウトプットが上達する方法は「最初から意識してインプットする」「メモを取る」など
- アウトプット力を磨いてビジネスや就活に役立てよう
「情報整理力を上げたい」と考える方も多いでしょう。情報を整理するためには「インプット」と「アウトプット」が大切といわれています。しかし、「インプットはできてもアウトプットが苦手」と感じている方は少なくないようです。このコラムでは、情報整理力を上げるために必要な、インプットとアウトプットについて解説。苦手に感じてしまう理由やスムーズにできるようになる方法などを紹介しています。
情報整理力を上げる方法とは
情報整理力とは、インプットした情報を整理し、自分や他者が活用しやすい形にアウトプットする能力のことを指します。情報整理力を上げるためには、この「インプット」と「アウトプット」が非常に重要です。今やビジネスの場のみならず、日常的に使われている「インプット」と「アウトプット」。元々情報処理のための用語であるこの言葉には、どのような意味合いがあるのでしょうか。以下で解説していきます。
インプット=入力
インプットとは、知識や情報を自分自身の中に取り入れる活動や体験、またそれによって得たものを指します。仕事で必要な知識を得るための勉強から実際のビジネス経験、読書や映画鑑賞、ネット検索に至るまで、私たちは公私ともにさまざまなインプットを行っているといえます。
アウトプット=出力
インプットで得た知識や体験などに基づいた行動を起こすこと、それによって出た成果や結果がアウトプットです。たとえば、「自分が取り入れた知識や情報を誰かと共有する」「新しい意見やアイデアを発信する」「読んだ本の感想をブログに書く」などもアウトプットの一つです。
アウトプットはなぜ必要?
知識や情報をインプットするだけでなく、なぜアウトプットが必要なのでしょうか。以下で理由を解説していきます。
情報整理に役立つ
自分では学んだ内容を分かっているつもりだったのに、いざ人に話そうとすると言いたいことがうまくまとまらないということはないでしょうか。誰にでもよくあることですが、これはインプットしただけで情報の整理整頓がうまくできていない状態です。自分の中にあるものを誰かに伝えるためには、まず情報や考えを整理する必要があります。それには、「必要な情報と不要な情報に分けること」「選別した情報が何の役に立つかを考えること」「そのときの状況や目的により適した内容にするために、別の情報や知識と組み合わせて考えること」などが含まれます。アウトプットするためには、必ずこの前段階を踏むことになるため、情報整理ができるようになるのです。
理解度が深まる
人に何かを伝えるためには、まず自分がそのことを理解している必要があります。伝えることを前提として知識を取り入れたり、情報の整理整頓を行ったりすると、物事への理解度は格段に深まります。また、考えをまとめる中で、問題点や矛盾点、不足している部分などについて、気づくこともあるでしょう。「勉強した内容は、教えることでよりいっそう身につく」といわれるのはそういうわけです。
考える力・伝える力がつく
「人に話すことで自分の考えに気づく」ということもあるでしょう。伝える中で思考が整理され、漠然としたイメージが具体的になると、新しいアイデアも生まれやすくなるようです。アウトプットを習慣化すると、自分の中にある情報や考えをスムーズに伝えられるようになります。気づいたことがあったときや意見を求められたときに、すぐに反応して適切に表現できるようになると、日常・ビジネス問わずさまざまな場面でのやりとりが円滑になるはずです。
アウトプットが苦手な理由
「インプットはできるけど、アウトプットが苦手」と悩む方は多いようです。では、なぜアウトプットが苦手と感じるのでしょうか。以下で理由を考察していきます。
考え過ぎてしまう
インプットに時間をかけたい人や物事をじっくり考えたいタイプの人は、十分に理解していないことを中途半端にアウトプットするのは嫌だと感じることもあるようです。言い換えれば、情報を精査したり、丁寧に理解したりすることに長け、インプットのクオリティが高いのですが、どうしてもアウトプットが遅くなってしまう傾向にあります。また、インプットした情報を上手く伝えようとして考え過ぎてしまう人もいるようです。最初から完璧な結果を目指すのではなく、まずアウトプットしてから足りない部分を補足していくという形をとってみると良いでしょう。
考えることが好きな場合は
「つい物事を深く考えてしまう」など考えることが好きな場合は、自分の思考を1人で深めたり、マイペースに仕事を進められたりする環境や職種を選んでみるのもおすすめです。たとえば、技術職ならシステムエンジニアやプログラマー、クリエイティブ職ならライターやWebデザイナーなど、知識欲や分析力を活かして活躍できるといえるでしょう。「考えるのが好きな人向けの仕事は?活かせる要素や適職の選び方もご紹介!」では、考えることが好きな人が活かせるスキルや適職の選び方などを紹介しているので、参考にしてみてください。相手の考えを受け入れられない
自分の意見や経験と異なる情報に接した際に、うまく想像や理解ができず、結果的に自分の考えばかり先行してしまうという場合も、アウトプットが苦手な傾向にあるようです。どんなに自分の考えをしっかり持っていたとしても、それだけでは視野が狭くなり、アウトプットにも偏りが出てしまいます。自分の感覚や考えだけに固執するのではなく、さまざまな考え方があることを認めることが大切です。情報を得たら先入観を持たずに受け入れ、事実を伝えようと意識するようにしましょう。
他者からの評価が気になる
アウトプットにおいて、自分が発信する情報がどう受け取られるのか、どう見られるのかという点を意識するのは大切なことです。しかし、必要以上に他者からの評価を気にしてしまうと、発信することそのものに対して恐れや恥ずかしさを感じてしまう場合も。「間違った情報を伝えるのが怖い」「馬鹿にされるのではないか」といった不安も、アウトプットが苦手になってしまう理由の1つです。自分から伝えなければ、誰かの理解を得ることも難しいもの。他者からの反応をネガティブに捉えるのではなく、前向きに受け取りながらアウトプットそのものに少しずつ慣れていきましょう。
アウトプットができるようになる方法
では、アウトプットがうまくできるようになるためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。以下でアウトプットのポイントを紹介します。
インプットの時点でアウトプットを意識する
何かを取り入れるときは、最終的に誰かに伝えることを目的としてみましょう。そうすると、インプットの時点で「要点は何か」ということを意識するようになるため、必要な情報と不要な情報を取捨選択できるようになっていきます。
すぐメモする
たくさんの情報が次々に流れてくると、いくらそのときに大切だと思ったとしても、記憶したことを忘れてしまいます。必要だと思ったことや役立ちそうな情報、おもしろいと感じたことなどを、なるべく早くアウトプットするためには、すぐ紙に書き出す癖をつけましょう。メモするときは、考えがきちんとまとまっていなくても構いません。メモすることで、インプットした情報だけでなく、自分の考えや感覚などを思い起こす助けになるからです。
ただし、メモを取る行為はメリットを得られる一方で、場合によってはデメリットになり得る可能性があるため、注意する必要があります。「メモ魔になると仕事の効率がアップする?ポイントや注意点を紹介」では、メモを取るときのメリット・デメリットや注意点などを紹介しているので、参考にしてみてください。
アウトプットを習慣化させる
「人に話す」「日記をつける」など、アウトプットの方法は自由。そのため、ブログやSNSなどを活用するのも一つの方法です。実際にブログに書くことを意識して本を読むと、その本の概要やハイライト、感想などもおのずと意識できるようになるでしょう。また、自分だけが発信することに気後れしてしまうという場合は、複数の人とその話題について話してさまざまな意見を取り入れる「ブレインストーミング」という方法がおすすめです。「ブレストとは?基本的なやり方と仕事への活用法」では、ブレインストーミングの基本的なやり方や進めるポイント、活用方法などを紹介しているので、参考にしてみてください。
アウトプット力を高めると情報整理力が磨かれるだけでなく、コミュニケーション力が高まったり、自分の体験や得た知識を次の結果につなげたりできるというメリットがあります。ビジネスシーンや就職・転職活動の自己PRにおいても、役立つスキルとなるでしょう。
「情報整理力を活用できる仕事に就きたい」「自分に合った職場で働きたい」などとお悩みの方は、ハタラクティブに相談してみませんか。
若年層の就職・転職支援に特化したハタラクティブでは、プロの就活アドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを実施。求職者一人ひとりの希望や適性に合った求人の紹介をはじめ、効果的な自己PRの方法などもレクチャーしています。サービスはすべて無料で利用できるため、就職や転職でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。