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工事担任者資格とは?種別・活躍できる業界・受験方法をご紹介!
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この記事のまとめ
- 工事担任者資格とは、電気通信事業法に基づいて設置されている国家資格
- 工事担任者資格は全部で5種類あり、種別によって担当できる工事範囲が異なる
- 工事担任者資格を活かせる業界は、多岐にわたる
- 工事担任者資格には年齢や経験による受験資格の制限がなく、未経験の方も受験可能
- 工事担任者資格は、近年のインターネット普及により需要が高まっている
「工事担任者資格」について「聞いたことはあるけど、詳細はよく知らない」という方も多いのではないでしょうか。近年のインターネット普及により需要が高まっている同資格。家や会社、公共施設などで電話やインターネットを利用するための接続工事や、それらの工事の監督を行う際に必要な国家資格です。このコラムでは、同資格の種別や活躍できる業界、受験方法についてご紹介します。
「工事担任者資格」とは?
「工事担任者資格」とは、電気通信事業法に基づいて設置されている国家資格です。資格を取得することで、電気通信回線の端末設備などの接続工事や、それらの工事の監督を行えます。インターネット環境の整備が急速に広まっている現在において、同資格を持つ人材は需要が高いといえるでしょう。
工事担任者資格の5つの種別
工事担任者資格は全部で5種類。資格によって担当できる工事範囲が異なります。それぞれの担当範囲は以下のとおりです。
第一級アナログ通信
アナログ信号を入出力する電気通信回線設備(アナログ伝送路設備)に、端末設備などを接続するための工事ができます。また、総合デジタル通信用設備に端末設備などを接続するための工事を行うことも可能です。
第二級アナログ通信
アナログ伝送路設備に端末設備(収容される電気通信回線の数が1回線のみ)を接続するための工事が可能。また、総合デジタル通信用設備に端末設備を接続するための工事(総合デジタル通信回線数が基本インターフェースで1回線のみ)も行えます。
第一級デジタル通信
デジタル信号を入出力する電気通信回線設備(デジタル伝送路設備)において、端末設備などを接続するための工事が可能です。総合デジタル通信用設備に端末設備などを接続するケースは除きます。
第二級デジタル通信
デジタル伝送路設備に対して、接続点におけるデジタル信号の入出力速度が毎秒1ギガビット以下であり、主にインターネットに接続する回線のみを対象とした工事を行うことが可能。ただし、第一級デジタル通信と同様に総合デジタル通信用設備に端末設備などを接続する工事は除きます。
総合通信
アナログ伝送路設備とデジタル伝送路設備に端末設備などを接続するための工事を行えます。
種別によって行える工事内容に差があります。資格取得を検討している場合は、どの種別が自分にとって最適かを見極める必要があるでしょう。
工事担任者資格を活かせる業界
工事担任者資格を活かせる業界は、多岐にわたります。電気通信工事業や電気通信業、電気工事業はもちろん、警備・ビル管理業やOA通信機器販売業、保守管理業などです。工事担任者ができることを具体的な業務を例に、以下で紹介します。
・LANケーブルや光ケーブル接続工事
・オフィスレイアウト変更に伴うLAN工事
・一般家庭の電話工事
・遠隔監視カメラの接続工事や保守、メンテナンス
・OA機器の施工や保守メンテナンス
・エレベーターの非常通報電話の取付工事
・ガス検知メータの取付、回線接続工事
工事担任者資格を取得することで、さまざまな業務で活躍できるでしょう。そのほか、電気に関わる資格には「電気工事施工管理技士」もあります。「電気工事施工管理技士とは?受験資格や試験内容を紹介」や「施工管理技士とはどんな資格?級による違いや難易度を詳しく解説」で詳しく紹介しているので、興味がある方は併せてご覧ください。
工事担任者資格を取得するには?
インターネットの普及に伴って需要が高まっているといわれる工事担任者ですが、資格を取得するにはどうしたら良いのでしょうか。
先述したように工事担任者は国家資格なので、指定試験機関である「一般財団法人日本データ通信協会」が実施している資格試験を受験する必要があります。受験資格は特になく、年齢や性別、経験についての制限もありません。試験は、定期試験とCBT方式による試験の2パターン。定期試験の対象は、第一級アナログ通信・第一級デジタル通信・総合通信です。第二級アナログ通信・第二級デジタル通信はCBT方式による試験を採用しています。
定期試験は年2回、5月と11月に実施。試験会場は北海道から沖縄までの、主要都市をはじめとする16の地区に設置されます。CBT方式による試験は、47都道府県の約300ある会場(テストセンター)から選択可能です。年末年始を除いて通年実施しているので、都合の良い日時や会場で受験できます。
試験内容は前項で説明した資格種別によって異なるため、自分が受験する種別をしっかり確認して対策することが大切です。過去問が公開されているので、参考にすると良いでしょう。「資格取得のための勉強時間を確保できる?」「仕事と平行できる?」と悩んでいる方は、「社会人が勉強時間を確保するには?意識したいポイントなどもあわせて解説」にて、勉強時間を確保する方法などを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。